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続・クラフト感溢れるタイル達

こんにちは!
夏はさわやかな青や緑に癒されたくて川や森に出掛けていましたが、秋が近づくとなぜか柄物が恋しくなってくるのは私だけでしょうか(笑)。
先日、タイル最大の国際展示会CERSAIE(チェルサイエ)に出陣していた会長から届いた、チュニジアのタイルの写真、とても可愛らしかった…(会長の現地リポートはこちらから)。
はい、どうも、新人”その1”です。
前々回のつづきです~、続・クラフト感あふれるTN製タイル。今回はなんともいえないニュアンスカラーや自然な色幅、凹凸や筋目模様、大胆なレリーフの入ったものまで…ご紹介します!


グレイッシュな曖昧色、ニュアンスカラー

ファッションやヘアメイクでもよく聞く、人気の「ニュアンスカラー」。原色やビビッドカラーといったはっきりとした色ではなく、何色であると断言できない微妙な色。ファッションにおいては“柔らかさ” や“自然さ” を表現する色であると言われています。

グレイッシュなグリーン、ですが…、なんともいえない素敵な色!(TMG-5)

やきものの魅力が詰まった、優しい乳濁色が魅力「紬」

240×90mmと150角の2形状、6色あります!アップになっているのはTMG-2-4-5

TNの釉薬技術が詰まった、優しく繊細な色合い。表面の段差部分で釉薬の厚みが変わり、自然な色の変化が現れています。空間に合わせて、縦に貼っても横に貼ってもどちらもGOOD!複数色のミックス張りも、こんな色合いだからこそ可能なのです!

温かみあふれる風合いの「リネン」

カラーによって模様の出具合は様々。大きな色むらを楽しみたい方はグリーン(品番-5)(写真右上)やアッシュ(品番-2)(写真右下)

繊維素材の”リネン”は、亜麻科の植物から作られる天然の植物繊維で、使うほど肌に馴染み、変化を楽しめるので私も大好きです。そんな風合いを、タイルで表現してしまいました♪ こんなあたたかな感じが、タイルで表せるなんて…(触るとヒンヤリですけど笑)カントリー調や、ナチュラルテイストなインテリアにぴったり!

自然な色むらを表現「エルサ」

少し凹凸のあるラフな面状の「エルサ」は、その高低差で釉薬の濃さが違ってくるので、自然な色むらがうまれます。

5色展開。3形状あります。(左上から右へ順にELSA150-1から5)

1から3番までのカラーは微妙な違い。気になる方はぜひサンプルご依頼くださいませ。

写真協力:株式会社福地組

こちらはエルサの「-3」番の色の、3種類の形状(ELSA-3F 150×75mm、ELSA150-3 150角、ELSA240-3 240×40mm)を組み合わせて配置した施工例。

このあたたかみのある素敵な色も見ていただきたいところですが、150×75mmサイズのタイルを縦にしたり横にしたり工夫を凝らすことで、オンリーワンのデザインを作り上げているところにも注目!ぜひ参考に!

この「エルサ」、とても人気があるのですが、それは…


こんな大胆なレリーフも?! 模様もいろいろ楽しい♪

この3種類のデザインタイルをミックスして使うと、こんなにステキな壁面に!そう、「エルサ」の魅力はその色だけでなく、大胆に施され浮き彫りになったこの模様。 模様の凹凸で釉薬の濃淡もさらに出て、そこがまたいいんです!

写真協力:株式会社水野商会(写真左、右上)
ブルーの方はタイルパークアワード(施工例募集)でご応募いただきました

この模様を一目見て気に入って「エルサ」を使ってくださる方も多いんです。施工面積があまり広くない場合は、こんな風に一列に並べるといいですね!

