ライムストーン風タイル「レギャン」

レギャン

【 レギャン 】

ライムストーン風のタイルで
重厚感のある空間を表現

タイルパークの人気タイル「レギャン」シリーズをご紹介します。
表面にライムストーン(石灰石)風のデザインが施された、床・壁両方に使用できるタイルシリーズ。店舗の内外装やエントランス、住宅の玄関、リビングなど、幅広い空間で使用することができ、重厚感と高級感を生み出します。また5種類の形状・2種類の面状を取り揃えており、使用場所によってグリップの有無を使い分けたり、複数形状をミックスで張り合わせるなど、シチュエーションにあわせて様々な使い方が可能です。

ST66224R-230
ST66224R-230

2種類の面状で内外を使い分け

ラフ面とノングリップ面

玄関ポーチやエクステリアには滑り止めのラフ面、屋内~室内の床や、壁面には滑らかなノングリップ面と、同じデザインのまま内外で使い分けが可能!
(※R値…主に海外で使用されるドイツ規格の防滑性数値です。靴を履いた状態で滑り出す傾斜角をもとに評価をおこなうもので、タイルパークではR11以上を屋外、R10以下を屋内におすすめしています)

ナチュラルな変化に富むライムストーン風のデザイン

「レギャン」の表面にプリントされた、ライムストーン(石灰石)風の模様。ライムストーンは海底で微生物などが堆積することで生まれるため色や柄にムラがあり、装飾としてインテリアに使用される場面も多くあります。タイルパークでは3種類のカラーと5種類の形状をご用意しております。

3種類のカラー
(上から)ST66220、ST66224、ST66225 イメージCG
ST66225R-600(イメージCG)

壁にも床にも。幅広い使い方が可能

「レギャン」はインテリアの壁はもちろん、住宅の門扉や外壁、玄関内部~ポーチなど、幅広い場所で使用されています。時には異なる形状をミックスしてみたり、異素材と組み合わせてみるのもおすすめ。その際は、レギャン自体を「石材」と見立ててみるのもいかがでしょう。

ST66224R-300
ST66224R-300 住宅の玄関 ST66225R-300、-630
ST66225R-300、-630 住宅エクステリアの足元~門扉の立ち上がりにかけて ST66224R-300、-630
ST66224R-300、-630 薪ストーブの床~背面 ST66225R-630
ST66225R-630 室内の壁 ST66220R-630、-615
ST66220R-630、-615 ガラスモザイクタイルと組み合わせた壁(イメージCG)

製品一覧

\ディテールが分かる動画も公開中/

WEBリーフレットで見る


この記事の執筆者:金谷(タイルパークスタッフ)
タイルパークの商品情報管理やWEBサイト更新を担当。学生時代に学んだ陶芸の知識を活かし、タイル商品の魅力を発信。


■おすすめサービス■

無料タイルサンプル請求
無料タイルサンプル請求
カットサービス
カットサービス
Webカタログ一覧
Webカタログ一覧

在庫予約サービス
在庫予約サービス
CADデータ提供サービス
CADデータ提供サービス
よくある質問
よくある質問

展示会のおしらせと新商品のお目見え

タイルパークの金谷です。
今年も当社は、2024年3月12日(火)~3月15日(金)に東京ビックサイトで開催される「第30回建築・建材展2024」に出展します。今回で30回目を迎え、住宅・店舗・ビル用の各種建材をはじめ、設備機器やソフトウエア、工法、関連サービスなどを幅広く紹介する建築総合展です。

会期:
2024年3月12日(火)〜15日(金)
午前10時〜午後5時(最終日のみ午後4時30分)

会場:
東京国際展示場「東京ビッグサイト」東展示棟(東京都江東区有明3-10-1)

TNコーポレーション ブース番号:
AC6302 ( 多治見市美濃焼タイル振興協議会エリア内 )

※ ご来場には事前登録(無料) が必要です(事前登録がない場合、当日入場料 3,000円) 。公式サイトにて事前にご登録ください。


会場では、4月発刊となるカタログの送付の事前受付をおこなうほか、4月から販売開始を予定している新商品も一部先行でご覧いただけます。
今回は会場で展示予定のタイルをご紹介いたします。

