カテゴリー別アーカイブ: ニューヨークだより

ニューヨークだより 第63回:LIFE Hotel

取材:2020年2月 写真/記事:佐京佑夏


(https://www.compass.com/neighborhood-guides/nyc/nomad/)

今回はマンハッタンのミッドタウンより少し下にある、マディソン・スクエアパークの北側に位置する“NoMadノマド地区”(North of Madison Square Parkの略)からブティックホテルをご紹介します。


(https://www.compass.com/neighborhood-guides/nyc/nomad/)

このエリアは歴史が古く、1600年代に公園ができてから、周りにはエレガントなブラウンストーンの建物が多い高級住宅街になりました。歴史的に有名な、フランクリン・ルーズベルトやグロバー・クリーブランドなどの歴代アメリカ大統領などが住んでいたことでも知られています。

最近ではイタリアンの高級グルメストアの“Eatery(イータリー)”など、沢山のレストランやブティックホテルなどが増えてきているので、密かにマンハッタンの中でも進化してきているホットなエリアです。




ランドマークとして有名なフラットアイアンビルがある23丁目から、アップタウンの方へ5番街を歩いていくとエンパイアステートビルが見えてくるのですが、その少し前の31丁目を左に曲がると、今回ご紹介する“LIFE Hotel-ライフホテル”に到着します。

LIFE Hotelのビルは、当時アメリカで有名な大衆雑誌“LIFE Magazine”の本部でした。
1936年にLIFEの本部がミッドタウンに移ってから現在のブティックホテルになるまでに、アパートや別の名前のホテルになったりしていましたが、入り口の”LIFE”と書いてあるゴールドサインはオリジナルで当時のまま今でも使われています。


(https://www.townandcountrymag.com/leisure/travel-guide/a9552085/life-hotel-new-york/)

LIFEのビルはボザール様式を使った建築で、42丁目の5番街にあるニューヨークパブリックライブラリーを手掛けた建築会社Carrere and Hastingsによってデザインされたそうです。この歴史的で美しいデザインをそのまま残したファサードは、他の現代的なホテルの外観と違い立ち止まってみたくなるような魅力を感じます。



ちょっと薄暗く重厚感のあるロビー、クラッシックなダークカラーの木素材で統一したエレベーターやテーブルが、当時の雰囲気を醸し出しています。

ロビーに使われている鋳鉄の柱、モールディングや床のマーブルタイルなど全てオリジナルのもので、今回のリノベーションで修復されそのまま使われています。


ロビーは小さくてとてもパーソナブル。前にご紹介したミレニアム系のホテルとは違って部屋数が少ないこともあり、従業員もとても親切にケアしてくれます。


1階にはバーがあり軽食が食べられるようになっています。周りにはテーブルが数個あり、チェックイン前や後にお客さんが休めるようになっているエリアです。




(https://www.luxehotels.com/hotels/life-new-york/nomad-restaurant-nyc)

バーの雰囲気も、当時のジャーナリストが集まるようなspeakeasy bar(スピークイージーバー)を思い浮かべます。
1920年から1933年ごろ、アメリカでは禁酒法が執行されていました。そのためスピークイージーとはアルコール飲料を密売する場所でした。1933年以降スピークイージーは廃止され、現在ではレトロなバーを示す意味で使われています。



テーブルの上にはさりげなくLIFE マガジンの写真集などが置かれているのもデコレーションのアクセントですね。
当時LIFEのビルだった時は、画家/イラストレーターのNorman Rockwell(ノーマン・ロックウェル)や有名TVアナウンサーのCharles Gibson(チャールズ・ギブソン)などが住んでいたそうなので、ライターやアーティストが集まる憩いの場だったそうです。


こちらのバーと同じ系列のレストラン、”Marylin(マリリン)”が同じ1階にあります。

私たちはこの日LIFEにステイケーションで宿泊したので、ここで夕食をすることにしました。



こちらはイタリアンがメインディッシュで、NYCの一流レストランやホテルレストランで働いていたシェフが料理を手掛けています。



奥にはレンガのかまどでピザと手作りのパンを焼いてくれる職人さんがカウンターに居ます。カウンタートップにはマーブルが、カウンターパネルでは黒いサブウェイタイルが使われています。





オフシーズンでその日は人が少なかった事もあり、娘にもピザ作りの体験をさせてくれました。



レストラン全体もレトロな内装の統一感があります。
インダストリアルなグースネックのランプを壁のアクセントとして合わせ、天井はロビーと同じメタル素材のシーリングライトを使っています。家具も全体的に床に合わせて木素材、椅子はブラウンカラーのレザー素材で統一しています。



娘が手伝わせてもらって作ったマルゲリータのピザもとても美味しく、パンやバターなども手作りなので、素材を生かした料理は身体に優しく感じました。

帰りにお部屋で水が飲めるように綺麗なボトルで水も頂けました!バラの花もつけてもらって可愛くてすごくサービスが行き届いています。


気になるお部屋の中。ニューヨークなので多少狭いですがとても綺麗で、ベッドや机、小さいですがクローゼットもあります。ライトやバスルームの蛇口なども、レトロでインダストリアルなホテル全体のコンセプトに合わせたものを使っています。












バスルーム全体は白いサブウェイタイルで統一。蛇口などの固定備品などはブラスが使われていて高級感があります。



ポジティブなメッセージが書かれた絵がそれぞれの部屋にあるようです。

疲れた後に部屋に帰ってきて、このようなメッセージを見るのは旅行者には嬉しいですよね。


今回はノマド地区から歴史を感じさせるLIFE Hotelをご紹介しました。個人的には大衆化されたチェーンのホテルよりも、歴史的コンセプトがあり個人的なサービスを重視するLIFEのようなホテルに魅力を感じました。
皆さんはどのようなホテルが心地よく感じますか?



ここが気になる!スタッフのタイルワンポイント

外観から内装にいたるまで、古き良き時代の面影が残るとても素敵なホテルです。日本では最近ちょっと失速感のあるサブウェイタイルブームですが、こうして見るとやっぱりカッコいい!ゴールドとの組み合わせがクールです。タイルそのものは非常に定番的かつ安価でありながら、使い方次第でここまで高級感を演出できるのはやはりサブウェイタイルならではの魅力と言えるかもしれません。


この内装イメージにピッタリのタイルはこちら!

サブウェイ(SUW-150)
キッチン、バスルーム、リビングなど、どんな場所にも馴染むベーシックなデザインの「サブウェイタイル」。様々な場所で見かける事ができるタイルですが、目地の色や面積など、使い方次第でとてもセンスを感じさせる仕上がりになります。

役物も充実!関連商品一覧はこちら

施工事例も沢山ございます!こちらからご覧いただけます


==お店情報==

Luxe Life Hotel New York
19 W 31st Street New York NY 10001


「ニューヨークだより」休止のお知らせ

いつも「ニューヨークだより」をご覧頂き誠にありがとうございます。
現在ニューヨーク市では新型コロナウィルスの感染が急速に拡大し、アメリカ政府よりニューヨーク州に非常事態宣言が出されるなど予断を許さない状況が続いております。このため、現地で取材をおこなう筆者の安全を考慮し、当面「ニューヨークだより」を休載とさせていただきます。

ニューヨーク便り 第62回:Turnstyle Underground Market

取材:2020年1月 写真/記事:佐京佑夏

コロンバスサークルはマンハッタンのミッドタウン西側に位置し、クリストファー・コロンブスの像などがありランドマークの一つになっています。
ショッピングモールの”Shops at Columbus Circle” ショップ・アット・コロンバスサークルやセントラルパークの入り口にもなっているので賑やかなエリアです。

今回はこちらの59丁目コロンバスサークル駅の地下鉄に新しくできた、地下の駅ナカショッピングとグルメスポット”Turnstyle Underground Market”(ターンスタイル・アンダーグラウンド・マーケット)をご紹介します。


こちらのターンスタイルは、2016年の春に8番街の57丁目と58丁目を繋いでいる地下通路にオープン。地下街なので地下鉄のメトロカードがなくても入ることができます。



日本では東京や大都市の駅ナカには地下街があるのは普通のことですが、ニューヨークでは今まで日本のような地下街を見たことがありませんでした。
ターンスタイルは日本の駅ナカにとても似ていて、気軽に食事や買い物ができる新しいマンハッタンの人気スポットになっています。



58丁目の駅のエスカレーターを降りると、ターンスタイルの入り口に入ります。

駅に直結しているので通勤や通学の人には大変便利です。



入ってすぐ右にあるのが、人気キャンディーショップのDylan’s Candy Bar (ディランズキャンディーバー)、左にはスターバックスから始まり沢山の人気ショップが並んでいます。

真ん中にはこちらも有名マカロン店の“WHOOPS!”(ウーップス)のポップアップストアです。
ターンスタイルを計画したデベロッパーはかなりのこだわりがあり、テナントに入るレストランや店を決めるのに450件以上の店を見て回って、最終的に39店舗まで絞ったようです。
店を見ていると、かなりのバラエティーとユニークさがそれぞれの店にあることがよく分かります。そしてそれぞれの店舗デザインも凝っています。

ターンスタイルの真ん中は、店で買ったものを座って食べることができるダイニングテーブルと椅子が設置されていて、お客さんがくつろげるようになっています。



ターンスタイルフロア全体は長方形のダークグレイタイルが使われていますが、真ん中のダイニングエリアはカラフルなスクエアタイルが貼られています。

黄色やオレンジ、青などポップな色が使われているので、とても目立つし可愛いです。



こちらのタイルは、細長いダイニングテーブルのトップにもクリエイティブに使われています。


学生に人気の一口サイズのドーナツ屋さん、“Doughnuttery”(ドーナッテリー)



可愛いミニサイズのドーナツです。こちらはシナモンシュガーのドーナツがお勧めです!



