カテゴリー別アーカイブ: タイルあれこれ

タイル、四角、白。同じようで全然違う。

タイルに全く興味も知識もなかった、タイルパークで働きはじめる数年前までの私。
タイルと言えば、四角くてツルツルしたもの、なんて漠然と思っていましたが、いまでは街を歩けばタイル、タイル、タイル…タイルばかりに目がいくようになってしまった今日この頃。

その中でも気になるのが、正方形のタイル。

テレビをつければ、歯磨き粉や日焼け止めのCM背景、あの調味料のCMのキッチンバック、ドラマでも、主人公の自宅のキッチンや、オフィスの壁や柱、銭湯を舞台にしたあのドラマ…、いろんなところにあふれる正方形のタイル。
派手な色から、くすみカラーの可愛らしいもの、渋めの深い色まで、じつにさまざま。

でも一番気になるのは、正方形の「白」!

様々な白いタイル
白いタイルのイメージ

先日、商業施設に入っているメガネ屋さんで、白の正方形のタイルを使って店内装飾をされているところを見かけました。
残念ながら写真はないのですが…、とってもオシャレ。柱や壁面に、100角か120角くらいの白い正方形タイルを、黒い目地で仕上げておられました。シンプルでかっこいいし、だからといって気取った感じでもなく。ステキでした。

そのお店のタイルは、ツヤのあるフラットな白でしたが、白の正方形でも、釉薬が違ったり、表面の形状もちょっとずつ違ったりと、いろいろなタイプがあります。

様々な白いタイルに日が射す

日が射すところでちょっと煽り気味で撮ってみると、表面の違いが見えますが

正面からみた白のタイル

真上からだと、なかなかわかりにくいのが悩みどころ。


ホワイトシリーズ(集合写真左側 2枚)

白の100角タイル(実寸法:97mm)。左がフラットなもの、右がディンプル面と言って、緩い凹凸があるものです。

ディンプル面の施工例
個人邸様のキッチンにて(RED-110 ディンプル面

こちら、ディンプル面をキッチンに使っていただいた施工例。なんと、DIYで仕上げられたそうです。ぽこぽことしたラフな面状で、かわいらしいキッチンに。
ホワイトシリーズは、小さめのモザイクタイルサイズも、47角、23角、角が滑らかになっている面取りタイルもありますよ。


組絵 平(集合写真中央 2枚)

こちらも白の100角タイル(実寸法:98mm)。左がツヤのあるもの、右がマットです。
ちょっと写真がよくなくて、伝わりにくいのですが、完全なフラットな面状ではありません。

フラットなホワイトシリーズと、 組絵の平(写真はブライト)、 素地に使っている原料と、釉薬は同じものを使っていますが、この2つを並べて比べてみると、少しだけ違うのがなんとなくわかりますでしょうか。

組絵の平(写真はマット hi1-MWです)のこのイメージ写真をみていただくと、組絵のちょっとだけ揺らいだ面状がとてもわかりやすいですね。


睡蓮-SQ(集合写真右側 2枚)

100角タイル(実寸法:97mm)。明るい白とほんの少しだけクリームがかったのが右のタイル。
並べて比べてみても、なかなか違いがわかりにくいですが、フチの部分をみると、はっきりと別のものだとわかります。

睡蓮2つのカラーのアップ

施釉方法が異なるので、右側(SU1010-20)の方がフチの部分に特徴があります。
睡蓮は、 表面に陶芸技法の「トビカンナ」と呼ばれる模様がうっすらとみられます。この模様を出すための、専用の金型があります。 釉薬の濃淡が生まれて奥行きのあるニュアンスがうまれます。

カタログの単品写真は、正面から撮っているものを載せているので、そのタイルの特徴がパッと見ではなかなかわかりません。
足りない情報を補ってくれるのが、イメージ写真や皆さまからいただいた施工例のお写真。

つい先日、いつもお世話になっている村山写真事務(https://muraya.ma/) さんに、次回のカタログ用のイメージ写真を、パネルを使って撮影していただきました。
その中の1つがさきほどご紹介した「睡蓮」。
きれいなミックスグリーンが特徴の「睡蓮」シリーズ。ロングヘキサゴンタイプの「睡蓮-LH」と正方形の「睡蓮-SQ」(スクエア)があります。タイルパークでも長年の人気シリーズですが、ミックスグリーンの鮮やかさにおされて、その存在があまり注目されていなかった、白をはじめとした他の3色。

睡蓮 カラー10,20,30番

今回は、この3色に着目し、あらためてこのタイルの魅力を伝えていこうということになりました。

それがこちら!

