ニューヨークだより 第9回:Reynard

取材:2016年  写真/記事:玲・ジェンザーノ

ブルックリンのウィリアムズバーグにあるレストランReynardのご紹介です。

ウィリアムズバーグ位置
ウィリアムズバーグ位置

流行の発信地として今世界中から注目を浴びているブルックリン。
マンハッタンから地下鉄で1駅という利便の良さもあってか、このウィリアムズバーグエリアは特にお洒落なカフェや古着屋さん、バーが立ち並ぶなどニューヨークの若者たちが集まるお洒落なエリアになってます。

路上で見られるアート

こんなグラフティがあったり、散歩がてらに散策しても楽しいエリアです。

静かな町並み
静かな町並み
ストリートアート
ユニークなグラフティがあちこちに点在

今回ご紹介のReynardはWythe Hotel内にあるのですが、このWythe Hotelは1901年に建設された工場を改装したというもので、ホテル自体も雑誌に何度もフィーチャーされたりとてもスタイリッシュな作りになっています。

ユニークなホテルのサイン
Wythe Hotel。「HOTEL」のサイン、既にデザインが可愛い!

中に入ると古いウッドの天井がまたいい感じと思ったら、こちら改装する際に出てきた古い木材を再利用して作られているそう。

入り口
入り口からの様子

入り口からユニークなタイルが床に貼られているのですが、またレトロな感じにマッチしてますね。

店内の様子
賑わいをみせる店内

四角タイルでヘキサゴンの形になっているのですが、色のチョイスも店内の雰囲気にぴったり。

ヘキサゴン柄のモザイク
ヘキサゴン柄

奥にもシーティングエリアがあるのですが、こちらもヴィンテージ感を残しつつお洒落な感じです。

ホールの様子
広々とした店内

ブランチで行ったので、フリッタータと言うイタリア風の卵焼きを頂きました。
メニューのデザインも可愛くて写真撮ってしまいました。いい天気だったので店内はお客さんいっぱいです。

メニュー
メニュー
フリッタータ
フリッタータ

そして、もはや定番になりつつあるニューヨークレストランでのお手洗い探訪(笑)こちらも自宅のお手洗いにしたいくらい色合わせが可愛かったです。

お手洗い

床はヘキサゴンタイルでお花柄に、壁のサイドにはヨーロッパを思わせるペールブルーのサブウェイタイル。
ここで白いサブウェイタイルだとよくありがちかなと思うんですが、ここに差し色のサブウェイタイル入れてるのがアクセントになっていて素敵!お手洗いのドアやトリミングは黒で統一しています。

トイレの床

週末のブルックリン散策にまた立ち寄りたいブランチスポットです。ディナーにも良さそう。

Reynard


 
Reynard
80 Wythe Ave, Brooklyn, NY 11211


     

この内装イメージにピッタリのタイルはこちら

★メトロ

メトロ HLAL36
HLAL36

サブウェイタイルも、よくある白ではつまらない!という時におススメの「メトロ」。サイズはサブウェイとほとんど変わらないですが、ほんのりとカラーをのせることで一気に個性的な空間に変身します。

★ニューヨーク-ミニヘキサゴン

ニューヨーク-ミニヘキサゴン 特注パターン
ニューヨーク-ミニヘキサゴン 特注パターン

ニューヨークの店舗の床でおなじみのヘキサゴンモザイクタイル。お客様のデザインしたパターンにシートを作成することもできます(詳しくはタイルパークへお問合せください)

   
★モザイクアートファクトリー パターン貼り

パターン貼り イメージ
パターン貼り イメージ

このお店の床のように、オリジナルパターンで空間を作りたいときは「モザイクアートファクトリー」のパターン貼りをお試し下さい。
サンプルパターンのカラーを変更したり、そのまま希望シート数を発注することも可能です。
▼詳しくはこちらをご覧下さい▼
モザイクアートファクトリー

          
    


        

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伊・中・日 国際料理対決!

TNコーポレーション(製造部門のTNプロダクト含む)はだんだんタイルの出荷先として海外が増えるのはもちろん、従業員にも外国籍の人が増えてきました。

いつもながら、突発的な社長の思いつきにより、急遽「イタリア」・「中国」・「日本」の3国対抗による国際料理対決が行われました。

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審査員による、厳正で中立な審査中。

ただし、極度のネコ舌という審査員としては問題のある人も・・・

優勝は・・・

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イタリアチームでした!

