立体的なタイルと、光と陰と、影?

連日の猛暑。
「日本一暑いまち」とも言われる岐阜県多治見市(かつて40.9度を観測)は、すぐお隣。この辺りはとても気温が上がりやすい地域で、タイルパークの工場も、窯の近くは50℃近くに。。。
あまりの暑さに日陰を選びながら歩く日々です。

今回は、立体的なタイルがつくりだす「光」と「陰」の部分に注目。
以前、ゆらぎのある面状のタイルをいくつかご紹介(→ブログはこちら)しました。緩やかな凹凸がある面状で、光を受けるときらきらとなるタイルです。
またそれとは違って、はっきりとしたラインで「陰」をつくるタイルをご紹介します。

立体的なタイル

タイルパークの工場でつくっている立体的なタイルといえば、真っ先に思い浮かべるのがこちら―

「ぺルラ」シリーズの2つのタイル。
六角形は「ぺルラ-クレスト」、長方形は「ぺルラ-テント」(いずれもカラー4番)。
山型の形状が、大胆なコントラストを生み出します。

クレストとテント
クレスト CRE-4と、テントのカラー(左から)TE-3、2、1番

動画のタイルも、クレストの4番カラー「CRE-4」で、渋いブラックとゴールドをランダムにミックスしています。

こちらは実際の施工例写真。周りの照明の色を拾って、虹色のように輝く部分があります。山型になっているので、立ち位置を少し移動しただけでも、見え方がすごく変わってきます。


こちらは、「断片」というシリーズの新しい面状。
フラットなものと、レリーフタイルに加えて、大きなスジと、小さなスジ、2つのスジ面が新たに加わり、5面状のラインナップになりました。

光と陰のコントラスト。キラキラとしてきれい。
立体的に大きく波打つ面状は、触った感じも、ガタガタ、ではなく、ツルツルっとしたなめらかな触り心地です。
白が、ツヤを抑えた光沢のある0番(DPS-0FDPS-0R)と、マットのWT番 (DPS-WTFDPS-WTR) の2種類あります。

大きなスジ面は、「Fluted」という呼び名がついていますが
Fluted…フルーテッド
英語で「溝のある」「ひだ飾りの付いた」という意味です。
一方の小さく細かなスジ面は「Ribbed」…リブドは、英語で「畝のある」「肋骨のような」という意味、リブ編みのセーターの「リブ」です。


タイトルに「光と陰と、影?」と書きましたが、「陰」と「影」、この違いがいまいちスッと頭に入ってこないので、ちょっと整理しました。

陰(シェード): 物体自体が光を遮り、光が届かずに暗く見える部分
影(シャドウ): 物体が光を遮ることによってできる、地面や他の物体に映る暗い部分

立体的なタイルの、光があたっていなくて暗く見える場所は「陰」の部分ということになるようです。上の写真も、「陰」の部分がはっきりと暗く出ています。立体といっても、厚さの高低差は3~5mm程度なので、「影」の方は少しだけあらわれます。(隣のタイルに映っています)

また、
「陰」は「場所」と関係が深く、「影」は「形」と関係が深い、とか。
調べているとそんな記事もありました。
(以下引用)
「陰」と「影」には、幾つかの違いがあります。「陰」の主な使い方の一つに「場所」を示すことが挙げられます。
「物にさえぎられて、光線の当たらないところや目につきにくいところ」
「目の届かないところ。その人のいないところ」

一方の「影」は主に、「場所」ではなく「形」を意味しています。
「物体が光をさえぎったとき、光と反対側にできる黒い形」
「光が反射して、水面などに映る物の形」

参考:ウェザーニュース お天気ニュース
「「陰」と「影」の違い、ご存知ですか?」
https://weathernews.jp/s/topics/202108/180125/


また、その文字のもつ雰囲気で使い分けたりもしますよね。
なんとなく「陰」はマイナスのイメージあがるので、実際には「陰」でも、「影」という文字で表現したりします。

ちょっと脱線しすぎたので、タイルの話題に戻ります…


使いやすく定番のものだったら、サブウェイのラダー面。
ツヤとマットがあります。

どちらのタイプも人気。フラットなサブウェイもいいですが、ちょっとだけ変化が欲しいときにおすすめです。自然な陰影は壁紙では表現できない、立体的なタイルならでは。

住宅のキッチンですと、カップボード壁面や、カウンター部分にもよく使っていただいています。
↓サブウェイ LAD-150の施工例一覧はこちらから
https://tile-park.com/products/search_example?mode=&disp_number=0&orderby=1&keyword=LAD&series=


立体的な形を利用して、釉薬の濃淡の変化を出した「キネティック」
厚みの高低差はおよそ3mm程とわずかですが、色の濃淡で、くっきりと立体感が強調されます。

キネティック
キネティック 左: KT-4、右: KT-5

キリっとした表情ながら、落ち着きあるニュアンスカラーで少しだけ柔らかく。

写真協力:タリーズコーヒージャパン株式会社
店舗名:タリーズコーヒー フォレストモール新前橋店

タリーズコーヒー様でご使用いただいた事例。照明で色味の印象が変わってきますが、使用されているのは、手前カウンターが4番、奥の壁面が5番の濃い方の色が使われています。下の2つのカラーです(先ほどの写真と並びが逆になってます。すみません)。

Webで立体的なタイルを検索してみると、実に様々な形の面白いタイルがたくさん出てきます。ご紹介してきたタイルパークの立体的なタイルは、住宅でも比較的使い易いタイプです。

そのカタチからうまれる「光と陰」の部分、あと少しの「影」で、とても表情豊か。
住宅なら、ぜひ光が射す場所に。
店舗なら、いろいろな照明で存分に楽しんでいただけるのでは―


最近、タイルパークのInstagramで、太陽の下でタイルをグルグル回して、きらきらさせた動画を載せています(ブログ記事途中にあった「断片」みたいな感じです) 。 気になる方はぜひ覗いてみてください。

↓タイルパーク公式Instagram  \ \ フォローお願いします / /
https://www.instagram.com/tile__park/reels/


この記事の執筆者:吉田(タイルパークスタッフ)
カタログやコンテンツ記事などの各種広報物作成を担当。出版・制作会社を経て、転居を機にタイル業界へ。タイルの魅力を模索中。


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