二日目を迎えました。今回は2人でのアテンドなので、ほとんどブースを離れることができないのですが、TNと同じ36ホールだけ少し時間を作り他のブースを見てきました。
日本ブームなのか面白いコンセプトのブースを見つけました。
なんとカタカナでトレンドと書いてあります。
炭を意識して無彩色の空間をイメージしているのでしょうか?
下駄です
きっとお茶は湧かないでしょう。
これが新しいトレンドなのかわかりません。しかし日本ブームはいよいよタイル業界にも来ているようです。
今日でイタリアに来て5日目になります。
イタリアでの楽しみは、何と言ってもワインと料理。今回は南イタリアと北イタリアのワインを味わってみようと計画していました。
南のナポリではカンパーニア州のワインに挑戦。Greco di Tufoを購入し、昨夜飲んでみました。すっきりして微炭酸ですごくいいです。淡白な魚料理に最適です。
一昨日はラベンナのレストランでサンジョベーゼ種のワインと地元ロマーナ地方のBURSONをいただきました。
サンジョベーゼはミディアムボディーですっきりした飲み口。大変気に入りました。
BURSONは少し独特のあじでわたし的にはイマイチ。
食事はスタッフのTAMAMIチャン家族と一緒に。最後に記念写真も。
昨日はお土産用のワインを購入。
定番のトスカーナのキャンティークラシコ
思い切ってピエモンテ州のバローロと言いたいところですが、少し高すぎたため、バルバレスコ
そして美味しかったサンジョベーゼ種のワイン
以上3本を購入
そして今日のお昼にランブルスコをいただきました。わたしの中ではランブルスコはあまりいいイメージではなく、ファンタグレープのイメージが強かったですが、今日飲んだのはなかなかでした。価格も味もオススメです。
ボローニア市街から少し離れたエノテーカ(お店の風景)
まだ帰国までは1週間。どんどん新しいワインに挑戦してみます。
いよいよ最優訪問(3軒め)のためナポリを出発し、サッソーロに向かう日がきました。ナポリ8:30分の高速鉄道に乗り、ローマ、フィレンツェ、ボローニア経由モデナまで約4時間半の旅です。高速鉄道では大変なことが起きました。間もなく乗り換えのため降車するボローニアへ着く前に荷物を確認に行くと、なんと大変な荷物が私たちのスーツケースの上に。しかもほとんどの人は最終地ベネチアへ行くため、すべての荷物を移動させ、自分たちの荷物を掘り出す必要があります。
荷物はこの奥の棚の中にあります
最初は何するんだ、「これは俺の荷物だぞ」と言われたり、トイレに移動する人を封鎖したため文句を言われたり。しかし必死で荷物を取り出すと、最後は周りの人から拍手。「何のこっちゃ、勝手に人の上に乗せるな」と思いましたが、何とかボローニアで降りることができ、一安心。
予定通りForme2000に到着。いろんな商品を見せてもらい、TNとコラボレーションをする方向で話はまとまりました。
TNの商品の飾りやボーダーなど、いろいろ検討の方向は広がります。
2軒めはサレールノからバスで15分程度のヴィエトリにある会社。創業150年以上の歴史を持つハンドペイント専門の会社です。この会社ではボディーをサッソールの会社から買い、自社ではその最終仕上げをしています。
街の土産物店にはタイルと食器、雑貨が同じように売られています。
そんな街並みの中にその会社はありました。
ショールームはまるで美術館
工場にはたくさんの色づけされた商品があり
窯に入るのを待っています
ハンドペイントの他に版画のように色づけされるものもあります
デザイン版の棚、そのパターンは500を超えるとか。
そしていよいよ手書き工程
工場からサレールノへ帰る途中、アマルフィー海岸の景色に感動。
ここも取扱を検討したい会社です。
いよいよ訪問した工場を紹介します。
1件目はテラコッタの製造方法をベースにハンドペイントで製作する工場です。社内には面白いタイルが山ほど。どれもこれも日本に伝えたいものばかりです。全くの手作りなので量はあまり望めませんが、一つ一つのタイルに魂がこもっています。
手書きタイルの陳列棚
窯変釉薬で仕上げた 迫力のあるタイル
100角タイルはTNのタイルと併用可能です。
さてそれではいよいよ工場へ
まずは成形工程。ここは動画でお楽しみください。
続いて手書き工程(今日はタイルではなく器でした)
そして最後や焼成工程
タイルも器も同じように一枚づつ成形から色つけまで行われ、まさにアートです。小さな工場なので輸出の問題や生産量の問題はありますが、取り扱いを検討する必要がある、興味深い工場です。
帰国後すぐに東京でホームページ更新の会議があり、会議終了後少し時間があったので、以前納めた現場を確認に行ってきました。この現場はお客様からデザインをいただきオリジナルで作製したパターンです。店舗のロイヤリティーに貢献できているかどうか、床に使用されたロゴのシールに問題はないかなどを確認してきました。
店舗入り口に使用されており、ファザードとともに店舗を引き立てます。また、サインとしても十分機能し効果的な使用方法だと感じました。ロゴの部分はタイルではなくシートで加工したものが使用されていましたが、違和感の問題もなく、とても綺麗に収まっています。
タイルとしては枠だけを製作しており、現場で施工後に貼られたものだと思います。この方法でやればコストも抑えられ、便利だと思います。
この現場はオリジナルデザインで作成しましたが、最近フラワーとスポットの既製品を発売しました。
よりお手軽にご利用いただける商品として、今後もいろんな取り組みにチャレンジしていきます。
追伸
この現場は吉祥寺にありました。私は成蹊大学卒業です。久しぶりに学生時代を思い出し、この街を歩いてきました。歩き回るうちに35年前によく出入りしていたJAZZ CLUBを見つけました。
なつかしー。