睡蓮-SQ(SU1010-20)のイメージ
こちらはまだアタリ画像(仕上げ前の仮で使う画像)ですが…

キレイ。。。
真っ白でない微妙な色合いと、完全なフラットではない、かすかにぷっくりとした感じにもみえる表面、たっぷりとしたツヤ感。うっとりしますね。
こちらは、睡蓮-SQ SU1010-20 のカラーです。


冒頭の写真の左上のほうに写っていた、100角より少し大きめの白い正方形も、また魅力的。「ゼリージュ」「シャトー」。ここまで紹介してきたタイルは、自社工場の製品ですが、こちらは両方ともスペイン産のタイルです。

少し大きな白のタイル
奥の左「シャトー」185角、右が「ゼリージュ」125角(手前はホワイトシリーズ)

「ゼリージュ」125角、こちらも、今回あらたにイメージを撮影していただきました。
とってもいい雰囲気なので、早くお見せしたいのですが…、今日はここまで。
実際にカタログに載って、みなさんの元へお届けできる日が楽しみです。次の新しいカタログは、2025-26年度版として、6月頃に発刊予定です。
いま、猛烈に制作作業に追われております。無事に完成しますように…。

こちらもぜひ <<< 「シンプルは最大の魅力!100角タイル」


<余談>
形と、色。ただ白の四角いタイルといっても、 千差万別 。
いま、本社に隣接した倉庫(こちらのブログで紹介した派手な倉庫です!)で、いろんな形と色のタイルを、見て選んで相談いただけるようなスペースを準備中です。詳しくは、また。。。


この記事の執筆者:吉田(タイルパークスタッフ)
カタログやコンテンツ記事などの各種広報物作成を担当。出版・制作会社を経て、転居を機にタイル業界へ。タイルの魅力を模索中。


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「組絵」シリーズの便利なユニットシート。 使い易くてシンプルな「平」が、やっぱり一番人気。
でも、模様ありもやっぱい美しい!ぜひご覧ください。

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和柄から思い出した故郷、ハンガリーの伝統柄の陶器

TNコーポレーション、東京ショールームのハンガリー出身のスタッフのアンナです。ショールームに置いてあるタイルを見ると日本の伝統や日本人の考え方をどんどんもっと分かってくる気がします。

画像には青い丸い形のタイルが写っています。中央の2枚のタイルは異なる色で、一枚は白、もう一枚はオレンジ色です。どちらにも伝統的な日本の模様が施されています。

ある日、タイルの和風の模様を見て、自分の国の伝統的な模様についてもっと知りたいと思いました。今回はこの調べの結果を紹介したいと思います。

トランシルバニアの文化

トランシルバニアは、かつてハンガリー王国の一部として栄えた歴史を持ち、現在もハンガリーの伝統が色濃く息づく地域です。その歴史は中世にまでさかのぼり、長い年月を経て今日の文化として形作られてきました。中でも、Korond村は、「すべての男が陶芸家」というユニークな伝統を持つ村。ここでは、何世代にもわたって陶芸の技術が受け継がれ、日常の器から祭事用の装飾品まで、すべてが手作りで生み出されています。この村の陶器は、ただの器ではなく、家族やコミュニティのつながりを象徴するものでもあるのです。

テーブルの上に、白地に茶色の模様が描かれた小さな壺が置かれています。壺には蓋もついており、その模様は伝統的なトランシルバニアの花模様です。

Korondの陶器とタイル—手作業のぬくもり

Korondの陶器には、「コロンド模様」と呼ばれる独特の装飾が施されています。幾何学模様や植物、鳥などの自然のモチーフが描かれ、そのデザインには家族の絆、豊かな実り、守護、再生といった意味が込められていると伝えられています。

画像には、伝統的な焼き物の皿が映っています。皿は白色で、中央には2つの青い花と葉が描かれています。皿の縁は茶色の伝統的な模様で装飾されています。

このような伝統的なデザインを見ると、私はタイルと重ねて考えてしまいます。タイルもまた、建築の中で単なる装飾ではなく、その土地や文化のストーリーを語るもの。Korondの陶芸家たちが、一つひとつ手作業で模様を施すように、タイルのデザインもまた、時間をかけて丁寧に作り上げられる芸術なのです。

画像には、茶色のホーロー製の水差しが映っています。水差しの胴部分には、白、黄色、緑、黒の色を使った伝統的な花模様が横向きに描かれています。

伝統と革新の融合—Korondの挑戦

近年、Korondの職人たちは、昔ながらの技術を大切に守りながらも、新しいアイデアを取り入れた作品作りに挑戦しています。例えば、伝統的なコロンド模様を現代のインテリアに合わせたデザインにアレンジするなど、新旧の融合が進んでいます。これは、タイル業界でも同じ。歴史あるデザインを生かしながら、モダンな空間に馴染むタイルが求められる時代です。

画像には青い丸い形のタイルが写っています。中央の2枚のタイルは異なる色で、一枚は白、もう一枚はオレンジ色です。どちらにも伝統的な日本の模様が施されています。

私は、Korondの陶器を見ながら、「伝統を継承しつつ、新しい時代に合ったタイルを生み出すこと」について考えます。古くから受け継がれてきた技術やデザインを未来へとつなげること。それは、タイルメーカーとしても大切にしたい価値観です。

和風のタイルや特徴的なタイルを見たい方が、ぜひ東京ショールームへお越しください。


この記事の執筆者:山中(TNコーポレーション 東京ショールーム担当 )
ハンガリー出身、2022年に仏教の研究で修士号を取得。2022年秋に来日。日本の文化や日本での生活を学びながら陶器とタイルの良さを味わい中。


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カスミ(霞)

手作業による着色を施した3形状のタイルを組み合わせることで、波のように様々に表情を変える不思議な雰囲気漂う空間を作ります。
モザイクタイルのように表側に紙を貼ってユニット化されているため、施工がしやすく美しい仕上がりになります。

→「断片」を見る

緑の施工例、青の施工例

よく「タイルパークの商品は、緑や青が特徴的だね」と評価の声をお聞きすることがあります。TNコーポレーションでタイル生産に使用する青・緑系の釉薬は、全体的に鮮やかな発色のものが多く、インテリアでとても目をひく存在となります。

