取材:2017年10月 写真/記事:新居潤子
古いフランス映画の世界をそのまま再現した様なチャーミングなカフェ、Cafe Lalo(カフェ・ラロ)をご紹介します。
場所はセントラルパークの西側に位置するアッパー・ウエスト・サイド。
セントラルパーク沿いのウエスト72丁目にはジョン・レノンが住んでいたダコタ・ハウスがあり、その正面に広がるセントラルパークは10月末から11月初旬まで紅葉が見頃です。
ダコタ・ハウスのあるウエスト72丁目からセントラルパークに入ってすぐの所には、ジョン・レノンの記念碑”ストロベリー・フィールズ”があります。
ビートルズの代表曲IMAGINEの文字が白黒のモザイクストーンで描かれています。
現在も多くの人々がこの記念碑を訪れ、花や色づいた落ち葉を手向けています。
マンハッタンに居ながら自然に囲まれ、とても恵まれた環境のアッパー・ウエスト・サイドで、地元の人に長く愛されている老舗カフェがCafe Lalo。
床から天井まで全面のフランス窓の外観にはタイルアートも使われています。
オープン直後の朝9時に訪れた店内は太陽光が差し込み眩しいほどです。
Cafe Laloのアイコンとなって居るのが、パリのポスター画家レオネット・カピエロの作品。
カピエロの作品がペイントされたタイルが壁に飾られ、カピエロが活躍した19世紀末から20世紀初めのフランス、パリのカフェを彷彿とさせるレトロな雰囲気です。
そしてフロア一面にはマットな白モザイクタイルが使用されています。
ハートの背もたれがついたチェアーも可愛くて、とてもロマンチック。
元々地元の人たちに親しまれていたこのCafe Laloを一躍有名にしたのが、1998年公開、トム・ハンクス、メグ・ライアン主演のロマンチック・コメディー”ユー・ガット・メール”。
この映画のターニングポイントになるシーンで登場するのがCafe Laloです。
映画が上映されて以来、地元の人のみならず世界中の人たちが訪れる観光名所となりました。
ショーウィンドウには常時100種類以上のケーキやパイ、タルトなどのスイーツが並びます。
スイーツの他にも、朝食、ランチ、ブランチ、そしてディナーメニューまで何百ものメニューが充実しています。
平日9時のオープン直後に訪れたので目覚ましに注文したマシュマロ入りのホットチョコレートを注文。
カップにもカピエロのイラストが入り持ち帰りたくなるほど可愛いです!
Cafe Laloは夜のディナーやバータイムも人気。
週に3〜4日はジャズの生演奏が行われ、地元のお洒落な人たちが沢山訪れ人間観察するのもとても楽しい。
日〜木は午前2時、金土は午前4時まで営業し、周りの店舗やレストランが閉まりエリアが静まり返る時間帯になっても、Cafe Laloの前にはクリスマスの様なイルミネーションが灯され、次々とお客さんが訪れます。
いつの時間帯に訪れても温かく出迎えてくれる、人々の心の拠り所の様なCafe Lalo。
アッパー・ウエスト・サイドを訪れた際は必ず訪れたい素敵なお店です。
ここが気になる!スタッフのタイルワンポイント
印象派全盛期のパリを思わせるレトロな内装。すぐ隣のテーブルで画家たちが熱い芸術トークを繰り広げていそうな、タイムスリップをしたような感覚に陥るのは、やはり内装やインテリアのひとつひとつがイメージにピッタリくるアイテムで揃えられているからでしょう。こういった建築や内装イメージの統一感は、ニューヨークはじめ欧米の国々は本当に見事だなといつも感動してしまいます。
アンティークな壁のレンガはもちろんですが、床にごくごくシンプルな白のモザイクタイルを使用している点も見逃せません。昔ながらのアンティークな雰囲気を表現するには、やっぱり昔ながらの王道アイテムが一番ですよね。グレー目地を使うことで、土足による多少の汚れも使い込まれた味わいとして受け止められる垢抜けた大人カジュアルを演出しています。
この内装イメージにピッタリのタイルはこちら
★ニューヨーク-25/NY-F201
シンプル・イズ・ベストな白のモザイクタイル。マット仕上げは光の反射が少なく広い面積でも眩しくないので、店舗の床でも安心して使用できます。
価格 745円/シート(税込)~
====お店情報====
Cafe Lalo201 W 83rd St, New York, NY 10024 (b/t Amsterdam Ave & Broadway Upper West Side)
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