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ホテルのような上質なリビングに。「イン&アウト」

テレビ背面の壁をもっと贅沢な空間に。
「イン&アウト」を取り入れたリビングスタイルをご紹介します。
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リビングの主役となるテレビボード背面の壁。
お部屋の印象を左右する大切な場所だからこそ、
 
 ● 壁紙(クロス)だと少し物足りない
 ● 高級感は出したいけど、タイルは毎日の掃除が大変そう
 
といったことはございませんか?

「イン&アウト」なら、「ホテルライクな美しさ」と「清掃性」が両立します。

主張を抑えた大判タイルは、目地が少なく、
空間をより広く、よりモダンに見せてくれるのが魅力です。
さらに、美しさを長く保つための実用的なメリットも備えています。

■ 伸縮モップもスイスイ
凹凸が計算された滑らかな質感なので、
高い場所を伸縮モップで掃除する際も、引っ掛かりがありません。
繊維の絡まりを気にせず、短時間で日々のお手入れが完了。

■ 水拭きでリセットできる強さ
タイルは経年劣化しにくい耐久性が自慢。
なめらかな表面だから、うっかり付いてしまった汚れも
布でサッと水拭きができるため、
何年経っても竣工時のような清潔感をキープできます。

間接照明で、高級感ある落ち着いた雰囲気を演出
※生成AIによるイメージ画像です。

お気に入りの家具や間接照明と組み合わせることで、
夜にはより深みのある表情が楽しめます。

ワンランク上の心地よい暮らしを、
床だけでなく「壁」からも取り入れてみませんか?

600×48mmサイズをアクセントに使うアレンジもおすすめ
※生成AIによるイメージ画像です。

実際の質感や色味は、写真だけでは分かりません。
まずは商品ページからサンプルをご請求いただき、ご確認ください。


最新カタログ

タイルパークのカタログには、これ以外にも様々なタイルをご紹介しています。
何冊でも無料でご請求いただけるタイルカタログ、ぜひお手元に1冊お持ちください。

サンプル請求はタイル仕上げ実現の第一歩

住宅(キッチンや洗面台、玄関など)や商空間をタイル仕上げにする際、実際のサンプルを取り寄せて確認するステップがとても重要です。
タイルには「色」「形」「大きさ」「厚み」「質感(手ざわり)」「小口(側面)の色」など、カタログの写真やモニター越しの画像だけでは伝えきれない情報が沢山あります。
やきもののタイルは、経年劣化もほとんど起きない恒久的に使い続けられる建材です。少しでも長く愛用するためにも、施工する前にイメージと実物のギャップを少しでも減らしておくことがとても大切になります。
また「イメージと違った」など、お客様都合による返品をお受けすることができないため、かならず購入の前にはサンプルをご確認ください。

★★
★★

タイルサンプルの請求方法は下記のページでも詳しくご案内しておりますので、ぜひご参照ください。

タイルサンプル請求について バナー

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よくある質問
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憧れのヘリンボーンを壁にも。ユニット仕様が理想を叶える「ウッドグレイン」

木目調のタイル「ウッドグレイン」。
ヘリンボーンのユニットが空間にリズムと贅沢な奥行きを刻みます。
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住宅のリビングや玄関、店舗のカウンターなどに、
憧れのヘリンボーンデザインを取り入れたいけれど、

 ●職人技が必要で、施工費が高くなりそう
 ●1枚ずつ貼ると、目地のズレや仕上がりのムラが心配

というような理由で採用できない、ということはありませんか?

タイルパークで販売中のこのタイル「ウッドグレイン」は、
難しいヘリンボーン貼りを手軽に、かつ美しく実現できる
ユニットタイルです。

寝室のヘッドボードに。マットな質感が安眠を誘う落ち着きを演出。
(※生成AIイメージ。実際のタイルとは色やサイズが異なります)

木目調のヴィンテージな質感で空間の質を高めるとともに、
複雑なパターンをあらかじめユニット化することで、
高い意匠性」と「確かな施工性」の両方を兼ね備えています。

■「ユニット」だから、美しく、スピーディー
高度な技術を要するヘリンボーン貼りですが、
この商品は写真のように6枚1組のユニットになっています。
そのため、現場での作業時間を大幅に短縮。
広い壁面でも、目地の揃った精度の高い仕上がりを実現できます。

ブティックの什器。ヴィンテージな風合いが商品の魅力を引き立てます。
(※生成AIイメージ。実際のタイルとは色やサイズが異なります)

■光に左右されない、洗練された雰囲気
あえて光の反射を抑えたマットな質感に仕上げているため、
ギラつきがなく、木目特有の掠れた風合いがダイレクトに伝わります。
朝の光の中でも、夜の落ち着いた照明の下でも、
その「上品」さは変わりません。

住宅でしたら、リビング、玄関の飾り壁、洗面やランドリールーム、
寝室のヘッドボード背面のアクセントにも。
店舗では、飲食店やブティックのカウンター腰壁など、
落ち着いた大人の雰囲気を演出したい場所におすすめです。

グリップ仕様の床用タイルとしてお使いいただける「ウッドグレイン」。
壁面にも活かすことで、統一感のある空間コーディネートにいかがですか。

実際の質感や色味は、写真だけでは分かりません。
まずは商品ページからサンプルをご請求いただき、ご確認ください。


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住宅(キッチンや洗面台、玄関など)や商空間をタイル仕上げにする際、実際のサンプルを取り寄せて確認するステップがとても重要です。
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やきもののタイルは、経年劣化もほとんど起きない恒久的に使い続けられる建材です。少しでも長く愛用するためにも、施工する前にイメージと実物のギャップを少しでも減らしておくことがとても大切になります。
また「イメージと違った」など、お客様都合による返品をお受けすることができないため、かならず購入の前にはサンプルをご確認ください。

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釉薬の色の裏の話…その5 「色だけじゃない、釉薬で模様も作れる?!」

タイルを選ぶとき、まずは「色」、で探すという方が多いと思います。
「タイルの色」=「釉薬(ゆうやく)」
焼き物であるタイルの色は、とても細かな釉薬の調合によってうまれます。
ここでは、日々のタイル製作現場でおきている、色開発の舞台裏を、何回かにわたりご紹介しております。

前回のお話はこちらから >>>「陶芸の器とは違う、タイルに合った釉薬づくり」

桜満開、タイルも春色満開?