日本人が経営している床屋さんも入っていました。
20ドルでヘアカットができるので、マンハッタンでは破格値ですよね!



真ん中にくると、ダイニングテーブルのスタイルが変わります。
グループで座るのに良いレイアウトになっているので、家族連れや若者グループの集まりで賑わっていました。





ベネズエランファーストフードの“Arepas Factory”(アレパスファクトリー)。アンティーク風のスクエアタイルがカウンターパネルに使われています。




ターンスタイルには沢山のお店が入っていて全部は紹介しきれないのですが、この中でも去年新しくオープンした店、”Merchant’s Gate”(マーチャントゲート)に注目してみました。



Merchant’s Gateはこのターンスタイルの中でも存在感のある、珍しいオールドスタイルのバー。
私はターンスタイルの存在を駅の乗り換えで知ったのですが、このバーを見たときに、まずニューヨークの地下鉄にバーがあること自体が不思議だったことに加えて、この何とも言えないクラッシックなバーの雰囲気に、思わず立ち止まって見惚れてしまいました。



バレンタインデーということもあり装飾も店の雰囲気以上に目立ちましたが、よく見るとバーのバッググラウンドが、白いサブウェイタイルの真ん中に店の名前が駅の名前のように貼られています。
下にもちゃんと”Columbus Circle”(コロンバスサークル)と書かれているのも、地下鉄のイメージを大切にしているのが分かります。



店自体は小ぢんまりしていて、カウンターも一つ。真ん中にいくつかテーブルがあり、外にもテーブルが少し並んでいます。

バーのカウンタートップと周りのテーブルトップは、カッパーの緑青仕上げで統一しています。
こちらのバーは緑色がシグニチャーカラーのようで、メニューやアクセントになっているサブウェイタイルも濃い緑色が入っています。


こちらのハッピーアワーのドラフトビールを友達と一杯ずつ頼みました。



私はアルコール弱目のMERMAID(ピルズナー/左)で、友達はWRENCH(ヘイジーIPA/右)を頼みました。
WRENCHの方が強いですが、飲みやすい気がしました。


ニューヨークのミッドタウンウェストに来られたときには、是非ニューヨークの駅ナカも体験して見てください!



ここが気になる!スタッフのタイルワンポイント

ニューヨークは地下街もタイルがいっぱい!歩いているだけでワクワクしてしまいますね。
私も以前アメリカに行った際、テーブルの天板にタイルを使っている飲食店をよく見かけましたが(しかも結構大胆に剥がれていたりする(^^;))、日本ではあまり見る事がないので珍しく感じますね。やはりお皿やコップがガタガタしちゃいそうなので避けるのでしょうか・・。


この内装イメージにピッタリのタイルはこちら!

プランク(PLK-06CB)
青緑系のタイルで今タイルパーク一番人気がこちら。Merchant’s Gateの壁のように、をときどきアクセントに入れてもカッコいいですね!


==お店情報==

TURNSTYLE Underground Market
1000 S 8th Ave, New York, NY 10019


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▼第2弾キャンペーン募集開始!ぜひご参加ください。

ニューヨークだより 第61回:PHD Terrace at Dream Hotel Midtown

取材:2019年12月 写真/記事:佐京佑夏


ニューヨークは11月末の感謝祭が終わると、街のすべてがクリスマスのホリデーシーズンに変わります。マンハッタンでは至る所で、クリスマスツリーやクリスマスのデコレーションをしたお店を目にします。


年末になると観光客が増えるので、ミッドタウンは人で溢れかえり、たくさんの人がインスタ映えするディスプレーの場所で写真を撮っている姿が見られます。


特に、ロックフェラーセンターに毎年飾られるクリスマスツリーは世界で一番美しいツリーと言われています。ラジオシティミュージックホールの周りは、クリスマスのショーなどを見に来ている人たちで特に賑わっていました。


ロックフェラーセンターのすぐそばにある有名高級デパート「サックスフィフスアベニュー」では、今年上映されて話題になっているディズニーの「Frozen(アナと雪の女王)2」をテーマにしたウィンドウディスプレイ。そして建物全体のファサードはFrozenのお城をイメージしたイルミネーションになっています。





(https://www.laughingplace.com/w/news/2019/11/26/saks-fifth-avenue-frozen-2-window-display-ceremony-featuring-idina-menzel/)

「アナと雪の女王」のキャラクターを使ったディスプレーには、子供達、そして大人も目が釘付けでした!時間になると建物全体のショーが行われ、音楽とともに素晴らしいイルミネーションのパフォーマンスを見せてくれます。



今回はミッドタウンのDream Hotelにあるルーフトップバー、”PHD Terrace”をご紹介します。
こちらのルーフトップバーはオールシーズンでやっているバーですが、今年からホリデーシーズンになると、こちらのスペースがホリデーイルミネーションにガラッと変わるようになりました。

ホテルの正面入り口とは別になっていて、外に設置されている場所から入ります。こちらでIDをチェックされた後、エレベーターでルーフトップバーへ行きます。






15階のエレベーターを降りると、インダストリアルなペンダントライトが天井全体的にありラスティックな雰囲気を出しています。




15階はレザーシートにグリーンとゴールドのカラーで統一された内装。木の床と天井でペントハウスの高級感を出しています。特に特注で作られたゴールドのセラミックタイルはすごいゴージャスで、高級なナイトクラブ風の作りになっています。



今回注目したいのはこちらの16階にあるルーフトップバーです。ホリデーシーズンの間は、シェイクスピアの劇“Midsummer Night’s Dream(真夏の夜の夢)”を冬のイメージに変えて”Midwinter Night’s Dream(冬の夜の夢)”のテーマでテラスが作られています。




早い時間に行きましたが満席でした。スタンディングでバーもかなり混雑しています。


天井はキラキラ光るルミネーション。まるで冬の夜空の下を散歩しているようです。
床から天井まである、白い冬の花をイメージしたディスプレーが幻想的でロマンチックな雰囲気を出しています。







ラウンジエリアは2つに分かれており、”Enchanted Garden(疑惑の庭)” をイメージした花のトンネルを通って反対側のバーへ行きます。



反対側のラウンジも同じテーマのバーで天井のイルミネーションとミッドタウンの夜景が窓越しに見渡せるようになっています。




バーのバックスプラッシュは、ダークブルーにハンドペイントされたスクエアのセラミックタイルです。ディスプレーのリカーがダウンライトに照らされて、タイルのデコレーションを引き立てています。






ラウンジのテーマに合わせてカウンターパネルもヨーロッパをイメージさせるアンティーク風スクエアタイルが使われていて周りの幻想的なスタイルにあっています。


ちょっと寒かったですが、アウトドアエリアもオープンしていたので気分転換に出てみました。賑やかなマンハッタンの夜景が見えて素敵です!
冬の夜景もまた情緒があって、このようにバーで気軽に楽しめるのは良いですね。








(https://thirstymag.com/nyc-phd-dream-midwinters-night-dream/)
「冬の夜の夢」がテーマになっているテーマベースのカクテルが人気のようです。

私はGoldtini(ゴールドティーニ)。友達はWinter Warmer Margarita(ウィンターウォーマーマルガリータ)を注文しました。

クリスマスのイメージで素敵なカクテルです。
Goldtiniはココナッツウォッカとアーモンドミルクが入っていてマイルドな甘さの味です。Margaritaはテキーラがベースでストロベリーの風味でさっぱりしていました。



ホリデーシーズンのニューヨークはとても見所がたくさんあります!是非このシーズンに一度訪れて欲しいです。



ここが気になる!スタッフのタイルワンポイント

タイルに注目したいところですが・・それ以上に皆様、あの真っ白な花のトンネルが印象深かったのではないでしょうか!?
ホリデーシーズン限定の内装のようですが、とても幻想的で美しく、ニューヨークの夜にピッタリの華やぎです。お店に足を踏み入れた瞬間から「冬の夜の夢」の世界へ引き込まれてしまいますね。


この内装イメージにピッタリのタイルはこちら!