勝因は手造りのティラミス。本来のイタリアのティラミスは日本のものよりもっとシンプルで、家庭料理的なもののようです。

受けとっている女の子は、今年入社のイタリア人と日本人のハーフの子。

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楽しい会となりました。

チェルサイエ2016準備

今年もまたチェルサイエに出展します。今回は3回目になるので、いろいろ工夫を凝らし、コストダウンに挑戦しています。
今までたった1コマですが、およそ400万円程度の費用がかかっていました。それに対し今回は150万円のコストダウンに挑戦しています。
まずは装飾費。日本の業者から現地装飾業者に変更しました。続いて輸送費ですが、会場内への搬入をやめて装飾業者への搬入に切り替えたため、会場内の搬送費が抑えられます。
そして何と言っても気になる滞在費。チェルサイエの期間はボローニア市内のホテルは全て通常の3から5倍の価格に跳ね上がります。1泊1万円のホテルが4万円程度となってしまいます。1週間2名で滞在すると50万円はかかります。それを今回は2ベットルームのアパートに滞在するので何と6万円程度に抑えられます。そしてキッチン付きなので毎晩外食をしなくてすみ、健康的でコスト削減となります。
最後に今年からイタリア人のTAMAMIさんが入社したので通訳費用も削減でき、何とか目標に近いコストダウンが実現できそうです。
さて肝心の展示商品ですが、70%程度は新商品を展示することとしています。参考までに1点展示予定の商品をお見せします。
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長方形のヘキサゴンで色はターコイズを表現したいです。まだ色と表面状態を調整中ですが、今回のメイン商品として展示する予定のものです。
チェルサイエが終わり次第、タイルパークでの発売も予定しています。ご期待ください。

■ニューヨークレポ~MOSAIC HOUSE

CANCOSを出た後、JAC ELANのショールームへと移動。

Jac Elan

…したのですが、まさかの臨時休業!今回はご縁がありませんでした。

JAC ELAN
http://jacelan.com/
30W.22ndSt NY


というわけで、気を取り直して今度は「MOSAIC HOUSE」にやって来ました。

MOSAIC HOUSE

この会社はその名の通りモザイクタイル専門、とくにモロッコタイルを取り扱っているちょっと他とは違った雰囲気の会社です。アメリカはいろいろありますね~

MOSAIC HOUSE

こちらはシャワーブースの実例展示です。自宅のお風呂場がこんな感じだったらカッコいいですよね~。

MOSAIC HOUSE
MOSAIC HOUSE

目がチカチカ~

エキゾチックな雰囲気で見る人をどきどきさせてくれるモロッコタイルですが、残念ながら日本の気候にはちょっと合わない部分が多いです。
かなり低温での焼成なので色の発色はとても綺麗なのですが(基本的にやきものは高い温度で焼くほど、色が不安定になります)、その分、素地(粘土)が焼き固まっていないため吸水率が高いんですね。
なので、乾燥地帯のモロッコ等では問題ありませんが湿気の多い日本では毛嫌いされます(涙)

MOSAIC HOUSE

日本の窯ではこんなに鮮やかな色はなかなか作るのが難しいです。なので、鮮やかな色が欲しいときには一度高めの温度で焼いた顔料を使って色をつけたりします。そうすることで、いざ本焼成をした時に高い温度に耐えることができ、色とびがしにくくなります。
(でも日本の陶芸家の中には、顔料の使用をあまり良しとしない人も多いです(^^;) 私は好きなんですけどね~…)

MOSAIC HOUSE

モロッコタイルと言われて思い浮かぶのは星型とかダイヤ方とかですが、こんなアールデコ調の模様もありました。

MOSAIC HOUSE

青だけではありません。むしろ白1色で、模様の意匠性だけで勝負しているタイルも。

MOSAIC HOUSE

ひとくちに「モロッコタイル」といっても、いろんなデザインがあることを知りました。
ショールームでは一つ一つのデザインが結構強調されていますが、HPで実際住宅に使われている例を見ると、案外馴染むものなのかな?という気もします。


ちなみに、以前スタッフブログでも紹介しましたがモロッコタイルの製造工程が見られる面白い動画があります。リンクを掲載しますね。

今でもほとんどの工程を手作業で行っているようです。それだけタイル職人さんがたくさんいるというのがちょっと羨ましいですね。


MOSAIC HOUSE
http://mosaichse.com/
32W.22ndSt. 10:00-18:00(Sat.11:00-17:00)


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モザイクタイルミュージアム ついにオープン!