波模様が圧倒的な存在感「遊彩」

クラフト面(YSC-3)とウェーブ面(YSW-3)をミックス使用(写真左のイメージ)

「エルサ」が欧風インテリア向きならば、「遊彩」の波模様は和のイメージ。
「遊彩」は7色あって、中でもブルー(写真右上 YSC-4)と濃淡2色のグリーン(YSC-6AYSC-6B)が人気です。(※ごめんなさい、グリーンはクラフト面のみです…)

もう少しシンプルな感じをお好みならば「馬瀬」「長良」がおすすめ

「長良」のNGR-3は、ツヤのあるブルーグレーは、濃い色ながら清潔感も

フラット面とスジ面とのミックス具合が心地よいリズムを生みだします(ランダムにミックスされたシート状になっているので、施工もラクラク)。真っ白な原料にこだわることで、一般的な外壁用45二丁では見られない澄んだ発色を実現。定番の白(NGR-1)、きれいな明るいグリーン(NGR-2)もあります!
一方、「長良」と同じ形状のマット仕上げの「馬瀬」は、淡い柔らかな発色です。

優しい~。柔らかみのあるフェミニンな空間に(MAZE-2

アクセント的に使うなら、マジョリカ風の文様が美しい「魁」

こちらは、文様が釉薬の濃淡で表現されています

エキゾチックな模様に繊細な釉薬の濃淡が混ざり合い、情感たっぷりの風情を生み出します。

設計:株式会社 フランクル 店舗名:mia capanna大井町店

店舗の什器にご使用いただいた「魁」。青と白のタイルを散りばめた様子がとても賑やか。余ったタイルは商品の展示台としても活躍!特徴的な文様が入ったタイルは、単品でこんな使い方も素敵ですね。


いかがでしたでしょうか。
2回にわたってお届けした、TNプロダクトで生み出された魅力的なタイルたち。
実はまだまだあるんですけど、結局ご紹介しきれず…
現在、魅力あふれた「made by TN」タイルを集めた「webブック」を作成中ですので、いましばらくお待ちください!

魅力的な商品発見につながる、便利で使える「webブック」はこちらから


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営業時間:9:00~17:00(土・日・祝を除く)

意外と簡単?!タイルでDIY!

こんにちは!
食欲の秋!スポーツの秋?…芸術の秋!! どうも、スポーツには全く縁のない、どちらかと言えば芸術より食欲の秋、な新人”その1”です。
さて今回は「芸術の秋」ということで、タイルパークスタッフがタイルでDIYにチャレンジ!その模様をリポートいたします★
前回のクラフト感あふれるタイルご紹介の続きは、また次回…)

今回DIYで使ったのは、SDGsキャンペーン(第五弾まで終了→詳細はインスタでお知らせ)で次回プレゼント予定のタイル「ニューヨーク-ミニヘキサゴン」
このユニットシート状になったタイル(使用するのは以前販売されていたもの)を使って、いざデザイン貼りに挑戦です!


位置決め~シートカット

ベースにニューヨーク-ミニヘキサゴンの白(NY-ROF201)を貼り、部分的に黒(NY-ROF20)でデザインを入れていきます。

まずは下準備として、シート状のタイルを出来上がりの大きさにあわせ、カットして調整したり、半マスタイルを乗せて補ったりして調整していきます。

作る前から、デザインどうしようかいろいろ悩んでたそうですが、結局パッと思いつきでのせてみたらすごくいい感じになったとか(笑)
このデザインに決定!! TAKE IT EASY!

そうしたら次は、黒タイルを埋める場所のタイル(ベースの白)をシートから剥がしていきます。

写真(左)のように板の上でやろうとすると結構剥がしづらかったようで…、黒を置く場所をペンであらかじめマークしておいて、黒タイルをどかしてからシートで剥がす方が作業しやすかったみたいです。
右の写真は、やっと全部剥がし終わった状態です。
さて、いよいよ次は緊張の貼り付けです!(やり直しはききませんw)


接着剤塗り~タイル貼り

今回会社にあったセメント接着剤を使用しましたが、場所と用途によっては木工用ボンドでもOKだそうです。(タイルによっても違うので、調べてみてくださいね)

ヘラを寝かせて塗ってしまうとベトーっと厚塗りになってしまうそうで…、ヘラを立ててスジ状に塗るといいそうです。先輩に協力してもらいながら、フチまで丁寧に塗り伸ばしたら、さきほど準備しておいたシートを貼っていきます。タイルが動かないように、慎重に…(プルプル)

半マスタイルも含めシート調整した後、黒のタイルも貼っていきます。
最終調整なのでさらに慎重に!

微調整もしつつ、しっかりと貼り付けて、これで接着完了です!
乾かすため、作業の続きは翌日…。


目地入れ~仕上げ拭き

次の日、接着材がよく乾いたら、今度は目地詰めをしていきます。

DIY、ということで、今回はビニール袋を使って目地材を水に溶かしてネリネリしていきました(なんか料理みたいw)。隙間をまんべんなく目地材で詰めていきます。隅までしっかりと!

