「ヘリテイジ」オンライン商品説明会開催!

原料と製法にこだわった、
ワンランク上のタイル「ヘリテイジ」 ・・
オンラインによる、
ご紹介イベントのご案内です。

日本一美しいタイルを目指して・・
「なぜ、高価な原料を使うのか・・」
「こだわりの施釉工程」
・・など、
オンラインでの説明会にて
楽しく、わかりやすく説明いたします。
なんと、1㎡からセミオーダー可能!

【開催日程】
2022年8月29日(月)16:00〜16:45(終了)
2022年8月30日(火)16:00〜16:45(終了)
※終了時間は前後する場合がございます。

タイル価格が大幅に値引きされる、
特別モニター価格でのご提供のご案内もあります。


施工事例

モノトーン系のキッチンに合わせた「艶消しホワイト 」 のタイルをセミオーダー。
「GRAFTEKT(グラフテクト)」さんのモダンなキッチンとの相性も抜群!
( 写真協力:株式会社リグスタイルカンパニー )
「ヘリテイジ」のとても綺麗な発色は真っ白な原料を使い
たっぷりと釉薬をのせているからこそ・・
(写真協力:愛岐木材住建株式会社 )
4色×3サイズの絶妙なミックス。心地よいリズムをもたらしています。
セミオーダーだからこそ実現できたタイル。
( 写真協力:愛岐木材住建株式会社 )
施主の方からは「昼間日光に照らされたときと、夜照明で照らされたときに全然違う色に見えるの
も楽しいです。」とのコメントが届きました。
(写真協力:株式会社匠建)

当日参加者の方には
こちらをプレゼント!
(希望者のみ)

このタイルは色や質感・・
なかなか写真や
オンラインの画面越しでは
お伝えしきれないです!

そこで今回、こちらの
「ヘリテイジ箱入りサンプル」
当日ご参加いただいた方には、
プレゼントいたします!
(希望者のみ後日発送)


日本一美しいタイルを
作りたい。

「ヘリテイジ」とは・・
70を超える色×20の形状の
組み合わせから選べる
タイルの
セミオーダーサービスです。

長年培ってきた釉薬技術と、
小さな工場ならではの
小ロット生産体制を武器に
最少1㎡から
希望のタイルを
お作りすることができます。

通常の量産タイルとは違い、高価な真っ白い原料を使用
丁寧な手作業での施釉工程

オンライン説明会に、ぜひ!ご参加下さい。

タイル価格が大幅に値引きされる、特別モニター価格でのご提供のご案内もあります。

【開催日程】
2022年8月29日(月)16:00〜16:45(終了)
2022年8月30日(火)16:00〜16:45(終了)
※終了時間は前後する場合がございます。

【会場】
Zoom(オンライン会議アプリ)

【対象】
・新築、リフォームや新規店舗開業をご検討中のオーナー様
・設計士、インテリアコーディネーターなど、タイルをご提案される皆様
・その他、⼯務店など建設業の皆様

【説明会内容】
・ヘリテイジの商品、サービスについて
・モニター募集のご案内

【お申し込み方法】
ご希望の方は開催日別の参加ボタンよりお申し込みください。

お申し込み後、Zoomより入場用のURLが届きますので当日までメールの保管をお願い致します。

開催当⽇は、開始5分前よりご入室いただけます。

【ご注意事項】
・「Zoom」を使⽤いたします。詳しい動作環境については Zoomヘルプセンターをご確認ください。
・視聴リンク(URL)はご本人限りのご利用にてお願い致します。
・視聴に使用される端末の回線によっては、再生遅延や途中停止が起こる場合がございますが、予めご了承ください。
・説明会の録⾳・録画はご遠慮くださいますよう、お願い致します。

