今回はオーストラリアのお客さんがインスタにアップされている事例を紹介します。このお客様は、メルボルンの中心にあるタイルショップで、世界中の綺麗なタイルを販売しています。
こちらのお客さまは2014年にCERSAIEで会って以来の付き合いです。
続いてチャットです。こちらもネービー系。
この色は人気のようです。
メルボルンはとても綺麗な街です。そしてうまいワインもあります。コロナが落ち着いたらまたお客さま訪問を再開したいです。
今回はオーストラリアのお客さんがインスタにアップされている事例を紹介します。このお客様は、メルボルンの中心にあるタイルショップで、世界中の綺麗なタイルを販売しています。
こちらのお客さまは2014年にCERSAIEで会って以来の付き合いです。
続いてチャットです。こちらもネービー系。
この色は人気のようです。
メルボルンはとても綺麗な街です。そしてうまいワインもあります。コロナが落ち着いたらまたお客さま訪問を再開したいです。
さて、今回もCERSAIEの事件報告です。
その前に、前回の装飾業者との闘争の現状を少し報告します。
実態としては、まず時間切れで図面通り装飾が完成していない。土曜日の施工時間が8時までかかったので主催者から延長料金の請求が来ている。そして間に合わないから自分たちで探した職人に既に€1000支払い済。
この状況なので、残金の支払いを止めて交渉中です。彼らは展示会は開催できたので、自分たちに問題はない。迷惑をかけたので€900程度のディスカウントを行うとの申し出。当方は実費として€2300が発生しており、その上図面通りにできていないので、最低でも実費は支払いから差し引く。こんな交渉が続いています。先方からは回収会社を入れて、最悪は、訴訟も視野にと言っています。
依頼したルートはドイツのデザイン会社→インドの施工会社→イタリアの下請け施工会社で、インドとの交渉になっています。さすがにタフネゴシエーターです。まだしばらく続くかもしれません。
それでは続いて返送のためのクレート(木箱)紛失の件です。
最終日の翌日朝8時に会場へ行き、まずはブースが無事解体されて、パネルが外されるのを確認。これはなんとかなりました。そして後は箱に詰めるのを確認して飛行場へ行けば、全て終了です。
運送を受け持つイタリアの会社の担当に電話。それではすぐにブースの前まで箱を届けますと元気で明るい返事。待つこと1時間、少し変な顔でブースに現れ、まずいです、箱がありませんとのこと。
えーーー。私たちは3時の飛行機で帰る。遅くとも午前中にはここを出なければならない。どうなるのか?と質問。
彼の答えは、箱がなくなるリスクは元々ある。契約にはその場合は当方で責任を持たないと書いてある。自分で箱を調達するか、ダメな場合彼らの倉庫で預かり、箱を作り、日本へ送り返す。その費用は全てTN負担だ。と言い出しました。
さっきまでいいやつだった担当者は豹変。それでも努力してみるといいその場を離れ、30分後に段ボールの箱を二つ持って帰ってきました。
写真のようなパネルやタイルをどうやってこの段ボールに詰めるんや!と言ったら彼は、俺は努力した。ここがベストだと・・・。
こんなやつと話してもあかん、全て捨てようと決め、色々調べるも、勝手にパネルを捨てれば不法投棄でペナルティーが来そうだし、主催者に捨てる申請をしていると飛行機に間に合わない。
(本当はパネルを持ち帰りたかったがしょうがない)
ここでまた山川の生きる力が炸裂。「会長、知り合いの香港の会社の廃棄に入れ込みましょう。担当と連絡は取れませんが、後ななんとかします。とにかくそこまで二人で運びましょう」
そう決めてからは重いパネルを抱え何度も、香港の会社のブースまで往復。最後まで香港の人とは連絡がつきませんでしたが、タイムリミットの12時になり、不安を残して、会場を後に。
もし廃棄ができなかったら多額の費用と飛行機に乗れないことになっていたでしょう。生きる力は本当にありがたいです。
今でも帰りの費用についてはもめているようです。我々は日本の運送業者に依頼したので、さすがに帰りの送料は請求されていませんが、日本の業者はイタリアの業者に請求されているようです。理由は簡単。箱がなくなったのはTNの問題。そして自分達は箱を用意したと。
彼らが倉庫へ片付けた。調達した箱はりんご箱程度の段ボール2箱。これで自分達には非がないと言い切るイタリアの業者。日本人は本当にありがたい。