(※一部は9月に出展したイタリアの展示会「CERSAIE」で展示していた開発中のタイルパネルをそのまま使用するため、実際の製品と多少異なる場合や、商品化されなかったものも含まれます。CERSAIEでの展示の様子は林のブログでぜひご覧ください)


雫

まずはCERSAIEでも評価の良かった、97角のスジ面タイル「雫(しずく)」。スジに流れこむ釉薬を使用して模様を浮き立たせるというアイデア自体はシンプルですが、時々太い筋を混ぜ込むことで動きのある壁面が作れる奥深いタイルです。
(※4月発売予定)

プラハ

現在タイルパークで販売している多形状シリーズ「プラハ」に、新たに加わる3形状が使用されたパネルを展示します。複数の形状をミックスして意匠性の高い壁や柱を作れる「プラハ」。単体でもユニークな新形状をぜひ会場でご覧ください。
(※新形状は4月発売予定。現在発売中の「プラハ」はこちらからご覧ください

ハンドメイドの温かみある表情で、「CERSAIE」の会場では多くのバイヤーの目を惹きつけた「絵本」のパネルも展示いたします。手作業だけが生み出せる柔らかな風合いにご注目ください。
(※4月発売開始予定。なお当面は受注後生産での対応とさせていただきます)

こちらは会場で初お披露目となります。フラット面と山形の面状がリズミカルに壁面を彩る、ガラスタイル「ウラヌス」。パールのような独特な輝き方は、写真には写りきらない独特な表情を持っています。こちらもぜひ会場で実際にご覧いただきたい新商品です。
(※4月発売予定)

会場ではこれ以外にも新商品をいくつか展示予定です。
なお、すべて4月より発売開始ではございますが、商品によっては初回の在庫が少ない場合などもございます。新年度の物件で使えそうなタイルは、ぜひ建築・建材展会場で事前にチェックしてください。
(※会場でカタログ・サンプルの発送も是非ご相談ください。なお発送は4月以降となる可能性がございます)


この記事の執筆者:金谷(タイルパークスタッフ)
タイルパークの商品情報管理やWEBサイト更新を担当。学生時代に学んだ陶芸の知識を活かし、タイル商品の魅力を発信。


■関連商品のご紹介■

プラハ

ベーシックな長方形と多種多様なアクセントタイルで店舗内装を華やかなヨーロピアン風に。すでに販売をおこなっている形状もぜひ併せてチェックしてみてください。

→「プラハ」を見る


■おすすめサービス■

無料タイルサンプル請求
無料タイルサンプル請求
カットサービス
カットサービス
Webカタログ一覧
Webカタログ一覧

在庫予約サービス
在庫予約サービス
CADデータ提供サービス
CADデータ提供サービス
よくある質問
よくある質問

令和6年能登半島地震の影響について

このたび石川県能登地方で発生した、令和6年能登半島地震で被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。

地震の影響により、現在も各運送会社において被災地域への荷物の集配見合わせ・送達の大幅な遅れが生じております。
お客様におかれましては誠にご不便をおかけいたしますが、何卒ご理解・ご了承の程お願い申し上げます。

★下記地域宛のお荷物は、現在運送会社で受け入れを休止中です。何卒ご了承ください。(1月2日~当面)
石川県(珠洲市、鳳珠郡穴水町、鳳珠郡能登町、輪島市 )
※運送会社により詳細地は多少異なります。


出荷済みのお荷物の配送状況については、発送完了時にお送りしているメールに記載のお問い合わせ番号で各運送会社の追跡サービスからご確認ください。

▼西濃運輸
https://track.seino.co.jp/kamotsu/GempyoNoShokai.do

▼日本郵便
https://trackings.post.japanpost.jp/services/srv/search/input

時代を逆行する試作

こんにちは、試作室の冨田です。
最近は流行りの技術、AIについてのご紹介をさせていただいたりしていますが、タイル試作や開発ももちろんCADや3Dプリンターなどの活用が進んできています。とても便利な時代になりました。
しかし、今回は時代の流れに逆らうかのような全て手作りで行う試作について、制作過程と共にご紹介しようと思います。

