ニューヨークだより 第57回:Magic Hour Rooftop Bar & Legasea Seafood Brasserie

取材:2019年6月   写真/記事:佐京佑夏

前回ご紹介したMoxy Hotelの要になっているルーフトップバーのMagic Hour(マジック・アワー)と、シーフードレストランのLegasea(レガシー)をご案内します。

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Magic Hourはニューヨークで最大級のインドア/アウトドアルーフトップバー。Magic Hourへはホテルの中からはアクセスできず、一度外に出て7番街の方から入ります 。

午後7時ごろでしたが既に並んでいる人がいて、バウンサーのお兄さんたちが身分証明書をチェックしていました。

入り口の“Magic Hour”のネオンサインも含めて、スタート地点からユニークで人を引き付けるような照明の使い方をしています。ライトの色がカラフルに変わるトンネルは、訪れた人が「これから何が起こるのかな?」とワクワクしてきます。

トンネルを通り過ぎると、グレーのタイルが敷き詰められた廊下に入ります。ここはコートチェックになっているようです。
床はミディアムグレーのスクエアタイルが続いていきます。壁はグラディーションのあるサブウェイタイルとグラフィティーの壁紙。ダークでミステリアスな雰囲気を出しています。


エレベーターに乗って18階のルーフトップへ向かいます。

エレベーターを降りるとまず目に飛び込んでくる、ちょっとHなクマの形をした植え込み。ロビーの窓を通して見えるのが目立って笑えました。この奇妙で大人っぽい要素はこの後まだまだ続きます。

ロビーを通って西側のアウトドアラウンジに入るとまるで遊園地!メリーゴーランドのように回転する座席が回っていました。しかし、比較的早い時間でしたが空席はなく、予約をしてきた人達で満席でした。


奥に入っていくと、セクシーな名前の“Foreplay”(フォアプレイ)というミニチュアゴルフコースが楽しめます。こちらもミッドタウンの絶景をバッグにインスタ映えするセクションで、若い女性たちで賑わっていました。


真ん中にあるゴージャスなバーは、金色の張り出し屋根に金色モザイクタイルのカウンターパネルです。


アウトドアラウンジは東西に2つあり、私たちが行ったのは西側のラウンジでした。東側ラウンジはエンパイアステートビルの景色が眺められる“エレガントガーデンパーティ”がテーマの綺麗なガーデンになっており、都会のルーフトップでガーデンパーティを楽しめるというのがコンセプトの様です。

https://www.amny.com/eat-and-drink/moxy-hotel-magic-hour-rooftop-bar-lounge-opens-1.14350954
https://medium.com/@tjbdaily/nycs-newest-hotel-moxy-times-square-launches-rooftop-fitness-series-4be9e6c5974c

このスペースでは、早朝に無料のヨガクラスを開催していて、ホテルのゲストや近所の人たちが来られるようになっています。この絶景でヨガができたら最高ですね!

(https://www.eventective.com/new-york-ny/magic-hour-rooftop-at-moxy-hotel-687623.html)

Magic Hourの売りはミッドタウンとエンパイアステートビルの眺望だけでなく、ホテルのコンセプトに合わせて次世代向けに大人が楽しめる、都会的なアミューズメント施設にしているのです。約1000平米、500人までのゲストを収容できる巨大イベントスペースでもあるので、スーパーモデルのハイディ・クラムもハロウィーンパーティをここで開いたそうですよ〜。

(https://www.eventective.com/new-york-ny/magic-hour-rooftop-at-moxy-hotel-687623.html)
(https://www.eventective.com/new-york-ny/magic-hour-rooftop-at-moxy-hotel-687623.html)
(https://www.eventective.com/new-york-ny/magic-hour-rooftop-at-moxy-hotel-687623.html)

インドアラウンジは、インダストリアルでミステリアスな空間。印象的な動物をモチーフにしたオブジェがここでも続きます。床は引き続きグレーのタイルで統一。ソファーはグレーとティール色のベルベット素材。ソファーの素材や色とコントラストのある橙色のベルベットのカーテンもエレガントでセクシーなデザインです。

