カテゴリー別アーカイブ: ニューヨークだより

ニューヨークだより 第34回:TRADEMARK taste + grind

取材:2018年1月   写真/記事:新居潤子

コーヒーショップとバー&レストランという「表の顔」と「裏の顔」が楽しめるTRADEMARK taste + grind (トレードマーク テイスト+グラインド)をご紹介します。



場所はマンハッタンの中心地ミッドタウン。

このエリアにあるブライアント・パークは冬の期間アイススケートリンクが設置され、多くの人々で賑わっています。


昨年このブライアント・パークで改装オープンし大きな話題を呼んだスポットがあります。

それが、こちらの公衆トイレ。





日本とは異なり、ニューヨークの駅や公園にある公衆トイレは安全面が懸念されていたり、かなり汚れていたりするため、通常はあまり近寄りたくない場所。
そんな公衆トイレの常識を覆すべく、改装費用約3,000万円を投じで生まれ変わったのがこの公園のトイレで、”ニューヨークで最も高級な公衆トイレ”と呼ばれています。

エントランスには生のお花が飾られ、高級ホテルの様。

壁には個性的なガラスモザイクの輸入タイルが使われています。



女性用のトイレに入ると、窓の周りにも輸入タイルが使われています。

天井の格間やモールディングに至るまで公衆トイレの枠を超えたディテールに拘った内装です。

掃除係兼警備の方が常駐しているので常に安全・清潔で、日本の公衆トイレに近い居心地の良さです。
因みに、トイレは日本トップシェア誇る某有名ブランドのもの。

NYでは殆どお目に掛からないあったか便座…!?
とまでは行きませんが、便座カバー自動交換トイレになっていて快適です。




本日ご紹介するのは、このブライアント・パークから5ブロック南に下った場所にあるTRADEMARK taste + grind

アイビーで飾り付けられた入り口を入ってすぐが、カウンター席のみのコンパクトサイズのコーヒーショップ「TRADEMARK grind」。





grindとはコーヒー豆を”ひく”と言う意味で、ブルックリンで焙煎された豆を使った美味しいコーヒーがいただけます。

シアトルに本拠地を置くMAVANというブランドの、世界に16台しか存在しないと言われる希少なコーヒーマシーンを使う拘りぶり。

壁にはスタンダードなホワイト・サブウェイタイルが使われ、床はパターン入りのヘキサゴンタイルです。





美味しそうなペイストリーと一緒に、拘りコーヒーを飲みに気軽に立ち寄れるカジュアルな空間。

実はこのコーヒーショップはお店の「表の顔」でしかありません。

奥に進むとホールウェイに繋がる入り口が・・・。

ホールウェイの中は、一瞬で通り抜けるには勿体無いほどの見事なアーチ状天井の空間。

アンティークミラーとヘリンボーン・タイルで敷き詰められています。








ホールウェイを抜けると、表の小さなコーヒーショップからは想像もつかないほどの広い隠れ家空間が広がって居ました。





こちらがお店の「裏の顔」。ニュー・アメリカ料理のレストラン&バー「TRADEMARK taste」です。表のコーヒーショップgrindと、裏のレストランバーtasteを合わせてTRADEMARK taste + grindになる訳ですね!

レストラン&バーも床から壁まで全面にタイルが貼られていて見応え抜群!
コーヒーショップ〜ホールウェイまで続くヘキサゴンタイルの床は、レストラン&バーに入るとグレイトーンの異形状ミックスタイルに切り替わります。





レストランの真ん中にあるバーエリアにはサブウェイタイルが貼られ、壁の一部にはヴィンテージのレンガ壁がそのまま使われています。











お店は午前7時から夜11時までオープンしていて、朝食からランチ、ディナータイムまでオールマイティに利用できます。
丁度私が訪れたのは、夕方5時過ぎのお客さんが少ないアイドルタイム。



遅めのランチをする人、早めのディナーをする人、お茶する人、バーでドリンクを飲む人など様々。



私はバーカウンターに座って、チュロスをオーダーしてのティータイム。

揚げたてホクホクのチュロスを、甘酸っぱいキーライムのクリームを添えて頂きます。



ついつい長居してしまい、レストランを出た頃には表のコーヒーショップは閉店し、すっかりメロウな夜の雰囲気になっていました。







TRADEMARK taste + grind。1つのお店で様々なタイルと表情が楽しめるスペシャルな空間です。





ここが気になる!スタッフのタイルワンポイント

なんといっても度肝を抜かれるのが、アーチ状の空間一面に貼られたサブウェイタイル!ヘリンボーンでの施工は最近日本でもちらほら見られるようになったものの、ここまでの規模で貼られているのは見たことがありません!
目の錯覚で編み込みのようにも見えるヘリンボーンは、タイルと目地の色のコントラストを強めるのがおススメ。同じタイルを使っても、スタンダードな馬貼りとヘリンボーンでかなり印象が違って見えますよね。ブームになってはや数年。サブウェイタイルに見慣れてきたという皆様、ぜひヘリンボーンをお試しあれ♪

(それにしても、こんなアーチ状の場所にも貼れるものなんですね・・・(◎_◎;)


この内装イメージにピッタリのタイルはこちら

★サブウェイ/SUW-150
サブウェイ/SUW-150

安価で使いやすいスタンダードタイル。飲食店のキッチンバックにおススメです!ヘリンボーンで施工すれば大きな個性もプラスできます。


★上海レンガ


解体された住居で使用されていた古レンガをスライス。使用感が良い味付けになり、店の雰囲気をドラマティックにします。





====お店情報====
TRADEMARK taste + grind
– – – – – – – – – – – – – –
38 W 36th St, New York, NY 10018
(b/t Avenue Of The Americas & 5th Ave ,Midtown West)



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ニューヨークだより 第33回:BLUESTONE LANE

取材:2018年1月   写真/記事:新居潤子

NYで人気上昇中のオーストラリア・メルボルン・スタイルのカフェ BLUESTONE LANE (ブルーストーン・レーン)をご紹介します。



昨年末からマイナス10度を超える寒さが続き、記録的な寒波に見舞われたニューヨーク。
年明け早々には大雪が降り、雪化粧のセントラルパーク。

以前のニューヨークだよりでご紹介したストロベリー・フィールズでは、誰が作ったか分からない愛らしいスノーマンが見守っています。

セントラル・パークの中心地、映画「ホーム・アローン2」や「恋人たちの予感」の舞台にもなったベセスダ噴水も雪で埋まってしまいました。



この噴水の南側にあるベセスダ・テラス下にはヨーロッパ調の装飾が施されたアーケードがあり、天井全面には美しい模様のデザインタイルが貼られています。



タイルの数、なんと1万6000枚!