ここ美濃焼の産地、岐阜県東濃地方はもう桜は散りはじめてしまいましたが、みなさんのお住まいの地域はどうでしょう。まだ蕾、というところもあるでしょう。ウキウキ、ワクワク、でもちょっと憂鬱、そんな季節ですね。
そんな季節に合わせた色のタイルを、釉薬チームに相談して試作品をいくつか作ってもらいました。

春色のタイル
ピンク、白、グリーンのタイルアップ
白いシュガーグレイズがかかったお菓子のような表面を、釉薬で表現

テーマは「桜」色でしたが、このピンク・白・緑の3色団子カラーが気になってしまい、「花より団子」イメージで写真を撮ってみました。

生成前と生成後

左の写真、手前が3色団子で、奥が桜の木のイメージ。この写真に、AIにお願いして団子とお茶を生成してもらいました。(休憩時間に撮影用にお団子を買いにいったのですが、ちょうど3色団子だけ売り切れでした…残念)

右の生成写真は団子が主役になり過ぎてしまったので、それをちょっと控えめにしてタイルを目立つように修正したのが、冒頭のイメージ写真です。

アップでもやってみました(タイルを団子に見立てて…)

最近のAIは、すごく上手に雰囲気に合わせて生成してくれるので、とっても重宝しています。ちょっとタイルの大きさとの比率がおかしいのはご愛敬 …(団子が大き過ぎたり小さかったと)。
タイルの表面に凹凸があってキラキラしているのは、実は釉薬。素地(タイル本体)の表面はフラットで、釉薬だけでこんな面白い表面が作れるそうです。

形状は「ピノグリ」「ぺルラ-スティングレイ」という商品のカタチで、152×84mmのちょっと変わった扇形です。

「ピノグリ」という商品には、元々ピンクというか、エンジに近い色味のもの(下の写真: PG-3 )がありますが、彩度を抑え、優しく落ち着きのある雰囲気の、使いやすい色・質感に仕上げています。

ピノグリの生成イメージ
AIで生成したピノグリ( PG-3 )のイメージ。夕陽があたったように赤味が強く出てしまったが

トンネル窯の中でおこる化学変化によって様々な表情に焼き上がる「窯変」(ようへん)による奥深い発色、色幅をもたせて作ってあります。モワモワっとした感じの色の出方が特徴的です。


釉薬で表現できる模様って?

ピノグリは控えめなモワっと感、いわゆる色むらですが、もっと結晶を強く出したり、いろいろなアレンジが釉薬の調整で可能。釉薬チームのマイスターの手にかかれば、いろんな模様が再現できます。

結晶が上品にでる釉薬

こちらは結晶が強めに出ているタイプ。ピノグリより斑点模様が際立っています。さらに少しメタリックな質感もあって、高級感があります。

斑点を様々に出した釉薬

斑点模様ではなく、点々を綺麗に出したもの。イチゴチョコミント柄ですね。美味しそう!チョコ少な目なやつもいます。(なぜか食べ物ばかりに見えてしまいます)

ちなみにこの点々は、”鉄分” だそうです。
釉薬や土に含まれる鉄分が焼成時に酸化し、黒や褐色の点として表面に現れたもの。「鉄粉」(てっぷん)と呼ばれます。白いプレーンなタイルでは、鉄粉が少しでも出たら不適合品となってしまいますが、これは狙って出したパターン。陶芸作品では土の風合いを生かすために、あえて鉄粉の出る土が使われることも多いです。

モワモワっとした釉薬

こちらは斑点ではなく、モワモワを最大級に出して、華やかなマーブル模様に。派手!汎用性はなさそうですが、壁面装飾として、他にはない、個性的な空間をつくってくれそう。
再びAIにこのタイルで施工イメージを作ってもらいました。

ピンクの生成イメージ
ピンクのマーブル模様タイルの生成イメージ

「ピンクのタイルと深いグリーンのラグのコントラストは、この空間の大きなポイントですよね。くすんだピンクの壁に、落ち着いたグリーンが加わることで、甘くなりすぎず、都会的で洗練された印象が生まれていると思います。」(AI談)
淡いピンクのマーブル模様と独特な形状を最大限に活かし、タイルを壁一面に美しく敷き詰め装飾したブティック。優雅で個性的な空間ができました。

緑の生成イメージ
淡いグリーンのマーブル模様タイルの生成イメージ、タイルは逆の向きで

グリーンバージョンでも作ってみました。今度はタイルの丸い方を下に向けて配置。
「大理石の重厚感と、職人技が宿るタイルの繊細な揺らぎ。光を纏うマーブル模様が、洗面室を美意識の宿る特別なサンクチュアリへと昇華させます。」(AI談)
サンクチュアリへと昇華…って、ちょっと大げさですが。。。

均一ではない、手仕事ならではの贅沢を感じられるタイル。計算し尽くされた釉薬の配合が、洗練された空間に工芸品の深みをももたらしてくれるのでは。

ベージュ寄りピンクの生成イメージ
ベージュ寄りの色でも作ってみました。これは商品化もよさそう?

こんな独特の模様でキレイな色のタイル、すごくステキだけれど、わたしたちタイルメーカーとしては、通常在庫としての商品化はちょっと難しいところ。
でも、この空間のためだけの、ここに合わせるためだけの、特注タイルだったら、アリ、ですよね。
しかも、タイルの面状を金型から作るとなると費用は膨大になってしまいますが、でもこれは釉薬だけで表現できるので、コストも抑えられます。

凹凸のあるピンクのタイル

最初に紹介した3色団子のピンク。アップでイメージを生成してみました。
表面は白いシュガーグレイズがかかったお菓子のよう。釉薬でできた少し凹凸のある表面が、光でキラキラっとします。
このタイルの形状が描く美しい曲線と、光を反射して輝く表面のテクスチャーは、シンプルでモダンな空間に一点豪華なアクセントを加えるのにもぴったりですね。

凹凸のあるピンクの生成イメージ

ゴールドや、アンティークの真鍮、大理石調の床とも相性が良さそうです。洗練された「大人可愛い」スタイルとして、また、北米などのハイエンドな市場でも注目されそうな質感です。

この凹凸、粘り気など性質の異なる複数の釉薬の組み合わせで出来ています。詳細は秘密…

複数の釉薬を重ねる「斑点掛け」は、成分や厚みの差が生む力により、焼成時に独自の隆起や縮れを誘発します。
釉薬の縮れ(釉ちぢれ・釉はげ)は、焼成中に釉薬が縮み素地から剥がれてダンゴ状になる現象。この現象は一般的に「不良」とされることが多いですが、陶芸の技法や表現としては、独特な「味」や「表情」を生み出す要素にもなります。
マーブル模様のタイルも、ほんの少しだけ表面に凹凸があります。(動画をみていただいけるとよくわかります)

もともと成形段階から表面に凹凸をつけて、ゆらぎの面状をつくるタイルもありますが、釉薬だけでもこんな表現ができるのです。単なる着色ではなく、熱による釉薬の化学反応が、写真のような立体的で奥深い質感を創り出します。


今回は、春の桜をイメージした色、それにプラスした焼き物ならではの釉薬表現を交えてご紹介しました。
この色が欲しい、というところから、単純に色だけでなく、ツヤなのか、マットなのか、さらには、どんな質感にして、どんなイメージの空間にしたいのか。
釉薬だけでも、多彩な表現が可能ですので、ぜひご相談ください。
————————————————————-
「THE ONE TILE」オーダーメイドタイル サービス
■ GLAZE LAB(釉薬開発)
■ 少ロット生産体制(1㎡から対応可能)
■ 伴走型アシスト(タイルに詳しいスタッフによるサポート)
3つを軸に、お客さまのご希望に応じた色、形、質感のタイルを実現していきます。

THE ONE TILEパンフレット    カラーバリエーションの一部

詳しくはこちら >>> https://www.tn-corporation.com/the-one-tile


この記事の執筆者:吉田(タイルパークスタッフ)
カタログやコンテンツ記事などの各種広報物作成を担当。出版・制作会社を経て、転居を機にタイル業界へ。タイルの魅力を模索中。


■関連商品のご紹介■

式部SKWH-3

式部(しきぶ)
こちらも窯変の奥深いピンクがあります。緑がかったアイボリーの1番色も春っぽくていいです。一部の色は限定在庫なので、お早めに!

