今年の春にアメリカを訪れた際、全米最大のホームセンター「THE HOME DEPOT」に行ってみました。
DIY大国・アメリカのホームセンターの中でも「ココに来れば家を一軒建てられる」と言われるほど規模が大きく品揃え抜群のホームセンターだそうです。
そんなアメリカのホームセンターでは、タイルは一体どのように売られているのか視察してきました。
タイルコーナーにたどり着く前にスタッフが度肝を抜かれた、圧巻の塗料コーナー。
・・・とんでもない品揃え。こだわりの強さが見て取れます。
大きい!(*_*;)
日本のホームセンターだと、補修用に薄いタイル(それもちょっと古いデザインの・・)が売っているくらいですが、アメリカではモザイクタイル、サブウェイタイル、はては600角くらいあるようなフロアタイルまでホームセンターで入手できます!
面白いのが、モザイクタイルは厚紙と一緒に1シートずつパッキングされてるものが多かったんですよね。
パッケージの裏を見ると、住宅のプチリフォームの様子がイラストで描いてあったので、キッチンなどの少量のアクセントに自分で貼っちゃう人がそれだけ多いってことなんでしょうね(^^)♪←説明は英語なのでピンと来ず
1枚ずつパッキングなんて、高くなっちゃわないかな?と思って値段を見ましたが、ガラスのモザイクタイルに関してはタイルパークに掲載のガラスモザイクとほとんど変わらず。特別安いという感じもありませんでしたが、パッケージがちゃんとしていることと1枚売りであることを考えればさほど高くもありません。品質もちゃんとしているようです。
もう一つ特徴的なのが、売り場の上部を占める大量のコンセプトパネル。
実際の商品がたくさん飾られているのですが、よく見ると2種類以上のタイルをコーディネートしている場合がほとんど。これはDIYでタイルを施工する人だけでなく、自宅リフォームや新築を考えている人にもありがたいですよね♪
アメリカ人は自宅のメンテナンスに非常に関心が高いのだそう。
設備をアップグレードし、内装をキレイに手直しして、庭を美しく保ち、そうしていざ住宅を売却することになったとき、買い手に「ここに住んでみたい!」と思わせることで売値をあげるというアピール方法をとるのだとか。アメリカの住宅は日本に比べると寿命が長いせいか、日本のように「新築は売れた瞬間から値下がり、手を加えれば加えるほど値下がり」とは必ずしもならないそうです。家を愛するきっかけのひとつになりそうでいいですよね。
ただし、日本はご存知湿気大国(?)なのでそもそもの住宅への考え方が違っている部分もあるかと思います。いずれにせよ、そういった文化的な背景があってこそ、アメリカではタイルがこんなにも親近感のある存在になり得たのかもしれませんね。
THE HOME DEPOT
http://www.homedepot.com/
※視察をおこなったのはCHICAGO郊外の店舗です