今回は当社工場で生産された緑・青系のカラーのタイルを、実際に使用された現場の写真と一緒にご紹介いたします。優しい雰囲気のものからインパクト抜群のものまでありますので、「インテリアで鮮やかな色を使う勇気は…」と悩んでいる方には、ぜひ参考にしていただければと思います。

豊かな自然を感じさせる、レストラン内装の施工例

YSC-6B 施工例

GARDEN HOUSE MINATOMIRAI
写真協力:株式会社 GREENING

レストランの内装壁面に「遊彩」をご採用いただいた施工例です。
インテリアにとても映える深いグリーンが目をひく店内。家族や友人との会食を楽しくする明るい店内を演出しています。

使用されているタイルは、「遊彩」シリーズのYSC-6B。タイル単体で見ると「少しインパクトが強すぎるかも・・・?」と感じるかもしれませんが、とくにアルミのサインが非常に映えるため、店舗内装でとても好まれています。

遊彩 YSC-6B YSC-6B YSC-6B 商品詳細・サンプル請求はこちら >
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深い緑がお店のイメージカラーとピッタリ。食料品店の施工例

VI-5 施工例

KINOKUNIYA entrée ニッケコルトンプラザ店
設計:株式会社TSUMUJI
撮影:株式会社ナカサアンドパートナーズ

日本だけでなく世界から様々な食料品を集める「紀ノ国屋」の店舗内で「フィンセント」をご採用いただきました。
ブランドイメージであるグリーンで統一した店内で、白い目地とのコントラストも映える仕上りです。
タイルは良く見ると1枚1枚表情が違っており、均一な印象にならない所もお店のコンセプトにマッチしています。

フィンセント VI-5 VI-5 VI-5 商品詳細・サンプル請求はこちら >
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まるで海外のホテル!高級感あふれるバスルーム

TIK-2 施工例

住宅のバスルームにて、ひし形タイル「大観」をご採用いただいた施工例です。
釉薬の変化がみせる繊細な色の表情を楽しむことができる、インパクトのあるひし形のインテリアタイルで、まるで海外のホテルにいるかのようなラグジュアリーで品のある雰囲気に。
正面の壁にも配置した美しくシャープなひし形タイルが、素敵なアクセントになっています。
(※白のタイルは弊社製品ではございません)

大観 TIK-2 TIK-2 TIK-2 商品詳細・サンプル請求はこちら >
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布目の風合いと大胆な色幅で魅せるレストルーム

LN120-5 施工例

名古屋PARCO
写真協力:株式会社パルコ

名古屋PARCOの西館地下のレストルームで「リネン」をご採用いただいております。
1枚1枚、色あいや表情が異なるグリーンを基調としたタイル(リネン LN120-5)を使用することで、清潔感と共に、ほっと安らげる空間となっています。表面には布目調の模様があり、タイルでありながらどこか温かい印象を与えてくれます。

リネン LN120-5 LN120-5 LN120-5 商品詳細・サンプル請求はこちら >
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青いタイルで仕上げた大人のリノベーション空間

PLK-06CB 施工例

写真協力:Athens-design

住宅のリノベーションで、内装タイル「プランク」をご採用いただいた施工事例です。
50代のお施主様が生活を送る住宅のため、和洋のどちらにも大きく振れない安定感と落ち着きのあるキッチン空間。壁の色ともマッチした素敵な仕上がりになっています。

また写真では、タイルパークで以前販売していた「タイルノオサラ」もコーディネートしていただきました。(※「タイルノオサラ」は現在販売しておりません)

プランク PLK-06CB LN120-5 PLK-06CB 商品詳細・サンプル請求はこちら >
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こだわりぬいた印象的な色使い!グリーンの映える洗面台

hi1-G 施工例

写真協力:株式会社空間社

住宅の洗面室の壁面に、内装タイル「組絵」の平面状をご採用いただいた施工例です。
2人並んで使える広々とした洗面室に、鮮やかな深緑のタイルで印象的な空間が完成。タイルの発色とぷっくりしたツヤ感、他のアイテムとのカラーの取り合わせも目を惹いています。

「組絵」の平面はバラで販売している品番と、12枚でユニットシートになっている品番の2通りの販売をおこなっております。
サンプルは「バラ」の品番でお出ししておりますが、ご購入の際は施工のご都合にあわせてお選びください。

組絵 hi1-G(バラ) hi1-G hi1-G 商品詳細・サンプル請求はこちら >

組絵セレクト hi1-U-G(ユニット) hi1-U-G hi1-U-G 商品詳細はこちら >
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住む人を迎え入れる美しいタイルのエントランス

ヘリテイジ 施工例

写真協力:株式会社ヒロ・デザイン・オフィス
撮影:生熊友博

新緑のように深みのあるグリーンのタイルが芋目地(通し目地)で施工された、共同住宅のエントランス部分です。
昼間は外部からの光を受けて、周囲の景色が写り込むほどの輝きを放っています。

今回ご採用いただいたのは、色と形を選んで注文できるカスタムメイドのタイル「ヘリテイジ」。
他社の特注タイルとも比較検討する中、カラーバリエーションの多さと少量からも生産できることが決め手となったそう。
タイル選定の際は、千駄木に構えるTNコーポレーションの東京オフィス・ショールームにも足をお運びいただいて、実際のカラーサンプルに触れながらお選びいただきました。