ピカソ
華やかなデコレーションの壁には「ピカソ」がおすすめ!洒落た内装デザインに一役買います。


==お店情報==

PHD Terrace at Dream Hotel Midtown
210 W 55th St, New York, NY 10019


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ニューヨークだより 第60回:Misi

取材:2019年11月 写真/記事:佐京佑夏

今回はブルックリン、Williamsburg(ウィリアムズバーグ)のウォーターフロントに新しくオープンしたドミノパークの前にあるイタリアンレストラン、Misi(ミシ)をご紹介します。


ウィリアムズバーグの歴史的ランドマークとして有名な、1856年に建てられたドミノ砂糖精錬工場のDomino Sugar Refinery(ドミノ・シュガー・リファイナリー)。アメリカでは最も大きな砂糖会社で、大体どこのカフェやレストランでもドミノ社の砂糖を使っていています。


(https://www.forbes.com/sites/jordilippemcgraw/2018/09/20/weird-facts-domino-sugar-factory/#3b8b2df553ef)

2004年に工場を閉鎖してから、ニューヨークのランドマーク(歴史的重要建築保存物)として認定され10年以上このまま放置されていました。ランドマークになってしまうと改築するのは難しいので、ディベロッパーの方でもなかなか開発計画は進まなかったようですが、現在はこの工場の既存建物部分を残しつつ複合住宅にするための工事中です。

その周り一帯は開発され、イーストリバーを眺められるパークやプレイグラウンド、ビーチバレーコートや芝生のピクニックエリアなどができ、家族で楽しめる新しい人気のスポットになりました。




このドミノパーク前のKent Avenue沿いに去年オープンした人気イタリアンレストランのMisi。

外からは従業員がパスタを作っている姿が見れます。

MisiのオーナーシェフであるMissy Robbinsは沢山の受賞歴がある有名シェフで、なんとオバマ元大統領のお気に入りシェフだそうです。人気レストランのため、数ヶ月前まではかなり早くから予約しないとランチでも予約が取れないほどでしたが、今回は1週間前にランチの予約が取れたので行くことに!

広くて開放感のあるスペースに入ってすぐ目に入るのが、壁全体に使われている白いイタリア製の煉瓦。

煉瓦は入り口に入ってからある植木の囲いとしても使われています。

私が予約を取った時はカウンター席しか空いていませんでした。行ってみてなるほどと思ったのですが、広いスペースの割にテーブルのダイニング席の数が少なく、カウンター席を中心に空間が作られています。

入って右側がオープンキッチンになっていてカウンター席が周りにあり中でシェフが作っている様子を見ることができます。



私はキッチンの様子が見たかったので頼んで真ん中のカウンターにしてもらいました。

メニューはベジタブルが中心になっている前菜とパスタ。
私たちはシグニチャーディッシュになっている、ホイップされたリコッタチーズがのっているクロスティーニとグリルされたナスを前菜に、パスタはリガトーニのポモドーロ(トマトソース)と、ほうれん草とマスカポーンチーズが中に入っているトルテリーニにしました。

前回のMARBLEもそうでしたが、ワインを楽しみながら自分の頼んだ物が目の前で見る事ができるのは体験型ダイニングとしてとても贅沢です。
こちらのレストランではカウンター席の方がダイニング席より人気があり先に完売するらしいので、私たちはラッキーでした!

とても忙しいキッチンなのでシェフが作っている迫力というか熱気と流動感が伝わってきます。



カウンタートップは温かみがあり親しみやすい白い木素材。スツールは黒でシックに統一しています。

開店同時に行きましたが、30分も経たないうちにカウンター席は満席に!

ダイニングルーム全体の床に使われるタイルでは、ヘキサゴン型のグレー色のタイルに焼き付けた黒い3本の線がデザインされています。

シェフはこちらのレストランデザインに関してはかなりの思い入れがあり、このタイルはイタリアのコブルストーンをイメージして取り入れた特注のようです。白いイタリア煉瓦も含め、お客さんが本場のイタリアで食事を楽しんでいる雰囲気をデザインしたかったようです。


左側の奥は、先ほど外からガラス張りで見えたパスタを作るワークショップになっています。



ダイニングルームからパスタを手作りしているワークショップが見ることができるのも、美食体験の一つですね!

こちらのワークショップも床はヘクサゴン型のグレータイルで、壁は一面に白いタイルが貼られています。グレーと白のカラーでダイニングルームとの統一感があり、クリーンな仕上がりになっています。

メインのカウンター席とは別に真ん中にもバーステーションも兼ねた小さめのカウンター席があります。



こちらのレストランは2019年Restaurant & Bar Design Awards(世界的に認められているレストランとバー空間デザインの賞)にノミネートされています。
照明にもこだわっているのがわかります。白、黒、グレーのニュートラルな空間にとてもコンテンポラリーな間接照明が使われていて、ダイニング空間を盛り上げています。



テーブル席の周りにある特注のウォールスコンス(ブラケット)は、ブラスでできた長いスティックの内側にLEDが入っています。シンプルでクリーンなデザインは、エレガントで温かい雰囲気を出しています。



ダイニングルーム全体は手拭きガラスで作られたペンダント照明が使われています。手作り感があり親しみやすいですね。



私たちの座っているカウンター上部にある照明もまた違った照明を使っています。白いコンテンポラリーなデザインのトラック照明です。


前菜が来ました!ホイップされたリコッタチーズがのったクロスティーニに、グリルされたシシトウが付いてきました。これは別々に食べても良いしチーズの上にのせて楽しむこともできます。見た目よりチーズが重くなくさっぱりしていてシシトウと合います。

グリルされたナスの上にレモン、オリーブオイルとパルメザンチーズがたっぷりかかっています。さっぱりしていて美味しいです。



トマトソースのパスタも美味しかったですが、私はこのトルテリーニがブラウンバターソースと合いとても気に入りました!


ブルックリンの新しい人気スポットである、歴史的なランドマークのドミノパーク。訪れた際には、ぜひウイリアムズバーグブリッジを眺めながらMisiのイタリアンを試してみては如何でしょうか。


(https://www.yelp.com/biz_photos/misi-brooklyn?select=XRoMnaqdVriweAF70niQMQ)

ここが気になる!スタッフのタイルワンポイント

洗練された内装が美しいMisi。広々とした店内はとてもシンプルかつ開放的で、おいしい食事と楽しい会話を楽しむことができそうですね。 壁に使用されているボーダーのレンガが、白と黒の広々とした空間に温かみをプラスしていてお料理を引き立たせてくれています。


この内装イメージにピッタリのタイルはこちら!

タンブルボーダー
廃棄予定だったボーダータイルの角を落とし、ナチュラルなインテリアタイルとして復活させたシリーズ。素材の温かみがあり、白壁のモダンな内装にアクセントとして使っても相性抜群です!


