緑の施工例、青の施工例

よく「タイルパークの商品は、緑や青が特徴的だね」と評価の声をお聞きすることがあります。TNコーポレーションでタイル生産に使用する青・緑系の釉薬は、全体的に鮮やかな発色のものが多く、インテリアでとても目をひく存在となります。

今回は当社工場で生産された緑・青系のカラーのタイルを、実際に使用された現場の写真と一緒にご紹介いたします。優しい雰囲気のものからインパクト抜群のものまでありますので、「インテリアで鮮やかな色を使う勇気は…」と悩んでいる方には、ぜひ参考にしていただければと思います。

豊かな自然を感じさせる、レストラン内装の施工例

YSC-6B 施工例

GARDEN HOUSE MINATOMIRAI
写真協力:株式会社 GREENING

レストランの内装壁面に「遊彩」をご採用いただいた施工例です。
インテリアにとても映える深いグリーンが目をひく店内。家族や友人との会食を楽しくする明るい店内を演出しています。

使用されているタイルは、「遊彩」シリーズのYSC-6B。タイル単体で見ると「少しインパクトが強すぎるかも・・・?」と感じるかもしれませんが、とくにアルミのサインが非常に映えるため、店舗内装でとても好まれています。

遊彩 YSC-6B YSC-6B YSC-6B 商品詳細・サンプル請求はこちら >
この施工例をもっと見る >

深い緑がお店のイメージカラーとピッタリ。食料品店の施工例

VI-5 施工例

KINOKUNIYA entrée ニッケコルトンプラザ店
設計:株式会社TSUMUJI
撮影:株式会社ナカサアンドパートナーズ

日本だけでなく世界から様々な食料品を集める「紀ノ国屋」の店舗内で「フィンセント」をご採用いただきました。
ブランドイメージであるグリーンで統一した店内で、白い目地とのコントラストも映える仕上りです。
タイルは良く見ると1枚1枚表情が違っており、均一な印象にならない所もお店のコンセプトにマッチしています。

フィンセント VI-5 VI-5 VI-5 商品詳細・サンプル請求はこちら >
この施工例をもっと見る >

まるで海外のホテル!高級感あふれるバスルーム

TIK-2 施工例

住宅のバスルームにて、ひし形タイル「大観」をご採用いただいた施工例です。
釉薬の変化がみせる繊細な色の表情を楽しむことができる、インパクトのあるひし形のインテリアタイルで、まるで海外のホテルにいるかのようなラグジュアリーで品のある雰囲気に。
正面の壁にも配置した美しくシャープなひし形タイルが、素敵なアクセントになっています。
(※白のタイルは弊社製品ではございません)

大観 TIK-2 TIK-2 TIK-2 商品詳細・サンプル請求はこちら >
この施工例をもっと見る >

布目の風合いと大胆な色幅で魅せるレストルーム

LN120-5 施工例

名古屋PARCO
写真協力:株式会社パルコ

名古屋PARCOの西館地下のレストルームで「リネン」をご採用いただいております。
1枚1枚、色あいや表情が異なるグリーンを基調としたタイル(リネン LN120-5)を使用することで、清潔感と共に、ほっと安らげる空間となっています。表面には布目調の模様があり、タイルでありながらどこか温かい印象を与えてくれます。

リネン LN120-5 LN120-5 LN120-5 商品詳細・サンプル請求はこちら >
この施工例をもっと見る >

青いタイルで仕上げた大人のリノベーション空間

PLK-06CB 施工例

写真協力:Athens-design

住宅のリノベーションで、内装タイル「プランク」をご採用いただいた施工事例です。
50代のお施主様が生活を送る住宅のため、和洋のどちらにも大きく振れない安定感と落ち着きのあるキッチン空間。壁の色ともマッチした素敵な仕上がりになっています。

また写真では、タイルパークで以前販売していた「タイルノオサラ」もコーディネートしていただきました。(※「タイルノオサラ」は現在販売しておりません)

プランク PLK-06CB LN120-5 PLK-06CB 商品詳細・サンプル請求はこちら >
この施工例をもっと見る >

こだわりぬいた印象的な色使い!グリーンの映える洗面台

hi1-G 施工例

写真協力:株式会社空間社

住宅の洗面室の壁面に、内装タイル「組絵」の平面状をご採用いただいた施工例です。
2人並んで使える広々とした洗面室に、鮮やかな深緑のタイルで印象的な空間が完成。タイルの発色とぷっくりしたツヤ感、他のアイテムとのカラーの取り合わせも目を惹いています。

「組絵」の平面はバラで販売している品番と、12枚でユニットシートになっている品番の2通りの販売をおこなっております。
サンプルは「バラ」の品番でお出ししておりますが、ご購入の際は施工のご都合にあわせてお選びください。

組絵 hi1-G(バラ) hi1-G hi1-G 商品詳細・サンプル請求はこちら >

組絵セレクト hi1-U-G(ユニット) hi1-U-G hi1-U-G 商品詳細はこちら >
この施工例をもっと見る >

住む人を迎え入れる美しいタイルのエントランス

ヘリテイジ 施工例

写真協力:株式会社ヒロ・デザイン・オフィス
撮影:生熊友博

新緑のように深みのあるグリーンのタイルが芋目地(通し目地)で施工された、共同住宅のエントランス部分です。
昼間は外部からの光を受けて、周囲の景色が写り込むほどの輝きを放っています。

今回ご採用いただいたのは、色と形を選んで注文できるカスタムメイドのタイル「ヘリテイジ」。
他社の特注タイルとも比較検討する中、カラーバリエーションの多さと少量からも生産できることが決め手となったそう。
タイル選定の際は、千駄木に構えるTNコーポレーションの東京オフィス・ショールームにも足をお運びいただいて、実際のカラーサンプルに触れながらお選びいただきました。

