ニューヨークだより 第58回:Porto Rico Importing Co. & Toloache

取材:2019年9月 写真/記事:佐京佑夏

ユニオンスクエアを通り越して5番街を南にずっと歩いていくと、ワシントンスクエアパークにぶつかります。ニューヨーク大学(NYU)のキャンパスに近く、ブラウンストーンのアパートが並ぶ静かな住宅街で、エリアはグリニッジ・ビレッジになります。

初代大統領のジョージ・ワシントン就任100周年を記念して建てられた凱旋門とその前にある噴水の情景が美しいので、沢山の観光客やニューヨーカーの憩いの場として有名です。




公園を通り過ぎるとウェスト・ビレッジに入ります。ウェスト・ビレッジは昔からある老舗の店やデザイナーズブティック、トレンディなレストランなどが細かいストリートにひしめくようにあります。


珈琲通の私が大好きで10年以上前から愛飲している老舗の珈琲屋さんが、ここPorto Rico Importing Co.(ポートリコ)。1907年から存在するロングランの店です!



入り口のドアを開けるとなんとも言えないコーヒーのいい香りがしてきます。

オーガニックからカフェインレスのものまでコーヒーの種類だけで130種類あり、選ぶのに迷ってしまいます。奥にはコーヒーバーがあり、エスプレッソやコーヒーが飲めるようになっていますが、狭いので通常の人は買ってテイクアウトします。


ウェストビレッジには多い昔からあるデコラティブなティンパネルの天井。


私は今週のセールになっているノースイーストブレンドとグアテマラフレンチローストを頼みました。値段も10年前からあまり変らず、1パウンド(0.45kg)8ドルから 11ドルくらいと手頃なので、ニューヨーカーに長く愛されてきたのが分かりますよね。


ポートリコから数ブロック東に行くとThompson通りにあたり、本日ご紹介するメキシカン& ラテン系レストランの“Toloache” トンプソン通り店に到着します。


“Toloache”(トラーチェ)とはメキシコで媚薬として有名な植物の名前。シェフでありオーナーのJulian Medina(ジュリアン・メディーナ)は、季節の野菜や材料を使ったクリエイティブなコンテンポラリーメキシカンで成功して、こちらの店は現在3店舗目。Toloacheはミッドタウンとアッパーイーストにもあります。




ファサードの壁面がタラベラ焼のメキシコタイルで覆われて、通りの中でも一際目立ちます。

ラスティックでカラフルな外の外灯が入り口のアクセントになっているようです。

外の雰囲気と同じでラスティックな内装です。タラベラ焼のスクエアタイルが、ファサードと同じ形状の斜め貼りで壁面に使われています。

今日は暖かい日だったので、お客さんは窓際に座っている人が多かったです。窓の柱に沿って縦長に、そして柱と柱の間の上部壁面には横長に、タイルが違うデザインの貼り方で貼られています。

天井は先ほどのポートリコと同じようにデコラティブなティンパネルがあり天井扇と銅素材のペンダントライトがマッチして昔からあるビレッジ風な雰囲気を出しています。


日曜日の2時くらいだったので、ブランチをカウンターでゆったり取っている人たちがいました。カウンタートップはトラディショナルな大理石だったのですが、個人的にはあまり他のインテリアとマッチしている気がしませんでした。できれば同じテーマでメキシコタイルを使って欲しかったですね。

フロアはテラコッタとベージュ系の石が混じった渦巻きのモザイクタイル。




こちらのレストラン2階もあり、階段の蹴上部分は赤と青のスクエアタイルでデザインされています。赤と青のコントラストが美しく、メキシカンレストランさを出しています。




階段の上部には、アンティーク仕上げの幾何学型や、デザインの違うランタンが天井から垂れ下がっていてレトロな感じ。


2階のスペースはかなり広いスペースでパーティルームのようになっています。

(https://www.yelp.com/biz_photos/toloache-thompson-new-york-3?tab=interior)

2階も引き続きラスティックなテーマ。真ん中の吹き抜け部分には、階段上部にあったようなアンティークペンダントライトが並んでいます。その周りには、ファサードと一階に使われているのと同じメキシコタイルが綺麗に貼られています。

(https://www.yelp.com/biz_photos/toloache-thompson-new-york-3?tab=interior)


(https://www.yelp.com/biz_photos/toloache-thompson-new-york-3?tab=interior)
両サイドの壁面はむき出しのレンガ。窓側の一番下には可愛らしい花柄のタイルが貼られていて、壁のアクセントになっています。


メニューはトラディショナルなメキシカンと、セビーチェなどの南米フレーバーが入ったフュージョン料理などもあります。私たちはブランチのunlimited cocktail(1時間カクテル飲み放題)をオーダー。

マンゴミモッサ


前菜はトロとサルサのセビーチェ。トロがサルサで和えてあり甘酸っぱい味がします。周りはハードシェルのタコス。




ポークのソフトタコスにメキシカンライスとブラックビーンズ。上にかけたホットソースがめちゃくちゃ辛くてびっくりしました。



最後はハンバーガーとメキシカンスタイルのフレンチフライ。2杯目のサングリアとも相性は抜群でした!



ここが気になる!スタッフのタイルワンポイント

メキシカンタイルがとても印象的なデザイン。開放的なお店の中はタイルがびっしり!ここまで徹底的にタイルを使うと、とても豪華で華やかなインテリアになりますね! タイルパークでも時々お問合せがあるメキシコの伝統的なタイル。残念ながら取り扱ってはおりませんが、いつか探してみたいです。


この内装イメージにピッタリのタイルはこちら!

ピカソ
様々なデザインの200角タイルです。お気に入りの模様を組み合わせてもよし、複数の模様をミックスしてもよし。ちょっぴりエキゾチックな、艶のあるインテリアにもおすすめ。


==お店情報==

Porto Rico Importing Co.
201 Bleecker Street New York, NY 10012

Toloache Thompson
205 Thompson Street New York, NY 10012



タイル通販「タイルパーク」
https://tile-park.com