→「式部」を見る

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よくある質問
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釉薬の色の裏の話…その4 「陶芸の器とは違う、タイルに合った釉薬づくり」

タイルを選ぶとき、まずは「色」、で探すという方が多いと思います。

「タイルの色」=「釉薬(ゆうやく)」
焼き物であるタイルの色は、とても細かな釉薬の調合によってうまれます。
ここでは、日々のタイル製作現場でおきている、色開発の舞台裏を、何回かにわたりご紹介しております。

前回のお話はこちらから >>>「黄色や赤のタイルが少ない理由」

釉薬の三角座標
さて、これは…?

釉薬マイスターのいる釉薬部屋をたずねると、とてもカラフルなタイルの見本台紙がおいてあります。

例えば…

かわいい色のタイルがたくさんあります。タイルパークでは通常売っていないような色がいっぱい。見ているだけで気分が上がります。

その中で一つ、ちょっと変わった並びの見本台紙が置いてあります。

釉薬の三角座標

それが、ピラミッド状に並んだこれ。
なんだか地味な色が並んでいます。ぱっと見、あまり興味がそそられない色味です。。。

不揃いのタイル見本

しかも、近くで見るとプツプツと細かな穴があったり、ザラザラしていたり。ポコッと反ってしまってるタイルもあって、不揃いでイヤな感じです。

しかし、実はこの三角に並んだこれが、この並びを理解することが、釉薬を知る原点なのだとか。
釉薬マイスターが、カラーブレンダー達を育てる為に用意したものでした。


釉薬の三角座標

ここからは、ちょっと専門的な話。
といっても、陶芸の知識も何もない私が、マイスターから聞いた話をざっとまとめた(?)ので、そんなに難しくはないはず。しばしお付き合いください。

このピラミッド状に並んだタイル見本は、基本的な釉薬の原料となるものの、割合、配合をかえるとどうなるのか、それをわかりやすくまとめたもの。
目で見て、手で触れて確認、わかりやすく、釉薬の基礎知識が得られます。

三角座標と材料となる原石
指しているのは長石の原石、頂点のところは長石100%

「釉薬の三角座標」と呼ばれているそうで、この一番上、ピラミッドの頂点が、「長石100%」だそうです。
長石(ちょうせき)、と聞くと、タイル素地(きじ)となる土の原料の話と錯覚しそうですが、釉薬にも細かく粉砕して調合されています。

“長石” は釉薬で「ガラス」・「つなぐ」・「溶かす」の3要素が入った原料
ガラス: 長石は釉薬の重要な媒溶剤であり、釉薬を溶かす役割を果たす
つなぐ: 長石は釉と素地の接着剤としても機能し、釉薬の安定性を高める
溶かす: 長石は釉薬を溶かすために必要な酸化カルシウム(CaO)を少し含み、釉薬の融点を下げる役割を担う

こんな素晴らしい性質を兼ね備えている長石。でも、これだけではタイルにふさわしい釉薬にはならないようです。

長石の原石

これ、長石の原石だそうです。種類が違いますが、2つとも長石。
美濃焼で有名な志野釉* は、ほとんどがこの長石でできているそうです。
*志野釉(しのゆう)…長石を主成分とする厚掛けの乳白色が特徴で、素朴な景色を生み出す美濃焼の代表的な桃山時代の茶陶

志野釉のお茶碗は、焼成中にできる気泡の跡の小さな穴(ピンホール)や、赤褐色の「火色(ひいろ)」が現れるのが味わい。ですが、タイルに小さな穴がいっぱいでてしまったら困ります。

小さな穴が見える一番上の見本
角度を変えて見てみると、表面が小さな穴でブツブツ

上の動画でもわかりますが、長石100%だと小さな穴がいっぱいで、タイルとして使うには、ゴミが入りそうだし、汚れもとれにくそう。
お茶碗としては、見た目の味わいとして評価されても、タイルには不向きな感じです。

粘土100%の見本アップ

長石を三角形の頂点として考え、底辺の左端が粘土100%、右端が石灰100%とします。 粘土100%だと、こんな風にひび割れてしまいます。
蛙目粘土(がいろめねんど)は可塑性(変形しやすくその形を保つ性質)が大きく、素地に含めると素晴らしい性質を発揮する粘土ですが、乾燥収縮率が高いため、入れすぎると釉薬にひび割れが起きたりや剥がれたりしてしまいます。

石灰100%の見本アップ

石灰100%だと、釉薬が完全に溶けず、石灰の白く粉っぽい超マットな、ザラザラとした感じになってしまいます。

長石なしで、粘土+石灰だけだと下の写真のような感じに、熱膨張で反ってしまうことがあるようです。
色といい、形といい、瓦せんべいみたいでちょっとおいしそうですが…。

膨らんだタイル

タイルに合った、釉薬

ちなみに上から2段目は、左が長石80%+粘土20%、右が長石80%+石灰20%というような構成です。

見た感じ、表面が一番きれいで素人目にもタイルっぽいな、と感じるのは3段目の真ん中でしょうか。
この辺り、長石60%+粘土20%+石灰20%、という割合が、一番タイルに向いている配合のようです。

釉薬の三角座標

タイルに向いているというか、わたしたちのTN工場のトンネル窯を使って、1250度付近の温度で焼成するタイルの作り方において、「一番基準となる配合」ということらしいです。
ここを基準に、ツヤにするのか、マットにするのか。どんな仕上げで、どんな色を出すのか。この釉薬の基礎を踏まえたうえで、さまざまな色の出し方を考えて、細かな調合をし、いろんな質感、色のタイルをつくっていくのです。

タイル作りの中でも、釉薬の部分はとても奥深いですね。

こんなものも見せてもらいました。

カラー三角座標

カラフルでかわいいカラー三角座標。色を考える上で使うのだとか…。
こちらの話はまたの機会に。

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TN工場の紹介ブログ、タイルの原料についての記事もご覧ください >>>「タイルづくりの現場から 原料編」
釉薬の原料についてはこちらも >>> 「釉薬とその原料・道具のはなし」


この記事の執筆者:吉田(タイルパークスタッフ)
カタログやコンテンツ記事などの各種広報物作成を担当。出版・制作会社を経て、転居を機にタイル業界へ。タイルの魅力を模索中。


ホワイトシリーズ

ホワイトシリーズ
釉薬の基本を見てきましたが、タイルの基本と言えば、やはり、白のツヤ。
最近は、シンプルな白のタイルにカラー目地を合わせたりと、そんな使い方のアレンジで、シンプルなタイルが再注目されています。

→「ホワイトシリーズ」を見る


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色の履歴 test

〈2025年12月16日 更新〉

新たな釉薬調合で得た、色の一覧です。
常時更新していきます。
欲しい色がある方はno.でお問い合わせください。

釉薬の色の裏の話…その3 「黄色や赤のタイルが少ない理由」

タイルを選ぶとき、まずは「色」、で探すという方が多いと思います。

「タイルの色」=「釉薬(ゆうやく)」
焼き物であるタイルの色は、とても細かな釉薬の調合によってうまれます。
このブログでは、日々のタイルづくりでおきている色開発の舞台裏を、何回かにわたってご紹介しています。