私が開発時に活用するのは主に粘土と石膏です。今回は和風で装飾的なアクセントになるようなタイルの制作しています。
大きなテーマが決まったらノート上で単語の連想ゲーム、色と連なりのイメージからデザインを選定し、モデルを作成していきます。
最初から石膏で作っておくと、無問題であればそのまま原型にできてよいのですが、今回は凹凸加減を検討したかったので粘土で作成しています。

高さにバリエーションを出して釉薬の表情の変化を引き出したい、、

モデル完成後、凹凸のさじ加減、連なりの見え方、釉薬との相性などの検討のため少量の量産が必要となります。この時、プレス機のフレームがない場合、簡易の型を石膏で作成します。
石膏型の細かい作り方は以前もブログで書いているので割愛します。ワークショップの『型の作り方』という記事でご紹介しています。石膏の性質や使用方法について書いてありますので、よろしければご覧ください。

 ブログ『型の作り方』 https://tile-park.com/blog/detail/25818

⑴粘土原型に油をぬる
⑵フレームに離型剤をぬって石膏を流す
⑶石膏がやわらかいうちに針金をさして空気穴をあけておく
⑷原型を外し、型を掃除して乾燥させる

石膏型が完成したら、素地を生産していきましょう。
まず、型に粘土を叩き入れます。少量なら手でもよいですが、今回は量が少し多いので粘土を布にくるんだもので叩いています。
粘土が型に隙間なく詰まったら、はみ出たところをならしていきます。型抜きの最初の方は石膏の水の吸いがよく、ならしているときに素地が引っ張られて剥がれやすくなっています。形や面に支障が出ないように、片手で抑えながら、優しく手早く余分な粘土をそぎ落とします。
綺麗に詰め終わったら型を三十分位ひっくり返して置いておくと、石膏が水を吸い、固くなった粘土がぽろっと型から出てきます。これを繰り返して成形していきます。石膏型は粘土の水を吸わせるたび、吸水率は下がり、量産の効率は落ちていきます。途中で型を休ませてあげながら形をとっていきます。

⑴粘土のつなぎ目が素地の”面”に向かないように詰める
⑵力加減がミソ
⑶伏せて置いておくとぽろっと

⑷完成 よれたところはこの時直してあげる

生地が揃ったら、乾燥させて施釉をします。今回は和を感じる流れる釉薬です。

個人的なこだわりで面にやや複雑な勾配を付けています。
亀みたいでかわいい、、
もう少し線の見え方の差がほしい気がする、、
釉薬の厚みに差を出して検討

試作ができたら持ち寄って会議で揉んでもらいます。デザイン、柄の方向性について、量産の問題、釉薬との相性、、いろんなご意見をいただきます。
現物をみて、検討した後、デザインを確定修正し、原型を作成します。

タイルの魅力は計算されたシンプルでクールなデザインで、それらが空間を引き立てる、というのはわかってはいるのですが、今回はお題が『和』ということもあって少しねちねちした作り方をしてみました。(きちんと、くどい、というご意見をいただきました!)
一般的なタイルの淡白さ、洗練されたデザイン、もちろんとても美しいと思います。
ただ文化としては海外が主流で、そういった魅力を持っている分、『和』をテーマにするのであれば、日本にしかできない微妙な差異を大事にした見え方、ある種タイルらしさと反対に行く部分があってもいいのかな。微妙な色の深みや軌跡から「味」を感じられるようなタイルが増えたら、もっと日本とタイルが近くなるのではないかなと、個人的に思っています。
さわりながら、形を感じながら作っていく、時代に逆らうような方法ですが、試作はこんな作り方もできます。
「手でつくり、手で考える」試作のご紹介のでした。
ご意見ご感想などいただけると嬉しいです。

手作りタイルの商品はこちら! 『陰翳セレクト』
https://tile-park.com/products/list?product_series_id=303&series_name=%E9%99%B0%E7%BF%B3%E3%82%BB%E3%83%AC%E3%82%AF%E3%83%88&mode=series