このタイルは英国の高級陶磁器メーカー・ミントン社製。

ミントンのタイルが天井に使われているのは、世界でこのベセスダ・テラス1箇所しかありません。
1980年代にタイルの劣化のため一時取り除かれましたが、寄付金により2007年に復旧工事が行われ、現在も美しい状態で残されています。

2015年のミントンブランドが廃止し、これらのタイルの価値は更に高いものになって行くのでしょうね!




セントラル・パーク東側。

パーク沿いの大通りに面しているのが、今回ご紹介するNY発のコーヒーチェーン「ブルーストーン・レーン」のアッパー・イースト・サイド店。


BLUESTONE LANE -Upper East Side



オーストラリア・メルボルン出身のオーナーがニューヨークで2013年に1号店オープン。以来、順調に店舗数を増やし、現在はNY周辺に22店舗を展開しています。

メルボルンはコーヒー文化のハブと呼ばれており、メルボルン・スタイルのカフェとは上質なコーヒーを楽しめるだけでなく、人々の交流の場として欠かすことのできないライフスタイル空間です。

ブルーストーンは、ライフスタイル空間を提供するため各店舗の内装に拘りを持ち、中でも最もユニークな店舗がこちらのアッパー・イースト・サイド店です。
19世紀に建てられたザ・ヘブンリー・レスト教会に併設しています。





アーチ型の天井やサンドストーンの壁など、教会の内装そのままの美しい空間がカフェとして使われています。







ブルーストーン・レーンのアイコンとなっている、優しい色合いのシーブルーとシーグリーンがアクセントとして使用されたインテリアがとても素敵。



ブルックリン・ダンボ地区の工場で焙煎されているブランドオリジナルのコーヒー豆のパッケージにも、これらのアイコンカラーが使われています。



カウンターのフロントパネルにはシーブルーのサブウェイタイルが使われており、空間を彩るアクセントになっていますね!






ブルーンストーン・レーンはタイルメーカーとコラボし、各店舗で異なったタイル使いをしているのも見所の一つ。
マンハッタン・ウエスト店のカウンターにはグリーンのウロコ型タイルが使われています。








またミッドタウン・イースト店ではひし形を組み合わせてヘリンボーン風にタイルが使われ、優しい色むらのグリーンが魅力的です。






今回注文したのはカフェラテ。

ブランドオリジナルのセラミックカップでサーブされます。

併せてグラノーラとアボカドトーストのセット“Brekkie Board”を注文しました。

BrekkieとはBreakfast=朝食の略語で、オーストラリアで使われているスラングなのだそう。


日常の日々の中で、ふと一息つきに訪れたい特別な場所がブルーストーン・レーンです。


ここが気になる!スタッフのタイルワンポイント

教会の中にカフェ。欧米の人々の大胆さは相変わらず目を見張るものがあります。(日本でも大きな神社だと時々茶屋がありますが、こんな風にカジュアルに行くイメージは無いですよね・・・)日本もカフェが流行ってずいぶんになりますが、日常生活の中への溶け込み具合は全くレベルが違うなと感じます。

シーグリーンのイメージカラーを取り込んだタイルはどれも生命感があって素敵ですね。調和を象徴するグリーンで空間をさわやかに落ち着かせています。そして、おそらくアッパー・イースト-・サイド店とミッドタウン・イースト店のものはハンドメイドなのでしょう、タイル1枚1枚の異なる形の歪みが目地の幅を様々に変え、直線的で固いイメージを払拭した温かみをもたらしています。

※実際の色はもっとハイトーンのようですが、写真でなかなか再現ができず・・。もし興味をお持ちの方は、ページ下部にBLUESTONE LANEのホームページのリンクが貼られていますのでぜひご覧ください!


この内装イメージにピッタリのタイルはこちら

★睡蓮(ミックスグリーン)
 


大きな睡蓮の葉のように、さわやかで生命感にあふれたグリーンをぜひインテリアに。


★メトロ/HLAL36

ほんのりクリーム色ののったフラットタイルはほっと落ち着くのんびり空間にぴったりです。
※ただいま在庫が少なくなっております。2月中旬に再入荷予定です。




====お店情報====
BLUESTONE LANE
– – – – – – – – – – – – – –
Upper East Side
2E 90th St, New York, NY 10128 b/t 5th Ave & Madison Ave

– – – – – – – – – – – – – –
Manhattan West
435W 31st St, New York, NY 10001
(Located inside the Eugene Building)

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Midtown East
400 Madison Ave, New York, NY 10017



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ニューヨークだより 第32回:AUGUSTINE

取材:2017年12月   写真/記事:新居潤子

アンティーク感が漂う人気フレンチ・ビストロ AUGUSTINE(オーガスティン)をご紹介します。



やって来たのは世界の金融中心地・ウォール街があるファイナンシャル・ディストリクト

ニューヨーク証券取引所の前には大きなクリスマスツリーが立ち、クリスマスムード満載です。





このファイナンシャル・ディストリクトでは、今NYで最も話題のエキシビション
“Volez, Voguez, Voyagez – Louis Vuitton(空へ、海へ、彼方へ – 旅するルイ・ヴィトン)”展が開催されて居ます。



以前アメリカン証券取引所があった空きビルを会場に開かれているこの展覧会は、「旅」をコンセプトにルイ・ヴィトンの歴史と過去のコレクションを振り返ります。






写真撮影自由でインスタ映えするフォトスポットが沢山





その中でも特に人気高い場所が、NY地下鉄駅をコンセプトにデザインされたエントランス。





NYだよりでもご紹介しているNY地下鉄駅に施されているタイルアートをイメージに、LOUIS VUITTONの文字がモザイクタイルで描かています。



古くて年期の入った実際のNY地下鉄のタイルとは打って変わり、壁一面の真新しくて真っ白に輝くスタンダードなサブウェイタイルが美しいです。



エキシビション会場から歩いて10分ほどで、本日ご紹介する高級フレンチ・ビストロAUGUSTINEがあります。
今の時期は、クリスマス装飾でホリデー・ムード一杯。





ヴィンテージ風の豪華絢爛なインテリアがウォーム系の照明に照らされて、昔のパリにタイムスリップした様な世界観を作り出しています。



訪れた時間は丁度ランチタイムで、ウォール街で仕事をするビジネスウーマン&ビジネスマンたちでとても賑わっていました。



壁にはアンティーク風ミラーとユリ、ボタン、ケシなどのボタニカルな絵が描かれた光沢仕上げのタイルが貼られています。












天井には回り縁に使われたタイルにはオウムの姿を発見!