担当:TNコーポレーション 渡辺


あなたのご参加、
心からお待ちしております。

アメリカで発売されたおおなみとコーン

左上は大波、右上がコーン

アメリカでこの度タイルパークの新商品の大波とコーンが発売されました。順調な滑り出しで、良い評価をいただいています。
タイルパークでも4月におおなみが発売され順調な滑り出しとなっています。コーンは昨年発売され、すでに多くの物件で出荷されています。
コーンについてはまだ日本で発売されていない色も含まれていますが、タイルパークでも来年発売予定です。その中の1色は今年のイタリアの展示会で展示します。

今後アメリカでの使用例も増えてくると考えられます。手に入り次第紹介させていただきます。

音でわかる!舐めてもわかる(?!)タイルの材質…

若干変なタイトルですみません(笑)
TNコーポレーション社内にて先月からはじまった「タイルの基礎知識 勉強会」。第2回目「タイルの製法や材質」のお話、前回のブログでは「製法」と「焼成」のところまで書きましたが、続きの「材質」「釉薬」についてまとめました。
(前回のブログ「製法」と「焼成」のお話は… >>>こちらから)

現在はほとんどが「Ⅰ類」

まずは材質(吸水率)でのタイルの分類のお話。

「磁器質」「せっ器質」「陶器質」
2008年のJIS改正前までは、このように分けられていたのですが、今はこのような呼び方はしなくなりました。
JIS改正によって測定方法が自然吸水から強制吸水(煮沸法または真空法)へ変更されて、さらには磁器質、せっ器質などの呼び名からⅠ類~Ⅲ類という呼び名に変更されてしまったのです。私なんかは、磁器質といわれてもピンとこないのに、さらにわかりにくくなってしまいました…(; *_*)

Ⅰ類(磁器質)
吸水率:3.0%以下
1230℃以上で焼成され、緻密で強度のある材質
吸水性がほとんど無いため水に濡れる場所での使用にも適しており、
以下の2つに比べて用途も広い

Ⅱ類(せっ器質)
吸水率:10.0%以下
磁器質に比べると若干の吸水性があるため、
プールや浴槽、屋外床面での使用にはやや適していいない
磁器質に比べ暖かみのあるやわらかい発色が特長
【商品例】嵐山ダンボ睡蓮ピカソタンブルブリック
Ⅲ類(陶器質)
吸水率:50.0%以下
吸水性が高いため屋外での使用は適さない場合が多いが、
低温焼成のため鮮やかな発色を作れるのが特徴
国産タイルには少ない材質
【商品例】サブウェイメトロモザリアブールバードゼリージュ



タイルパークで取り扱っているタイルは、吸水率が3%以下と極めて低く、用途の広い「Ⅰ類」のものが多いです。
カタログで見ると「BⅠ類(磁器質)」と記載していますが、この「B」“プレス成形”(乾式製法のタイルということ。詳しくは前回のブログを見てくださいね)で作られているということを表しています。
厳密に言えば、Ⅰ類=磁器質ではないのですが(旧規格で言う、吸水率が1%から3%のせっ器質もⅠ類に入ってしまう)、わかりやすく「BⅠ類(磁器質)」「BⅡ類(せっ器質)」のように表記しています。

勉強会では実際にタイルを棒で叩いてみて、材質による音の違いを聞かせてもらいました。高温で焼かれ、かなり焼締まったⅠ類(磁器質)のタイルは「キンキンッ」というような甲高い音がしました!音の違いを聞いてみたい方は、こちらの動画へどうぞ(勉強会での一コマです)。
↓ ↓ ↓
https://youtu.be/00cDf2q1ztg
(YouTubeにジャンプします)

あと、昔はタイルを舐めて材質を確かめることもあったとか…。磁器質のタイルは舐めても舌がつかないけれど、吸水率が高い陶器質のタイルは、舌をあてるとスッと水分をもってかれるからわかるそうですよ(笑)


多種多様な釉薬、施釉方法。無釉もあります

タイル表面の釉薬(うわぐすり)の有無によって以下のように分類されます。

施釉タイル…表面に釉薬(うわぐすり)を施したタイル
色・色ムラ、模様をつけたり、ツヤや光沢をだしたり、様々な質感を表現する。
コーティングすることで表面からの吸水を防ぎ、割れにくくしたり、汚れを付きにくくするといった防汚効果もある