前回のお話はこちらから >>>「タイルの美しい結晶は、釉薬技術の結晶」

タイルカラー見本

求めている理想の色と形。
100%これだ!というタイルをみつけるのは、なかなか難しいかと思います。

パラパラとカタログをめくりながらタイルを探していて、

「このグリーンのタイルがいいのだけど、100角サイズはないの?」
「細い20mm幅くらいのボーダーの白、形はこれがいいんだけどツヤがないものが欲しいな…」


というようなことが、多々あるのではないでしょうか…。

日々のお客様からいただくお問合せのなかで、先日
「この写真にあるようなイメージの、黄色のタイルが欲しい」
というお話をいただきました。

いただいた1枚の写真は、ディスプレイのデザインイメージで、とても鮮やかな黄色で装飾されたもの。
タイルパークでは、暖色系のタイルが少なく、ザ・黄色!というようなタイルが残念ながらほとんどありません。

タイルパークのWebサイトでは、サイドメニューから色を絞って商品を検索することができるのですが、イエローとオレンジに絞ってスマホで商品検索してみると、、、

ブラウンよりのガラスタイルとか(黄色のパーツが含まれている)、ミックスカラーのものがでてきますが、パキっとした黄色はサブウェイタイルとアクセントボーダーのみ。

彩度控えめで落ち着きのあるカラーや、ほどよく幅をもたせたミックスカラーはあわせやすく、様々なシーンで取り入れられニーズも多い。
その一方で、主張の強いはっきりとしたカラーは、使い方が限られてしまうため、ラインナップが少ない…。

赤やオレンジ色のタイル
タイルパークで取り扱っている赤やオレンジ色のタイル(写真奥はガラスタイル)

既存の商品ではご提案できるものがなく、今回は特注で製作することになりました。
送っていただいた1枚の写真と1枚のサンプルを頼りに、黄色のタイルを作っていきます。
黄色といっても、もう少しだけ山吹色寄りでしょうか。少しだけ赤みを帯びた色。でも、かすかにくすみも感じるような。

黄 色 = Y100+M0~10
山吹色 = Y100+M20~25

この間くらいで、少し+ C か?

私はパンフレットなど主に紙媒体の制作をしていたので、どうしても色をCMYKで考えしまいます。印刷で使われる、C=シアン、M=マゼンタ、Y=イエロー、K=ブラック(スミ=墨と呼ぶ)です。

タイルパークの既存商品には山吹色はないのですが、もうちょっとオレンジよりの色ならあります。

既存のオレンジ色のタイル

このタイルの色が、Y100+M40~45ぐらいの色でしょうか。これではだいぶ濃すぎます。

見本カラーチップ

カラーチップにあるこの黄色ともまた少し違います。隣の黄色は明るすぎます。
サブウェイの明るい黄色と、このタイルの間の色、でももうちょっと赤み控えめの黄色寄りを目指します。

カラフルな釉薬の材料

調合を少しずつ変えて、いろんな黄色を作っていきます。
知識豊富な釉薬マイスターが原料の細かな配合を算出、それをもとにカラーブレンダーと呼ばれるスタッフ達が細かく調合、割合を変えて何パターンもつくります。
イエロー、オレンジ系の顔料だけでも、いろんなメーカーさんから取り寄せ、何種類もあります。明るいもの、赤みの強いもの、また土に練り込み用に使うものなど。

スプレーガンを使い施釉したものを、実際に窯で焼き上げ、何枚か「見本焼き」タイルをつくります。

濃いの、薄いの、いろいろでています。

黄色タイルの試作

素地、「きじ」と読みますが、タイルそのものの土の色が、いただいた見本と、通常タイルパークで使用するものとで、だいぶ違っています。この素地の色、陶土の種類も、焼き上がりの発色に大きく影響してきます。

見本との素地の違い
左の見本(赤い土でせっ器質)とタイルパークで通常使う素地とは違う

見本はちょっと温かみのある色の赤っぽい土でした。写真のように並べて比べてみると、全然違う。色も違えば、土に含まれる成分も違います。材質が違えば、焼成温度も異なります。
かける釉薬が同じでも、素地が違えば出来上がりも全く変わってきてしまいます。言い換えると、素地が違えば、釉薬もそれに合わせたものを選んで使わなければならないということ。

なので、そもそもの原料となる土から変えてみたり、下掛け、お化粧でいえばカバー力のある下地クリームでベースを整える、みたいに、目的の色を出すための美しい土台づくり用に「下掛け」の釉薬を工夫してみたり、もしくは「上掛け」を変えてみたり。

あと、かける釉薬の量=「釉薬の厚み」による発色の違いもあります。釉薬が薄すぎると素地が透けたり、土の成分の影響を受けやすく、釉薬の本来の発色がでない場合もあるそう。

さきほどの施釉の動画で、施釉後にタイルの重さを量っているのは、どれだけ施釉したのか、その釉薬の厚みを重さでしっかりと確認するため。
いろんな知識と経験をいかし、希望の色に焼き上がるよう、細かな調整をして近づけていきます。

見本が焼き上がり、2パターンをお客様に提出しました。
タイル下半分の色がないところは、上掛けのツヤ出し用の透明釉だけの状態のもの。質感を出す為の工夫のひとつ。

色味はOK、もう少し色むら感が欲しいとのこと。ハンドメイドタイルのような、ゆらぎのある色むら。
もともといただいていた見本のタイルは、完全なフラットではなく、表面にわずかに凹凸のある面状で手作りの風合いがありました。
そこで、もともとある「ホワイトシリーズ」というタイルの「ディンプル面」の金型を使って成形した素地を使うことにしました。

この面状×さきほどの黄色で、2回目の見本焼きを提出。

2回目に提出した見本焼き

こちらでOKをいただきました!これでやっと本生産に入ります。

上の動画は、実際の生産時のものです。
600tプレス機で成形するところから、施釉されている場面。このタイルの施釉は2回(ものによっては3回の場合もある)、バケツに入った黄色のドロドロが釉薬です。1回目のほうが濃い黄色、二回目がちょっとグレーっぽい感じでした。
さきほども少しふれましたが、今回は上掛け釉薬でツヤや質感を与えています。
決してキレイとは言えない地味な色ですが、これが、焼き上げると美しいツヤを生み出すので、不思議です。

ときどき工場の様子を見学しに行きますが、釉薬はグレーや白っぽいものや、赤茶色が多く、焼き上がりの色とは無関係なイメージでしたが、今回は黄色っぽくて、焼き上がりの色と結びつきます。
それは焼成後の安定した発色を求め、黄色の顔料を多く添加しているから。

伝統的な釉薬においては、暖色系の発色には高度な技術と経験が求められることが多いとのこと。近年では、安全性の高い無機顔料や、焼成条件に左右されにくいタイプの釉薬も開発されているそうで、安定した色を得るために、積極的に取り入れています。

しかし、顔料としての黄色は、他の色に比べて隠蔽力(下地を覆い隠す力)や着色力が低いものが多く、他の色の顔料と混合した場合、ごく少量の他の色によって簡単に色が支配されてしまい、鮮やかな黄色を維持するのが難しいようです。絵の具の黄色に何かを混ぜた感じ?でなんとなく想像がつきます。

高価な色
釉薬マイスターに高い色を教えてもらいました…

暖色系は難しい、そしてさらには原材料も高い!
鮮やかな黄色やオレンジ、赤、きれいな青(瑠璃色)も原料がお高いとのこと…。
しかも、添加量を多くしないとキレイな色が出ないということで、とっても原価が上がってしまいます。