==お店情報==

Misi
329 Kent Avenue, Brooklyn NY 11249


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ニューヨークだより 第59回:Marble Dessert Bar

取材:2019年10月 写真/記事:佐京佑夏

今回も引き続き歴史的な街の風景が絵になるウェスト&グリニッジビレッジから最新のお店Marble Dessert Bar(マーブル・デザートバー)をご紹介します。

(https://en.wikipedia.org/wiki/Christopher_Street–Sheridan_Square_station)


最寄りの駅は7番街をアップタウンからダウンタウンまで通っているローカル線1番の地下鉄がとまるChristopher Street-Sheridan Square Station(クリストファーストリート駅)。


Christopher Street駅のプラットフォームにあるモザイクタイルの中心に描かれている絵は、18世紀ごろにグリニッジビレッジの10丁目に存在した州刑務所のNewgate Prison(ニューゲート刑務所)。ニューヨークのサブウェイアートは奥が深く土地の歴史を物語っています。








(https://www.nycsubway.org/wiki/Artwork:_The_Greenwich_Village_Murals_(Lee_Brozgol))

この駅では”グリニッジビレッジの壁画“として話題になった、12個のモザイクアートによって歴史が描かれています。こちらの作品は、地元の小学生と、アーティストのLee Brozgolによって1994年に造られました。


3つのパネル毎に1つのテーマになっていて、それぞれにタイトルが付いています。

”Founder”(創始者)
“Provider”(供給者)
“Bohemians”(ボヘミアン)
”Rebels”(反逆者)


今のようにビレッジが形成されていく中で、歴史的にキィーパーソンになった有名な作家やアーティストなどが40人描かれていて、見ているだけで歴史の勉強になります。


地下鉄を出てからBedford Streetを歩いていくと、比較的静かな住宅街になります。このストリートに、フルコースでデザートだけを提供するユニークでクリエイティブなお店Marble Dessert Barがひっそりとオープンしました。






名前の通り、店内のあらゆるところにマーブル(大理石)を使っています。メインのバーカウンタートップ、奥のサイドパネル、窓際のカウンターテーブル全てに、大理石の中でももっとも高級で珍しい種類であるイタリアのカラカッタを使っています。磨きのかかった黒とグレー、そしてゴールドがヒントで入った大理石のベインはうっとりする美しさです。



メニューはプリフィックスのメニューだけで、メインコースからデザートを選びます。私はバナナ、キャラメル、トーストされた玄米、そしてライムが原料になったメインを、友達はチョコレート、そば茶、ミルク、海塩を選びました。何が出てくるか楽しみです!

カウンターの上部では、銅素材の丸くモダンなデザインのペンダントライトが、全体的に白く統一された店内のアクセントになっています。



カトラリーもライトの素材に合わせて銅素材を使っています。とてもセンスが良くお洒落に統一しています。



メインフロアの素材は黒と白の大判スクエアのテラゾータイルです。コンテンポラリーな照明や高級大理石などを使い、ただのデザート店でないアップスケールな存在感を出しています。



とても変わっていて個性的だと思ったのがロゴの照明です。壁にMARBLEのロゴを付け、その上から白い透けたメッシュで覆い、間接照明で上からロゴを照らしています。







お店の従業員もとても感じが良く、ミニマリストでシックな内装のデザインは人を惹きつける魅力があります。


カウンターに座っていると、頼んだデザートをシェフが作っているのを見ることができます。お客さんにとっては食べるものがどのように、アーティスティックで美しく作り上げられていくのか、目の前で見ることができるのはとても面白く食欲を誘います。


オーナーのお二人になぜ店の名前がマーブルなのか聞いたところ、全ての素材に関して自然なものを使っているので、内装もそれと同じように自然なものからできているナチュラルストーンのMARBLEを使いたかったようです。




まず前菜は全てのメインコースに付いてくるAmuse Bouche。マテ茶の泡クリームとピンクグレープフルーツのゼリーに、氷菓子のグラニタとアーモンドの砕いたものが上にかかっています。今まで食べたことのないような食感があり、グラニタのフワッとした甘酸っぱさがなんとも言えません。


オーナーシェフであるカップルのお二人は、イーストビレッジにある日本人のデザートバーで有名なチカリシャスで経験を積んだのち、こちらの店をオープンしました。


彼らの作るデザートには抹茶、柚子、蕎麦茶など日本の風味が沢山ヒントとして入っています。口直し用のデザートはキウイのシャーベットとベリー風味のグラニタ。プレゼンテーションも最高です。




そしてメインは、チョコレート系のデザートとライムゼリー、シャーベット、玄米パフで挟まれたバナナクリームとキャラメルでコーティングされたバナナです。これですでに4品目!


最後お腹がいっぱいになった後に、サプライズの5品目でオレンジマドレーヌが出てきました。



どれも余りにも美味しすぎて時を忘れるくらいでした。
フレンドリーで隠れ家的な空間の中でゆったりとフルコースのデザートを堪能するのはとても贅沢な経験でした。ウェストビレッジに来たら是非訪れていただきたい素敵な店です。



ここが気になる!スタッフのタイルワンポイント

タイルパークでもプリントタイルとして販売している「Calacatta」。フロアや壁やテーブルだけでなく、このお店のように看板としての使用も洒落ていてカッコいいですね!大理石模様やテラゾー模様は、室内の高級感を高めるアイテムとして国内・国外問わず大人気。石材模様ならではのナチュラルな温かみも魅力的です。


この内装イメージにピッタリのタイルはこちら!

マルモ
大理石風の模様をプリントした大判タイル。室内の壁・床に使用でき、小さなカット品で作ったモザイクタイルもご用意しています。


==お店情報==

Marble Dessert Bar
27 Bedford St, New York, NY 10014



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ニューヨークだより 第58回:Porto Rico Importing Co. & Toloache

取材:2019年9月 写真/記事:佐京佑夏

ユニオンスクエアを通り越して5番街を南にずっと歩いていくと、ワシントンスクエアパークにぶつかります。ニューヨーク大学(NYU)のキャンパスに近く、ブラウンストーンのアパートが並ぶ静かな住宅街で、エリアはグリニッジ・ビレッジになります。

初代大統領のジョージ・ワシントン就任100周年を記念して建てられた凱旋門とその前にある噴水の情景が美しいので、沢山の観光客やニューヨーカーの憩いの場として有名です。




公園を通り過ぎるとウェスト・ビレッジに入ります。ウェスト・ビレッジは昔からある老舗の店やデザイナーズブティック、トレンディなレストランなどが細かいストリートにひしめくようにあります。


珈琲通の私が大好きで10年以上前から愛飲している老舗の珈琲屋さんが、ここPorto Rico Importing Co.(ポートリコ)。1907年から存在するロングランの店です!



入り口のドアを開けるとなんとも言えないコーヒーのいい香りがしてきます。

オーガニックからカフェインレスのものまでコーヒーの種類だけで130種類あり、選ぶのに迷ってしまいます。奥にはコーヒーバーがあり、エスプレッソやコーヒーが飲めるようになっていますが、狭いので通常の人は買ってテイクアウトします。


ウェストビレッジには多い昔からあるデコラティブなティンパネルの天井。


私は今週のセールになっているノースイーストブレンドとグアテマラフレンチローストを頼みました。値段も10年前からあまり変らず、1パウンド(0.45kg)8ドルから 11ドルくらいと手頃なので、ニューヨーカーに長く愛されてきたのが分かりますよね。


ポートリコから数ブロック東に行くとThompson通りにあたり、本日ご紹介するメキシカン& ラテン系レストランの“Toloache” トンプソン通り店に到着します。


“Toloache”(トラーチェ)とはメキシコで媚薬として有名な植物の名前。シェフでありオーナーのJulian Medina(ジュリアン・メディーナ)は、季節の野菜や材料を使ったクリエイティブなコンテンポラリーメキシカンで成功して、こちらの店は現在3店舗目。Toloacheはミッドタウンとアッパーイーストにもあります。




ファサードの壁面がタラベラ焼のメキシコタイルで覆われて、通りの中でも一際目立ちます。

ラスティックでカラフルな外の外灯が入り口のアクセントになっているようです。

外の雰囲気と同じでラスティックな内装です。タラベラ焼のスクエアタイルが、ファサードと同じ形状の斜め貼りで壁面に使われています。

今日は暖かい日だったので、お客さんは窓際に座っている人が多かったです。窓の柱に沿って縦長に、そして柱と柱の間の上部壁面には横長に、タイルが違うデザインの貼り方で貼られています。

天井は先ほどのポートリコと同じようにデコラティブなティンパネルがあり天井扇と銅素材のペンダントライトがマッチして昔からあるビレッジ風な雰囲気を出しています。


日曜日の2時くらいだったので、ブランチをカウンターでゆったり取っている人たちがいました。カウンタートップはトラディショナルな大理石だったのですが、個人的にはあまり他のインテリアとマッチしている気がしませんでした。できれば同じテーマでメキシコタイルを使って欲しかったですね。

フロアはテラコッタとベージュ系の石が混じった渦巻きのモザイクタイル。




こちらのレストラン2階もあり、階段の蹴上部分は赤と青のスクエアタイルでデザインされています。赤と青のコントラストが美しく、メキシカンレストランさを出しています。




階段の上部には、アンティーク仕上げの幾何学型や、デザインの違うランタンが天井から垂れ下がっていてレトロな感じ。


2階のスペースはかなり広いスペースでパーティルームのようになっています。

(https://www.yelp.com/biz_photos/toloache-thompson-new-york-3?tab=interior)

2階も引き続きラスティックなテーマ。真ん中の吹き抜け部分には、階段上部にあったようなアンティークペンダントライトが並んでいます。その周りには、ファサードと一階に使われているのと同じメキシコタイルが綺麗に貼られています。

(https://www.yelp.com/biz_photos/toloache-thompson-new-york-3?tab=interior)


(https://www.yelp.com/biz_photos/toloache-thompson-new-york-3?tab=interior)
両サイドの壁面はむき出しのレンガ。窓側の一番下には可愛らしい花柄のタイルが貼られていて、壁のアクセントになっています。


メニューはトラディショナルなメキシカンと、セビーチェなどの南米フレーバーが入ったフュージョン料理などもあります。私たちはブランチのunlimited cocktail(1時間カクテル飲み放題)をオーダー。

マンゴミモッサ


前菜はトロとサルサのセビーチェ。トロがサルサで和えてあり甘酸っぱい味がします。周りはハードシェルのタコス。




ポークのソフトタコスにメキシカンライスとブラックビーンズ。上にかけたホットソースがめちゃくちゃ辛くてびっくりしました。



最後はハンバーガーとメキシカンスタイルのフレンチフライ。2杯目のサングリアとも相性は抜群でした!