無釉タイル…釉薬(うわぐすり)を施さず、素地がそのまま表面となるタイル
無釉タイルの色には、粘土自体に含まれている鉄分などの呈色によるもの(土もの)と、白色の素地に顔料(酸化金属やその精製混合顔料)を添加配合して着色するもの(練り込み)がある

タイルパークで取り扱っているタイルの大半は”施釉タイル”。無釉のタイルは、杉綾と大判床タイルの一部のみです。T2 PROTO. LAB(開発チーム)のハンドクラフトタイルにも一部、土本来の素材感をいかした無釉のものがあります。

【主な釉薬の種類と特徴】─────────

● 透明釉
釉薬の基本的なもので、石灰釉、亜鉛釉などの呼び名がある。
無色透明でツヤのある仕上がりに

● マット釉
微細な結晶や気泡を生ずるようにした釉薬や、半融状になるよう調合されたツヤ消し釉薬(全くツヤがないわけではなく、半ツヤ)
【商品例】サブウェイーマットニューヨークシリーズ

WEBブック「マットタイル特集」は… >>> こちらから

● 貫入釉
釉薬と素地との焼成中の収縮率の差によって、釉薬に細かいヒビが入るようにしたもの
【商品例】エルサヘリテイジ(セミオーダーサービス)

ヘリテイジ特集」は… >>> こちらから

~貫入の美しさ ~
陶磁器における貫入とは釉薬の表面にできたヒビのことですが、焼きものの見どころの一つ。ガラス質の釉薬に入った貫入は、光を受けて様々な表情を見せ、日本や中国では昔から鑑賞上での重要な見どころとなっています。
その美しさに魅せられ、精進されている若い陶芸作家さんもたくさんいるとか…。

● 結晶釉
釉薬の一部が溶融状態から冷えていくとき、結晶を析出(せきしゅつ)するようにしたもので、鉄や亜鉛などが使われることが多い
【商品例】式部トルテローニ大観クリスタ

● なまこ釉
二重掛けの釉薬で、下釉の上に類似の釉薬を上掛けし、釉薬の流動によって斑紋や流紋があらわれたもの
【商品例】余白

~ 伝統の海鼠(なまこ)釉 ~
斑点やもわっとした模様が特徴、海鼠に似ていたことから付けられたといわれます。
中国、日本で美術陶磁に多く使われていますが、とくに信楽焼などに多くみられます。(「海鼠釉 信楽焼 火鉢」でネット検索すると、きっと見たことのあるキレイな青い火鉢がでてきます)
海鼠釉は温度に対してすごく敏感で、ある一定の温度や条件が揃わないときれいに発色しないそうですよ。

● ラスター釉
光彩を発するようにした釉薬を700℃程度でタイル表面に焼きつけたもの。他にも各種手法あり
【商品例】楽(ガク)-プレーン絢爛

~ キラキラと輝くラスター釉 ~
一度焼き上げた後、ツヤのあるラスター釉を上から掛けてもう一度焼成するという、大変手間のかかる方法で施します。水たまりの上でオイルが虹色に輝いて見えるのと同じような現象で、七色に変化してみえます。
バブル期(1980年代後半)には数多くの建物の外装にラスター釉のタイルが使われていたそうです。いまでは内装使用がほとんどのようですが、キラキラはポイント使いでも十分に目立ちそうですね。

□ 施釉方法に特徴のあるタイルを過去のブログでもご紹介しています >>> こちらから

今回の勉強会でも意外と知らないことがたくさんあり、とても勉強になりました。
さて、次回の勉強会は「タイルの種類 第2弾(形状や面状について)」です。二丁掛けとか45二丁とかときどき聞くけど、いまいちよくわからない…しっかり聞かないと (^_^;)


タイル通販「タイルパーク」
https://tile-park.com

■お問い合わせ■
メール shop@tile-park.com
お電話 0120-122-368
(営業時間:土日祝除く9:00~17:00)