特集 ボーダータイル「スーベニア」

スーベニア

【 スーベニア 】

スマートなシルエットに
温かみのある釉薬をのせて

タイルパークの人気内装タイル「スーベニア」シリーズをご紹介します。
近年人気が再燃してきている細身のボーダータイル。表面に施された釉薬がタイルの表情に自然な変化をもたらし、温かみ溢れるインテリアに。アイボリーの優しい色合いからぐっと力強いブルーまで全5色をラインナップ。住宅洗面台やキッチンカウンターなどにささやかな花を添えます。

SOUVENIR-EVORA
SOUVENIR-EVORA

カーブが生み出すナチュラルな色の変化

スーベニアのタイル表面にはカーブがつけられています。成形素地に釉薬を吹き付けて焼成窯に入れ、徐々に温度を上げていくと、釉薬が溶けて窪みに向けて流れ出します。その後冷え固まって釉薬がガラス質に変わると、ふちの釉薬だけが薄づきになって色に変化が。炎のチカラを利用したやきものならではのグラデーションで、壁紙などの素材とは違った温かな表情が魅力です。

スーベニア
スーベニア

SOUVENIR-FARO

レトロな雰囲気のカラーバリエーション

スーベニアではアイボリーからブルーまで5色をラインナップ。いずれもやきものの魅力を最大限に届けることのできる絶妙な味わいのカラーで、レトロな雰囲気は和風建築にもしっくりと馴染みます。

BELEM
BELEM
優しいアイボリー
EVORA
EVORA
穏やかなペールブルー
EVORA
FARO
自然なブラウンベージュ
LAGOS
LAGOS
レトロなグリーン
SINTRA
SINTRA
印象的なブルー

SOUVENIR-SINTRA

製品一覧

\ディテールが分かる動画も公開中/

WEBリーフレットで見る

■B1類(磁器質)・施釉
■145x20x8.5mm
■必要数:11.6シート/㎡
■20シート入(28.5kg)/ケース
■価格(税抜):833円/シート(参考価格:9,670円/㎡)

おススメの使い方:
住宅の洗面台やキッチン、カップボードなど、スペースは小さくともお施主様が拘りたい場所でご提案いただくことが多いシリーズです。縦貼り・横貼りどちらにするかで印象も変わるため、ぜひ施工向きも一緒にご検討ください。


SOUVENIR-BELEM

SOUVENIR-FARO

洗面台タイル特集

人生で最も大切な場所となる新居で、洗面台は家族全員が毎日使う場所。
長い付き合いとなる洗面台を
コストもデザインも魅力的なタイル仕上げにすることで、
未来の貴方にも喜んでもらえる空間に。

タイルをご購入いただいた皆様へ

施工例大募集

タイルパークではお客様からの施工事例写真を募集しております!ホームページやSNSで紹介させていただける場合は、ぜひ下記の応募ページより写真をお送りください。


この記事の執筆者:金谷(タイルパークスタッフ)
タイルパークの商品情報管理やWEBサイト更新を担当。学生時代に学んだ陶芸の知識を活かし、タイル商品の魅力を発信。


■関連商品のご紹介■

余白(よはく)

余白(よはく)
スッキリとしたシルエットのボーダータイルに日本の伝統的な釉薬(うわぐすり)を施しました。レトロで温かな雰囲気は和モダン建築のインテリアに最適です。

→「余白」を見る

コーン

コーン
乳濁カラーやあたたかな風合いの釉薬で仕上げた内装タイル。洗面台やキッチンバックなどにささやかな変化を与えてくれます。

→「コーン」を見る

■おすすめサービス■

無料タイルサンプル請求
無料タイルサンプル請求
カットサービス
カットサービス
Webカタログ一覧
Webカタログ一覧

在庫予約サービス
在庫予約サービス
CADデータ提供サービス
CADデータ提供サービス
よくある質問
よくある質問

普段は入れない、窯の中へ

タイルパークでつくっているタイルは、「トンネル窯」という68mもある長ーいトンネル状の窯で焼いています。 窯の中を、台車に乗ってゆっくり移動しながら、じっくりと時間をかけて焼きあげています。