HER-008-24040(※今回お選びいただいた色・形の組み合わせ) hi1-U-G 「ヘリテイジ」の特設サイトへは画像をクリック ヘリテイジ 「ヘリテイジ」サービスガイドブックを見る > この施工例をもっと見る >

タイルパークでは、これ以外にも緑や青のタイルを幅広く取り揃えております。
一見”鮮やかすぎるかもしれない”と感じるタイルも、空間のほかの要素との組み合わせ次第で、インテリアに馴染むファッショナブルな仕上りになります。ぜひ気になったタイルはサンプルをお取り寄せいただいて、積極的にご検討くださいませ。

「緑(グリーン)系」 タイルの一覧へ >

「青(ブルー)系」 タイルの一覧へ >

テーマ別カタログ「Blue & Green」バナー
テーマ別カタログ「Blue & Green」 >

ブラウザでご覧いただけるテーマ別カタログもぜひご覧ください。


この記事の執筆者:金谷(タイルパークスタッフ)
タイルパークの商品情報管理やWEBサイト更新を担当。学生時代に学んだ陶芸の知識を活かし、タイル商品の魅力を発信。


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隣に巨大な塔!解放感抜群のカフェに使われたタイルは・・コレ

東奔西走~タイル旅 vol.11

タイルパークの(株)TNコーポレーション、デザイン室の渡辺です。
タイルが使用された建物をいろいろ巡る企画、
「東奔西走~タイル旅」です。
建築に関わる方の何らかの参考になれば幸いです。

今回は
『エクセルシオール カフェ 東京スカイツリーイーストタワー店』

さんを訪ねてみました。

東京スカイツリーに隣接する高層ビル内にある
開放的でおしゃれなカフェに
丸い形が特徴的なタイル、
「ブイ」を採用していただきました。
カウンターの壁面部分に、白いタイルの中に挟まれる形でアクセントとして用いられています。
落ち着きのあるブルーとラスター加工による光沢が美しいタイルです。

↓詳細は下記をクリック
使用タイル:ブイ BY-06CB / 47mm丸型

このサイズの円形のタイルはあまり他社さんでは見ない形状。
中央部分が凹レンズのように少し窪んでいます。

<役には立たない・・はみだし情報>
品番の「BY-06CB 」にある「CB」とは「Cruise Blue」の略で、
船旅で見る海の色?・・英語は苦手です。
元々は海外向けに開発されたタイルのため、
輸出先のお客様の希望に合わせた名称です。
・・なんかカッコイイ。でも、時々
「KUSHI (くし)」とか
「KUMAMOTO(くまもと)」
とかよくわからない名前が
付けられることもあります。
岐阜で作られているタイルなので、
せめて「GIFU(ぎふ)」
にして欲しかった・・
そのうち
「SUSHI(すし)」とか
「TENPURA(てんぷら)」
とか名前が付けられるかも・・(笑)

大きな窓からは、巨大な「東京スカイツリー」が
超、至近距離から見えます。

こんな風景を見ながら、
ゆっくりと美味しいコーヒーが飲めたら最高です。

タイルを採用してくださった設計の方、
施工いただいた職人さん、
掲載許可をくださったドトールコーヒー広報の方に
心から感謝いたします。

写真協力:株式会社ドトールコーヒー
店舗名:エクセルシオール カフェ 東京スカイツリーイーストタワー店
https://shop.doutor.co.jp/doutor/spot/detail?code=5000274


この記事の執筆者:渡辺(タイルパークスタッフ)
タイルパークでお客様からの問合せ対応やコンテンツ作成を担当 。妻、娘、ペットのインコと仲良く暮らす50代。綺麗なものと動物が好き。


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ブイ BY-06CB (CruiseBlue)
アメリカ西海岸の風景からインスピレーションを受けた、直径47mmの存在感ある丸いタイル。

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寒波による配送への影響について

いつもタイルパークをご利用いただき、誠にありがとうございます。

寒波に伴う大雪がもたらす交通網への影響から、各地で『予防的通行止め』措置の可能性が発表されるなど、今後の降雪状況によっては、お届けに大幅な遅れが生じるおそれがございます。

当面は配送日時をお約束出来ない状況が続くなど、お客様におかれましては大変ご不便をおかけいたしますが、安全な運送のため何卒ご理解を賜りますようお願い申し上げます。


*商品の出荷完了後、お荷物の追跡用のお問い合わせ番号をメールでご案内しております。
出荷済みのお荷物の配送状況については、各運送会社の追跡サービスからご確認ください。

▼西濃運輸
https://track.seino.co.jp/kamotsu/GempyoNoShokai.do

▼日本郵便
https://trackings.post.japanpost.jp/services/srv/search/input


タイルづくりの現場から 窯の火入れ

わたしたちがつくるタイル、そのつくっている現場の日常を、写真、動画を交えながらご紹介しています。
前回お伝えした、年に一度のトンネル窯の大掃除。年末年始だけは窯も火を落とし、点検とメンテナンスをしています。
今回は、メンテナンスを終えた「トンネル窯」を再始動させる、火入れの様子をみてきました。

トンネル窯とスタッフ

70mほどもある長いトンネル状の窯、どのように火をつけていると思いますか?
正解は…

トンネル窯とガス

前回のブログの最後で、チラッとおみせしましたが…

ガスバーナーとボンベを使って、点火口ひとつひとつに、火をつけていきます。
制御盤にスイッチかなんかがあって、スイッチON!で、一気に火がつくのかな?なんて思っていましたが…大きな勘違い。そもそも電気窯ではなかったです。。。