お盆時期の出荷配送について

いつもタイルパークをご利用頂き、誠にありがとうございます。
お盆時期の出荷・配送についてご案内いたします。

休業期間について

誠に勝手ながら、下記の期間は休業致します。
休業日:8月11日(木)~ 8月15日(月)
※上記期間中は電話・メール・FAX でのお問合せのご対応、プロ会員登録の審査がおこなえません。
※注文・サンプル注文・お問合せフォームは期間中もオンラインショップで常時受付をおこなっていますが、ご対応は8月16日以降となります。

出荷について

8月10日正午12:00以降のご注文は、最短で8月16日からの出荷手配となります。

出荷配送

※即日出荷に対応できない商品もございますのでご注意ください。
※例年お盆前後はご注文が大変集中致します。やむを得ず出荷の遅延が生じる可能性がございますこと、予めご理解・ご了承下さいますようお願い申し上げます。
※8月11日・14日・15日は到着日指定をおこなうことができません。
※8月12日・13日はお客様からのご指示があった場合に限り配達日指定をお付けいたします。(※下記の出荷締切りの目安日までにご注文ください)

出荷締切目安

お盆前配達の〆切目安

出荷日が上記の日付を過ぎますと、配達が8月16日以降となる可能性がございます。お急ぎの方は出来る限り早めにご注文をお済ませください。
※上記は目安となります。お盆前後は運送会社が大変混み合うため、やむを得ず配達遅延が生じる恐れがございますので予めご了承ください。
※8月3日から注文手続き内の到着日選択はご利用いただけなくなります。希望日のある方はお問合せ欄へご記入ください。

【お願い】
長期休暇前後は、運送会社様も繁忙期となります。
やむを得ず通常よりも配達にお時間がかかってしまったり、万が一破損があった場合に代替品が間に合わない等のトラブルが生じやすい時期のため、お盆前後に工事をご予定の方は、可能な限り前倒しでのご注文・お受け取りにご協力をお願いいたします。

サンプル注文について

サンプルのご注文は通常通り出荷予定です(営業日の午前までに受付したご依頼は、原則当日発送)。

※お盆明けの営業再開直後はご注文が大変集中致します。やむを得ず出荷の遅延が生じる可能性がございますこと、予めご理解・ご了承下さいますようお願い申し上げます。
※入れ違いでサンプルが欠品した場合や、ご依頼点数が多いご注文は、8月17日以降の出荷とさせて頂く可能性がございます。
※休業により荷物のお受け取りが難しい場合は、注文の問合せ欄に希望お届け日を明記願います。(不在持ち戻り後の郵便局保管期限は1週間程度です。保管期限を過ぎたお荷物はキャンセル扱いとなり、再出荷希望の際は再度ご注文手続きが必要となります)

アップサイクルへの取り組み

物を作る時には、いろんな無駄が出ます。そしてそれは廃棄されます。
我々タイル製造も、多くの廃棄物を出しています。

タイルを生産するために釉薬を使用します。
不足が許されないものもあり、どうしても余分に発注し、余ったものを釉薬メーカーに引き取ってもらっていました。
しかし地域の処理場が環境の問題から引取できなくなり、余った釉薬は行き場をなくしました。
今までは、ブースを洗浄したものを廃棄するためにフィルタープレスで絞ってそれを原料(土)に戻し粘土の代わりとしてリサイクルしていましたが、一定量を超えるとこれも引き取り拒絶となり、余った釉薬は行き場をなくしました。

現在は福島原発のように工場の敷地内にどんどん処理されない廃棄釉薬が増えており、このままではタイル産業として継続することが困難になることも想定されます。

釉薬をフィルタープレスで絞ったもの
行き場を失った廃棄釉薬


そこで今回、リサイクルの枠を超えた部分について新たな用途として下サビ(釉薬の深みを出すために使われる下掛け釉薬)として活用することを検討しています。
成功すればタイルの価値を上げると同時に廃棄する量がへることになります。
このような取組をアップサイクルと位置づけ積極的に展開していきたいと考えています。

