ニューヨークだより 第34回:TRADEMARK taste + grind

取材:2018年1月   写真/記事:新居潤子

コーヒーショップとバー&レストランという「表の顔」と「裏の顔」が楽しめるTRADEMARK taste + grind (トレードマーク テイスト+グラインド)をご紹介します。



場所はマンハッタンの中心地ミッドタウン。

このエリアにあるブライアント・パークは冬の期間アイススケートリンクが設置され、多くの人々で賑わっています。


昨年このブライアント・パークで改装オープンし大きな話題を呼んだスポットがあります。

それが、こちらの公衆トイレ。





日本とは異なり、ニューヨークの駅や公園にある公衆トイレは安全面が懸念されていたり、かなり汚れていたりするため、通常はあまり近寄りたくない場所。
そんな公衆トイレの常識を覆すべく、改装費用約3,000万円を投じで生まれ変わったのがこの公園のトイレで、”ニューヨークで最も高級な公衆トイレ”と呼ばれています。

エントランスには生のお花が飾られ、高級ホテルの様。

壁には個性的なガラスモザイクの輸入タイルが使われています。



女性用のトイレに入ると、窓の周りにも輸入タイルが使われています。

天井の格間やモールディングに至るまで公衆トイレの枠を超えたディテールに拘った内装です。

掃除係兼警備の方が常駐しているので常に安全・清潔で、日本の公衆トイレに近い居心地の良さです。
因みに、トイレは日本トップシェア誇る某有名ブランドのもの。

NYでは殆どお目に掛からないあったか便座…!?
とまでは行きませんが、便座カバー自動交換トイレになっていて快適です。




本日ご紹介するのは、このブライアント・パークから5ブロック南に下った場所にあるTRADEMARK taste + grind

アイビーで飾り付けられた入り口を入ってすぐが、カウンター席のみのコンパクトサイズのコーヒーショップ「TRADEMARK grind」。





grindとはコーヒー豆を”ひく”と言う意味で、ブルックリンで焙煎された豆を使った美味しいコーヒーがいただけます。

シアトルに本拠地を置くMAVANというブランドの、世界に16台しか存在しないと言われる希少なコーヒーマシーンを使う拘りぶり。

壁にはスタンダードなホワイト・サブウェイタイルが使われ、床はパターン入りのヘキサゴンタイルです。





美味しそうなペイストリーと一緒に、拘りコーヒーを飲みに気軽に立ち寄れるカジュアルな空間。

実はこのコーヒーショップはお店の「表の顔」でしかありません。

奥に進むとホールウェイに繋がる入り口が・・・。

ホールウェイの中は、一瞬で通り抜けるには勿体無いほどの見事なアーチ状天井の空間。

アンティークミラーとヘリンボーン・タイルで敷き詰められています。








ホールウェイを抜けると、表の小さなコーヒーショップからは想像もつかないほどの広い隠れ家空間が広がって居ました。





こちらがお店の「裏の顔」。ニュー・アメリカ料理のレストラン&バー「TRADEMARK taste」です。表のコーヒーショップgrindと、裏のレストランバーtasteを合わせてTRADEMARK taste + grindになる訳ですね!

レストラン&バーも床から壁まで全面にタイルが貼られていて見応え抜群!
コーヒーショップ〜ホールウェイまで続くヘキサゴンタイルの床は、レストラン&バーに入るとグレイトーンの異形状ミックスタイルに切り替わります。





レストランの真ん中にあるバーエリアにはサブウェイタイルが貼られ、壁の一部にはヴィンテージのレンガ壁がそのまま使われています。











お店は午前7時から夜11時までオープンしていて、朝食からランチ、ディナータイムまでオールマイティに利用できます。
丁度私が訪れたのは、夕方5時過ぎのお客さんが少ないアイドルタイム。



遅めのランチをする人、早めのディナーをする人、お茶する人、バーでドリンクを飲む人など様々。



私はバーカウンターに座って、チュロスをオーダーしてのティータイム。

揚げたてホクホクのチュロスを、甘酸っぱいキーライムのクリームを添えて頂きます。



ついつい長居してしまい、レストランを出た頃には表のコーヒーショップは閉店し、すっかりメロウな夜の雰囲気になっていました。







TRADEMARK taste + grind。1つのお店で様々なタイルと表情が楽しめるスペシャルな空間です。





ここが気になる!スタッフのタイルワンポイント

なんといっても度肝を抜かれるのが、アーチ状の空間一面に貼られたサブウェイタイル!ヘリンボーンでの施工は最近日本でもちらほら見られるようになったものの、ここまでの規模で貼られているのは見たことがありません!
目の錯覚で編み込みのようにも見えるヘリンボーンは、タイルと目地の色のコントラストを強めるのがおススメ。同じタイルを使っても、スタンダードな馬貼りとヘリンボーンでかなり印象が違って見えますよね。ブームになってはや数年。サブウェイタイルに見慣れてきたという皆様、ぜひヘリンボーンをお試しあれ♪

(それにしても、こんなアーチ状の場所にも貼れるものなんですね・・・(◎_◎;)


この内装イメージにピッタリのタイルはこちら

★サブウェイ/SUW-150
サブウェイ/SUW-150

安価で使いやすいスタンダードタイル。飲食店のキッチンバックにおススメです!ヘリンボーンで施工すれば大きな個性もプラスできます。


★上海レンガ


解体された住居で使用されていた古レンガをスライス。使用感が良い味付けになり、店の雰囲気をドラマティックにします。





====お店情報====
TRADEMARK taste + grind
– – – – – – – – – – – – – –
38 W 36th St, New York, NY 10018
(b/t Avenue Of The Americas & 5th Ave ,Midtown West)



タイルパークのfacebookでは「ニューヨークだより」の更新情報や新商品情報、イベント情報などをお知らせしています。
ぜひ「いいね」してくださいね!↓
タイルパークのフェイスブックへ
クリックでタイルパークのfacebookページへ
※このページはPC画面用に作成しています。スマートフォンでご覧の際は画像等が見えづらい可能性があります。


タイル通販「タイルパーク」
http://tile-park.com