こんな感じになりました。あ、目地材が余分につかないよう、塗る前に側面をマスキングテープでガードしてから塗っていました。
しばらく乾かして…、目地材が乾ききらないうちに、表面についた余分な目地材等を、水に濡らし固く絞ったスポンジでサッと拭き取ります。

その後、完全に乾かしたら、最後に仕上げ拭きをして…完成です!!


私も少しだけ一緒に見学させてもらったりして、ちょっとDIYチャレンジしてみたくなりました!みなさんはいかがでしたでしょうか。

自分のお店を出すから、ここをタイルでDIY!
キッチンをタイルを貼ってちょっと模様替えしてみたい!
小物作りからならできそう!
などなど…。

難しそうでなかなか手をだせなかったことも、おうち時間が増えた今、ちょっとDIYにチャレンジしてみては?!
DIYを始めるきっかけになればうれしいです★


インスタグラムのIGTVで、DIYの様子をご覧になれます

T2メンバーによる、職人的(?)目地詰めの様子はこちらから


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▼サブウェイタイルについてもっと知りたい方はこちらもどうぞ
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クラフト感、溢れてます!

こんにちは!
急に秋の気配…。街なかもお部屋も模様替え、落ち着いたトーンのタイルが恋しい季節到来(?)どうも、新人”その1”です。
はい、今回は施釉方法に特徴のあるタイルのご紹介ですよ~。
先日、皆様と一緒に工場見学へ参加し、施釉の技術に興味をもったワタクシ…。
釉薬の繊細な結晶や、深い色幅…魅力あふれるTN製のタイルを調べてみました!


一枚、一枚が魅力ある“やきもの”なんですよね…

前回のブログで少しご紹介した「大観」

淡いブルーとグリ ーンのミックス TAI-2

機械生産ライン上での施釉は3回が限度なので、4回目の施釉をスプレーガンを使い手作業でおこなっています。このような自然な色むらを引き出すために、TNプロダクトのメンバーによる、汗と涙の結晶が…!!

他にこちらの3色(全4色)左からTAI-3TAI-1TAI-4

釉薬の変化がみせる繊細な色の表情、品がありますね。わずかにくぼんだ形状をしているので、色彩をさらに複雑に見せてくれます。

「大観(TAI-3)」施工例 設計:株式会社フランクル、店舗名:noi LAVORO_吉祥寺店

店舗の壁に「大観(TAI-3)」をご使用いただいた例。落ち着いた色合いの、シックで高級感ある壁面に仕上がり、スッキリとした店舗ロゴも映えていますね。ツヤもいい~


繊細な釉薬表現。窯変の魅力を最大限に活かした「式部」

ライトグレイッシュトーンとでもいうのでしょうか…。やさしいピンクの SKWH-3

やきものの温かみに溢れた優しい色味のグラデーション。こちらも自然な色むら、色幅、そして光沢の差があり、ひとつひとつが異なる表情を持っています。


「式部」と同じ釉薬表現、波型がユニークな「トルテローニ」

渋い、でもかわいい…のは、この絶妙な色加減のせいなのか?! SKNM-1

形状の違いによって、「式部」とは窯変の出方がわずかに異なり、独特の色を見せてくれます。ユニークな形状と繊細な色のコラボレーション!
「式部」「トルテローニ」ともに全4色。壁面だけでなく、室内の床にもお使いいただけます。

緑みがかったアイボリー SKWH-1  ※水濡れする箇所では滑る恐れがありますのでご注意を

刷毛やペイントローラーで?!

TNプロダクトが得意とする、他社ではなかなか見られない技法のひとつ、それは…
刷毛等の道具を使って手作業でランダムな模様をつける、という施釉方法。

釉薬の下掛け作業で模様を表現、この上からさらに釉薬を上掛けするという…
手作業による塗りムラや刷毛目が壁面をリズミカルに演出「ロッカ-BB」

1つとして同じ模様は生まれず、手作りの温かみを感じることができる、そんなタイルがたくさん存在するのです!