窯への火入れは、とても慎重に行わなくてはならない大事な作業なので、しっかりと確認しながら準備をすすめていきます。

火入れ前の窯の点火口
火入れ前の窯の点火口

この点火口に、ガスバーナーの火を持っていって、窯の中のガスに引火させます。

火入れの様子、私は今回はじめて見学させてもらったのですが、火がつくときに、シュボッと音がして、ビクッとなります…。緊張の瞬間です。

点火口は、窯の下 左右に9箇所ずつ(9×2=18)、上の方にも左右3箇所ずつ (3×2=6)あります。全部で24箇所も!

火入れ直後の様子。
トンネル窯の出口から中を覗くと、奥の方、かすかに小さな小さな炎がみえました。

トンネル窯の中の様子
トンネル窯の中の様子アップ
上の写真の拡大したもの。奥の方にかすかに光が

いつもの、メラメラと真っ赤に燃えている通常運転の窯の状態、1200℃以上になるまでには、まる2日~くらいかかるそう。


トンネル窯の中には、温度計がたくさんあります。
メインで窯の中の温度をコントロールしているものが3つ、温度を計るだけのものが24箇所も。

窯の温度計
天井の白い棒のような温度計は、とても高価なものだそう…

天井から出ている白く細長いのが、焼成帯(窯の中で一番温度が高くなる場所)で温度調節をしている温度計で、制御盤で3つ大きく表示されています。
制御盤の下の方にも、その他の24箇所分の温度が小さくたくさん表示されています。

トンネル窯の制御盤
制御盤の温度計アップ

ちょうど寒波が近づいて雪の降る寒い日が続き、火をつける直前は、30~20℃前後まで窯の中の温度は下がっていました。(ちなみに弊社は岐阜県にありますが、年に1~2回しか雪が積もりませんが…)

1日、2日経ち、窯の温度は1000℃前後まで上がってきていました。

火入れ2日後の温度

上段のミドリ色の数値が、窯の中の実際の温度を示しています。
温度制御では、温度センサーで計測した「測定値=PV」と、機器で設定した目標温度「設定値=SV」を比較して、温度を制御するそう。
下段のオレンジ色の数値、設定した1216℃まで、もう少しです。


窯の横に設置された砂利

バーナーで火を付けながら窯の外をまわっていて気になったのが、これ。なんかの燃料??って思って聞いてみたら、全く違っていました…。

トンネル窯の出口

タイルをのせた台車は、レールの上を通ってトンネル窯をゆっくり進みます。レールや台車の車輪が熱で変形して脱線なんてしてしまったら一大事!全部のタイルがダメになってしまい、窯をとめて全てやり直しになってしまいます。

窯の両側から出てくる炎の熱から台車(車輪)を守るため、台車下側の両脇には鉄板がついており、その鉄板が窯の側面下の溝を通るようになっています。その溝に砂利が入れてあり、それを台車が進む際に掻き出して下に落ちるようになっています。出口にその砂利が溜まる場所があり、いっぱいになったらまた入口の方へ移動させて補充しているとのことでした。

焼成を待つタイル

無事に窯の火入れも完了し、工場もいよいよ本格的に再始動。
焼かれるのを待っていたタイルが、順番に窯へと入っていきます。


毎日毎日、タイルは焼き上がってきます。とてもたくさん。
私はほとんどパソコンの前で仕事をしていますが、ときどきこうやって工場へ行ってみると、いろいろなものが気になって、きれいなタイルが焼き上がるまでの、たくさんの工程と工夫が見えてきます。
モノが作られる裏側を知ることは、とても大事だと感じます。

窯は、工場の中枢を担う大事な存在。
タイルづくりには、炎の力が欠かせません。
今年もまた一年、無事に、良いタイルができますように。。。


▼ 「タイルづくりの現場から」
過去のブログをまとめました!タイルはどんな風に作られていくのか。
成形、施釉、焼成… それ以外も?!
ぜひご覧ください。
https://tile-park.com/index.php/blog/detail/31422


この記事の執筆者:吉田(タイルパークスタッフ)
カタログやコンテンツ記事などの各種広報物作成を担当。出版・制作会社を経て、転居を機にタイル業界へ。タイルの魅力を模索中。


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雫

雫(しずく)
今年初めに窯に入ったのはこの「雫」タイル。
2024年のチェルサイエ(イタリア展示会)では、どこかの海外のメーカーに真似された同じデザインのタイルがあったとか?!
人気の白、再入荷しました!