各タイルの左側がサビ釉薬の色です 色合いと濃さで並べてあります
左から黒い層、赤い層、グレーの層  上から下サビの濃いもの、中くらい、薄いもの

1回目はボロボロな状態でしたが、2回目は少し改善されています。次は切は止まると思います。
この廃棄釉薬を活用したタイルが、商品として出せる状態になったら、アップサイクル商品として紹介したいと考えています。
生産する色により、傾向が変わる場合もあるので、調整も必要ですが、なんとか価値あるものに仕上げたいです。

#タイルシミュレーションキャンペーン!

#タイルシミュレーションキャンペーン

「#タイルシミュレーション」
をつけて画像を投稿しよう!

募集期間
7月20日(水)~8月19日(金)

空間の写真にタイルを貼り付けてシミュレーションすることができる新サービス「空間シミュレーション」。皆様が作成したシミュレーション画像を、「#タイルシミュレーション」をつけてインスタグラムで投稿してください!

#をつけて投稿

期間内に投稿された画像の中から、タイルパークスタッフで「ベストシミュレーション賞」を決定。投稿者に素敵なプレゼントを授与いたします。

ベストシミュレーション賞
インテリアタイル「ファビオラ」の鍋敷き

絵柄が魅力的なデザインタイル「ファビオラ」。
タイルの裏にコルクシートを貼り付けてプレゼント致します!
鍋敷きとしての使用もよし、そのままお部屋に飾っていただくのもおすすめです。

ファビオラ

募集要項

空間シミュレーションで作成した画像をダウンロードし、#タイルシミュレーション をつけてインスタグラムに投稿してください。
期間:7月20日~8月19日の間に投稿されたものが対象です。
期間中は何回でも投稿可能です。
写真はご自分で用意したもの・予め用意されているサンプル写真のいずれでもOKです。

ご注意

・写真に人物が写り込まないようご注意ください。
・タイルパークのホームページ内で、投稿された写真を紹介させていただく場合がございます。ご自宅以外の空間写真を使用する場合は、必ず保有者に使用可否をご確認ください。
・サンプル写真以外の場合は、シミュレーションが自動で切り抜きをおこないます。微調整はできませんので予めご了承ください。
・非公開設定で投稿いただいた場合は応募の対象外となります。
・「ベストシミュレーション賞」に決定した方には、インスタグラムのDMでご連絡させていただきます。


シミュレーションの使い方


シミュレーションの詳しい使い方は
上記バナーをクリック!

画像のダウンロード方法

シミュレーションした画像は、右メニュー内の「ダウンロード」で
パソコンやスマートフォンにダウンロードしてください。

そのタイル、乾式?湿式?

TNコーポレーション社内にて先月からはじまった「タイルの基礎知識 勉強会」。月1回、約半年間、講師の方をお招きしての講習会です。第2回目の今回は、タイルの製法や材質についての話をお聞きしました。

「湿式還元せっ器質施釉二丁掛ラフ面 t=13」?!
これはいったい…(笑)

今回のお話はここから始まりました。
これでどんなタイルかを表しています(タイル業界2年目の私にも一応全部わかりました(ホッ))。

●「湿式」 → 製法(乾式製法or湿式製法)
●「還元 」→ 窯での焼成方法(酸化or還元)
●「せっ器質」→ 材質(素地の吸水率)
●「施釉」→ 釉薬(ゆうやく=うわぐすり)の有無(施釉or無釉)
●「二丁掛」→ 形状(150角、45二丁、六角形、ボーダー…など)
●「ラフ面」→ 面状(フラット面、ラダー面、磨き面(鏡面)…など)
●「t=13」→ 厚さ( t は thickness の頭文字)

昔、タイルメーカーの営業をされていた講師の方、開発局に提出する見積りにタイルの名称を実際にこんな風に書いていたそうですよ。
今回は、製法、焼成、材質、施釉のところまで教えていただきました。