ハンドペイントの美しさと釉薬の透明感を融合「藍里」

Air-246-1 (二丁掛)Air-150-1(150角)Air-472-1(47二丁)のミックス貼り

深みのある色表現を実現したタイル。3種類の異なった形状で組み合わせも楽しめます!緑(上の写真の、やや青みの強い緑です)と、藍色のような青、の2色あります。

また、3形状があらかじめユニット化されている「霞」、こちらも味わい深い!

黒地に白で模様をつけ、透明な青・緑の釉薬で仕上げています。手作業による着色を施した3形状のタイルを組み合わせることで、波のように様々に表情を変える不思議な雰囲気漂う空間を作ります。

「霞(KAS-1)」施工例  写真協力:株式会社リノステージ

「霞(KAS-1)」 をマンション室内にご使用いただいた例。
ウッディな建具で統一されている中で、まるで森の茂みのように見えるグリーンのタイルが印象的。色のランダム具合も周囲の木目によく合っています。
他にも、「霞」をご使用いただいた施工例は→こちらから

(どうしよう…紹介しきれない…でもそろそろ一旦締めないと…)

えーっと、まだまだ他にもタイルパークにはTNプロダクトで作られた魅力的なタイルがたくさんあります。
一枚一枚に加工を施すのは、非常に時間と手間を要する作業ですが、これによって手作りのぬくもりを活かした風合い溢れる、そんなタイルを作ることができるのです。
TN製タイルは、機械生産だけでは終わらない、TNプロダクトのメンバーの創意工夫、それをカタチにするために熱心に取り組み続ける力…、それが伝わってくる商品が多いんだな、と感じました。

ITやらAIなんていうのが主流となりつつある今だからこそ、ぜひ「手仕事のあたたかみ」を手に取って感じてみてください。

(次回もこの続き、やろうかな…(小声))


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目地で変わるタイルの印象

タイルを検討する上で、目地材の色というのは非常に仕上がりを左右するポイントです。 サブウェイタイルに白目地
こちらはタイルパークでも人気の高い「サブウェイ/SUW-150」の使用事例。白い目地がタイルと馴染み、清潔感と広々した印象を与えてくれています。 サブウェイタイルにダーク目地
かわってこちらは同じキッチンでも、ダークグレーの目地を使用した事例です。タイル1枚1枚がキリっと引き締まって見えて、全体的にカジュアルな印象に。

比較してみると木基調のカウンターにシルバーのレンジフード、照明はペンダントライトと、近いアイテムを使用しているにも関わらず仕上がりの印象が大きく違って見えますね。 「そうは言っても、実際に入れて見ないとどうなるか想像できない!」というお声はごもっとも。長年タイルを見ているプロでさえ、目地を入れた途端「うーんこうなったか」と唸ることは案外多いそうです(良い方にも悪い方にも・・)。

他にも「タイルが美しいから目地は入れたくない・・・」というご意見(目地が邪魔したり汚れたりするのが嫌)や、「タイル同士が離れると間が抜けて見えてしまう」など様々な声が聞かれ、ちょっと忌避されがちな目地。今回は、そんな奥深い嫌われ者(?)の目地について色々考えてみたいと思います。


色味の有無と明度

ためしに、SUW-150を並べた背景に、市販の目地に多い色みのカラーボードを置いてみました。
SUW-150の背景に目地の色

※実際の市販目地の色ではありません。

こうして見ると、目地の色によってかなりの差が生じることがわかります。
下段のグレー系3色が分かりやすいですが、タイルと目地の明度差が近づくほどぼや~っと間延びしたような印象になっています。左上の白目地の場合は(今は写真の写り具合に寄る部分も大きいですが)場所によってはタイルより目地の方が明るく見えていますが、印象としては一番馴染んで見えます。細い目地ならほとんど意識することは無さそうですね。

上段の右2点はカラー目地。目地部分が結構目に飛び込んできて面白い反面、「タイルと目地のどちらを目立たせたいか」がよく分からないかなという気もしますね。

PLK-02NLの背景に目地の色
ちなみにこちらは黒いタイルの「プランク/PLK-02NL」の写真の背景に同じカラーボードを置いてみたもの。タイル自体の明度が低い場合は、意外と明度差に関係無く無彩色の目地なら馴染んでくれますね。