オレンジだけ高い商品
南天」のなかで一番高価なオレンジ色

というわけで、数少ない暖色系の既存商品のなかでも、黄色・オレンジ系だけものすごく高かったりします。
南天(旧品名:プランク)は、ラスター釉をほどこして二度焼きするので、ラスター(パールのような特徴ある光沢と輝き)カラーは値段があがり、なかでもオレンジ(黄色)は、白の3倍以上のお値段になってしまいます…。


さて、納品するタイルが、一昼夜かけてやっと窯からでてきました。

焼き上がった黄色のタイル

ご注文数より多めに作るので(万一の破損などを考慮)、ちょっと何枚かもらってきて並べてみました。

夕方近くの太陽光が入る場所で撮ったので、前出の写真(夜間の室内、蛍光灯の下で撮ったもの)よりかなりオレンジ色っぽく写っていますが…。ディンプル面で光を反射、鮮やかな黄色のタイルが焼き上がりました。

屋外で見た黄色のタイル

こちらはお天気のよい午前中、太陽の下で撮ったものです。

原料となる土、形、面状、そこに色を施し、焼成。長い道のりを経て、やっとタイルができあがります。
無事にお客様のご希望するタイルが焼き上がり、出荷されるときはホッとし、またうれしさもひとしお。。。


最近では、釉薬の調色技術をいかし、お客様のご希望の色のタイルをつくることに力をいれており、特注タイルとしてご注文をお請けしています 。
特注といっても、変わった形や300角以上の大きなタイルなど、金型がないような形状のものは、金型からつくらないといけません。ものによってはできないこともないのですが(大判は不可…)、時間も金額もかなりかかってしまい、すべてをお請けすることは難しい。

タイルパークにある形状
タイルパークにあるいろいろな形状、面状(全てではありません)

まずは、工場に今ある金型を使ってできる形状で、「タイルパーク」の商品ラインナップにはない「色」を、お客さまが「欲しい色」を、調色技術をいかして実現していこうというものです。

THE ONE TILE」と名付けたこのカスタムタイル事業。
GLAZE LAB(釉薬開発)
少ロット生産体制(1㎡から対応可能)
伴走型アシスト(タイルに詳しいスタッフによるサポート)
の3つを軸に、お客さまのご希望に応じた色、形、質感のタイルを実現していきます。

鮮やかな黄色やオレンジ、赤、商品としては少ないだけで、ご希望があればお作りできます(原料が高い分、他の色よりも価格が高くなる場合がありますことをご了承ください…)。ピンク色のタイルも、最近よくお問い合わせをいただきますよ。
欲しい色がない、この形でこの色が欲しい、 などなど… ぜひ一度、ご相談ください。


カスタムタイル事業「THE ONE TILE」、来週開催予定の「BAMBOO EXPO」でも展示、ご紹介いたします。皆様のご来場をお待ちしております。

BAMBOOEXPO

BAMBOO EXPO 24 開催概要
会期:2025年12月11日(木)、12日(金)
時間:11:00~20:00
会場:東京都立産業貿易センター 浜松町館〈5F〉展示ホール
ブースNo.:A-2
https://bamboo-expo.jp/


この記事の執筆者:吉田(タイルパークスタッフ)
カタログやコンテンツ記事などの各種広報物作成を担当。出版・制作会社を経て、転居を機にタイル業界へ。タイルの魅力を模索中。


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ミッドセンチュリー

ミッドセンチュリー
途中で紹介したオレンジ色のタイル。全4色で、ブルーグリーンが人気ですが、オレンジも可愛い!
4月から値上げ予定。急げ!!

→「ミッドセンチュリー」(LM-3)を見る


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釉薬の色の裏の話…その2 「タイルの美しい結晶は、釉薬技術の結晶」

タイルを選ぶとき、まずは「色」、で探すという方が多いと思います。

「タイルの色」=「釉薬(ゆうやく)」
日々タイルをつくっているなかでおきていること、色の開発の舞台裏を、何回かにわたってご紹介しています。

今回は、キラキラとした「結晶」の話。
前回は遠くからでもパッと目につく綺麗な「サーモンピンク」色の話題でしたが、結晶は、言われなければ気付かないようなとても細かなもの…。

前回の記事はこちらから >>>「サーモンピンクとバクテリア」

釉薬の結晶が出たタイル
釉薬の結晶が出たタイル
キラキラした結晶だが、角度によってはあまり見えない奥ゆかしさも…

結晶といえば、思いつくのは雪…ですが、焼き物であるタイルにも、近づいてよく見てみると、とても魅力的な結晶がみえるものがあります。
この結晶を綺麗に出すのは、とても難しいのだとか…


カタログ制作時や、Webサイトの商品の紹介文を書くときに、
「釉薬の結晶による色むらがあります」
「釉薬の結晶による模様がランダムに入ります」

というような説明を入れることがあります。

結晶は、焼き物タイルの特徴の一つであり、そのタイルの魅力としてピックアップするワードです。

先日、釉薬の調合室を訪ねると、メタリックな金色や、ブロンズにところどころ青サビが出たようなエイジング感がある色のタイルが何枚も並んでいました。

ブロンズ色のタイルの試作
結晶を出すには、マンガンや亜鉛といった金属を使ったりするのだとか

これは、「神楽」=かぐら、という荘厳な響きの名前のタイルです。
在庫が少なくなり、追加生産にあたり釉薬の再調整をしている最中でした。

この「神楽」には3つの面状があるのですが、表面に少しだけ窪んだカーブのついた「KOMI-1」(以下:小径面)、これがとくに難しいようで…。

ブロンズ色のタイルの試作
色むらの違いが強く出てしまった試作。下は神楽のスジ面(BYB-1)

結晶の出方に、すごくムラがあります。
出方、と一口に言っても、
結晶の大きさ、出る密集度、出る範囲、出る方向
いろいろあります。それが表にくっきりと出てしまう、つるんとした表面の小径面。

これは試作なので、実際とは違う小さなタイルで仕上がり具合をみたものですが、1枚1枚キラキラ具合が違ってどれも魅力的。でも「神楽」という商品として求めているのは、下の写真のようなこんな色むらのもの。

神楽の小径面の色むらの方向

サーっと流れるような色むら。これを出すためには、釉薬の調合段階での細かな調整はもちろん、釉薬の量や吹き付ける方向、焼成時の温度管理や、窯内での台車のどの位置にのるか、トンネル窯を進んでいくときのタイルが並ぶ向きまでもが関係してくるのだとか。

トンネル窯内でのタイルの向き

まさか、タイルを置く向きまでもが、焼き上がりに影響しているとは…。まさに目からウロコ。

また、きれいな結晶を出すには、急激に冷やしてはダメ、とのこと。
工場の釉薬技術者に尋ねると、「徐冷」(業界での専門用語らしい)と呼ばれる温度帯があるそうで。高温での焼成後、時間をかけてゆっくりと温度を下げていく冷却方法で、この徐冷によって結晶の成長を促し、色や形、光沢といった表情豊かな 「釉調(ゆうちょう)」 を生み出すことができるということでした。