ここが気になる!スタッフのタイルワンポイント

メキシカンタイルがとても印象的なデザイン。開放的なお店の中はタイルがびっしり!ここまで徹底的にタイルを使うと、とても豪華で華やかなインテリアになりますね! タイルパークでも時々お問合せがあるメキシコの伝統的なタイル。残念ながら取り扱ってはおりませんが、いつか探してみたいです。


この内装イメージにピッタリのタイルはこちら!

ピカソ
様々なデザインの200角タイルです。お気に入りの模様を組み合わせてもよし、複数の模様をミックスしてもよし。ちょっぴりエキゾチックな、艶のあるインテリアにもおすすめ。


==お店情報==

Porto Rico Importing Co.
201 Bleecker Street New York, NY 10012

Toloache Thompson
205 Thompson Street New York, NY 10012



タイル通販「タイルパーク」
https://tile-park.com

ニューヨークだより 第57回:Magic Hour Rooftop Bar & Legasea Seafood Brasserie

取材:2019年6月   写真/記事:佐京佑夏

前回ご紹介したMoxy Hotelの要になっているルーフトップバーのMagic Hour(マジック・アワー)と、シーフードレストランのLegasea(レガシー)をご案内します。

WWW.medium.com

Magic Hourはニューヨークで最大級のインドア/アウトドアルーフトップバー。Magic Hourへはホテルの中からはアクセスできず、一度外に出て7番街の方から入ります 。

午後7時ごろでしたが既に並んでいる人がいて、バウンサーのお兄さんたちが身分証明書をチェックしていました。

入り口の“Magic Hour”のネオンサインも含めて、スタート地点からユニークで人を引き付けるような照明の使い方をしています。ライトの色がカラフルに変わるトンネルは、訪れた人が「これから何が起こるのかな?」とワクワクしてきます。

トンネルを通り過ぎると、グレーのタイルが敷き詰められた廊下に入ります。ここはコートチェックになっているようです。
床はミディアムグレーのスクエアタイルが続いていきます。壁はグラディーションのあるサブウェイタイルとグラフィティーの壁紙。ダークでミステリアスな雰囲気を出しています。


エレベーターに乗って18階のルーフトップへ向かいます。

エレベーターを降りるとまず目に飛び込んでくる、ちょっとHなクマの形をした植え込み。ロビーの窓を通して見えるのが目立って笑えました。この奇妙で大人っぽい要素はこの後まだまだ続きます。

ロビーを通って西側のアウトドアラウンジに入るとまるで遊園地!メリーゴーランドのように回転する座席が回っていました。しかし、比較的早い時間でしたが空席はなく、予約をしてきた人達で満席でした。


奥に入っていくと、セクシーな名前の“Foreplay”(フォアプレイ)というミニチュアゴルフコースが楽しめます。こちらもミッドタウンの絶景をバッグにインスタ映えするセクションで、若い女性たちで賑わっていました。


真ん中にあるゴージャスなバーは、金色の張り出し屋根に金色モザイクタイルのカウンターパネルです。


アウトドアラウンジは東西に2つあり、私たちが行ったのは西側のラウンジでした。東側ラウンジはエンパイアステートビルの景色が眺められる“エレガントガーデンパーティ”がテーマの綺麗なガーデンになっており、都会のルーフトップでガーデンパーティを楽しめるというのがコンセプトの様です。

https://www.amny.com/eat-and-drink/moxy-hotel-magic-hour-rooftop-bar-lounge-opens-1.14350954
https://medium.com/@tjbdaily/nycs-newest-hotel-moxy-times-square-launches-rooftop-fitness-series-4be9e6c5974c

このスペースでは、早朝に無料のヨガクラスを開催していて、ホテルのゲストや近所の人たちが来られるようになっています。この絶景でヨガができたら最高ですね!

(https://www.eventective.com/new-york-ny/magic-hour-rooftop-at-moxy-hotel-687623.html)

Magic Hourの売りはミッドタウンとエンパイアステートビルの眺望だけでなく、ホテルのコンセプトに合わせて次世代向けに大人が楽しめる、都会的なアミューズメント施設にしているのです。約1000平米、500人までのゲストを収容できる巨大イベントスペースでもあるので、スーパーモデルのハイディ・クラムもハロウィーンパーティをここで開いたそうですよ〜。

(https://www.eventective.com/new-york-ny/magic-hour-rooftop-at-moxy-hotel-687623.html)
(https://www.eventective.com/new-york-ny/magic-hour-rooftop-at-moxy-hotel-687623.html)
(https://www.eventective.com/new-york-ny/magic-hour-rooftop-at-moxy-hotel-687623.html)

インドアラウンジは、インダストリアルでミステリアスな空間。印象的な動物をモチーフにしたオブジェがここでも続きます。床は引き続きグレーのタイルで統一。ソファーはグレーとティール色のベルベット素材。ソファーの素材や色とコントラストのある橙色のベルベットのカーテンもエレガントでセクシーなデザインです。

光沢のある、茶色のヘリングボーン柄でアレンジされたタイルがカウンターパネルに使われています。シックでインダストリアルな周辺の雰囲気や色にマッチしています。


Magic Hourを後にし、シーフードレストランのLegaseaへ。LegaseaへはMagic Hour入り口の隣7番街側からも、ホテルの2階からもアクセスできます。こちらは7番街側からの入り口です。

入り口を入ると、ドアの半分位までオーシャンカラーをイメージしたサブウェイタイルが貼られています。上半分から天井までは、水色をバックグラウンドに 色々な魚の絵が描かれています。

涼しさを感じさせる魚柄の道を抜けた後、ガラッと変わる空間に入ります。ここはデザイン的に私のお気に入りの空間です。右側と正面の壁面は天井までシンプルなサブウェイタイルが続き、左側は黒いフレームで長方形にグリッドされた鏡が張り巡らされています。


照明の使い方も素晴らしく、吹き抜けの天井からはワイヤーで釣ってある丸いペンダントライトが星のように並んでいます。右側のブラケット照明も、黒いフレームで造られた形の違うボックスの中に、ペンダントライトに合わせて丸い照明を使っています。この照明が鏡に写り、何とも言えない幻想的な空間を創り出しています。

階段を上がるとLegaseaのレストランへ着きます。こちらの入り口はホテルの2階からも入れるようになっています。

様々な緑色のコンビネーションでサブウェイタイルが柱と壁に使われています。入り口部分の床は白と黒のヘクサゴンタイル。緑色に統一されたサブウェイタイルがとても優しい雰囲気を出して、入り口全体の雰囲気を盛り上げています。

Magic HourとLegaseaのデザインをしたのは、ニューヨークベースのレストランデザインで有名なRockwell Group(ロックウェル・グループ)。有名高級レストラン“NOBU”の老舗店をデザインして一躍有名になりました。温かみのある入り口の吹き抜け空間、照明やタイルなどは、親しみやすくゲストが入りやすいデザインにしています。

床はダークグレーの幾何学模様セメントタイルにヘクサゴン柄が白く描かれています。天井は窪み天井に白塗り木材が使われていて、こちらも8角形の幾何学模様。壁面全体は白いサブウェイタイルで統一されています。

銅素材で作られたペンダントライトが天井も含めとても高級感を出していますが、周りの客席上部の照明はカラフルな手拭きガラスで作られたペンダントライトが並んでいます。カジュアルさも忘れず、シーフードレストランのテーマを取り入れているのも素晴らしいですね。

ハッピーアワーをやっていたので、私たちもカウンターでワインとおつまみを頼むことにしました。

冷えててとても美味しいピノ・グリージョ。
オイスターはなんと一個1ドル!ワインととてもあいます。
これは“Crab Bignet”(クラブ・ベニエ)といって柔らかい揚げパンの間に蟹が入っている小さい蟹バーガーです。

デザートはパンナコッタにベリーソースがかかっていて、レモンのシャーベットが付いているものを注文しました。甘酸っぱくてとても美味しかったです!