私たちは当たり前に感じているが、日本はやはりスペシャルのようです。
いろんな事件が私たちを育ててくれます。
さて来年は、どんな事件が起きるやら。
これでCERASAIE2022の報告を終わります。
PS
展示会の成果については、まだこれからです。
今フォローの真っ最中です。
9月26日から始まったCERSAIEもあっという間に終わりました。半年間、商品の剪定や展示パネルのデザイン、プロモーション用のカタログなどにかけた時間は、ほんの一瞬のきらめきのように幕を閉じました。
思い起こしてみるといろんな事件が今年も起こりました。
まず初めに、2日前に会場に確認に行くと ブースの施工はほとんど進んでおらず、やっと装飾業者に連絡が取れたものの、今日は電気の配線までなので明日完成させるとのこと。翌日会場へ行き昼まで待つも、施工業者は誰も来ない。
海外担当の山川が焦り、ドイツの業者に電話で連絡するも、着信拒否。なんとか捕まえた下請け業者も2時間だけ来て帰ってしまう始末。
最終日午後4時で、まだパネルは壁についておらず、ロゴマークや照明は全くなしの状態。
それから山川の怒涛の交渉が始まった。知り合いの香港の会社のブースの職人に交渉し、そちらが終わったら手伝ってもらう約束を取り付け、本来の業者のところへ行き、とにかく職人を回すよう交渉。しかし問題は、職人はイタリア語しか通じない。そんな時に彼は諦めず、身振り手振りの地球語で交渉。
なんとかブースまで一人引っ張ってきて、作業開始。午後8時になり、延長時間も終了。しかしまだ完成しておらず、残りは翌朝に。7時から作業をしてもらうよう頼むも、「自分の受け持ちがあるからそれが終わってからだ」・・・。それでは間に合わん。開場の9時までになんとかしないと。
また7時半に職人に頼み込んで作業スタート。とうとう時間が迫り、主催者は隣で文句を言うものの、思ったように作業は進まず。最後には私も作業に加わり、なんとか30分遅れで準備完了。私には一体何が起きたのかわかりませんでした。
それでも開場後は順調に進んだものの、最後の片づけが不安に。土曜日朝イチで会場に行き、業者がパネルを外すのを確認。そこでなんと、返送用の箱がないことが発覚。
続きはまた次回、お楽しみに。
タイルパークの林です。今回は台湾で施工されたタイルパークの商品を紹介します。台湾は日本製にとって3番目の輸出国です。そのほとんどは外装タイルですが、TNのように内装系のタイルも輸出されています。台湾にはタイルパークの代理店があり、定期的に商品が輸出されています。今回は現地代理店が撮影してくれた写真を紹介します。
まずは余白です。この商品は現地代理店からの依頼で作った商品です。金型代も代理店が負担してくれています。ご承知の方も多いと思いますが、台湾では中国製タイルの輸入が禁止されています。従って定番の「中国製より高い」との言葉はありません。この手のタイルは台湾のメーカーとの競争になりますが、競合はほとんどなく、気に入ってもらえれば、価格は通る状況です。
次にレジーアです。メタリック系の釉薬も台湾ではほとんどなく、これ以外にも時々使用されています
最後に紹介するのはコーンです。バーカウンターの後ろに使用されており、ボーン系の色がボトルの黒とすごくマッチしています。
このようにタイルパークの商品が海外で使われている画像を見るとすごく嬉しくなります。
9月26日からはイタリアで展示会(SERSAIE)が開催されます。TNでは今、最後の準備に追われています。今年もまた、新しい海外のお客様との出会いを楽しみにしています。そして今まで紹介していない国の施工事例が紹介できることを期待しています。次の私のブログでは現地から生の情報を伝える予定です。是非ご期待ください。
物を作る時には、いろんな無駄が出ます。そしてそれは廃棄されます。
我々タイル製造も、多くの廃棄物を出しています。
タイルを生産するために釉薬を使用します。
不足が許されないものもあり、どうしても余分に発注し、余ったものを釉薬メーカーに引き取ってもらっていました。
しかし地域の処理場が環境の問題から引取できなくなり、余った釉薬は行き場をなくしました。
今までは、ブースを洗浄したものを廃棄するためにフィルタープレスで絞ってそれを原料(土)に戻し粘土の代わりとしてリサイクルしていましたが、一定量を超えるとこれも引き取り拒絶となり、余った釉薬は行き場をなくしました。