完璧なまでに完成されたアンティークな空間だけに、長年NYの人々に愛されてきた老舗レストランに見えますが、実は昨年11月にオープンしたばかりの新店。



これらのタイルも、アンティークに見せるためアンティーク調に仕上げられたこのお店のために製作された特注品なのだとか!



フロア全面に貼られた扇状にレイアウトされたモザイクタイルも趣ある仕上がりになっています。




さてお食事の方は王道のフレンチ・ビストロ料理がサーブされており、タルタル・ステーキからフィレミニヨンまで沢山のお肉料理が並びます。
その中から、今回はフランスの国民食とも言われるステーキ・フリットを注文してみました。


待っている合間に出されたパンと付け合わせのハーブ&スパイスの入ったオリーブオイルがとっても美味くて感激しました。



メインのステーキ&フリットも大変美味しく頂きました!


高級な中にも温もりが感じられる素敵な内装のAUGUSTINE。
特別な日に、特別な人と訪れたいとっておきの場所です。


ここが気になる!スタッフのタイルワンポイント

夢のようなクラシカルな空間。アンティーク好きにはたまらないレストランでした。
今のシーズン特有のクリスマス用の飾りつけがなされ、ミラー周りのオーナメントがさらに内装をゴージャスに見せています。
最近はアンティークタイルとしてしかお目にかかるのが難しい絵付けのタイルや、古いキリスト教建築に見られるマーブル(石)のモザイクタイルなど、古きよきタイルの姿を見られるのも魅力の一つですね。まるで中世やアール・ヌーヴォーの時代にタイムスリップしたような装飾性の高いタイルたちは、使い方次第で「今ここで過ごす時間」そのものさえも美しく彩ってくれます。

(余談ですが、去年ニューヨークの某社ショールームを見に行ったスタッフは、マーブルモザイクの1シート価格に膝が抜けそうになりました(汗)しかし考えてみれば、あの膨大なタイル1枚1枚が職人の技で生み出されているので当然のことですね。良い物は高くても使う。それもニューヨークという街の底知れないパワーの秘訣かもしれません)


この内装イメージにピッタリのタイルはこちら

★フェーミナ

アクセントボーダーとして使用すれば、一気に華やかさを増すレリーフ入りのボーダータイルです。
価格 324円/枚(税込)

★リーファ

こちらはフェーミナとは違い、フラットなボーダータイルにレトロな花柄やペイズリー柄をあしらいました。
価格 432円/枚(税込)
※リーファは再入荷の予定がありません。ご検討の際は在庫数をご確認ください。




====お店情報====
AUGUSTINE
5 Beekman Street(Nassau Street),Financial District
New York, NY 10038



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ニューヨークだより 第31回:Thai Villa

取材:2017年10月〜11月   写真/記事:新居潤子

予約が取れない人気のタイ料理レストランThai Villa (タイ・ヴィラ)をご紹介します。



最寄り駅はイエローラインR/Wの23丁目駅

駅のホームの端から端まで帽子モチーフにしたモザイクタイルが施されその数120以上。

実はこの帽子ひとつひとつにストーリーがあり、今から100年ほど前の地下鉄開通当初にこのエリアを歩いていたと思われる著名人たちが実際に着用していた帽子が再現されています。

「トム・ソーヤーの冒険」の作家として知られるマーク・トウィンが愛用していたかんかん帽から、第32代目大統領フランクリン・ルーズベルトの妻エレノア・ルーズベルトが被ったブルーのヴェール付きハットまで、著名人たちが着用したバラエティ豊かな帽子が描かれています。

地下鉄の待ち時間にお気に入りの帽子を見つけて帽子のモザイクタイルを見ながら、持ち主だった著名人たちの当時の生活に想像を膨らませてみるのも面白いですね!

23丁目の駅周辺はニューヨークを象徴する三角形のビルフラットアイアンビルディングがあり、このエリアは、ビル名に因んでフラットアイアンという名で親しまれています。



駅から歩いて5分ほどで到着したのが本日ご紹介するタイ料理レストランThai Villa

エントランス入ってすぐにはバーエリアがあります。



Thai Villa同様に多くのレストランにバーが併設されており、そこでお客さんたちはドリンクを飲みながら順番待ちをするのがニューヨーク・スタイルです。
バーエリアを通り抜け、奥に広がるのがゴールドに輝くとってもゴージャスな内装。

エキゾチックな空間に、アンティークな壁のレンガ。

グレイが基調の2種類のセメントタイル。

それらがマッチしてThai Villa特有の素敵な雰囲気を演出しています。

居心地良さそうな空間のテーブル席はついつい長居してしまいそうです。


Thai Villaは内装だけではなくバライエティ豊富なメニューにも定評があります。

トムヤンクンや、パッドタイなど定番のタイ料理に加えて、タイ本国以外ではなかなか食べられないタイの宮廷料理が食べられます!
今回はお店の方にオススメで注文したのが宮廷料理の一つGai Hor Bai Touy

タコノキの葉で包まれた中身はチキン。

こちらに甘辛ソースにつけて食べると絶品でした!

オーソドックスなベジタブル春巻きには少し酸味のある蜂蜜ソースと食べるのですが、これが意外とマッチしました。

そしてメインディッシュは一見オムライスの様なこちら!

中からはアメリカで断トツ人気ナンバー1のタイ料理であるパッタイが入っていました!