タイルパークのタイルは「乾式」がメイン

タイルの製造方法のお話。
製法は大きく分けて2つ、「乾式製法」と「湿式製法」があります。

● 乾式製法

素地の泥しょうを脱水・乾燥させ顆粒状にしたもの(坏土と呼びます)を、金型に充填し、高圧プレス機で押し固めて成形する方法。
プレスして成形する乾式タイルの裏足*は、スタンプ状になっています。

*裏足…タイルの接着がいいように、裏側に付けた凸凹のこと

設備さえあれば低コストで大量生産ができ、元々水分がほとんど無い原料から作られるために、焼成後の寸法精度も高く品質が安定しています。
タイルパークで取り扱っているほとんどが、「乾式」製法のタイルです。

● 湿式製法

原料に、粘土・添加物・顔料などを調合、水を加えながら均一に練り、土のかたまりをつくります。それを真空押出成形機で板状に押し出して成形する方法です。
湿式製法のタイルは、通常2枚のタイルが裏足部分でつながった状態で成形されるため、焼成後分離して1枚のタイルにします。裏足には、筋状のくぼみが見られます。

昔ながらのシンプルな製造方法である湿式製法には、土の持つ魅力が詰まっています。焼き物特有の味わいや、温かみのある表情が魅力です。

タイルパークで販売中の湿式タイル
ブログでもご紹介しています! >>> こちらから

あと、「鋳込み」という成形方法があるそうです(知らなかった…)。立体型な形状でデコボコしていたり部分的に飛び出したりしてるタイル、ときどきインスタで変わった形をしたタイルを見かけるのですが、多分あれ(どれ?!)が鋳込み成形なのかな、と。
石膏型に泥しょうを注入し焼き物を成形する、陶磁器製造の伝統的な成形方法の一つだそうです。


長~い「トンネル窯」での焼成

製造工程順ではないですが、次は「焼き」のお話。
タイルパークの工場にもある「トンネル窯」。トンネル窯での焼成は、乾燥させたタイルを台車に高く積み重ねて、ゆっくりと移動させながら20~40時間かけて焼いています。

世界的には「ローラーハースキルン」という焼成が一般的だそうで…。くるくる回るローラー(物流センターや焼き菓子工場にあるみたいな?)にのせて焼いていく、とか。昔は我がTNの工場にもあったそう。
タイルを重ねずに平置きで焼成するので、30分~2時間で焼き上がり。早い!!
でも…短時間で均一な焼成が可能となった一方で、焼き物ならではの風合いの表現が難しくなった、とも…。

トンネル窯では、台車に積まれ長くじっくりと時間をかけて焼成されたタイルは、台車に置かれた位置(上の方か下の方かとか)でも色の出具合に差が出たりするということ。でも、そこがまた魅力でもあり…。微調整による炎の焼きは、やはり焼きものらしい仕上がりで味があります。

「窯変(ようへん)」という言葉を、タイルパークで扱っているタイルの商品説明の中にも時々使っています。これは窯の中で陶磁器に生じた色の変化のこと。窯の炎による現象であることから、「火変わり」とも呼ばれます。
もともとは予期しない変化のことを言うのですが、窯変のタイルはあえて変化を求めて作為的に行っています。
その色の微妙な変化は、やきものとしてのタイルの色彩をより深く、味わいのあるものにしてくれるのです。
先ほど、”湿式タイルには焼き物特有の深い味わいがある”という話をしましたが、乾式のタイルでも、製造工程でひと手間もふた手間も加えたり、 窯変の魅力を最大限にひき出す技術があれば、焼きものらしさあふれる仕上がりが可能になるのです。