今回はMoxy Hotelに入っている人気スポットの、ルーフトップバーとレストランをご案内しました。さすがデザイン重視の新感覚ホテルに入っているバーやレストランなので、デザインに力が入っているのが分かります。特にLegaseaは気取ってなくて入りやすさがあるのが私はとても気に入りました。



ここが気になる!スタッフのタイルワンポイント

サブウェイタイルのカラーバリエーションがいろいろあると、内装の雰囲気に合わせて使い分けられるのでとても嬉しいですね(サブウェイタイルの形状自体はどんな場所にもマッチします!)
ヘリンボーンに貼ったり、バリエーションが豊富になるとアイデアの幅が広がって楽しくなりますね!


この内装イメージにピッタリのタイルはこちら

SUB-Grey

サブウェイ
人気No.1の定番タイルシリーズ。今年からはグレーやブラウンも登場しました!


==お店情報==

Magic Hour Rooftop Bar & Lounge

Legasea Seafood Brasserie

485 7th Ave 18th floor, New York, NY 10018



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ニューヨークだより 第56回: Moxy Hotel Times Square

取材:2019年6月   写真/記事:佐京佑夏

ニューヨークで最も人通りが多く、商業施設、ブロードウェイシアターや、大晦日のカウントダウンイベントなどのスポットとして人気のあるタイムズスクエア


タイムズスクエア駅の地下鉄(MTA)は殆どの路線が走っているのと、郊外へ行くためのバスが出ているポートオーソリティと連結している便利さがあるので、旅行者には大変人気があります。



旅行者が集まるエリアなので、ホテルとレストランも沢山あります。最近ではAirbnbなどのホテルではなく、民家の部屋をレンタルするのが主流な時代になってきている中で、今回はより旅行者のニーズを追求して、かつデザインや機能性を重視する、次世代の旅行者をターゲットにした新感覚ホテルを紹介します。





Moxy Hotel Times Square(モクシーホテル・タイムズ・スクエア、以下Moxy)は、2年前にオープンしたばかりの新しいブティックホテル。マンハッタンには他にも何軒かMoxyがありますが、今回はその中でも、デザイン性や公共部分のエンターテイメントに優れたタイムズスクエアのMoxyを体験してみました。

タイムズスクエアの中心になっている通り・42丁目から、7番街を南に少し下がって歩いて行くとMoxyにぶつかります。フロントロビーは7番街から36丁目に入ったところにあり、ピンクのネオンサインが見えてきます。




このビルは古い歴史があり、1907年に銀行員であり博愛主義者であったDarius Ogden Mills氏(ダリアス・オグデン・ミルズ)が、労働者階級の人たちにも泊まれる手頃な価格のホテルを作りたいという意向から作られたのが、New Mills Hotel(ニュー・ミルズ・ホテル)でした。そして100年以上経った2年前の10月に、同じ目的で旅行者が手頃に泊まれるホテルとして新しく登場したのがMoxy Hotel。


入ってすぐ気付くのが、従来あるような感じのホテルロビーではなく、未来的な雰囲気の空間。大きなフロントデスクはなく、チェックインカウンターは個々にキオスクステーションが設けてあり、従業員が部屋へのキーレスエントリーの方法をセットアップしてくれます。もちろん自分で先にアプリでセルフチェックインしてもオーケー。







フロアはテラゾタイルのグレーカラーで統一した色々なバリエーションでユニークです。違うスタイルですがテラゾは2階のラウンジとバーまで続きます。

感じの良いロビーの上を見上げると、ルーフトップまでの吹き抜けの空間に、選りすぐりのアーティストの作品を展示しています。黒い小さなプラスチックのようなものがワイヤーで吊り下げられているのですが、全体的によく見ると熊の形をしていて可愛い。日本人アーティストの澤田広俊さんによってこの作品は作られたそうです。さすがデザイン重視ホテルなのでオブジェにも抜かりないですね!



1階には座るスペースはないのですが、2階に行くと公共のラウンジスペースとバーがあります。

アンティークでブロンズ仕上げのエレベータードアに、広々と続く壁面や天井は落ち着いたライトカラーの木素材を使い、床は一階と同じくミディアムグレーのテラゾ大判スクエアタイルが続きます。




2階の吹き抜けにくり抜かれたスペースは、4本の銅素材の柱とフレームに囲われていて、その周りには小さいテーブルや椅子、ソファーなどがあり誰でも座れるようになっている公共スペース。バーメニューも置いてあるので、隣のバーで飲み物や簡単な軽食を頼めるようになっているのも嬉しいですね。







奥の36丁目通り側壁面は、むき出しのニューヨークらしいレンガを白くペイントしてあります。ハイテーブルとハイチェアがあり、グループでくつろぐのに良さそうな場所ですね。一つ一つの家具や照明を見ても、その場所や空間に合わせたものが置かれていて旅行客を“cozy”(コージー)心地よくさせたいというデザイナーの思いが伝わってきます。

真ん中の広いラウンジから、白いテラゾタイルに変わって明るい雰囲気になります。ゲームなどもあり家族でゆったりできるスペースです。




Moxyの1階ロビーと、2階のラウンジ「Bar Moxy」、そして客室をデザインしたのは、有名高級ホテルを沢山手がけてきたトロントベースのインテリアデザイン事務所のヤブ・プッシュバーグ。客室や公共スペースの家具は彼らがカスタムデザインしています。

Moxyのコンセプトはデザイン重視で細かいところまで遊びを取り入れること、そして本物の素材を使い、むき出しの施工テクニックを基本としています。壁のレンガもそうですが、天井のダクトなどはそのままむき出しで白くペイントしていますね。


ラウンジの隣はBar Moxy。天井は吹き抜けで、こちらのカウンタートップとパネルは銅素材が使われています。こちらのバーの天井と壁の木素材は、ライトカラーではなく濃いグレーでコントラストを出しています。チェックインした後にここにきて、ワインやカクテルなどで一息入れたら、旅の疲れも癒されそうですね!


(https://www.yelp.com/biz/bar-moxy-new-york)

Moxyが若いビジネストラベラーにも人気がある理由は、この3つのミィーティングスペース。それぞれの個室には20人入る収容スペースがあり、ビジネスコンフェランスもできるのです。それも従来のビジネスっぽい空間ではなく、こちらも次世代向けにデザインされていて、部屋も”STUDIO-スタジオ1〜3”と名前が付いています。内装も引き続き、銅素材のフレームで作られたグラススクリーンがそれぞれの部屋の仕切りになっています。大きく一つの部屋としても使えますし、区切って使うこともできるので、用途に合わせて使えるのも魅力の一つですね。


(https://www.marriott.com/hotel-meetings/nycox-moxy-nyc-times-square/modules/meetings/meeting-event-space.mi)



スタジオ1のスペースは、まだ日本ではアメリカほど馴染みがないですが、こちらでは主流になっているタトゥー(入れ墨)。セレブリティータトゥーデザイナーのJon Boy Tatoo氏がMoxyと提携して場所を設けています。Moxyの宿泊客は優先的にアポが取れるようになっているようです。

ラウンジの廊下にはスナップチャットができるスクリーンがあり、自分のメールに送ることができます。テクノロジーに精通したミレニアル世代が暇を潰すには最高のフィーチャー。


「若い世代の旅行者は、部屋の大きさよりもWi-Fiが繋がるかどうか?公共スペースでどれだけのエンターテイメントがあるかどうかを求めている」とMoxyのオーナーは言っています。


(https://ny.curbed.com/2017/4/14/15302306/moxy-times-square-interiors-opening)



客室のサイズは大体14平米から33平米くらいでコンパクト。小さなスペースの中でもデザイン性や機能性は欠けておらず、椅子はスタイリッシュな折りたたみ式を使い、部屋の壁にかけられるようになっていて、シンクもスペースを取らないレトロチックな長細いデザインにしています。壁にはカスタムデザインの留め金が沢山ついているので、洋服やバッグの収納もこれでオーケー。




(https://www.yelp.com/biz_photos/moxy-nyc-times-square-new-york-2?select=xCrlu0UKYoCtu09P2xPUQw)

白と黒のタイルを基調にしたバスルームは、公共のプールに書いてある“2.5フィートの深さ”のようなグラフィックを取り入れています。




(https://www.dezeen.com/2018/03/03/moxy-times-square-hotel-yabu-pushelberg-rockwell-group-marriott-new-york-us/

今回はミレニアル世代をターゲットにしたスタイリッシュなブティックホテル、MOXY Times Squareを紹介しました。次回はこのホテルの要になっている、ルーフトップバーとシーフードレストランをご紹介します。お楽しみに!