現在は福島原発のように工場の敷地内にどんどん処理されない廃棄釉薬が増えており、このままではタイル産業として継続することが困難になることも想定されます。
そこで今回、リサイクルの枠を超えた部分について新たな用途として下サビ(釉薬の深みを出すために使われる下掛け釉薬)として活用することを検討しています。
成功すればタイルの価値を上げると同時に廃棄する量がへることになります。
このような取組をアップサイクルと位置づけ積極的に展開していきたいと考えています。
1回目はボロボロな状態でしたが、2回目は少し改善されています。次は切は止まると思います。
この廃棄釉薬を活用したタイルが、商品として出せる状態になったら、アップサイクル商品として紹介したいと考えています。
生産する色により、傾向が変わる場合もあるので、調整も必要ですが、なんとか価値あるものに仕上げたいです。
タイルパークの林です。前回に続き今年のCERSAIEに出展する商品を紹介させていただきます。
まず初めは、45四丁に筋を施した面状の商品とカプリの組合せです。45四丁は、マット仕上げで、シンプルな北欧調をイメージしています。
続いてコーンの新色とカプリの組合せ。
最後に60ミリ角の四半張り。釉薬は乳白タイプを4色ミックスし、柔らかな風合いを表現しています。また、写真下の部分は紬を使い、洗面スペースをイメージして写真を撮りました。
まだ他にも色々展示する予定です。世界中のバイヤーが集まる会場で、厳しくも嬉しい評価をいただけることを期待しています。
前回ご紹介した展示会用タイルの出荷の期日が来ました。
やっと産みの苦しみを通り越したようです。
今回は前回紹介したパスタで模様をつけたタイルとモザイク風タイルのパネルを紹介します。
釉薬によって感じが大きく違います。もう一つマット仕上げも紹介します。
7月8日には工場を出発し、9月20日頃にボローニアの会場に到着予定です。
やっと仕上がったパネルですが、実はまだ商品に名前がありません。これから名前や販売企画を固めて、やっと9月末の展示会で販売開始です。長い道のりです。
ここで過去の出展風景を少しお見せします。
さて今年はどんな人と出会えますでしょうか?
タイルパークの林です。
今回もアメリカのお客様が投稿したブログから紹介します。
テーマはBLUE。
タイルパークの商品としては
チャット CH-472-3 が紹介されています。
この使い方のポイントは、同系色の目地を使っていることだと思います。
日本の目地色は限られていますが、アメリカは大変多くの色が選べます。これもインテリア大国の強みだと思います。
以前アメリカの展示会で持ち帰った目地のサンプルを紹介します。
実際にはもっとたくさんの色があります。
ベースの白目時に色粉を混ぜる方法のようです。
このようにタイルの魅力を最大限に発揮するためには、目地の色にもこだわる事が重要なようです。タイルパークでもカラー目地についてはいつも話題に出ますが、残念ながら解決策は出ていません。近い将来何らかの方法を考えたいです。
9月末のイタリアの展示会CERSAIE(チェルサイエ)に向けて商品の作り込みが最終段階に入っています。7月初めにはイタリアに向けてパネルを出荷する必要があります。しかし、まだタイルがありません。
まさに締め切り前の作家状態です。苦しくて苦しくて目がさめます。タイルの問題点は、思いついてもすぐに形が見えないことです。早くても2日後しか確認ができません。
今回の最大のテーマは、為替を利用して売ることです。世界中で燃料や原料が高騰している中で、為替によるメリットを使える日本はチャンスと言えます。
商品は自社での釉薬づくりからユニット加工、デザインまでTNならではのタイルにこだわっています。だからこそ、中途半端なところで妥協できません。
今回は出展する予定のレリーフタイルの中からパスタベースを紹介します。
これは当社のデザイナーがパスタを使ってレリーフを作ってものです。
パスタの生地から模様を作り出します。
他にもいろんな模様を用意しました。
ここから先は売り方です。いろんな表情があるのは面白いですが、量産には対応できません。あと数日でそれを決めて、プレゼンボードを仕上げる必要があります。他にも何点か決めるべき事が山積みです。勝負は来週。最後まで諦めず、妥協しないで作り込もうと思います。