この辺の話は、「釉薬(ゆうやく)」とも深く関係しているのですが…
一旦ここまで。
続きの「釉薬」と「材質」の話は、次のブログでお伝えします。
<(_ _)>


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「とっても Art なタイル」オンライン説明会

タイルは、この世から無くなっても
困らない存在?
しかし、それでも
今回お伝えしたい
タイルの存在価値、それは、
「心を豊かにしてくれる存在」
ということです。

新規入荷のタイルを中心に、
装飾的要素の強いタイルを
「とってもArtなタイル」
として、
オンラインでの説明会にて
楽しく、わかりやすく紹介いたします。

【主な内容】
「絵画的な装飾がArtなタイル」
「形状の面白さがArtなタイル」
「焼き物の魅力がArtなタイル」


【開催日程】
2022年7月26日(火)16:00〜16:30(終了)
2022年7月28日(木)16:00〜16:30(終了)

※終了時間は
前後する場合がございます。
(Zoomを使用いたします。)



オンライン説明会に、
ぜひ!ご参加下さい。

【会場】
Zoom(オンライン会議アプリ)

【対象】
・高級ホテルや店舗の企画に関わる、設計士、デザイナー、インテリアコーディネーター、オーナー企業様
・空間価値を高めた提案をしたい⼯務店など建設業の皆様

【説明会内容】
「とってもArtなタイル」:タイル活用法のご提案

【お申し込み方法】
ご希望の方は開催日別の参加ボタンよりお申し込みください。

お申し込み後、Zoomより入場用のURLが届きますので当日までメールの保管をお願い致します。

開催当⽇は、開始5分前よりご入室いただけます。

【ご注意事項】
・「Zoom」を使⽤いたします。詳しい動作環境については Zoomヘルプセンターをご確認ください。
・視聴リンク(URL)はご本人限りのご利用にてお願い致します。
・視聴に使用される端末の回線によっては、再生遅延や途中停止が起こる場合がございますが、予めご了承ください。
・説明会の録⾳・録画はご遠慮くださいますよう、お願い致します。

担当:TNコーポレーション 渡辺

【開催日程】
2022年7月26日(火)16:00〜16:30(終了)
2022年7月28日(木)16:00〜16:30(終了)

※終了時間は
前後する場合がございます。
(Zoomを使用いたします。)

あなたのご参加、
心からお待ちしております。

続 イタリア展示会CERSAIE Ⅱ

カプリCPI-S1と新商品

タイルパークの林です。前回に続き今年のCERSAIEに出展する商品を紹介させていただきます。
まず初めは、45四丁に筋を施した面状の商品とカプリの組合せです。45四丁は、マット仕上げで、シンプルな北欧調をイメージしています。

組絵セレクトと新商品 ボーダーは余白YH-9

続いてコーンの新色とカプリの組合せ。

カプリCPI-S4とコーンの新色

最後に60ミリ角の四半張り。釉薬は乳白タイプを4色ミックスし、柔らかな風合いを表現しています。また、写真下の部分は紬を使い、洗面スペースをイメージして写真を撮りました。

紬TMG-1と60ミリ角新商品

まだ他にも色々展示する予定です。世界中のバイヤーが集まる会場で、厳しくも嬉しい評価をいただけることを期待しています。

新商品「クリマ」

イタリアからやってきた新商品「クリマ」。新型コロナウイルスの余波や国際情勢の影響から、日本への入荷が大幅に遅れておりましたこれらの装飾タイルが、7月はじめにようやく入荷!その魅力をご紹介致します。


クリマ

KLIMA -クリマ-

リアルな木材風のフロアタイルが新登場。

point/01


ナチュラルな木目調


僅かになだらかな凹凸を持つ木目調のフロアタイル。1200mm幅の大判で存在感もたっぷり。


point/02

滑らかな触り心地


カットサンプル

クリマは室内使用を想定しているため、タイル表面はすべすべとした質感です。といっても木目に似せたデザインのため、見た目は温かな雰囲気。大理石風の磨き仕上げのツルっとしたタイルとは違ったタイルの質感を、ぜひサンプルを触ってお確かめください。


裏足には「MADE IN ITALY」

製品案内

実寸法:1200x200mm
厚さ:10mm
必要枚数:4.2枚/m2
価格:7,650円/m2(税別)
WEBリーフレットを見る



【サンプルのご案内】
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