勿論、こちらも期待以上の美味しさでした。

Thai Villaは非常に人気が高いレストランのため、週末は予約を受けておらず平日もすぐに予約で埋まってしまいます。
予約なしで訪れる場合は夕方5時前に行くのが待ち時間が短く狙い目です。


ここが気になる!スタッフのタイルワンポイント

ここが本当にタイ料理屋さんなのか?と疑ってしまうほど、エキゾチックかつ高級感漂う空間Thai Villa。日本でよく見かける南国風のタイ料理のお店とは全く雰囲気が違います。涅槃仏や所々に装飾された木彫り装飾などのアジアンテイストと、クラシカルなインテリアが混在し、妖艶な雰囲気を醸し出しており、大人のお客さんが多いのも納得。まさに大人の隠れ家といった雰囲気でしょうか。

面白いのが床のセメントタイルと、壁に貼られたレンガの組み合わせです。石本来の持つ表面の整い過ぎない表面のテクスチャーがヴィンテージ感を出し、高級感のあるインテリアにピリッとスパイスを効かせています。タイルをファッションのように楽しむバランス感覚は流石ニューヨークです。


この内装イメージにピッタリのタイルはこちら

★上海レンガ/SRR

使い込んだヴィンテージ感たっぷりの風合いが深みのある空間を演出します。
価格 171円/枚(税込)~

★セメントタイル ハロン湾/CET-1

1つ1つ手作業で作られるセメントタイルはクラシックな雰囲気からモダンな雰囲気までは広くマッチします。
価格 702円/枚(税込)~



====お店情報====
レストラン情報
Thai Villa
5 E 19th St
New York, NY 10003
b/t Broadway & 5th Ave
Flatiron

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ニューヨークだより 第30回:Cafe Lalo

取材:2017年10月  写真/記事:新居潤子   

古いフランス映画の世界をそのまま再現した様なチャーミングなカフェ、Cafe Lalo(カフェ・ラロ)をご紹介します。



場所はセントラルパークの西側に位置するアッパー・ウエスト・サイド
セントラルパーク沿いのウエスト72丁目にはジョン・レノンが住んでいたダコタ・ハウスがあり、その正面に広がるセントラルパークは10月末から11月初旬まで紅葉が見頃です。





ダコタ・ハウスのあるウエスト72丁目からセントラルパークに入ってすぐの所には、ジョン・レノンの記念碑”ストロベリー・フィールズ”があります。
ビートルズの代表曲IMAGINEの文字が白黒のモザイクストーンで描かれています。

現在も多くの人々がこの記念碑を訪れ、花や色づいた落ち葉を手向けています。



マンハッタンに居ながら自然に囲まれ、とても恵まれた環境のアッパー・ウエスト・サイドで、地元の人に長く愛されている老舗カフェがCafe Lalo。

床から天井まで全面のフランス窓の外観にはタイルアートも使われています。



オープン直後の朝9時に訪れた店内は太陽光が差し込み眩しいほどです。




Cafe Laloのアイコンとなって居るのが、パリのポスター画家レオネット・カピエロの作品。
カピエロの作品がペイントされたタイルが壁に飾られ、カピエロが活躍した19世紀末から20世紀初めのフランス、パリのカフェを彷彿とさせるレトロな雰囲気です。



そしてフロア一面にはマットな白モザイクタイルが使用されています。

ハートの背もたれがついたチェアーも可愛くて、とてもロマンチック。


元々地元の人たちに親しまれていたこのCafe Laloを一躍有名にしたのが、1998年公開、トム・ハンクス、メグ・ライアン主演のロマンチック・コメディー”ユー・ガット・メール”

この映画のターニングポイントになるシーンで登場するのがCafe Laloです。

映画が上映されて以来、地元の人のみならず世界中の人たちが訪れる観光名所となりました。



ショーウィンドウには常時100種類以上のケーキやパイ、タルトなどのスイーツが並びます。




目移りして一つに絞るのが大変!

スイーツの他にも、朝食、ランチ、ブランチ、そしてディナーメニューまで何百ものメニューが充実しています。

平日9時のオープン直後に訪れたので目覚ましに注文したマシュマロ入りのホットチョコレートを注文。


カップにもカピエロのイラストが入り持ち帰りたくなるほど可愛いです!



Cafe Laloは夜のディナーやバータイムも人気。

週に3〜4日はジャズの生演奏が行われ、地元のお洒落な人たちが沢山訪れ人間観察するのもとても楽しい。



日〜木は午前2時、金土は午前4時まで営業し、周りの店舗やレストランが閉まりエリアが静まり返る時間帯になっても、Cafe Laloの前にはクリスマスの様なイルミネーションが灯され、次々とお客さんが訪れます。



いつの時間帯に訪れても温かく出迎えてくれる、人々の心の拠り所の様なCafe Lalo。
アッパー・ウエスト・サイドを訪れた際は必ず訪れたい素敵なお店です。




ここが気になる!スタッフのタイルワンポイント

印象派全盛期のパリを思わせるレトロな内装。すぐ隣のテーブルで画家たちが熱い芸術トークを繰り広げていそうな、タイムスリップをしたような感覚に陥るのは、やはり内装やインテリアのひとつひとつがイメージにピッタリくるアイテムで揃えられているからでしょう。こういった建築や内装イメージの統一感は、ニューヨークはじめ欧米の国々は本当に見事だなといつも感動してしまいます。

アンティークな壁のレンガはもちろんですが、床にごくごくシンプルな白のモザイクタイルを使用している点も見逃せません。昔ながらのアンティークな雰囲気を表現するには、やっぱり昔ながらの王道アイテムが一番ですよね。グレー目地を使うことで、土足による多少の汚れも使い込まれた味わいとして受け止められる垢抜けた大人カジュアルを演出しています。


この内装イメージにピッタリのタイルはこちら

★ニューヨーク-25/NY-F201

シンプル・イズ・ベストな白のモザイクタイル。マット仕上げは光の反射が少なく広い面積でも眩しくないので、店舗の床でも安心して使用できます。
価格 745円/シート(税込)~




====お店情報====
Cafe Lalo
201 W 83rd St, New York, NY 10024 (b/t Amsterdam Ave & Broadway Upper West Side)


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ニューヨークだより 第29回:Parker & Quinn

取材:2017年10月  写真/記事:新居潤子   

クラシックなニューヨークの雰囲気漂うレストラン&バーParker & Quinn (パーカー・アンド・クイン)をご紹介します。

Parker&Quinn


最寄り駅はタイムズスクエア駅。

Times Square
タイムズスクエア駅

マンハッタンの中心地、”世界の交差点”と言われるタイムズスクエアがあり、連日多くの観光客が訪れるNYで最も利用客数の多い駅です。

タイムズスクエア


カラフルなモザイクタイル画が駅の構内全体に散らばります。








タイムズスクエア駅は、沢山の人通りを狙って多くのストリートパフォーマーやミュージシャンたちが集まってくる場所としても知られ、いつ行っても賑やかでNYらしいパワーで溢れています。



モザイクタイルのバックグラウンドがパフォーマーたちを引き立たせるのに一役買っていますね!