HER-008-24040(※今回お選びいただいた色・形の組み合わせ) hi1-U-G 「ヘリテイジ」の特設サイトへは画像をクリック ヘリテイジ 「ヘリテイジ」サービスガイドブックを見る > この施工例をもっと見る >

タイルパークでは、これ以外にも緑や青のタイルを幅広く取り揃えております。
一見”鮮やかすぎるかもしれない”と感じるタイルも、空間のほかの要素との組み合わせ次第で、インテリアに馴染むファッショナブルな仕上りになります。ぜひ気になったタイルはサンプルをお取り寄せいただいて、積極的にご検討くださいませ。

「緑(グリーン)系」 タイルの一覧へ >

「青(ブルー)系」 タイルの一覧へ >

テーマ別カタログ「Blue & Green」バナー
テーマ別カタログ「Blue & Green」 >

ブラウザでご覧いただけるテーマ別カタログもぜひご覧ください。


この記事の執筆者:金谷(タイルパークスタッフ)
タイルパークの商品情報管理やWEBサイト更新を担当。学生時代に学んだ陶芸の知識を活かし、タイル商品の魅力を発信。


■おすすめサービス■

無料タイルサンプル請求
無料タイルサンプル請求
割付TEプレカット サービス
割付TEプレカット
Webカタログ一覧
Webカタログ一覧

在庫予約サービス
在庫予約サービス
CADデータ提供サービス
CADデータ提供サービス
よくある質問
よくある質問

和柄から思い出した故郷、ハンガリーの伝統柄の陶器

TNコーポレーション、東京ショールームのハンガリー出身のスタッフのアンナです。ショールームに置いてあるタイルを見ると日本の伝統や日本人の考え方をどんどんもっと分かってくる気がします。

画像には青い丸い形のタイルが写っています。中央の2枚のタイルは異なる色で、一枚は白、もう一枚はオレンジ色です。どちらにも伝統的な日本の模様が施されています。

ある日、タイルの和風の模様を見て、自分の国の伝統的な模様についてもっと知りたいと思いました。今回はこの調べの結果を紹介したいと思います。

トランシルバニアの文化

トランシルバニアは、かつてハンガリー王国の一部として栄えた歴史を持ち、現在もハンガリーの伝統が色濃く息づく地域です。その歴史は中世にまでさかのぼり、長い年月を経て今日の文化として形作られてきました。中でも、Korond村は、「すべての男が陶芸家」というユニークな伝統を持つ村。ここでは、何世代にもわたって陶芸の技術が受け継がれ、日常の器から祭事用の装飾品まで、すべてが手作りで生み出されています。この村の陶器は、ただの器ではなく、家族やコミュニティのつながりを象徴するものでもあるのです。

テーブルの上に、白地に茶色の模様が描かれた小さな壺が置かれています。壺には蓋もついており、その模様は伝統的なトランシルバニアの花模様です。

Korondの陶器とタイル—手作業のぬくもり

Korondの陶器には、「コロンド模様」と呼ばれる独特の装飾が施されています。幾何学模様や植物、鳥などの自然のモチーフが描かれ、そのデザインには家族の絆、豊かな実り、守護、再生といった意味が込められていると伝えられています。

画像には、伝統的な焼き物の皿が映っています。皿は白色で、中央には2つの青い花と葉が描かれています。皿の縁は茶色の伝統的な模様で装飾されています。

このような伝統的なデザインを見ると、私はタイルと重ねて考えてしまいます。タイルもまた、建築の中で単なる装飾ではなく、その土地や文化のストーリーを語るもの。Korondの陶芸家たちが、一つひとつ手作業で模様を施すように、タイルのデザインもまた、時間をかけて丁寧に作り上げられる芸術なのです。

画像には、茶色のホーロー製の水差しが映っています。水差しの胴部分には、白、黄色、緑、黒の色を使った伝統的な花模様が横向きに描かれています。

伝統と革新の融合—Korondの挑戦

近年、Korondの職人たちは、昔ながらの技術を大切に守りながらも、新しいアイデアを取り入れた作品作りに挑戦しています。例えば、伝統的なコロンド模様を現代のインテリアに合わせたデザインにアレンジするなど、新旧の融合が進んでいます。これは、タイル業界でも同じ。歴史あるデザインを生かしながら、モダンな空間に馴染むタイルが求められる時代です。

画像には青い丸い形のタイルが写っています。中央の2枚のタイルは異なる色で、一枚は白、もう一枚はオレンジ色です。どちらにも伝統的な日本の模様が施されています。

私は、Korondの陶器を見ながら、「伝統を継承しつつ、新しい時代に合ったタイルを生み出すこと」について考えます。古くから受け継がれてきた技術やデザインを未来へとつなげること。それは、タイルメーカーとしても大切にしたい価値観です。

和風のタイルや特徴的なタイルを見たい方が、ぜひ東京ショールームへお越しください。


この記事の執筆者:山中(TNコーポレーション 東京ショールーム担当 )
ハンガリー出身、2022年に仏教の研究で修士号を取得。2022年秋に来日。日本の文化や日本での生活を学びながら陶器とタイルの良さを味わい中。


■関連商品のご紹介■

カスミ(霞)

手作業による着色を施した3形状のタイルを組み合わせることで、波のように様々に表情を変える不思議な雰囲気漂う空間を作ります。
モザイクタイルのように表側に紙を貼ってユニット化されているため、施工がしやすく美しい仕上がりになります。

→「断片」を見る