TNコーポレーション、タイルデザイン室の渡辺です。

先日、モザイクタイルミュージアムがオープン。(岐阜県多治見市)

当社もモザイクタイルを中心とした製造メーカー。

さっそく、行ってみましたのでご紹介します。

 

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不思議な建築・・

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・・・入口が異様に小さい・・・

 

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中にはいくつものメーカーのモザイクタイルが展示されています。

バリエーションが豊富で見ていて楽しいです。

(ここは現代のモザイクタイルのコーナー)

 

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怪しい階段を上がると・・・・

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モザイクタイルの歴史や製造方法の説明コーナー

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タイル業界のベテラン(ボランティアスタッフ)による、わかりやすい説明。

 

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センスを感じるおみやげコーナー↓

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多治見市モザイクタイルミュージアム公式ページ

→ http://www.mosaictile-museum.jp/

 

先日は当社の工場見学と、このモザイクタイルミュージアムの見学に来られたお客様がありました。

モザイクタイルミュージアムの見学に合わせて、工場見学など弊社への来社を希望される方は

お問い合わせhttps://tile-park.com/contact/index.php)からご連絡ください。

※工場の生産の都合等により、ご希望の日程に合わせられない場合もあります。ご了承ください。

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ニューヨークだより 第8回:CajunSea&Oyster Bar

取材:2016年  写真/記事:玲・ジェンザーノ

ミッドタウンにあるニューヨークのランドマーク、エンパイアステイトビル真横のシーフードレストランCajunSea&Oyster Barのご紹介です。

お店入り口
CajunSea&Oyster Bar入り口

こちらのレストランはまず入るとエントランスにインパクトのある大きな幾何学模様のタイルが貼られているのが印象的です。

幾何学模様のフロア

よくあるラインワークが全て均等に仕上がったデザインではなく、1つ1つ手書きで描かれたような風合いがとても素敵。
貼られた状態でのパターンも編み込みのようで面白いですね。

床と椅子
レトロなデザインの丸椅子もおしゃれ

このエントランスすぐそばにバーが設置されています。
そして、バーカウンターの真下のタイルご覧いただけるでしょうか。長方形のタイルでジグザクのパターンに組まれています。
色をモノトーンにしているのが大人っぽくてお洒落だなと感じます。

バーカウンター

このジグザグパターンですがですが英語ではシェブロン(Chevron)と呼ばれていて、アメリカのインテリアやファブリックデザインとして、としてここ2、3年とても流行しています。

Chevron
Chevron

店内の様子

早めに来店したのですが、バーはすでに忙しそうです。

嬉しいことに平日のハッピーアワーはオイスターが$1で頂けるのでそちらをオーダー。
忘れがちですが、ニューヨークは海に近いので新鮮な魚介類も楽しめるのです。
コリアンダーの入ったディップも初めてでしたがオイスターに合います。

ディップソースをつけて
ディップソースをつけていただきます

店内の奥は広い空間が広がります。カジュアルな木の雰囲気に海をイメージしたインテリアが細部まで使われていて、お店のテーマがしっかり伝わってくる作りです。

店内
ずらりと整列するワインボトル
インテリア
よく見るとフックになってますね
巨大ロブスターの飾り
インパクトある巨大ロブスター
舵
オールもこうして飾るとちょっとオシャレですね
NY8_12
気分はまるで海賊?