→「雫」を見る

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展示会出展のご案内

建築・建材展2025

毎年3月に東京ビッグサイトで開催される「建築・建材展」に、今年も「TNコーポレーション」で出展いたします。

今回は「すぐに採用したくなる」意匠性の高いタイルを中心に、実績ある種々製品の魅力を改めてお伝えするような展示内容となる予定です。
ぜひTNコーポレーションのブースへ足をお運びくださいませ。

第31回「建築・建材展2025」
建築設計事務所や住宅メーカー・工務店・リフォーム業などに向けて、各種建材、設備機器、ソフトウエア、工法、関連サービスをまとめて紹介する国内有数の建築総合展です。

会期
2025年3月4日(火)〜7日(金)
午前10時〜午後5時(最終日のみ午後4時30分)

会場
東京国際展示場「東京ビッグサイト」東展示棟(東京都江東区有明3-10-1)

弊社ブース番号
AC6305

入場料
無料(事前登録制)
※来場には事前登録が必要です。こちらよりご登録ください。

2024年出展時の様子
2024年出展時のブース

また建築・建材展と同時開催される「JAPAN SHOP」の企画展示「サスティナブル&ウェルビーイング」でも、現在工場で開発に取り組んでいるリサイクル原料を使った「リクレイタイル」をご紹介予定です。

リクレイタイルのイメージ

「リクレイタイル」は、まもなく限界を迎えるタイル産業界の原料リサイクルの課題に対応するために生まれました。行き場を失った余剰釉薬を再びタイル生産に繋げることで、 環境負荷を軽減し、独自の美しさと質感を持つ新しいタイルづくりを実現しました。

循環型社会の実現に貢献し、持続可能な未来へ向けたタイル産業の新たな可能性を切り開きます。

ぜひ建築・建材展と併せて、JAPAN SHOPの企画展示にも足をお運びください。

日常にアートを取り入れる:ジョルナイ・タイルの美しさ

皆さん、こんにちは。東京ショールーム営業担当のアンナです。前のメールマガジンでジョルナイという私の国の有名な磁器ブランドをご紹介いたしました。今回は同じブランドを作ったタイルを紹介します。この手作りタイルはとても綺麗で、アートに近いものです。

写真には、ブダペストのミレニアムハウスの外壁が写っています。壁はオレンジ色で、大きな窓が特徴的です。窓の周囲は緑がかったタイル装飾で飾られています。屋根の下にも花柄の緑色の装飾が見られます。
ミレニアムの家、ブダペスト
https://millenniumhaza.hu/rolunk/zsolnay

ジョルナイ・タイルの魅力 〜ハンガリーが誇る芸術的建材〜

皆さんは、ハンガリーの「ジョルナイ・タイル」をご存じでしょうか? 私の母国、ハンガリーが世界に誇る美しい建築装飾のひとつです。ブダペストの壮麗な建物を歩いていると、キラキラと輝くカラフルな屋根や壁の装飾が目に入ることがあります。それが、ジョルナイ・タイル。まるで宝石をちりばめたようなその美しさには、思わず足を止めて見入ってしまいます。残念ながら 、綺麗なものを毎日見ると、飽きて、良さにもう気づかないことが多いです。今年は、ジョルナイタイルのように美しい日常の小さな幸せや魅力を、もっと見つけられるようにしていきたいです。

ジョルナイ・タイルとは?

ジョルナイ・タイルは、19世紀にハンガリーのジョルナイ陶磁器工場で開発された特別な陶器タイルのこと。最大の特徴は、「エオシン焼成」という独自の技術によって生まれる金属のような光沢です。光の加減で青や緑、紫といった幻想的な色合いに変化するため、見る角度によって異なる表情を楽しめます。まるでオーロラのような美しさが魅力的で、一度見たら忘れられない独特の風合いを持っています。

写真には、ブダペストのゲッレールト温泉の内部が写っています。写真の両端にはプールがあり、その間にはタイルで装飾された通路が伸びています。壁や天井は、美しい緑色のジョルナイタイルで飾られています。
ゲレールト温泉、ブダペスト
https://www.termalfurdo.hu/furdo/gellert-gyogyfurdo-es-uszoda-16

どこで見ることができるの?

ハンガリー国内では、ブダペストの応用美術館、郵便貯金銀行、ゲッレールト温泉などの建築にジョルナイ・タイルが使用されています。特に、マーチャーシュ教会のカラフルな屋根は圧巻! 晴れた日には太陽の光を受けて、まるで宝石のように輝いています。ブダペストを訪れるなら、ぜひこれらの建物をチェックしてみてください。

写真には、ブダペストのゲッレールト温泉の一部が映っています。写真の左端には、タイルで作られた豪華に装飾されたベンチがあります。このベンチの色と模様は、壁の色と模様と一致しています。壁も青みがかったタイルで覆われています。プールの入り口の正面には、小さな天使の彫刻がある噴水が空間を飾っています。
ゲッレールト温泉、ブダペスト
https://www.termalfurdo.hu/furdo/gellert-gyogyfurdo-es-uszoda-16
応用美術館の内部の壁の一部が映っています。壁にあるタイルは、燃えるような赤色で、金属的な輝きを放っています。長方形のタイルの両端には、ロイヤルブルーの装飾が施されており、その美しさをさらに引き立てています。
応用美術館、ブダペスト
https://www.imm.hu/hu/news/view/599,Az+%C3%B6sszet%C3%A9veszthetetlen+Zsolnay
写真には、ブダペストのミレニアムハウスの外壁が写っています。壁はオレンジ色で、大きな窓が特徴的です。窓の周囲は緑がかったタイル装飾で飾られています。屋根の下にも花柄の緑色の装飾が見られます。
ミレニアムの家、ブダペスト
https://millenniumhaza.hu/rolunk/zsolnay

ジョルナイ・タイルはなぜ特別?