このタイムズスクエア駅から10分ほど歩いて到着したのがRefinery Hotel(リファイナリー・ホテル)

数々のニューヨークの名所から近く観光客に人気のデザイナーズホテルです。


このホテルのルーフトップにあるのが、ホテルの代名詞にもなっているルーフトップラウンジ Refinery Rooftop

雰囲気のあるレンガ壁に囲まれた空間に開閉式のガラスの天井で開放感抜群です。

ニューヨークのベスト・ルーフトップと言えば必ず名前が上がるニューヨークを代表するルーフトップです。



その人気の理由の一つが、テラスから見えるエンパイア・ステート・ビルの景色です。
この場所に立つだけでニューヨーク気分が満喫できます。



そしてこのホテルでもう一つ人気の場所が、ホテル1階にあるアメリカ料理のレストラン・バーParker & Quinn




黒を基調にした重厚感溢れる落ち着いた店内。




ゴールドのアクセントが効いたウォールペーパーや白黒写真のフォトフレーム

Parker&Quinn
空間のキーカラーにもなっている赤のスツール


アンティークミラー


ワインセラー

1900年代のニューヨークのスタイルを再現したノスタルジックな雰囲気が漂います。


そしてエントランスからバーを通って奥のレストランまでフロア一面に、ミツバチの巣の様な形のミニヘキサゴンタイルが使われています。








花柄のパターンがさり気無くオシャレです。


バーやオープンキッチンには店内のベースカラーである黒のサブウェイタイルが使われています。




このお店の魅力は内装のみならずお料理も美味しいと評判!
メニューは前菜、サラダ、メインのお肉やパスタ。その他、バーガー&サンドウィッチなど。
今回はマルゲリータのピザにマッシュルームとシシトウをサイドメニューからオーダーしました。



こちらでシシトウはShishito=日本語で呼ばれています。
このシシトウに、味噌味のランチソースを付けて食べると日本人の口にとても合って美味い!


お店を訪れたのは午後4時のアイドルタイム。遅めのランチを食べたり、早めのバーに来ているローカルのお客さんがパラパラといる程度でとても静かでした。

Parker & Quinnは趣ある1900年代の古き良きニューヨークを感じる特別な空間した。




ここが気になる!スタッフのタイルワンポイント

まるでクラシック映画に出てきそうな、華やかな空間。禁酒法が施行されていた20世紀前半を彷彿とさせますね(お酒は大量に並んでいますが・・・)

黒を基調にした店内らしく、黒ベースのヘキサゴンモザイクが敷かれているのがちょっと珍しくて素敵です。ヘキサゴンタイルで模様を作る際は「白はベースカラー」というイメージにとらわれがちですが、逆転させてみると一気に雰囲気が変わって面白くなることがあります。

サブウェイタイルも白をイメージしがちですが、黒いサブウェイに白目地を入れても案外かっこいいですよ!


この内装イメージにピッタリのタイルはこちら

★ニューヨーク-ミニヘキサゴン

愛らしい六角形のモザイクタイルシリーズ。黒と白をどう組わせるかで、お施主様やデザイナー様の個性を発揮することができます。
価格 522円/シート(税込)~

★サブウェイ/07-DH1

大人っぽい雰囲気を作るなら黒のタイルがおススメ。白目地をいれると固くなりすぎず、セミフォーマルな雰囲気に。
価格 86円/枚(税込)~




====お店情報====
Parker & Quinn
64 W 39th St, New York, NY 10018(Refinery Hotel/Refinery Rooftop b/t 5th Ave & Avenue Of The Americas Midtown West )


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ニューヨークだより 第28回:VYNL

取材:2017年9月  写真/記事:新居潤子   

タイルのテーマパークの様な、遊び心が一杯詰まったアメリカ料理レストランVYNL(ヴィンル)をご紹介します。

VYNL



50th street駅

最寄り駅50th Streetは、普通電車しか止まらない小さな駅ながらニューヨーク地下鉄のタイルアートの中でも特に人気の高い作品が見られる穴場スポットです。

地下鉄構内

その作品がこちら!

50th street

“不思議の国アリス”をモチーフにしたモザイクタイル。
メトロポリタン美術館やMoMAなどにも作品が飾られているコンテンポラリー・アーティスト、リリアナ・ポーターが手掛けた作品です。

リリアナ・ポーターの作品

著名アーティストの作品が、日常の景観に溶け込んでいるのもニューヨークの魅力の一つですね!



駅を出てブロードウェイの劇場が集まるシアター・ディストリクトを通り抜けて…

ブロードウェイ

ブロードウェイ

歩いて5分ほどで到着するのがアメリカ料理レストランVYNL(ヴィンル)。

VYNL

20年以上前からこのエリアでお店を構え、ローカルの人々や、場所柄、ブロードウェイ関係者など多くのファンを持つ人気レストランです。

VYNL

ガラスタイルが外壁全面に貼られていて照明でキラキラと輝き、このエリアで一際目を引きます。

VYNL

中に入ると壁面一杯に懐かしいアナログ時代のレコード盤が飾られています。

VYNL

VYNL

お店の名前になっているVYNLとは英語でアナログ時代のレコード盤を意味し、壁に飾られているレコード盤は全て本物です!

VYNL

店内はロック&ポップなBGMとミュージックビデオが流れて、音楽好きにはたまらない空間です。



VYNL

テーブルに案内され、あまりのクオリティの高さに驚かされるのが有名ミュージシャンたちをモチーフにしたクラッシュモザイクタイルのテーブルトップ。

VYNL

テーブル其々、全て異なったデザインが施されています。



elvis
ちょっとお茶目なエルビス・プレスリー

ボブ・マーリー
レゲエ界のレジェンド ボブ・マーリー
こちらは本人にそっくり!