ここが気になる!スタッフのタイルワンポイント

こだわり抜いたデザインで若い人の心をつかむホテルデザイン。全体的には気取らないカジュアルな雰囲気で、だからこそよけいに旅人の心を癒すのかもしれません。
タイルの貼り合わせ方も設計士のこだわりが見られてとても興味深いですね。


この内装イメージにピッタリのタイルはこちら


★ゴア

テラゾ(人工大理石)風にプリントされた、内装床用タイル。Moxyのように、あえて違う色を貼り合わせるのもオシャレ。
床使用の際、水に濡れると滑りやすくなります。予めご承知の上ご検討願います。




====お店情報====

Moxy NYC Times Square (Bar Moxy)
485 7th Avenue, New York, NY 10018
(212)967-6699



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ニューヨークだより 第55回:Medly Pharmacy

取材:2019年5月   写真/記事:佐京佑夏

当時は工場地帯であり、ハシド派のユダヤ人や第一世代のイタリア系やプエルトリコ系移民者が多く住んでいた、ブルックリンのウィリアムズバーグ。以前にもニューヨーク便りで何度か紹介されたように、今ではアーティストやヒップスターが集まるトレンディー化されたエリア。


(http://freewilliamsburg.com/48-hours-in-north-brooklyn-williamsburg-greenpoint-and-bushwick)


確かにエリア的には改善され、アーティストの影響で沢山のレストランや店が出来てはいますが、メインストリートのベッドフォード通りから外れたマンハッタン通りやグラハム通りへ行くと、まだ当時のまま家族経営でやっているような、安いヘアーサロンやレストランが見られます。


(https://cannedyouth.wordpress.com/)



今回は、ウィリアムズバーグのこのような華やかなエリアではなく、外れた場所でユニークなコンセプトで開業した店を紹介します。


沢山の店で賑わうベッドフォード通り駅から、地下鉄のLラインでさらに東の方へ行くと、East Williamsburgと言われる東のウィリアムズバーグ地区に入ります。ベッドフォード駅から4つ目の駅は、モントローズ通り駅。


(http://www.subwaynut.com/bmt/montrosel/index.php)

“M”サインの両サイドには、入り組んだ幾何学模様とカラフルな色のタイルです。このLラインの駅は、全てこのデザインのタイルで統一しているようです。駅によってタイルやトリムの色が違ったりしているので、見ていると面白いです。




(http://www.subwaynut.com/bmt/montrosel/index.php)


地下鉄を出ると、ブッシュウィック通りとモントローズ通りを丁度交差している所に出ます。


(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A2%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%82%BA%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%83%99%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E9%A7%85)


(https://www.brownstoner.com/services/business/d53bc05abb18af/graham-avenue-bid-80-graham-ave-suite-2a-brooklyn-ny-11206/)


駅からグラハム通りに歩いて行くと、周りには沢山の家族経営でやっている店がたくさん出てきます。お洒落なベッドフォード通りのエリアとはガラッと変わりますね。私はここに10年程前に短期間住んでいたことがありますが、当時は住人がちょうど変わりつつある時期で、アーティストやヒップスター達が移り住んできている頃でした。


(https://forgotten-ny.com/2010/01/a-walk-on-graham-avenue/)


この10年でこのエリアも大分変わり、お洒落なバーやコーヒーショップなどちらほら出てきていますが、やはりまだ前からいる住民の色が濃いような気がします。




(https://www.yelp.com/biz_photos/brooklyn-ball-factory-brooklyn)




(https://www.yelp.com/biz_photos/robertas-brooklyn-2?tab=outside)



このグラハム通りで、最近マスコミにも取り上げられるようになった面白いコンセプトの店があります。


通りの中でも一際目立つグリーン色の店が出てきました。

Medly Pharmacy(メドリーファーマシー)は、フルサービスのデジタル薬局。ネットやアプリで処方箋の薬を注文でき、ニューヨーク市内とニュージャージ州に住んでいる人へ、その日に無料で薬を届けてくれるのです。

ニューヨークでもかなり新しいこのサービスが面白いので、私も体験してみることにしました!
まずMedlyのアプリをスマートフォンにダウンロードした後で、自分の情報を登録し、医者からもらった処方箋の写真を撮って送ります。病気の時は薬局に行くのも大変なので、配達サービスがあるのは嬉しいですね!

今回は店が見たかったので、配達注文ではなく実際に行って受け取りを選択。

処方箋ができるまで店の中を探索します。全体的にミント色と白で統一された、クールでコンテンポラリーミニマリストにデザインされた店内は、薬局というよりはスパのような遊びが入っている雰囲気があります。優しくて心を落ち着かせるミント色は、病気でも気が滅入りませんよね。


(https://www.archdaily.com/895062/medly-pharmacy-sergio-mannino)




(https://www.archdaily.com)


入り口から入ってすぐのエリアは、処方箋を受け付ける場所と、お客さんが待つウェイティングエリア、そして両サイドと通り側に薬の棚が配置されています。ここがフロントオフィスになり、バックオフィスでは薬剤師が薬を調合しています。




(https://www.archdaily.com)


両方のオフィスを合わせて177平米なのであまり広くないスペースですが、殆どのお客さんが配達か、すでに処方箋をアプリでオーダーしてからきている人たちなので、待ち時間が少ないため混雑する様子はないようです。


ニューヨークにはスタバのように薬局の数が多いので、確かに便利といえば便利なのですが、処方箋を出してから最低30分は待ち時間があり、落ち着いて待つスペースもありません。Medlyは、そのような普通の薬局を覆すようなサービスと、他では見たことのないような薬局の空間を創り出したのです。

床のタイルはグラフィックの面白い幾何学模様のスクエアタイルなのですが、良く見ると薬のカプセルっぽい模様ですよね。このフロアタイルは、国際的にも名前が知られているスペインのデザイナー Jaime Hayonがデザインしたタイルだそうです。タイルも薬屋としてうまくブランディングしているところが、他の薬局とは違います。




(http://www.hayonstudio.com/design/bisazza-hayon-tiles-collection/)


この店をデザインしたのは、ブルックリンベースのデザインエージェンシー Sergio Mannio Studio。今までこのスタジオでは、主に店舗デザインが中心だったようですが、最近では手を広げプロダクトや家具デザイン、さらにブランディングにも手を広げているようです。Medlyの店舗デザインは、今年のNYC X Design Small Retail Design Awards(毎年ニューヨーク市で行われる小売商業施設のデザイン賞)にノミネートされています。


(https://www.archdaily.com)


私がこの店に入って一番感動したのが、このカウンターデスク。緑色の染料を混合したコンクリートセメントを、木の型に流し込んで作られた特注作品。一番下は緑色を多めにして、上に上がるにつれて少しずつ色素を少なくしているので、色の美しいグラデーションが見られますね。他では見たことがない、斬新的なデザインとアイディアが本当に素晴らしい!






(https://www.archdaily.com/895062/medly-pharmacy-sergio-mannino)


ウェイティングエリアには2つ大きめのベンチがあります。四角いベンチの真ん中にはバックレストがあり、両サイドを入れて4人座れるようになっています。全体的なミントグリーンに合わせて、ダークグリーンのレザー張り生地にクロームの脚は、店の雰囲気に良く合っているコンテンポラリーなデザインです。この椅子は、デザインスタジオが20世紀の日本人インテリアデザイナー、倉又史郎に捧げたそうです!