神楽のイメージ
3種類の「神楽」をミックス貼り

「トンネル窯」でじっくりと時間をかけて生み出される釉薬の結晶は、たくさんの知恵と釉薬技術が詰まった、努力の結晶なのですね。


結晶、結晶と言っていますが、いわゆる「結晶釉」を用いたものと、そうでないものがあるようです。わたしも、この記事を書くまで実はよくわかっていませんでした(お恥ずかしい限り…)。その辺の話は、また別の機会に触れたいと思います。

結晶のアップ
キラキラとした結晶がみえる「ぺルラ-リーフ」(RSM-3)

サンプル棚から、「結晶釉」を使ったタイルで、その結晶がすごく綺麗にでているものを持ってきました。
離れて正面からみただけですと、なかなかわかりにくいですが、近寄って光にあててみると、綺麗な虹色で、星のような形をした模様が見られるものもあります 。

こちらは10種の形状がある「ぺルラ」というシリーズで、3番色は、一見グレーっぽいのですが、このような結晶がみられます。(上の3つの写真の真ん中、六角形のタイルは「ぺルラ-クレスト」の3番色
実際に壁に張ると、結晶がみえるわけではないのですが、照明や、角度で見え方がすごく変化するので、とてもおもしろいですよ。

ぺルラ-テントの施工例
「ぺルラ-テント」の3番色TE-3と、アクセントにTE-4 (施工例「グラン姫路」詳細はこちら

照明効果で独特の表情を魅せてくれるので、店舗の壁面には、特におすすめです。ディスプレイ什器の装飾なんかにも。
サンプルを見て気に入ってくださり、住宅のキッチンに使っていただいた事例もあります。ホテルライクな洗面に、大胆に配置するのもいいですね。


後日、焼き上がって検査場にきていた「神楽」を見てきました。

ここでは商品として出荷される直前の、ユニット化された状態で縦・横寸法を測って検品中。もちろん色も確認。
色むらの大きなタイルは、特にチェックが難しい。
釉薬技術の結晶が、やっと出荷を迎えます。

トンネル窯の中で冷めていく過程でできる結晶。とてもコントロールの難しい、手のかかる製品。
ですが、上手く焼きあがるとすごく綺麗。
普段は見ることのできない製作背景に思いを馳せながら、結晶のみえるタイルを、 ぜひ近くで、ご覧になってみてください。


この記事の執筆者:吉田(タイルパークスタッフ)
カタログやコンテンツ記事などの各種広報物作成を担当。出版・制作会社を経て、転居を機にタイル業界へ。タイルの魅力を模索中。


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柊

柊(ひいらぎ)
ゆったりとした240×90mmサイズの内装タイル。
こだわりの白い土に繊細な淡い色、品のあるデザイン。
3番色は正面からだとグレーっぽいですが、いろんな角度から見ていただくとキラッとした結晶がわかりますよ!

→「柊」(PST-3)を見る

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釉薬の色の裏の話…その1 「サーモンピンクとバクテリア」

工場の様子を紹介したブログ「タイルづくりの現場から」では、10回にわたり、タイル製造工場の様々な場面を写真や動画でお伝えしてきました。

その中で、スプレーで釉薬を吹き付ける「施釉」工程や、手作業での絵付けの様子などもご紹介しましたが、今回は「釉薬(ゆうやく)」=「タイルの色」にスポットをあててみたいと思います。
もう少し踏み込んだ、色の開発の裏側部分を、何回かにわたってご紹介していきたいと思います。

工場紹介ブログの一覧はこちらからご覧いただけます
「タイルづくりの現場から」
「施釉編」… https://tile-park.com/blog/detail/27860
「施釉【番外編】手で描く」… https://tile-park.com/blog/detail/29155

釉薬試作室
並んだ釉薬原料

わたしたちの工場には、「釉薬の開発」=「タイルの色」をつくる熟練の技術者がいます。また工場だけでなく、タイルパークの企画・デザイン室にも、陶芸の知識、技術をもったスタッフがいます。

少し前に、この「釉薬」の基本的な原料や調合の話、釉薬づくりの舞台裏をわかりやすくまとめたブログ、「釉薬とその原料・道具のはなし」は、その陶芸を学んできたスタッフが書いたもの。
焼き物に関する知識のない私にも、とてもわかりやすく、興味をもって読み進めることができました。先に読んでいただきたい内容になっていますので、ぜひご覧いただけたらと思います。
ブログ記事はこちら >>> 「釉薬とその原料・道具のはなし」

カラー試作タイル
何枚もテストを繰り返したカラー試作

プリントしたタイルとは違い、釉薬を施して(施釉といいます)窯で焼いた、焼き物タイルの色は、焼く前と後では全く違う色をしています。
焼く前は、白っぽいものや茶色っぽいものがほとんどで、とても地味。

施釉の流れ
試作では何パターンも調合し、水と合わせ撹拌、手で施釉
焼成前のタイルは地味
地味な色の、窯に入る前の順番待ちのタイルの列

9月のイタリアでの展示会「CERSAIE」に向け、オレンジがかったピンク色、サーモンピンクのタイルを作ることにしました。
ピンク色のタイルの、施釉後、窯に入れる前の状態がこちら。

これが本当にピンクになるのか?と、焼き物の知識のない私には、到底想像もできません。
さて、さきほどの白いタイル、焼き上がりはいかに…。

なんと可愛いサーモンピンク!
ですが、でもちょっと右側がブツブツ、ボコボコしてしまって何か変…。実はこれは失敗例。
なぜこうなったのか。それは、この異常な暑さも関係しているようで…

さきほどの焼く前の状態のものを、もう一度よく見てみると、表面の釉薬がヒビ割れて少し剥がれてしまっています。

ひび割れた施釉後のタイル

ヒビ割れた原因は、暑さのせいで増えすぎてしまった「バクテリア」が犯人のようでした。ヒビ割れたものを焼き上げるとあんな風になってしまうのです。

釉薬タンクの藻
炎天下に置かれた釉薬タンクに、藻が…!!

保管場所を追われ、屋外にずらりと並んだ釉薬タンク。例年にない異常なまでの猛暑の日々が続いたせいで、なんと藻が発生する事態に。
バクテリアが増えすぎて、進化して藻になってしまったようです。

バクテリア?!と聞くと、なんだか汚くて悪い菌みたいなイメージがありますが、金魚の水槽のコケを防いで水質を良くしてくれたりと、実は暮らしに役立つ、いい面もたくさん持っているよう。
焼き物でも、粘土の中のバクテリアは、土の熟成を促し成形しやすくするというような、いい影響を与えてくれる存在なのだそう。
粘土を寝かすことでバクテリアが活発になり、粘土の可塑性(かそせい=形のつくりやすさ)が向上することがあります。しかしその一方で、過度な繁殖や酸素不足によって、粘土が腐敗してしまうこともあるのだとか。

参考:陶磁器お役立ち情報 | 陶器・磁器・陶芸・うつわ・陶芸技法など「粘土を寝かせると良い理由」
https://touroji.com/manufacture/tuchinekase.html

適度なバクテリアは、焼き物であるタイルにとっても必要であり、いい関係を保つことが重要なのですが、増えすぎてしまって悪さをした結果がこれでした。
焼くときに釉薬は溶けて、ある程度は流れますが、小さな穴があいて点々ができたり、ひどいときにはさっきのように表面がボコボコとなった状態で焼き上がってしまう。