この中をタイルが移動しながら焼かれます

昨年末、そのトンネル窯の中へ、訳あって入れる機会がありましたので、ちょっと中の様子をご紹介します。
普段は入ることができない、1200度以上にもなる窯の中。いったいどんな風になっているのでしょうか。

出口から覗くと、 トンネル中央付近の炎が遠くに見えます

↑ こちらはトンネル窯の出口。いつもは、こんな感じで焼きあがったタイルが自動で出てきます。

この日、工場へ行くと、いつもとは違うこの光景…。人力で、台車を窯の中へと押し戻しているではないですか!

長いトンネルの入口まで押し戻していく様子

窯の中へ入れるなんて、滅多にないことらしく…、いい機会だったので、工場の方にトンネル窯の中を案内していただきました。

タイルは、窯に入る前に乾燥室で水分を飛ばします。
しっかり乾燥させないと、タイルの中に残った水分が熱せられて、水蒸気爆発を起こしてしまい、タイルは割れて木っ端微塵に。。。

まずは低温の予熱帯(650度くらい)でじわじわと熱を入れていき、その次に1220度の焼成帯へ。
そこを過ぎたら、冷却帯に入り、出口までの間ゆっくりと冷ます。出口付近で、だいたい100度前後までになり、触っても熱くはないくらいになっているそう。

入ってから出てくるまで、だいたい一昼夜、27時間くらいかかります。

上の動画、最後までとくに何も起こりませんが…、ゆっくりと台車が押され、たくさんのタイルが並ぶ様子がご覧いただけます。

焼かれたタイルは、クールダウンしながら、ずらーっと並んで検査を待ちます…。

アーティスティックなタイルの使い方

新商品 KOGANEシリーズ

タイルパークの林です。現在4月に発刊されるカタログの最終段階に来ています。今回のカタログのテーマの一つに「組み合わせによるアーティスティックなタイルの使い方」があります。
内容は、単体のタイルでは表現できないタイルの面白さ、そして陶壁のようにコストがかからない、アートな壁。こんな提案です。
同じ色で形状違いの貼り合わせや、同じ形状で他のシリーズとの貼り合わせなどです。
少し広い面積で使えば、いっきに壁面のグレードが上がるのは間違いなし。そんな提案をしていきたいです。
それではまず2024年のプラハの新規追加商品を使った提案です。

続いて帯シリーズとプランクシリーズの張り合わせ。

新カタログではこのようにいろんな張り合わせを紹介しています。
4月初めよりホームページで注文ができますので、ご期待ください。

シンプルは最大の魅力!100角タイル

雑誌やTVコマーシャルを見ていると、時々キッチンや洗面台に10センチの正方形タイル、通称「100角タイル」が貼られているのを見かけたことはないでしょうか?


※画像生成AIによるイメージ

100角タイルは極めてシンプルですが、空間テイストや目地の色との取り合わせ次第でとてもオシャレな雰囲気に仕上がります。ただ、よく見かける100角タイルといえば表面に絵が描かれていたり、手作り風の歪みを伴った形状やテクスチャになっていたり、いわゆる「普通の100角タイル」というのは、探してみると意外に見つかりにくいですよね。
今回は、タイルパークで取り扱っているいわゆる「普通の100角タイル」を5つご紹介します。ぜひ気になるものがあればサンプルでご確認ください!


新しいスタンダード「白マット」

白マット

最近タイルパークの100角タイルで最も人気があるのが、真っ白なマットタイル。とくに北欧風のナチュラルインテリアでよく選ばれており、ツヤのないフラットな印象のマットタイルがこだわりのインテリアアイテムを引き立たせてくれます。白目地なら明るく清潔感のある雰囲気に、黒目地ならカジュアルでオシャレなイメージに。