やはり、無彩色のタイルには無彩色の目地が鉄板ということですね。ただし、タイル自体の明度が高い場合は中間的な明度の目地だとぼやけてしまうようです。 では次に、色味のあるタイルを見てみましょう。

こちらは「睡蓮-LH/SULH-50」のイメージ写真。白っぽく見えますが、ほんのりグレーな目地色が使用されています。

真っ白な目地でも快活な感じがして良いですが、面積が大きいと目地が悪目立ちするかもしれませんね。逆にダークグレイの目地だと沈み過ぎてタイルの瑞々しい印象が損なわれてしまいました。左下はほんの少し色味をプラスしたものですが、案外これくらいの方が自然に馴染むのかもしれませんね。
(ちなみに右下は、「もしタイルと同じ色の目地を入れたらどうなるのか・・・」と思い試してみたもの。一見すると全体的にぼやけた感じもしますが、壁全体の色合いのイメージを守りたい場合は案外悪くないかもしれません)


タイルと目地の色を似せるのもオススメ

インテリアにタイルが沢山使われるアメリカ。弊社と取引のあるアメリカのタイル商社の方に「内装で目地を選ぶ時のポイントは?」と聞いたところ、「タイルの雰囲気に寄せること」と言われたことがありました。
こちらはアメリカから輸入・販売している「フェザー/Feather-Mineral-Pearl」というガラスモザイクタイル。目地の色を見ると、タイルに寄せてほんの少し青みがついています。決して目立たずタイルの良さを引き立てる目地の色を選び取れると、とても洗練されて見えますね。
アメリカではタイルのイメージに合わせて目地の色を調整することもよくあるそうです。(そもそも目地の種類が日本と比べてものすごく多いのも理由ですね)


目地が太って見える理由

こちらの写真をご覧ください。
左は目地を入れていない状態、右は白目地を入れた状態。目地幅はどちらも同じ2mmですが、なんだか右の方が目地が太って見えませんか?
やきものの表面を覆う釉薬の中には、このように縁へいくにつれて色が消えていくものも多いです。内装タイルは一般的に細目地の方が仕上りが綺麗と言われていますが、目地の色によってはタイルの縁が目地に繋がってしまい、太い目地が入っているように見えてしまうので注意が必要です。


目地も含めて「デザイン」

ここまでの内容で「難しい・・・わからない・・・やっぱり目地は無いことがベストなのか・・」と思った方も多いかもしれません(汗)では最後に、現在コロナウイルスの影響で連載を休止している「ニューヨークだより」から、アメリカの店舗で使用されているタイルをいくつか見てみましょう。







結局のところ「このタイルにはこの目地」という組み合わせのセオリーだけでなく「いかにそのインテリアのコンセプトに合っているか」が一番大切ということが伝わってきます。さすがタイル大国ですね。

★ガラスタイルの目地色の違いについて解説した動画もありますので、ぜひご覧ください。


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タイルってこんな風にできている

こんにちは!
一度涼しくなっておいてからの、また猛暑ってツライ…どうも、新人”その1”です。
タイル工場も夏休みを終えてまた暑く、熱く(?)なってきました! そんなアツい(?!)工場のオンライン見学会に、新人”その1”も参加させていただきました。

今年の1月に続いて2回目となるオンライン工場見学会。たくさんの方にご参加いただきまして、誠にありがとうございます!

普段お仕事でタイルに触れる機会のある方も、焼き物としてのタイルに興味をお持ちの方も、工場でどのようにタイルがつくられているのか、なかなか見る機会はないですよね。
かくゆう私も、毎日工場を横切ってはいるものの、どこでどんな作業が行われているのか知りませんでした…(汗)


いざ工場の内部へ潜入!

上から見るとけっこう広い…いろいろたくさん並んでいますが…
ごっつい機械は迫力ありますね~。600tプレスって…計り知れない…

まずは原料となる粉状になった土のお話から、プレス機による成形、多彩な色の素となる釉薬をかける工程、そしてじっくりと焼かれて、選別・加工(ユニット加工等)という具合にすすんでいきます。

↓ちょっと図にまとめてみました(ごちゃごちゃしておりますが…)