CajunSea&Oyster Bar
32W 33St.NewYork, NY 10001


この内装イメージにおススメのタイルはこちら

★上海レンガ
SRR
倉庫のような雰囲気の飲食店にもはやレンガは欠かせないアイテム!赤・青どちらのカラーもおすすめです。

★ペルラ-リーフ
ペルラ-リーフ
シェブロン(ヘリンボーン)に適した長方形タイルシリーズ。少しヌメッとした光沢のある釉薬で、海中の雰囲気も醸し出します。

  
    


  

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■ニューヨークレポ~CANCOS TILE

さて、次はスタッフも全くのノーチェックのまま訪れた「CANCOS TILE」。
事前に調べていたときは全然気が付いていなかったのですが、現地でスマホのマップ頼りに歩いていると突然ヒットしました(笑)

CANCOS tile&stone 看板

あまり目立つショールームではありませんでしたが、日本の家庭でも馴染みそうなポピュラーな実例や、定番タイルで作る組み合わせ例がたくさんありました。目新しさこそ無いものの私は一番好感のもてるショールームでした。

CANCOS 使用実例
CANCOS 手洗い場使用実例

ボーダーやサブウェイタイルにモザイクタイルをアクセントとしてライン状に入れ込むという、定番といえば定番な組み合わせ例が多いです。
それでもサブウェイはヘリンボーンにしてみたり、縦長のモザイクタイルを使ってみたり、境界のボーダータイルに丸みのあるものを選んでみたりと、あまりタイルを使ったことの無い人でも実践できる一工夫がされています。

CANCOS 石調タイル使用実例

一口に「石」といっても、形状が違えば見え方は様々。並べて使ってみるっていうのも案外面白いですね。和風建築にも合いそうです。

CANCOS 手洗い場使用実例

2種類以上組み合わせるのって、ハードルが高いと感じるかもしれないですけどそれほど難しく考えなくても同系色を使うだけで結構かっこよくなります。

CANCOS モザイクタイルのサンプルたち

大量のモザイクタイルサンプル。シートのまま展示されてるショールームは少なかったです(笑)

CANCOS ちょっと変わったタイル

中にはこんな面白い模様のタイルもありましたよ!

CANCOS 鰐皮・・・のタイル

これはちなみにショールームの隅っこにおいてあったタイルなのですが、どう見ても本物の鰐皮です。すごい!


CANCOS TILE
CANCOS
http://cancos.com/
22 West 21st Street New York, NY 10010


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■ニューヨークレポ~ARTISTIC TILE

ニューヨークのタイルショールーム巡り2日目。本日は「ARTISTIC TILE」からスタートします。

ARTISTIC TILE入り口

入り口のモザイクロゴが素敵なARTISTIC TILE。
ショールーム玄関脇のウィンドウにはタイルの編みこまれた洋服を着たマネキンが!

ARTISTIC TILE ショーディスプレイ

ぱっと見タイルだなんて分かりません!


さて、こちらのARTISTIC TILEですが残念ながらショールーム内は写真撮影禁止とのこと。なので、スタッフなりの紹介で失礼します・・

まず、様々な高級タイルを揃えるARTISTIC TILEですが最もスタッフ3人の興味をそそったのは、Pratt&Larson Tileというメーカーの商品。
実はARTISTIC TILEで取り扱っていると知る以前から、TNコーポレーションのデザイン室ではちょっと注目していた会社なのです。

「Pratt&Larson Tile」

ザ・マニュファクチュア(工場制手工業)といった感じで、ファクトリーツアーの動画がとっても興味深いのでぜひご覧下さい。


さて、ARTISTIC TILEに戻りましょう。
ニューヨークショールームの代わりに、シカゴのショールームを訪れた際に撮らせていただいた写真をいくつかご紹介します。

Artistic tile ショールーム内の様子
Artistic tile ショールームの様子

シカゴのショールームは実例もありますが、ニューヨークのショールームと違って小さなサンプルボードが所狭しと置いてありこれはこれで見ごたえがありました。

Artistic tile ショールームの実例
Artistic tile ショールームの実例
Artistic tile ショールーム入り口のモザイクタイル
入り口のモザイクはこちらでも。

意匠性の高さが特徴の、ずばりその名の通りな[ARTISTIC TILE]でした。


ARTISTIC TILE
http://www.artistictile.com/

Artistic Tile, New York City
38 West 21st St NewYork, New York, 10010

ちなみにシカゴのショールームはMerchandise Martというビルのなかにあります。
タイル以外にもいろんなショールームが入っているビルで、時々イベントもやっているみたいです。

Merchandise mart

Artistic Tile, Chicago
222 Merchandise Mart Plaza, Suite 105a Chicago, Illinois 60654