(https://www.archdaily.com/895062/medly-pharmacy-sergio-mannino)


カウンターデスクの後ろは、メッシュのように穴が細かく空いた、メタルのアコーディオンカーテンパネルがバックオフィスとの仕切りになっています。バックオフィスへアクセスするためのドアが右端にありますが、シームレスなので開かない限りドアだと分かりません。パネルも店のコンセプトカラーに合わせたミント色がペイントされています。






(https://www.archdaily.com/895062/medly-pharmacy-sergio-mannino)




ちょうど私の名前が呼ばれました。薬ができたようです。

渡されたのは、やはりミント色の手提げ紙袋。なぜか薬の色も緑!袋も可愛いのでテンション上がります。
そして薬とは別に小袋がついていて、中にはアレルギーの薬やビタミン剤などのサンプルの薬が沢山入っていました。病人の心をつかむナイスなフリーアイテムです。





初めてのデジタル薬局体験でしたが、従来の薬局とは違いアプリで頼める便利さと、独自の薬局としてのブランドやモットーを大切にした、他の薬局には無い未来的な店舗デザインを見ることができました。





ここが気になる!スタッフのタイルワンポイント

日本でもお薬手帳のアプリなど、お薬の予約・店舗受け取りは少しずつ出てきているそうですが、デザインにここまで手が届いているのはさすが先端都市ニューヨークといった感じですね!調剤薬局に来ただけなのに、オシャレな雑貨屋でお買い物した後みたいです。ちなみに日本の調剤薬局って白無地のポリ袋が殆どなので、私はいつもカバンにグシャッと入れてしまいます・・・。皆さんはいかがでしょう(^^;)
店内もデザインに統一感があって、ジャンクな内装材が多いのにしっかり薬局としてのイメージが守られています。タイルのデザインもロゴマークと共通性があって面白いですね。


この内装イメージにピッタリのタイルはこちら


★組絵

模様と色を組み合わせて何百通りものパターンを作ることができる、オリジナリティに特化したデザインタイルです。店舗のコンセプトにピッタリのデザインがきっと見つかりますよ。




====お店情報====

Medly Pharmacy
104 Graham Avenue
Brooklyn NY 11206



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ニューヨークだより 第54回:LE DISTRICT(後半)

取材:2019年4月   写真/記事:佐京佑夏

今回のニューヨーク便りは「Le District」の後半で、ガーデン地区とレストラン地区をご紹介します。


マーケット地区からガーデン地区を通り抜ける廊下の陳列棚には、様々な種類のジャムや、マスタードなどのスパイスや調味料が沢山並んでいます。マスタードだけで12種類以上あるので、何を買っていいのか迷ってしまいますね!

通路の途中には、ミシュランガイドに紹介されている高級レストラン「L’APPART(ラパート)」があります。ここは、ニューヨークで最も有名なフレンチレストラン「ダニエル」や、ロンドン、フランスなどの有名レストランで長年務めてきた、一流シェフのNicholas Abello(ニコラス・アベロ)がエクゼクティブシェフをしています。

入り口が閉まっていて中が覗けないようになっているので、うっかりすると通り過ぎてしまいそうです。




(https://www.lappartnyc.com)


(https://www.lappartnyc.com/tasting-menu)

L’Appartはフランス語でアパートという意味。シェフのアパートに遊びに来たお客さんが、食事を楽しんでいけるというのがコンセプトなので、席も8席しかない隠れ家的な高級レストラン。
重厚感のあるくぼみ天井の真ん中では、大きなシャンデリアがレストランの高級感を醸し出しています。左の壁面はアルコーブ(※部屋の壁の一部を窪ませたスペース)になっており、お客さんのプライバシーが保ちやすく、ゆったりできる様に工夫。テーブルによって椅子のデザインが違うので、高級感の中にも遊びを入れているのがクリエイティブで親しみやすいですね。



こちらのレストランを過ぎるとガーデン地区に入ります。



この地区は果物や野菜など、毎日の生活に必要なものが置いてある食料雑貨店になっています。こちらでも、復活祭のギフトが多数ディスプレーされていました。





Le Districtのオリジナルトートバッグやキャンドルなどもあります。







ガーデン地区の真ん中にも、反対側の入り口から来た人が利用しやすいように、コーヒーショップのGrain De Café(グラン・ド・カフェ)があります。

こちらでは、Le Districtオリジナルブレンドのコーヒー豆が買えます。パッケージはスタンプだけのシンプルなデザイン。



周りの壁面は、光沢のあるミディアムブラウンのタイル。コーヒーを飲みたくなる様な雰囲気を出していますね!
ここでは今流行りのそこで自分の好きなコーヒー豆を選びひいてもらった後、バリスタがPour Over(ポアオーバー)でコーヒーを入れてくれます。ポアオーバーはハンドドリップで一杯ずつ丁寧に淹れるコーヒーの事です。

私はコーヒーが大好きなので、ポアオーバーでハウスブレンドを頼みました。挽きたて入れたてのコーヒーはやっぱり味が違います。





カウンターパネルはダイヤモンド柄にエッジングしてあるセラミックタイル。暖かいグレートーンなので、カウンタートップの白や周りのブラウンカラーに馴染みます。





お花屋さんでは沢山の綺麗な春のブーケが並んでいました。

こちらのキャッシャー周辺のタイル壁面には、お客さんが分かりやすいように矢印やサインが沢山書かれています。





ここで目立ったのがジュースバーのサイン。



カラフルでヘルシーな野菜とフルーツの写真が目に飛び込んできます。





ジュースバーの隣は、ヘルシー志向ニューヨーカー向けのサラダとスープステーション。
ベジタリアンや健康志向の人にもこの様なチョイスがあるのは嬉しいですね。



こちらのカウンターパネルは、緑黄色を彩ったスクエアタイル。鮮やかなハンドペイントのメキシコタイルが人の目を引きます。



客席からはハドソンリバーが眺められ、軽くランチをするには最高の場所です。

ここでガーデン地区は終わりなので、真ん中のマーケット地区に戻ります。



前回ご紹介したマーケット地区のシーフードバーの隣には、フォーマルバーの「Le Bar(ル・バー)」と、レストランの「Beaubourg(ボーバーグ)」の入り口があります。こちらは他のセクションとは別で、テーブルサービスになっているエリアです。先ほど紹介したL’Appartとこのレストラン、バーがレストラン地区になります。



週末の昼間なのでLe Barにはあまり人がおらず、天気が良いためお客さんは外のテラスに出ている様です。



こちらのバーはマーケット地区内のバーとは違い、とても落ち着いた雰囲気。黒いサブウェイタイルが周りに張り巡らされている中に、Le Barのネオンサインが目立ちます。





このバーの特徴は、バーカウンターの上の張り出し屋根。最初は木でできているかの様に見えるのですが、良く見ると合金で作られたメッシュが組み込まれた構造なのです。





自由で柔らかいフレームの曲線はアール・ヌーボー調のデザインですね。木でなくスチールなのがまたモダンで芸術的。


奥に入るとBeaubourgのレストランに変わります。こちらはバーの雰囲気とはガラッと変わり、明るい雰囲気。白いスクエアタイルが壁一面にあります。迷路の様なパターンに幾何学模様を組合せたペイントがしてあります。

色合いは違いますが、ピエト・モンドリアンの「コンポジション」を思い浮かべました。



こちらは先ほどのL’APPARTよりはカジュアルなレストランなので、家族や子供連れの人達に人気があるようです。

私たちもこちらでランチを注文。キッズメニューもあって助かります。

私はブランチメニューのキッシュロレーヌを、娘は典型的なアメリカンのグリルドチーズを頼みました。



どちらも凄いボリュームでお腹いっぱいに!グリルドチーズも子供サイズではなく大人のサイズでした。


こちらも真ん中に大きなくぼみ天井があり、シェードスタイルの大きなペンダントライトがあります。カジュアルな雰囲気の中でも、少し高級感があり、シェードが温かみを出しています。



ランチの後でレストランからテラスの方へ出ると、暖かくなってきたせいか沢山の人で賑わっていました。ニューヨーカーは外で食べるのが大好き。



マーケット内でテイクアウトをして、外のテーブルでハドソン川を眺めながらランチを取っている人もいました。



ニューヨークは冬が長くて寒いので、暖かくなると外で少しでも長く過ごしたい気持ちが良くわかります。これからは外での食事が楽しい季節になりますね。





ここが気になる!スタッフのタイルワンポイント

前回から引き続き、LE DISTRICTをリポートしていただきました。
店内は至る所にタイルが使用されていますが、よく見ればタイルそのものは普通の正方形や長方形。色も比較的シンプルなものが多いですね(一部目の覚めるようなカラーもありましたが、どちらかというと店舗独自の仕様のようです)。
その代わりに、タイルの上には様々なペイントやサインが施され、デザインのバリエーションはとても豊か。鮮やかなイラストレーションが入るジュースバーの壁面は一体どのようになっているのか、出来る事なら実際に見て確認したいところです。


この内装イメージにピッタリのタイルはこちら


★メトロ

シンプルなタイルなら「メトロ」がおすすめ!サブウェイシリーズよりも釉薬面に高級感があり、グレイッシュなカラーや3種類の形状をご用意しています。




====お店情報====

LE DISTRICT
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