●タイル製造の工程●

原料づくり

原料は原料メーカーから仕入れております…
☆TNのタイルに使用する原料は、主にこの近辺の土を使用

プレス成形

金型を装着した高圧プレス機に坏土(はいど)を充填し、押し固めて成形
☆TNでは大量生産用の大型プレスから、1枚ずつプレスする小さなプレスまで備えている

施釉

泥漿(でいしょう)状にした釉薬(うわぐすり)をスプレーでタイル表面に吹き付ける
☆TNでは手作業での吹付も行えるため、少量生産にも対応できる

焼成

約20時間ほどかけてゆっくり焼成する。最高温度は1250度ほど
☆時間をかけてゆっくり焼成をおこなうことで、窯変*とよばれる豊かな色変化を生むことができる

選別・加工

欠けや割れなどの不良品を取り除いた後、モザイクタイルなどの場合、ユニットシートに加工してから箱詰めをおこなう
☆今でも1シートずつ手作業で丁寧に作ることも多い

* 【窯変(ようへん)】
陶磁器を焼く際、炎の性質や釉(うわぐすり)の含有物質などが原因で予期しない釉色 ( ゆうしょく)・釉相を呈すること。また、その陶磁器。変化を求めて作為的(どちらかと言えば、こっちですね)にも行われる。
「火変わり」とも呼ばれる。

釉薬のかけ方でかわってくる?!

工場見学に参加して気になったのが、施釉工程のところ。
1つのラインに3つ釉薬をかける機械が並んでいて、それぞれ違うかけ方ができるそう。その3種類のかけ方の組み合わせで、色(模様)の出かたを変えれるのだそうです!

指で「3」と示して、TNプロダクト社長が解説しております(^^)

・斑点状に
・ボカシ(グラデーション)で
・全面に均一に

「斑点→ボカシ→全面」でかけたり「斑点→斑点→斑点」で模様にしたり…(へぇー、そうだったんだー)
が、しかし!この3回の施釉で表現できないものも多いそうで…。

例えば「大観」という商品。

繊細な色の出かたをしていますね。この 「大観」 は、色の広がりにこだわり4回目の施釉をTNプロダクトのメンバーが自らの手でおこなっているのだとか!!
生産ライン上では3回が限度なので、4回目は設備にまたがり、スプレーガンを使って…(涙)

見学会でも少しご紹介しましたが、「ヘリテイジ」「T2」の商品も釉薬の調合から自社で開発していたり、さきほど工程説明で少しふれた”窯変”での色の変化もありますし、嗚呼……、釉薬って、奥が深い(遠い目)
なんだか新人にはちょっとまだ難しい世界でした(勉強、勉強)。

ご参加いただいた皆さんはいかがでしたでしょうか?。より一層、タイルに興味をよせていただけるきっかけになっていれば幸いです。

さて次回ですが…
実は 「大観」 以外にも、手作業で釉薬を施していたり、工夫・加工しているTN製の商品は他にもたくさんあるのです。ちょっとそのあたり、ご紹介していきたいと思います!


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床タイルが増えました!後編

300角以上の床タイルラインナップが大幅に増加致しました!前後編でご紹介してまいります。 →前編はこちら


チャングー
グリップ仕上げのマーブル模様タイル。
(サイズ:600×300角)

■Color■





ジンバラン
地層のような模様で緩やかな変化を
(サイズ:600×300角、それぞれラフ面と半磨面があります)

■Color■


サヌール
上質な石調模様が美しいラフグリップ面のタイル。
(サイズ:600角、600×300角)

■Color■





ハーベイ
色幅の広さでナチュラルな演出を。
(サイズ:300角)

■Color■









海外旅行がお好きな方ならピンときたかもしれませんね。今回追加された300角以上の商品、すべて世界(主に東南アジア)のリゾート地から名付けられています。
海外旅行なんてなかなかできない昨今ですが、その分自宅の新築・リフォームに踏み出す方が増えているそうです。ぜひリッチなタイルを住空間に取り入れて、遠い空の下のリゾートに思いを馳せてみてはいかがでしょう。


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床タイルが増えました!前編

先週より、300角以上の床タイルラインナップが大幅に増加致しました!前後編でご紹介してまいります。


クタ
天然石を模した品のある大判タイル。ラフ面のため滑りにくく、玄関の内外で使用可能です。
(サイズ:600角)

■Color■





ヌサドゥア
コンクリートの風合いをもつ内装用の床・壁兼用タイル。
(サイズ:600角)