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■ニューヨークレポ~daltile

初日最後の視察はdaltileです。

daltile
daltile


Daltileはアメリカでは有名なタイルメーカーで、こんな風に大きなショールームを抱えていますが、ホームセンターでも商品が売られていたり結構身近な存在のタイル屋さんのようです。

daltile

パネルはもちろんですが、ショールームのあちこちに10センチ角程度のモザイクタイルのカットサンプルが置いてあり、気に入ったものを持ちながら他のタイルと並べて組み合わせを考えているお客さんもいました。

daltile
小さなカットサンプルがたくさん置いてある

daltile
コンテンポラリーアートみたいに飾られた床タイル

全体的にカジュアルでとっつきやすい雰囲気の商品が並んでいます。

daltile

こちらはガラスモザイクのコーナー。透明なアクリル板にサンプルが貼ってあるのでよりガラスの綺麗さが伝わります。

daltile
daltile
透明なガラスの後ろに模様を描いたシートが付いているようです。素敵!

daltile

もちろん実例も紹介していますが、清潔感は保ちつつ金額とデザインのハードルを下げた感じです。
NEMOと同じく、「これなら自分の家によさそう!」と親近感を覚えます。

daltile

3色のサブウェイタイルをヘリンボーンにして、こんな模様をつくってみたり。
タイルそのものはよくあるタイプだけに、考えるのが楽しくなりそうですね。

daltile

こちらはちょっと高級感のあるモザイクタイルたちです。
メタル、ガラス、シェル・・・いろんな素材がありますが、とくに植物の絵になっているパネルたちはよくよく見るとタイルの形はほとんど同じなんですね。
使い方次第、創意工夫がタイルの魅力を引き出すポイントです。

daltile

あれ、これは「ニューヨークだより」の取材写真に写っていたような・・?
実際の様子は来月掲載予定の「ニューヨークだより Reynard」をご覧下さいね!


ちなみに・・・

daltile

こちらの写真はアメリカの大きなホームセンター「THE HOME DEPOT」で撮影したもの。
ホームセンターでもdaltileの商品はたくさん売られていました。
アメリカの人たちにとっては最も馴染みのあるタイル会社なのでしょうね。


Daltile
http://www.daltile.com/
49 E. 21st St. , New York, NY 10010


バックナンバーはこちら↓
■ショールーム乱立エリアについて
■COMPLETE TILE COLLECTION
■COUNTRY FLOORS~ANN SACKS
■NEMO
■寄り道レポ:STUMPTOWN COFFEE ROASTERS

 

タイのタイル

先日タイのタイルを調査に行ってきました。タイはサラブリという町のあたりに多くのタイルメーカーがあります。今回はその中で25角モザイクタイルでは世界一の生産量だと思われるCOTTOの工場を訪問しました。(潜入したと言った方が正しいかもしれません)日本とほぼ同じ設備を使用していましたが、あちらは低賃金で24時間稼働。その上大量単品生産なので、かなりコストはやすそうです。残念ながら工場内は撮影不可のため、写真がありません。
タイにはその他多くの工場があります。有名なタイルはランパンタイルです。
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収縮の少ない黄味の土の上にガラス質の釉薬をのせて焼いたタイルで大変綺麗な色を表現することができます。
暖かい地域のプールの内壁に使用する場合が多いです。
問題は、釉薬と原料の収縮が合わず、時々釉薬部分が剥がれ落ちてしまうことです。
それとコストはかなり高いです。
そんなランパンタイルのショールームで面白いものを見つけました。
1.表面に凹凸をつけて色の濃淡をつけたタイル
IMG_3952

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色の濃い部分は釉薬が流れ込み、その場所だけ色素が多くなるために色が濃くなります。

2.ガラスが解けることを利用して別で作ったものをくっつけるタイル
ガラスは低い温度で溶け、固まると接着剤の役目をします。水飴のようなものです。その特性を利用して、タイルの表面に別工程で作ったものを載せて一緒に焼き、くっつけたものがこれです。この場合は花びらを別で製作し、四角いタイルの上にカラスうゆうと一緒に置いて焼き上げたものと考えれれます。
手がかかりますが、面白いものができそうです。タイならではのタイルです。
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花の位置が微妙にずれているところがそのポイントです。

世界にはいろんなタイルがあり、いろんな原料でいろんな作り方をしています。
本当にタイルは楽しいです。