ニューヨークだより 第15回:Lafayette

取材:2016年  写真/記事:玲・ジェンザーノ

レンチレストランのLafayetteのご紹介です。
今まで何度かご紹介しているエリアのSoho、そのすぐ隣にNohoと呼ばれるエリアがあるのをご存知でしょうか。

NOHO位置

実はNohoとはNorth of Houston street (ハウストンストリートの北側)の略で、Sohoのsouth side of Houston street(ハウストンストリートの南側)と対になっている隣のエリアになっています。
そして今回ご紹介のLafayetteはそのNohoにある、ベーカリーを併設したレストランです。ニューヨークの夏は湿気が少ないので、こんな風に外で食事を楽しめるエリアがあると、夕方の格安でアルコールが飲める時間帯のハッピーアワーもとても楽しいです。

Lafayette

さて、入り口付近はタイル貼りのフロアが素敵なベーカリーになっていて、レストランエリアは落ち着いたミッドセンチュリー風の内装になっています。フレンチベーカリーなのでマカロンやクロワッサンの取りそろえもあります。

Lafayette
Lafayette

ベーカリーのエリアのタイルは2色の幾何学模様が素敵。パッとお店のエントランス部分を明るく見せてくれています。

Lafayette

ディスプレイに使われている鏡も細部までこだわりがみられます。

Lafayette

中のレストランエリアはミッドセンチュリー風の色合いで統一されています。また柱に貼られているタイルが落ち着いた雰囲気をプラスしてくれています。

Lafayette
Lafayette

Lafayette

ブラウン基調の店内にタイルや照明でアクセントを入れているので、レトロになりすぎずバランスがとれていますね。茶色と白で統一された店内、落ち着いた雰囲気で楽しく過ごせました。



☆☆ここが気になる!スタッフのタイルワンポイント☆☆
レトロな組み合わせがらもクールな印象を残す、ブラウン・イエロー・ブルーの3色のタイル。
アクセントの効いた組み合わせなので、ともすれば全体イメージを偏らせてしまう恐れがありますが、それを和らげ控えめに存在感を残しているポイントがズバリ釉薬(うわぐすり)でしょう。黄色いタイルが最も分かりやすいですが、端の方と真ん中あたりで釉薬の色が違っているのがわかります。こうした色の違いは、釉薬の成分、土の成分との相性、釉薬のかかり具合、焼成時の窯の中での位置など、様々な条件が場所ごとに影響してじわっとできあがってきます。
もしここでペンキのようにペタっとした仕上がりになる釉薬やつや消しのマット釉を使っていたら、イメージを強め空間のなかで主張しすぎてしまいそうですね。適度な抜け感があるため、イメージが偏りすぎることなくあくまで空間の引き立て役としてのタイルの良さが発揮されています。


====お店情報====
   

Lafayette

380 Lafayette Street corner of Great Jones Street New York, NY 10003

     
     


====この内装イメージにピッタリのタイルはこちら====

★アネール
AN-6

ビビッドカラーも取り揃えるアクセントボーダー。クラシカルになりすぎず、モダンな雰囲気の室内にもよく合います

★フェーミナ
FM-7

こちらもアネールと同じくアクセントで使えるボーダータイルです。カラーによっては甘すぎずカジュアルな雰囲気作りにも◎。

               

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