■Color■







スミニャック
主張を抑えた汎用性の高さが魅力。
(サイズ:600角、600×300角 それぞれマット仕上げ・グリップ仕上げ)

■Color■









ブキット
石調の模様が美しい床用タイル。
(サイズ:600角、600×300角)

■Color■







洗練された都会的な雰囲気を叶える大判タイルのラインナップ増!まだ発売から数日しか経っていませんが、早速お問合せも沢山頂戴しております。
→後半はこちら


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オンライン工場見学を行いました

8月19日(木)に、弊社では2回目となる「オンライン工場見学」ツアーをおこないました!沢山のご参加誠にありがとうございました!

ツアー開始前にタイルの製造工程をご説明
成形プレス機
タイルに釉薬を吹き付ける様子
焼き上がりタイルの選別
「T2 PROTO.LAB」の紹介やタイル作りのアイデア紹介
「ヘリテイジ」のご案内

通信環境による音割れや、工場の大きな機械音が入ってしまったりと、一部お聞き苦しい箇所があり大変失礼いたしました。しかし、普段なかなか立ち入る機会のないタイル工場のリアルな現場をお楽しみいただけたのではないでしょうか(^^)

工場見学は8月26日にも実施を予定しておりますので、もし興味のある方は下記のページから是非お申し込みください。
「オンライン工場見学」予約ページへ

★1月に開催した際のダイジェスト動画もございます!ツアーの雰囲気を知りたい方は是非こちらもご覧くださいね。
(※内容は一部今回のものと異なります)


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「ヘリテイジ」サンプルご依頼方法

「ヘリテイジ」サンプルのご依頼は
「お問い合わせフォーム」から!

こんにちは。暑い日が続きますね…、どうも新人”その1”です。

セミオーダーメイドタイル「ヘリテイジ」、たくさんのお問い合わせをいただき、ありがとうございます!
現在、「ヘリテイジ」サンプルのご依頼は「お問い合わせフォーム」からのみ、となっております。通常商品のサンプル依頼法とは異なりますのでご注意ください。
ヘリテイジは色味が大変重要な検討要素となりますので、採用前に必ずサンプルをお取り寄せください。


サンプルをご希望の方は、「お問い合わせフォーム」よりお願いします。

ご記入いただく内容は…

1.品番

商品コード。HER- または FD- から始まる番号

2.希望するサンプル形態

色見本または実物見本のどちらかお選びください。

●色見本…47×47mm(47角)にご指定の色を付けた見本

●実物見本…希望する色と形状で作成した見本
 ※発送までに1週間程度お時間がかかります。
 ※実物見本は貸出し専用です。お手数ですが、ご返却お願いします。
 ※指定の明記が無い場合は色見本で送付いたします。

色と形状は、こちらのタイル作成ページ「ヘリテイジサービス案内ブック」3・4ページを参考にご記入お願いします。(画像の色は参考のため、実際のタイルの色味とは異なる場合があります)

3.お届け先住所

4.物件情報

※物件名、使用時期、予定数量など。任意ではございますが、完全受注後生産タイルのため、可能な限り事前にお知らせください。

↓よろしければ、下記のテキストをコピペしてご利用ください…

●ヘリテイジサンプル希望
品番:HER-〇〇〇
サンプル形態:色見本希望
送付先住所:〇〇〇

【使用予定物件】
物件名:〇〇〇
施工時期:〇年〇月(予定)
使用数量:〇㎡(予定)

ちなみに、ヘリテイジの商品ページの
「この商品のサンプルについて、詳しくはこちらを・・・」からは直接いけません…(サンプルに関しての詳細が表示されますので、ぜひご一読ください)
その下の「この商品に関するお問い合わせ」ボタンからお願いします。

あと、 ヘリテイジの特集ページ の一番下からも「お問い合わせフォーム」にいけます。
タイルパークTOPページから、ヘリテイジの特集ページに入っていただき、じーーっくりと読んでいただいた、一番下に「お問い合わせはこちら」ボタンがありますので…
「ヘリテイジ」気になっておられる方、サンプルのご依頼お待ちしております。
ぜひ、この美しさをお手にとってご覧ください!

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タイル販売サイト「タイルパーク」
https://tile-park.com
<お問い合わせ>
TEL : 0120-122-368
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