施釉した後に既にヒビ割れが出てダメだとわかるものもあれば、焼いてみないとわからないものもあったりと。

藻が生えてしまった釉薬は、泥状の液体の上をすくって水を切り新たな水と入れ替えれば、また状態が戻って使えるようになります。でも腐り具合がいき過ぎてしまうと廃棄せざるをえない場合も。一概には言えないようです。
(注:バクテリアは焼成によって死滅しますので、ご安心ください)


8月の暑い最中、バクテリアの悪さによる危機を乗り越え完成したサーモンピンクのタイル、グレーを合わせてパネルを仕上げました。

目地入れ前のパネル
こちらは目地入れ前
目地入れ後のパネル
目地入れ後の完成パネル

うねうねとした大きな筋面にツヤツヤのピンクがのって眩しいくらい。そこに合わせたのは相性の良いライトグレー、マットな質感で上品さをだし、ビビットなサーモンピンクを都会的なイメージに。

形状で増すツヤ感
形状で増すツヤ感。ツヤのピンクとマットなグレーが対照的

このタイルを作る切っ掛けとなったのが、今年の「ミラノサローネ」でした。
そこで目にしたテラコッタカラーとグレーの組み合わせ。レンガっぽい、落ち着いたトーンのくすんだ赤と、温かみのある土っぽいグレーの組み合わせが印象に残り、チェルサイエでの展示へ向けて構想を練り、いくつか新しいタイルを考えました。そのうちのひとつです。

そんなところから試作がはじまったこのタイル。
いままでのタイルパークにはない色。

さて、9月のイタリア「チェルサイエ」で、どんな風に見ていただけるでしょうか。

構想パネルその3
構想パネルその2

ピスタチオカラーのタイルや、温かみのあるミックスカラーのボーダーも、この繋がりで生まれたもの。

チェルサイエは今年で11回目の出展となります。いよいよ9月22日から開催です。

———————————————
タイルの国際見本市「CERSAIE」
Bologna-Italy    22-26 / 09 / 2025
「TN CORPORATION」
ブース番号: Hall 36 Stand C65
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この記事の執筆者:吉田(タイルパークスタッフ)
カタログやコンテンツ記事などの各種広報物作成を担当。出版・制作会社を経て、転居を機にタイル業界へ。タイルの魅力を模索中。


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断片の大きなスジ面

断片(だんぺん)
今年新たに2形状が仲間入り。フラット、レリーフ、スジ面などなど。組合せも楽しめるシリーズ。
この記事で紹介したのは、おおきなスジ面。いままでにないカラー(*試作段階です)は、とても新鮮!さて、チェルサイエでの反応はどうかな??

→「断片」を見る

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ボーダータイル×縦、ちょうどいい、白

シンプルな魅力で人気の、「白」のタイル。
正方形の白いタイルを以前にご紹介しましたが(ブログ記事はこちら)、それと並んで人気を二分するのが、細長いボーダータイプのもの。

白のボーダーいろいろ

ボーダータイルとは?
調べてみると、もともとは屋外壁で使われていたタイルの形、227×30mmの大きさがでてきます。そのサイズ感に、しっかりとした定義はないようで、細長い長方形のタイルを「ボーダータイル」としてタイルパークでも扱っています。

大きな白のボーダーいろいろ
手前の2つは240×40mm、中央5種が60mm、奥はもっと大きなサイズ
240mmの白のボーダー
左5種:240×60mm、右の2つは240×40mm
(左からフィンセントモット金木犀ぺルラ-リーフ21番エルサ(右上)南天(下))

なかでも240×60mmサイズ、少し大きめのものが種類豊富。白でも、真っ白、オフホワイト、温かみのあるクリーム系、少し青みがかったクールなグレー寄り、いろいろ揃っています。
白いタイルを集めたWEBブック「白タイル特集」でも、それぞれの特徴をまとめてご紹介していますので、ぜひご覧ください。

  WEBブック

上でご紹介したサイズのボーダータイル、それよりも一回り、いや二回り以上小さなボーダータイルがよく採用されています。
洗面台やニッチなどのちょっとした場所にも使いやすく、ユニットシートになっているので、施工もしやすいので、とても人気があります。

SOUVENIR-BELEM

なかでもこのスーベニアの白、発売から3年が経ちますが、今もなおすごく人気が高いタイルです。
1本の大きさは145×20mm、ちょうど手のひらサイズくらい。白といっても、真っ白ではなく、フチに濃いベージュっぽい色が出るように作られています。

SOUVENIR-BELEM 1シート
SOUVENIR-BELEM

表面が少しくぼんだカーブ状になっているので、こんな色の変化が出ます。ツヤっとよく光を反射するのも魅力です。どちらも、この形だからこそ生まれる、焼き物タイルらしい特徴です。

上の写真はCG合成画像なのですが…、
全面に張ってホテルライクな雰囲気に、またちょこっと一列使いでも素敵です。ただ、一列の場合は、上部の見切りの部分 (タイルの側面) の色が見えてしまいますのでご注意を。このタイルの場合はフチの部分もベージュなので、私としてはそこまで気にならないかなとも思うのですが(逆に焼き物らしさがあっていい!)、コーキングや見切り材を入れたり、造作棚やキャビネットでさりげなく隠すようにするものいいですね。

雰囲気に合わせて横 or 縦位置、小さめなのでアレンジしやすいですが、ここ数年は縦方向に張られている方を多く見ます。インスタグラムの投稿などでも、スーベニアを使っていただいている方をときどき見かけるのですが、なぜか実際の施工例写真をいただける機会に恵まれず。。。
完成後のお写真募集しております。ぜひご応募ください(ささやかながら謝礼もご用意しております)
「施工例のご応募」はこちらから >>> https://tile-park.com/example/apply_example


余白 YH-2

焼き物らしい白のボーダーというと、もう一つこの「余白」というタイルが浮かびます。少しみえる特徴ある釉薬の斑点模様が、和のテイスト。レトロな雰囲気があります。

YH-2 アップ

大きさは148×15mm、さきほどのスーベニアより少しほっそり、華奢な感じがします。ツヤを抑えたセミマットで、少し灰みがかった オフホワイト。

余白 横位置

こちらのタイルも白色は実際の施工例写真がなかったので、古民家風のカウンターに合成してみました。

縦配置もレトロな和の感じによく合っています。全面、2列、1列にもしてみましたが、壁の素材にもよりますが、1列の方がしっくりきました。一列だと、だいたい高さが30cm、洗面のバックスプラッシュ部分にもぴったりですね。


「余白」と同じ大きさで、もっとシンプルな白のボーダータイルが、今年2種類新しく仲間入りしました。

3つのボーダータイル
左奥:雫ボーダー SIZB-1、右奥:縄文ボーダー JOMB-1(比較で手前はスーベニア)

ツヤのある白「雫 ボーダー」、マットの白「縄文 ボーダー」です。どちらも、昨年発売のメインとなるタイル(雫はスジ面の97角縄文は長方形レリーフ)に、組み合わせて使えるようなシンプルなボーダータイルです。単品使いでも垂直のラインが美しい!ぜひチェックしてみてください。

他にも、
湿式製法でつくられた、シンプルながらひと味違う、風合い豊かなボーダータイル「北野」200×20mm

北野の白はツヤツヤとした感じはなく、手触りもツルツルというよりは、サラッとしています。

こちらは「ぺルラ-ライナー」240×20mm
もともとは、アクセント用に作られたボーダータイルですが、これを壁一面に張られるという方もいらっしゃいます。側面にも施釉されているので、貼り出し部分もきれいに仕上がるという利点も。