ジョルナイ・タイルは単なる建材ではなく、職人の手によって一枚一枚丁寧に作られています。現代の量産タイルとは違い、芸術性と歴史が詰まった逸品。さらに、耐久性が高く、雨や風にも強いため、100年以上経っても美しさを保ち続けています。今もなお、ヨーロッパ各地の歴史的建築に使用されているのは、その品質の証と言えるでしょう。

皆さん、いかがでしょうか?もし可能でしたら、今度ジョルナイタイルを実際に体験しにハンガリーに行ってみてください。


この記事の執筆者:山中(TNコーポレーション 東京ショールーム担当 )
ハンガリー出身、2022年に仏教の研究で修士号を取得。2022年秋に来日。日本の文化や日本での生活を学びながら陶器とタイルの良さを味わい中。


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ユウサイ[遊彩]

ラフな面状で空間を包むタイル。単品はもちろん、同じ色の波模様と組み合わせてご使用いただくのもおすすめです。

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カタログの見方が変わる[タイルの用語]

情報を読み取るには用語の知識が必要

カタログやWEBサイトを見ていると、製品の様々な情報が掲載されています。タイルのサイズはいくつか。ユニットなのかバラなのか。実際の割付や施工の際にこれらの情報は重要となってきます。

ところが、用語の指す正しい意味を理解していないと、思わぬ間違いにつながる恐れもあります。

・実寸法と目地共寸法を間違えて割付けしてしまった
・水回りなのに吸水しやすい製品を選んでしまっていた

などなど、過去にお聞きした中でも実際にこういったトラブルは発生しています。

分かっているようでいて、意外と曖昧に覚えてしまっているかもしれない基礎用語。タイルを選ぶ全ての方に押さえておいてほしい用語をおさらいしたいと思います。

なお、こういった用語は会社ごとに少しずつ表現が異なるものもありますので、この記事では「タイルパーク」のカタログ上の用語を記載すると共に、日本産業規格「JIS A 5209(セラミックタイル)」をもとに、用語や説明を補足として加えています。またセラミックタイル以外はこれらの用語に当てはまらない場合もありますのでご注意ください。

タイルの基本情報を指す用語

平物と役物

タイルには大きく分けて「平物」と「役物」という2種類があります。
平物(ひらもの)とは、壁面や床面を構成するタイルで、ざっくり言えば「面を埋めるため」のタイルです。それに対して役物(やくもの)とは、開口部や出隅・入隅を収めるための補助目的のタイルを差します。

平物と役物のちがい

役物は原則平物を補助するためのタイルのため、一般的には役物単体で使用することはほとんどありません。タイルパークの製品だと、「サブウェイ」、「ホワイトシリーズ」に役物が存在します。また「ボーダーC」も出隅や見切り部分を収めるための役物となります。

なお、半マスタイルなど寸法調節の目的でカットしたものは、役物には含まれません。

半マスタイル
「半マス」は寸法調節のためにカットしただけなので、「役物」には含まれない

素地(きじ)

「そじ」と読みたくなるところですが、JIS規格上での正しい読み方は「きじ」とされています。素地とは、施釉箇所を除いたタイル本体(ボディ)を指しています。

素地(ボディ)

施釉タイルの場合は壁にタイルを施工した後だと、基本的に表面の施釉部分しか見えなくなるので、素地の存在はあまり意識されません。しかし、例えば出隅の部分で小端(こば=タイルの側面のこと)を露出させたまま仕上げる場合などは、素地と釉薬の色の違いに気を使わなければなりません。
メーカーや販売会社に確認をしたい時は「素地の色」という言い方をするとスムーズに伝わるかと思います。

小口と小端
レンガ等では短手の側面を「小口」と呼ぶ場合もある。

製作寸法

製作寸法とは、タイルの外観の大きさを示す寸法(長さ、幅、厚さなど)のことで、「標準寸法」という言い方をすることもあります。タイルパークの場合は、カタログに掲載している「実寸法」=製作寸法とお考えください。

製作寸法

ちなみに、カタログなどにおける平物の寸法表示では、製作寸法の大きい方を先に表示することが望ましいとされています。(例:「240 x 90 x 10mm」)

タイルはやきもののため、生産する度寸法に若干のムラが発生します。製作寸法とは、工場が生産時に目標とする寸法で、ここからのプラスマイナスの誤差範囲を定めて品質の検査をおこなっています。

品質検査

モジュールやユニットに関する用語

目地共(めじとも)寸法

タイル及びユニットタイルの製作寸法に、目地寸法を加えたものを差します。基本的には納品形態(バラまたはユニット)の寸法で記載されます。

目地共寸法

目地共寸法はタイルの割付をおこなう際に重要となる寸法で、「モジュール寸法」と呼ぶ場合もあります。基本的に割付けでは、この目地共寸法を連続して並べます。

たとえば「幅97mmの平物タイルを、3mmずつ目地をとって3列並べたユニットの目地共寸法」は、(97mm+3mm)×3個=300mmとなります。

目地共ユニット寸法のイメージ

なお、バラで納品されるタイルでも、メーカー側から目地幅の指定がある場合は、製作寸法と一緒にモジュール寸法が併記されることがありますが、タイルパークでは基本的にバラタイルの目地幅の指定はしていないため、商品によって「推奨目地幅」として記載をおこなっております。

表(おもて)紙張り

タイルをユニット化するとき、連結方法がいくつか存在します。普段あまり施工前のタイルに触れる機会が無い方だと、裏側ネット張りはイメージできても、「表(おもて)紙張り」はピンとこないかもしれません。表紙張りとは、並べたタイルの表側に紙を張り付けてユニット化する連結方法です。