白マット

※サンプルはバラの品番からご請求いただけます
白マット

シックで大人びた雰囲気「黒マット」

黒マット

同じくツヤのない黒のタイルも人気があります。目地色をグレー系にすると目地の悪目立ちもなく、大人っぽいイメージに仕上がります。

黒マット

※サンプルはバラの品番からご請求いただけます
黒マット

定番中の定番「白ブライト」

白ブライト

最も定番的でシンプルな組み合わせ、白×ツヤ。タイルメーカーではツヤの釉薬をよく「ブライト」と呼んでいます。その名の通り光を受けるとキラッとつやめき、昔ながらのタイルらしい印象。黒系目地と合わせるとカジュアルモダンな雰囲気づくりに一役買ってくれます。

ささやかなニュアンスが美しい「トビカンナ」

トビカンナ

一見すると単なる白ブライトのように見えますが、タイルの表面に「トビカンナ」という陶芸技法を駆使してうっすらと模様が施されており、釉薬の濃淡が生まれて奥行きのあるニュアンスが感じられます。また釉薬自体も透明感が高く、表面に水をたたえたような瑞々しさが見てとれます。

トビカンナ
写真協力:株式会社ZUIUN

僅かな変化を求めるなら「ディンプル面」

ディンプル面

形の歪みは付けたくないけど、でも完全なフラットはつまらない。そんな方には「ディンプル面」がおすすめです。「えくぼ」という意味のディンプルは、その名の通り表面にえくぼのような凹凸がつけられており、色ではなく陰影で変化をつけています。

ディンプル面

タイルパークではこれ以外にも様々な100角のバリエーションをご用意しています。100角タイルをお探しの際にはぜひWEBページでご覧くださいませ。

すべての100角タイルを見る > 無地の100角タイルのみを見る >

100角無地

おすすめサービス案内

サンプル請求
WEBブックライブラリ
在庫予約サービス
CADデータ提供サービス
カットサービス
よくある質問

天候不良による運送への影響について

いつもタイルパークをご利用いただきまして、誠にありがとうございます。

現在、天候などによる交通事情により、日本海側や九州地方などにおいてお荷物の配送遅延が発生している地域が ございます。
お客様にはご不便・ご迷惑をお掛け致しますが、何とぞご了承いただきますよう お願い申し上げます。

出荷済みのお荷物の配送状況については、発送完了時にお送りしているメールに記載のお問い合わせ番号で各運送会社の追跡サービスからご確認ください。

▼西濃運輸
https://track.seino.co.jp/kamotsu/GempyoNoShokai.do

▼日本郵便
https://trackings.post.japanpost.jp/services/srv/search/input

タイルづくりの現場から 施釉編

わたしたちがつくるタイル、そのつくっている現場の日常を、写真、動画を交えながら、工程を追って順にご紹介しています。
第3回目は、「施釉」工程。
タイルの色付け、釉薬の掛け合わせでできる繊細な色表現に着目します。
(第2回「成形編」はこちら)

ガラス質の釉薬で貫入が入ったタイル(オーダータイル「ヘリテイジ」のサンプル)

タイルは「施釉」と「無釉」、この2つのタイプにわけられます。

タイル表面の釉薬(うわぐすり)の有無による違いで、表面に釉薬が施されているものを「施釉タイル」、釉薬を施さず、素地がそのまま表面となるものを「無釉タイル」といいます。

タイルパークで取り扱っているタイルのほとんどが「施釉タイル」。
施釉により色、色むら、また模様をつけたり、ツヤや光沢をだしたりと、実に様々な質感を表現することができるのです。

さて、工場ではいったいどのようにして、タイルに色をつけているのでしょうか。

プレス機で成形されたタイルの素地に、泥状の釉薬をスプレーしていきます。1つのライン上に、3か所の施釉ブースが設置されています。

こちらが施釉ブース。この写真は点検中で扉が開いていますが、この中をタイルが通っていきます。

このスプレーを使い、綿密に計算・調合した釉薬をかけることで、タイルの顔を表情豊かにつくっていきます。

カラーごとに、ツヤの具合や質感が微妙に異なる「コーン」。
それぞれの色に合わせた釉薬表現がおもしろい

たっぷりの美しい艶をもつもの
きらきらと光るラスター
はたまた、ツヤをおさえ、しっとりと上品でマットな質感のもの。

組絵」風紋、平(マット色)