フランク・シナトラ
「My Way」や「New York, New York」などのヒット曲を飛ばした
アメリカを代表するシンガー フランク・シナトラ

ザ・ビートルズ
イエロー・サブマリンのザ・ビートルズ



テーブルを見ているだけで様々なミュージックシーンを辿ることができて楽しいです!



メニューの方もヴィンテージレコードのカバーが使われるという拘りぶりです。

マドンナ

カクテルメニューもとてもユニークで、ミュージシャンの名前がもじられたスペシャルドリンクが並んでいます。

カクテルメニュー


私はジャスティン・ティンバーレイクならぬジャスティン・”キューカンバー”レイクというきゅうりのカクテルを注文。

こちらが、キューカンバーレイク!

ジャスティン・”キューカンバー”・レイク

お味の方は…しっかりキューカンバーでしたw

そしてフードはVNYLで一番人気のフライドチキン・サンドウィッチを注文しました。

フライドチキン・サンドウィッチ

ポテト。テーブルには「ピンク・フロイド」の文字が。
よく見るとテーブルにはピンク・フロイドの名前も!


VYNLの見所は、これだけではありません!
一番のサプライズが、実はお手洗いに隠されていました。

ビヨンセ、マイケルと書かれたお手洗いの扉。

ビヨンセの扉

マイケルの扉

まずはビヨンセの扉から覗いてみると…






ビヨンセ

なんとビヨンセを描いたモザイクタイルがお出迎え!




VYNL

壁面も全体にガラスモザイクタイルが使われていて、光沢感があるタイルが照明に反射してお手洗いにしておくには勿体ないほど華やかな空間です。

VYNL

VYNL

そしてもう一つの扉の向こうには、やはりこの方!
ミュージック界のレジェンド マイケル・ジャクソンが登場!
このお店に来て、このマイケルとビヨンセに会わずして帰るなんて勿体ない! このタイルアートは一見の価値ありです。

VYNL


VYNLは、外観からインテリア、フード&ドリンク、そしてお手洗いまで見所一杯で、テーマパークを訪れた様な楽しい気分になりました。

VYNL




ここが気になる!スタッフのタイルワンポイント

遊び心にあふれた店内は、どこを見てもわくわくさせる仕掛けがいっぱい!ここまでやりこんだお店は珍しいのではないでしょうか(*v*)お客様を喜ばせたいという店主の思いがひしひし伝わってきます!

モザイクタイルで作るアートは、すべてがオリジナルのため他ではなかなかお目にかかれないインパクトが生まれます。取り入れるには勇気も要りますが他のお店との大きな差別化にもなり、このVYNLのようにコンセプト重視のお店であればチャレンジしてみるのも面白いと思います!お店の個性をそのまま体現してしまえるので、お客様も飽きさせませんね。


この内装イメージにピッタリのタイルはこちら

★モザイクアートファクトリー

ブラウザ上でオリジナルのモザイクタイルデザインを作成・注文できるサービスです。


画像をアップロードすれば自動でモザイクタイルに変換し、シート貼りをおこないます。納期は数量や使用カラーで変わってまいりますのでご注意ください。


★万華鏡

三角形のガラスタイルをランダムに並べ、万華鏡のように目まぐるしく変化をもたらす超個性的でポップなモザイクタイルシリーズです。派手さを追求したい時におススメです!
価格 1,543円/シート(税込)




====お店情報====
VYNL
756 9th Ave, New York, NY 10019 (b/t 51st St & 50th St, Hell’s Kitchen)


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ニューヨークだより 第27回:ROSEMARY’S

取材:2017年9月  写真/記事:新居潤子   

お店のルーフトップガーデンで収穫される新鮮な食材を料理し提供する人気イタリアン・レストランROSEMARY’Sをご紹介します。

ROSEMARY'S

場所は、昔ながらの街並みを残しながらお洒落で美味しいダイニングスポットがひしめく
レストラン激戦区、ウエスト・ビレッジ。

ウェスト・ビレッジ

ウェスト・ビレッジ

ウェスト・ビレッジ

そんなウエスト・ビレッジの中心、グリニッジ・アヴェニューに“タイルズ・フォー・アメリカ(Tiles for America)”と名付けられた、9.11同時多発テロのモニュメントがあります。

Tiles For America

Tiles For America

テロ被害者への追悼、そして平和への思いが添えられたメッセージボードにはタイルが使われています。

被害者へのメッセージが込められたタイル

被害者へのメッセージがこめられたタイル

メッセージを読んでいると、風化させてはならない当時の出来事が思い出されます。


このタイルズ・フォー・アメリカと同じ通りにあるのが、ウエスト・ビレッジを代表する人気イタリアン・レストランROSEMARY’S。

ROSEMARY’S

2012年にオープン以来、朝のブレックファーストから、ランチ、週末のブランチ、そして夜のディナータイムまでお客さんが途切れることが無く、セレブの出没スポットとしても有名です。
暖かい季節は、路面のガラス扉が開かれ店中の活気がストリートまで伝わってきます。

ROSEMARY'S

お店の名前が描かれたモザイクタイルのエントランスを通り、中に入ると、高い天井のため開放的な空間。

ROSEMARYS

味わいあるレンガ壁や、ウッドフロア、木製テーブルや籐の椅子などラスティックなインテリアで統一され、NYの街中に居ながらイタリアン・カントリーの魅力溢れる雰囲気です。

ROSEMARYS

広々としたダイニングホールを抜けるとカウンターがあり、奥の壁にはデザインタイルが使われています。

カウンター席

フロアーにはテラコッタスタイルのヘキサゴンタイル。

ヘキサゴンタイル

お店の一角には、定番のサブウェイタイルが使われています。
グレイのサブウェイタイルはヘンリボーンで、お隣の木目のヘリンボーンでできたカウンターとマッチしています。

サブウェイタイル


こちらの階段を上って行くと…

ルーフトップへ続く階段

2階はルーフトップガーデンになっています!