表紙貼りのイメージ

表紙張りのメリットは、接着剤にタイルを張り付けたあと、紙を剥がしてタイル同士の連結を外すので、接着剤が硬化するまでの時間に微調整をおこなうことができる点です。

また裏ネット張りの場合はネットごとタイルを張り付けるため、残されたネットが劣化したり、ネットの厚み分浮いてしまい接着が甘くなる可能性がゼロではありません。その点、表紙張りはタイルのみを張り付けるため、劣化の心配もなく、接着剤とタイルを直接くっつけることができます。

デメリットとしては、表面の凹凸が激しいタイルや、接着剤が拭き取りにくいタイルには使用できません。

材質に関する用語

吸水率を指す「Ⅰ類」「Ⅱ類」「Ⅲ類」

セラミックタイルは、吸水率によってⅠ類~Ⅲ類に分類されます。

表紙貼りのイメージ

上記はJIS改定時に定められたもので、以前は「磁器質」「せっ器質」「陶器質」と分類をしていました。
また吸水率の検査はJIS改定時に「自然状態での吸水」から「強制吸水(煮沸法や真空法による)」に変更されています。

タイルの素地の吸水率が高いと、隙間などから入り込んだ水分によって膨張したり、凍害といったトラブルを引き起こすことがあります。そのため陶器質にあたるタイルなどは、水回りや屋外での使用を避けることが無難です。
もし水まわりでどうしても使用したい場合は、目地材をしっかり詰めて素地部分が露出しないよう注意しましょう。とくに寒冷地では凍害がおこる危険性が高いため注意が必要です。

成形方法を指す「A」と「B」

セラミックタイルの材質を表記する際、吸水性と一緒に「A」または「B」と書かれていることがあります。これは、タイルの成形方法をあらわしています。

A=押し出し成形
押し出し成形とは、水分を含んだ坏土(タイルの素地となる土)を真空押し出し成形機で板状に押し出したもので、「湿式製法」における成形方法です。タイルパークの商品では「北野」や「嵐山」「ダンボ」などが該当します。

B=プレス成形
プレス成形は、乾燥して顆粒状になった坏土を型に充填し、金型を取り付けた高圧プレス機で押し固めて成形する方法で、「乾式製法」における成形方法です。タイルパークの製造工場であるTNコーポレーションでは、一部のハンドメイド品を除き、この成形方法をとっています。

成形方法

押し出し成形は、タイルに土の温かみや粘土のテクスチャを表現することができますが、焼成時の収縮が大きいため、寸法の誤差や歪みがプレス成形に比べて大きくなり、厚みも出ます。
プレス成形はより均一に近いタイルを大量に生産するのが得意で、比較的安定した品質を得ることができますが、1枚1枚の個性は押し出し成形ほどにはなりません。

タイルを選ぶ時、製法も気にしてみるとこれらの長短を念頭に置くことができますね。

目地に関する用語

「目地」と「目地材」

タイルの用語の中でも誤解されやすいのが「目地」。よく「タイル同士の隙間に詰めてある目地材」のことを「目地」と呼んでいますが、実際の「目地」が指すのは、タイルとタイルの間に空けられた隙間そのものです。

成形方法

タイルパークでも「目地無しで施工できますか?」という質問をよく受けますが、これが「目地幅を取らずに仕上げて良いか(=突き付け施工OKか)」という意味で質問しているか「目地材を詰めず隙間を空けたまま仕上げて良いか」でかなり意味が変わってきます。
お施主様の要望をうまく汲み取れなくなる恐れもあるため、ここの使い分けにはご注意ください。
(※突き付け施工は基本的にNGですので、その点もお忘れなく!)

接着剤に関する用語

接着剤の2大カテゴリー

最後は「接着剤」に関する用語です。タイル施工用の接着剤には、代表的なものとして「アクリルエマルジョン系接着剤」と「変性シリコン樹脂系接着剤」があります。この二つの違いは、ざっくり言えば硬化の仕方の違いです。

アクリルエマルジョン系接着剤
アクリルエマルジョンは水性の接着剤のため、塗布後は接着剤が乾燥することで硬化します。引火や毒性の危険がなく、また価格も安いためタイル施工では非常によく使われます。
一方で水性であるために、水が多量にかかるとやわらかくなって接着力・耐久性が下がるので、浴室など水かかりの多い場所には適しません。

変性シリコン樹脂系接着剤
変性シリコン樹脂が主成分の接着剤は、湿気に触れることで起こる化学反応によって硬化する接着剤です。硬化後も壁の動きに追従する弾力性を持ち、アクリルエマルジョンに比べて歩行や地震によるタイルの剥離をおさえます。また湿気で硬化することから、水回りでの使用も可能です。

基本的に変性シリコン樹脂系ならほとんどの場所に使用が可能ですが、価格が高くコストがかかるため、使用場所によってどちらを使用するかご検討ください。

今回は「押さえておきたいタイル用語」をご紹介しました。またの機会には、さらに細かな用語についてもお伝えできればと思っています。


この記事の執筆者:金谷(タイルパークスタッフ)
タイルパークの商品情報管理やWEBサイト更新を担当。学生時代に学んだ陶芸の知識を活かし、タイル商品の魅力を発信。


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押し出し成形で作られた湿式タイル。土の中に混ざる石粒などが作った自然な表情が特徴です。

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