プレーンでパキッとしたカラーのものあれば

豊富な全10種類のカラー「プランク」(Webリーフレットはこちら

淡くやさしい発色のもの

ほんのりとしたやわらかな色が女性に人気「エルサ」150角 (Webリーフレットはこちら

もわもわっとした模様や、細かな斑点模様。
繊細な結晶もあれば、花を咲かせたような大胆な結晶がみられるものもあります。

日本の伝統的な釉薬を使った「余白」 (Webリーフレットはこちら
表面にランダムな釉薬の結晶 、個性的な形状は海外で人気「プルーム

ここに載せた色に特徴あるタイルは、ほんの一部。TNの工場では、同じ製品でも一枚一枚が違う顔をみせる、そんな焼き物らしさ溢れるタイルをたくさんつくっています。

金色がキラキラと眩しいタイルも、施釉直後は黒だとか…?
「ペルラ-スティングレイ」STI-4

しかし焼かれる前のタイルは、どれもとても、地味…。

施釉直後のタイルはこんな茶色だったり…
こちらは一見何もかかってなさそうな白…
ドロドロした釉薬

こんなドロドロの、決してキレイとは言い難いものをスプレーで吹きつけて、まさかあんな美しいタイルが焼き上がるとは、想像もつきません。

撮影時に施釉していたのは、「」というタイルの、赤(OB-40ENJI)。

タイル素地にまず、一度目の施釉で「化粧掛け」をします。動画にもありますが白っぽい釉薬です。きれいな赤を引き出すために、表面にまんべんなくベースメイクをしてあげます。

二度目の施釉では、ココアのような茶色っぽい釉薬を。こちらも表面全体に均一に掛けていきます。

」渋めの赤(OB-40ENJI) 。ぱっと見はマットですが、見る角度でこんな風にも

なんということでしょう。。。
一昼夜じっくりと時間をかけて焼きあげると、こんな魅力的な色のタイルができあがりました。
「帯」には、黒(KESHIZUMI)金(KOGANE)青(GUNJYO)赤(ENJI)の4色があります。見た感じは金色が一番ゴージャスな感じがしますが、実はこの赤が一番高価。釉薬の原料の価格が高いのです。。。

ちなみに、施釉直後に白っぽかったタイルは、こんな青に焼き上がってきました↓ ↓ ↓

このパキっとしたカラーのタイルは、施釉は2回、どちらも全面に均一に掛ける方法でした。

施釉方法に特徴のあるタイルは、斑点状にかけたり、グラデーションになるようにしたりと、スプレーを調整して変化をつけます。
3つの施釉ブースで、「斑点 → グラデ → 全面」のようにしたり、「斑点 → 斑点 → 斑点」にしたりもあるそう。
さらには、ライン上で3回+加えて手作業でもう1回など、手作業の工程を挟むものもあります。機械だけでは出せない表情は、人の手を加えてあげることが必要。クラフト感のあるタイルになります。

釉薬の変化がみせる繊細な色の表情に注目「大観2
全面→ボカシ→全面 途中で “手作業” での施釉が加わり、この仕上がりに!

均一なカラーのタイルと、色むらやいろいろな模様のあるタイル。
どちらが難しいのか?と聞いてみると、答えは「どちらも難しい」とのこと。均一のカラーでも、100%のできのものあれば、ときには50%のものもでてしまうそう。

それほどに、釉薬の調整はとても難しく、長年の経験から得た知識と、熟練した技術が必要になるのだと感じました。

タイルは “焼き物”
窯に入れる前と後では、まったく違う色にかわる。そこがまたおもしろく、魅力的。
焼きの「焼成」工程については、また次回以降にお伝えします。


▼ 過去のブログはこちらから

第1回「原料編」
https://tile-park.com/blog/detail/26799

第2回「成形編」
https://tile-park.com/blog/detail/27124

成形【番外編】「タタラ成形」
https://tile-park.com/blog/detail/27504

Tile Manufacturing Factory by TN Corporation (タイル工場 ダイジェスト)

Just another WordPress site