光沢のある、茶色のヘリングボーン柄でアレンジされたタイルがカウンターパネルに使われています。シックでインダストリアルな周辺の雰囲気や色にマッチしています。


Magic Hourを後にし、シーフードレストランのLegaseaへ。LegaseaへはMagic Hour入り口の隣7番街側からも、ホテルの2階からもアクセスできます。こちらは7番街側からの入り口です。

入り口を入ると、ドアの半分位までオーシャンカラーをイメージしたサブウェイタイルが貼られています。上半分から天井までは、水色をバックグラウンドに 色々な魚の絵が描かれています。

涼しさを感じさせる魚柄の道を抜けた後、ガラッと変わる空間に入ります。ここはデザイン的に私のお気に入りの空間です。右側と正面の壁面は天井までシンプルなサブウェイタイルが続き、左側は黒いフレームで長方形にグリッドされた鏡が張り巡らされています。


照明の使い方も素晴らしく、吹き抜けの天井からはワイヤーで釣ってある丸いペンダントライトが星のように並んでいます。右側のブラケット照明も、黒いフレームで造られた形の違うボックスの中に、ペンダントライトに合わせて丸い照明を使っています。この照明が鏡に写り、何とも言えない幻想的な空間を創り出しています。

階段を上がるとLegaseaのレストランへ着きます。こちらの入り口はホテルの2階からも入れるようになっています。

様々な緑色のコンビネーションでサブウェイタイルが柱と壁に使われています。入り口部分の床は白と黒のヘクサゴンタイル。緑色に統一されたサブウェイタイルがとても優しい雰囲気を出して、入り口全体の雰囲気を盛り上げています。

Magic HourとLegaseaのデザインをしたのは、ニューヨークベースのレストランデザインで有名なRockwell Group(ロックウェル・グループ)。有名高級レストラン“NOBU”の老舗店をデザインして一躍有名になりました。温かみのある入り口の吹き抜け空間、照明やタイルなどは、親しみやすくゲストが入りやすいデザインにしています。

床はダークグレーの幾何学模様セメントタイルにヘクサゴン柄が白く描かれています。天井は窪み天井に白塗り木材が使われていて、こちらも8角形の幾何学模様。壁面全体は白いサブウェイタイルで統一されています。

銅素材で作られたペンダントライトが天井も含めとても高級感を出していますが、周りの客席上部の照明はカラフルな手拭きガラスで作られたペンダントライトが並んでいます。カジュアルさも忘れず、シーフードレストランのテーマを取り入れているのも素晴らしいですね。

ハッピーアワーをやっていたので、私たちもカウンターでワインとおつまみを頼むことにしました。

冷えててとても美味しいピノ・グリージョ。
オイスターはなんと一個1ドル!ワインととてもあいます。
これは“Crab Bignet”(クラブ・ベニエ)といって柔らかい揚げパンの間に蟹が入っている小さい蟹バーガーです。

デザートはパンナコッタにベリーソースがかかっていて、レモンのシャーベットが付いているものを注文しました。甘酸っぱくてとても美味しかったです!


今回はMoxy Hotelに入っている人気スポットの、ルーフトップバーとレストランをご案内しました。さすがデザイン重視の新感覚ホテルに入っているバーやレストランなので、デザインに力が入っているのが分かります。特にLegaseaは気取ってなくて入りやすさがあるのが私はとても気に入りました。



ここが気になる!スタッフのタイルワンポイント

サブウェイタイルのカラーバリエーションがいろいろあると、内装の雰囲気に合わせて使い分けられるのでとても嬉しいですね(サブウェイタイルの形状自体はどんな場所にもマッチします!)
ヘリンボーンに貼ったり、バリエーションが豊富になるとアイデアの幅が広がって楽しくなりますね!


この内装イメージにピッタリのタイルはこちら

SUB-Grey

サブウェイ
人気No.1の定番タイルシリーズ。今年からはグレーやブラウンも登場しました!


==お店情報==

Magic Hour Rooftop Bar & Lounge

Legasea Seafood Brasserie

485 7th Ave 18th floor, New York, NY 10018



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