白ボーダーのサイズと品名

スーベニアや余白と比べると少し大きな北野やぺルラ-ライナーですが、右のタイルと違って、ユニット仕様になっておりませんのでご注意ください。
施工の難易度は高くなりますが、丁寧に仕上げていただければ、とても美しいラインがでて、上品で洗練された空間ができあがります。

たくさんの白のボーダーの中から、いくつかピックアップしてみましたが、形、色、ちょうどいいタイルは見つかりましたでしょうか。
ボーダーというと、 主に横方向に並んだ縞模様のイメージがありますが、ボーダータイルで検索すると、縦に配置したイメージがたくさん出てきます。縦に真っ直ぐに並んだ美しいラインに惹かれますが、なかには縦でもズラして張るパターンなんかも。
縦でも、もちろん横でも、その場所にあった素敵な白いボーダータイルを―。


この記事の執筆者:吉田(タイルパークスタッフ)
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金木犀(きんもくせい)
冒頭の写真で240×60mmサイズのものをチラっとご紹介しましたが、こちらのタイルは倍の240×120mm のサイズもあります。写真のイメージはミックスして縦にズラして張ったイメージです。

→「金木犀」を見る

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立体的なタイルと、光と陰と、影?

連日の猛暑。
「日本一暑いまち」とも言われる岐阜県多治見市(かつて40.9度を観測)は、すぐお隣。この辺りはとても気温が上がりやすい地域で、タイルパークの工場も、窯の近くは50℃近くに。。。
あまりの暑さに日陰を選びながら歩く日々です。

今回は、立体的なタイルがつくりだす「光」と「陰」の部分に注目。
以前、ゆらぎのある面状のタイルをいくつかご紹介(→ブログはこちら)しました。緩やかな凹凸がある面状で、光を受けるときらきらとなるタイルです。
またそれとは違って、はっきりとしたラインで「陰」をつくるタイルをご紹介します。

立体的なタイル

タイルパークの工場でつくっている立体的なタイルといえば、真っ先に思い浮かべるのがこちら―

「ぺルラ」シリーズの2つのタイル。
六角形は「ぺルラ-クレスト」、長方形は「ぺルラ-テント」(いずれもカラー4番)。
山型の形状が、大胆なコントラストを生み出します。

クレストとテント
クレスト CRE-4と、テントのカラー(左から)TE-3、2、1番

動画のタイルも、クレストの4番カラー「CRE-4」で、渋いブラックとゴールドをランダムにミックスしています。

こちらは実際の施工例写真。周りの照明の色を拾って、虹色のように輝く部分があります。山型になっているので、立ち位置を少し移動しただけでも、見え方がすごく変わってきます。


こちらは、「断片」というシリーズの新しい面状。
フラットなものと、レリーフタイルに加えて、大きなスジと、小さなスジ、2つのスジ面が新たに加わり、5面状のラインナップになりました。

光と陰のコントラスト。キラキラとしてきれい。
立体的に大きく波打つ面状は、触った感じも、ガタガタ、ではなく、ツルツルっとしたなめらかな触り心地です。
白が、ツヤを抑えた光沢のある0番(DPS-0FDPS-0R)と、マットのWT番 (DPS-WTFDPS-WTR) の2種類あります。

大きなスジ面は、「Fluted」という呼び名がついていますが
Fluted…フルーテッド
英語で「溝のある」「ひだ飾りの付いた」という意味です。
一方の小さく細かなスジ面は「Ribbed」…リブドは、英語で「畝のある」「肋骨のような」という意味、リブ編みのセーターの「リブ」です。


タイトルに「光と陰と、影?」と書きましたが、「陰」と「影」、この違いがいまいちスッと頭に入ってこないので、ちょっと整理しました。

陰(シェード): 物体自体が光を遮り、光が届かずに暗く見える部分
影(シャドウ): 物体が光を遮ることによってできる、地面や他の物体に映る暗い部分

立体的なタイルの、光があたっていなくて暗く見える場所は「陰」の部分ということになるようです。上の写真も、「陰」の部分がはっきりと暗く出ています。立体といっても、厚さの高低差は3~5mm程度なので、「影」の方は少しだけあらわれます。(隣のタイルに映っています)

また、
「陰」は「場所」と関係が深く、「影」は「形」と関係が深い、とか。
調べているとそんな記事もありました。
(以下引用)
「陰」と「影」には、幾つかの違いがあります。「陰」の主な使い方の一つに「場所」を示すことが挙げられます。
「物にさえぎられて、光線の当たらないところや目につきにくいところ」
「目の届かないところ。その人のいないところ」

一方の「影」は主に、「場所」ではなく「形」を意味しています。
「物体が光をさえぎったとき、光と反対側にできる黒い形」
「光が反射して、水面などに映る物の形」

参考:ウェザーニュース お天気ニュース
「「陰」と「影」の違い、ご存知ですか?」
https://weathernews.jp/s/topics/202108/180125/


また、その文字のもつ雰囲気で使い分けたりもしますよね。
なんとなく「陰」はマイナスのイメージあがるので、実際には「陰」でも、「影」という文字で表現したりします。

ちょっと脱線しすぎたので、タイルの話題に戻ります…


使いやすく定番のものだったら、サブウェイのラダー面。
ツヤとマットがあります。

どちらのタイプも人気。フラットなサブウェイもいいですが、ちょっとだけ変化が欲しいときにおすすめです。自然な陰影は壁紙では表現できない、立体的なタイルならでは。

住宅のキッチンですと、カップボード壁面や、カウンター部分にもよく使っていただいています。
↓サブウェイ LAD-150の施工例一覧はこちらから
https://tile-park.com/products/search_example?mode=&disp_number=0&orderby=1&keyword=LAD&series=


立体的な形を利用して、釉薬の濃淡の変化を出した「キネティック」
厚みの高低差はおよそ3mm程とわずかですが、色の濃淡で、くっきりと立体感が強調されます。

キネティック
キネティック 左: KT-4、右: KT-5

キリっとした表情ながら、落ち着きあるニュアンスカラーで少しだけ柔らかく。

写真協力:タリーズコーヒージャパン株式会社
店舗名:タリーズコーヒー フォレストモール新前橋店

タリーズコーヒー様でご使用いただいた事例。照明で色味の印象が変わってきますが、使用されているのは、手前カウンターが4番、奥の壁面が5番の濃い方の色が使われています。下の2つのカラーです(先ほどの写真と並びが逆になってます。すみません)。

Webで立体的なタイルを検索してみると、実に様々な形の面白いタイルがたくさん出てきます。ご紹介してきたタイルパークの立体的なタイルは、住宅でも比較的使い易いタイプです。

そのカタチからうまれる「光と陰」の部分、あと少しの「影」で、とても表情豊か。
住宅なら、ぜひ光が射す場所に。
店舗なら、いろいろな照明で存分に楽しんでいただけるのでは―


最近、タイルパークのInstagramで、太陽の下でタイルをグルグル回して、きらきらさせた動画を載せています(ブログ記事途中にあった「断片」みたいな感じです) 。 気になる方はぜひ覗いてみてください。

↓タイルパーク公式Instagram  \ \ フォローお願いします / /
https://www.instagram.com/tile__park/reels/


この記事の執筆者:吉田(タイルパークスタッフ)
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