ROSEMARY’Sは、NYレストラン業界トレンドの一つ
ファーム トゥ テーブル(Farm To Table)=地元で採れた季節感溢れる食材を提供するレストランとしても人気。

ルーフトップガーデン

ルーフトップガーデン

勿論、お店の食材全てをこのルーフトップガーデンから提供はできませんが、バジルやトマト、人参、えんどう豆など一部の食材はこのルーフトップガーデンの土壌から、当日採れたてものがサーブされます。


こちらは昼間の様子。

賑やかな昼の様子

夜になると・・・・

夜の様子

天井に使われている照明が良い雰囲気を演出します。




今回注文したのは人気のモッツァレラ・チーズ&バジル&トマト

モッツァレラ・チーズ&バジル&トマト

そして、こちらもまたモッツァレラののったフォカッチャ

モッツァレラののったフォカッチャ

モッツァレラが本当にフレッシュで美味しいです。


夜も深まってきてお店を出る頃には、お店の前は待つお客さん達が沢山!

大行列

8人以上からでないと予約を取らないことでも有名で、同時にお店の人気が伺えますますね。

こちらのROSEMARY’S 。実は昨年、東京・新宿に日本1号店となるROSEMARY’S TOKYOをオープンさせたばかり。
機会があれば、ニューヨーク・イタリアンな雰囲気とファーム トゥ テーブルの食事を堪能しに行かれてみては如何でしょうか。




ここが気になる!スタッフのタイルワンポイント

様々な内装材を駆使したインテリアデザイン。まるで往年のイタリア映画にそのまま出てきそうな雰囲気で、感性鋭い街・ニューヨークらしい徹底した内装になっていますね。予約が8人からということもあってか、グループで食事をする人たちが多いようでお客さんがやたら自由に歩き回っている様子も印象的です(笑)お店の賑やかな雰囲気を、内装デザインと同じくらいお客様自身が作っていますね。

スタッフが個人的に気に入ったのは、レンガと下からの照明。比較的店全体が明るい場合は別ですが、ぼんやりとしたレンガ壁に下から照明を当てると、レンガの凹凸がつくる影が上方により濃くなって天井の高さを強調し、まるで舞台芸術のようにドラマティックな演出になっています。夜の食事をよりオシャレに楽しめそうですね。東京のROSEMARY’Sも機会があればぜひ行ってみたいです!


この内装イメージにピッタリのタイルはこちら

★上海レンガ/SRR

壁面をユニークに仕上げるスライスレンガ。独特の凹凸を楽しんでください
価格 171円/枚(税込)


★メトロ/HLPU36

ヘリンボーンにすればフェミニンで優しい雰囲気に。グリーンインテリアとも相性抜群です。
価格 85円/枚(税込)




====お店情報====
ROSEMARY’S
18 Greenwich Ave New York, NY 10011


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ニューヨークだより 第26回:Sweets by CHLOE.

取材:2017年8月  写真/記事:新居潤子   

前回のニューヨークだよりでご紹介したビーガン・カジュアル・レストラン「by CHLOE.」1号店のお隣にある姉妹店「Sweets by CHLOE.」をご紹介します。

Sweets by chloe外観


幾つかある地下鉄の最寄駅の中でもユニークなタイルが見られるのがプリンス・ストリート駅。

プリンス・ストリート駅構内のサブウェイタイル
プリンス・ストリート駅構内のサブウェイタイル

スチールやスレート素材、大理石を用いられた壁画にはニューヨークの人々の姿が描かれています。

キャリアウーマンらしき姿
キャリアウーマンらしき姿

お年寄りとその手を引く人
お年寄りとその手を引く人

歩きスマホをする人々
これは歩きスマホ?をする人々でしょうか。

一つとして同じデザインのものがなく、退屈な地下鉄の待ち時間を楽しませてくれますね!


こちらのスプリング・ストリート駅から歩いて10分程度の場所にあるのが、真っ白の外観にピンクのキーカラーの可愛いSweets by CHLOE.。
その名の通りby CHLOE.が手がけるスウィーツ専門店です。

Sweets by CHLOE.外観

「by CHLOE.」と描かれたモザイクタイルがエントランスに使われています。

エントランスのモザイクタイル

昨年のオープン以来、by CHLOE.に並び、感度の高いニューヨークの人たちに圧倒的な支持を集めているお店です。
デコラティブなピンクと白のデザインタイルはお隣のby CHLOE.の色違いで、統一感を演出していますね!

カウンター

カウンターに使用されているタイル

店内は小さなテーブル2つと、外にテラス席3つしかなくテイクアウト中心のお店です。

小さなイートインコーナー
若い女性に人気

カウンター奥の壁はサブウェイタイルが使われており、テーパー部分に施されたピンクのアクセントカラーがとってもキュート!

メニュー

メニュー
メニューのイラストもポップで可愛い。


ショーケースには、カラフルなカップケーキや3 層のスポンジケーキ、1人サイズにしては大きめのパイなどが並びます。

カラフルなカップケーキ

大きなスポンジケーキ

タルト

どれも美味しそうですが、これら全てのお菓子がビーガン!
つまり卵や乳製品、蜂蜜まで一切の動物由来の食材を使用していません。

どれも驚きのビーガンメニュー

ドリンク用のミルクも全て植物性のものが置かれており、アーモンドミルク、ココナッツミルク、そして麻の実から作られたヘンプミルクです。

ドリンク

お店のアイコンとなっているのが、こちらのネオンサイン。

ネオンサイン

最近ニューヨークではネオンサインが飾られたお店が急増していて、理由はインスタ映えするからなのだとか。
思わずこんな写真を撮ってアップしたくなりますね!

インスタ映えしそうなショット

You better believe it (本当だから信じた方が良いよ!)
という意味をもじって
YOU “BATTER” BELIEVE IT」と書かれています。

“BATTER”=バッターは“ケーキや揚げ物の衣になる小麦粉や牛乳、卵を混ぜ合わせたもの”という意味です。
Sweets By Chloeのスウィーツが嘘みたいに美味しいので
YOU “BATTER” BELIEVE IT =本当だから信じた方が良いよ!
というメッセージなのですね!

私は大きなシナモンロールを頂きました。

シナモンロール

他のお店と同じくらい、いやそれ以上に美味しいこのシナモンロールに動物性の牛乳やバター、卵が使われていないなんて信じられない!
YOU “BATTER” BELIEVE IT!




ここが気になる!スタッフのタイルワンポイント

かわいくて美味しそうなスイーツに目が釘付けです(*∀*)!前回の「by CHLOE.」の姉妹店ということで、お店の内装デザインなんかも統一されており、イメージカラーで区別をされていてとても方向性のしっかりしたお店なんだなというのが伝わります。

また特筆すべきは目地色にイメージカラーのピンクを使用していること。日本では目地の色って白・黒・グレー・ベージュぐらいしか見かけませんが、アメリカではタイルや空間のイメージに合わせて目地の色まで選ぶことが多く、「必要だから隙間を埋めているだけ」という捉え方ではないことがよく分かりますね。


この内装イメージにピッタリのタイルはこちら

★サブウェイ/LAD-150

立体感があってデコラティブにもなるサブウェイタイル。目地色で遊んでみるのも楽しそうですね。
価格 60円/枚(税込)
LAD-150
試しに目地の色をピンクにしてみました


★上海レンガ
上海レンガにペイント
上海レンガを施工後、上から白いペンキで塗りつぶすと、キュートなカフェやスイーツ店にぴったりの明るくナチュラルな雰囲気を作ることができます。
価格 171円/枚(税込)




====お店情報====
Sweets by CHLOE.
185 Bleecker St Suite B, New York, NY 10012


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ニューヨークだより 第25回:by CHLOE.

取材:2017年8月  写真/記事:新居潤子   

初めまして。玲・ジャンザーノさんから引き継ぎ、今月から“ニューヨークだより”を担当させて頂きます新居潤子です。
ニューヨークの大学でファッション・ビジネスを専攻している大学院生です。

ニューレポーター 新居さん

ニューヨークは、ファッションやアート、フードなどカルチャーの中心であると共にタイルのトレンド発信地。
そんなニューヨークのタイルという観点から、街や人々の魅力が一杯詰まったニューヨークの今をお届けできればと思います。


今回はローカルのお洒落&ヘルシー志向の女性達から圧倒的な支持を得ているビーガン・フードのカジュアル・レストランby CHLOE.をご紹介します。
2015年のオープン以来、瞬く間に人気が広がり、現在全米で9店舗を展開。近々ニューヨークにもう2店舗がオープン予定です。

今回はそんなby Chloeの第1号店=ウエスト・ヴィレッジ店に行ってみました。

By Chloe

 

最寄り駅の地下鉄ブリーカー・ストリート駅

By Chloe

ニューヨークの地下鉄の駅は、その名の由来にもなっているサブウェイ・タイルや、モザイクタイルなどの装飾で有名ですよね!
近年、改装されモダンに生まれ変わったブリーカー・ストリート駅ですが、こちらコバルトブルーのレリーフタイルは、1904年の地下鉄開通当時のものが、そのまま残されています。

ブリーカー・ストリート駅のタイル


ブリーカー・ストリート駅から歩いて数分の所にある、白黒ストライプの外観が目を引くお店がBy CHLOE.です。

By Chloe

入り口では、「by CHLOE.」と描かれたモザイクタイルが出迎えてくれます。

By Chloe 入り口のモザイクタイル

実は、私自身もby CHLOE.の大ファンで足繁く通っておりますがいつ訪れてもこの混雑具合。

By Chloe 店内の様子

店舗内のセンターにあるスチールテーブルや、ウォール・ミラーなど今流行のラスティックなインテリアが使われています。

By Chloe

By Chloe

そんな中で、モノトーンのデコラティブで可愛いデザイン・タイルがアクセントとなって女性心を擽ります。

By Chloe 印象的なカウンターのタイル

By Chloe  オシャレなタイル

体がすっぽり収まるエッグ型のハンギングチェアもキュート。

By Chloe キュートなハンギングチェア


by CHLOE.の人気の秘密は、何と言っても美味しいビーガン・メニュー。

By Chloe  フードメニュー

まだ日本では馴染みが薄いビーガン・フードですが、ニューヨークでは広く浸透していて“完全”菜食主義者(完全ベジタリアン)のことを意味します。

一概に菜食主義者と言っても、動物のお肉は食べないけれど魚介は食べるとか、卵や乳製品はOKなど様々あります。
そんな菜食主義者の中で、最も厳しいタイプがビーガンで、“お肉・魚介類・卵・乳製品・蜂蜜まで一切の動物由来の食材が禁止“、つまり”完全”な菜食主義者です。

そしてby CHLOE.のメニューは100%がビーガンです。

注文したのはby CHLOE.のシグネチャー的メニュー。

Vy Chloe 人気メニュー「クラシック・バーガー」

テンペ、レンズ豆、くるみなどできたパティをポテトのバンズで挟んだ“クラシック・バーガー”に”フライドポテト”。
チポトレという唐辛子を使ったマヨネーズ(アイオリソース)とビーツ(赤色の野菜)ケチャップをつけていただきます!

By Chloe

ビーガンというと「美味しくなさそう…」と思われる方も多いと思いますが、by CHLOE.のメニューはそんな固定観念を覆す美味しさです!
味もしっかり付いていて、言われないとビーガンなんて気付きません。

お洒落でヘルシー、そしてとっても美味しいBy Chloe。
日本に上陸し、ビーガン旋風を巻き起こす日が来るのも時間の問題かもしれませんね。



次回はBy Chloeのお隣、By Chloeのスイーツ専門店Sweets By Chloeをご紹介します!




ここが気になる!スタッフのタイルワンポイント

今回から新たなリポーター・新居さんにバトンタッチとなり、これからニューヨークのホットなお店を紹介します!
やはり最初に気になるのは入り口に敷かれた「by CHLOE.」の25角程度サイズのモザイクタイル。シンプルな店名なので小さなスペースでもしっかり収まっていますね。タイルパークでも「ニューヨーク-25」などを使った文字作成の依頼をお受けすることが時々あります。プレートの看板とはまた違った印象でお店の名前をアピールすることができますね。

また今回から最寄の地下鉄のタイルも時々紹介してもらう予定です。サブウェイタイル発祥の地・ニューヨークの地下鉄。駅名などもすべてタイルで作られていて、デコラティブなレリーフをシンプルなサブウェイタイルが引き立てておりとてもカッコイイです。乞うご期待!


この内装イメージにピッタリのタイルはこちら

★ニューヨーク-25

シンプルな白と黒のマットモザイクタイル。店舗の床に使用でき、モノトーンの模様を作るのにも最適です。
価格 745円/シート(税込)


====お店情報====

by CHLOE.
185 Bleecker St, New York, NY 10012


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