TNコーポレーション社内にて毎月開催されている「タイルの基礎知識 勉強会」も第4回目となりました。
タイルの歴史から始まり、製法や材質、様々な施釉方法、そして形状・面状と学んできましたが、本当に知らないことばかり…。
さて今回は「タイルの貼り方」です。貼ってなんぼ貼られてなんぼ、貼られてこそのタイル。どんな割付で、どんな目地で…それ次第で仕上がりがかなり変わってしまうことも。
タイルを貼る前にやっておかなければならない大切な”準備”を学びます。

目地割りの種類
基本的なのは、通し目地(芋目地)、馬踏み目地、やはず張り、のこの3つ。
●通し目地(芋目地)
水平・垂直方向の目地が一直線になるような貼り方
規則正しく伸びるとされる芋の根と似ていることから「芋目地」とも呼ばれる
●馬踏み目地(破れ目地)
横方向の目地は直線、縦方向のタイルを上下に対して互い違いのパターンで組む(半分ずつずらして貼る)貼り方
馬が踏んだ足跡のように交互になっているということが由来
●やはず張り(あじろ張り)
Vの字型に組んで貼っていく方法
「やはず」は矢の端の、弓弦(ゆづる)を掛けるところで、V字型になっていることからきている
「やはず張り」のよく聞く言い方は「ヘリンボーン」。ですが本来は、床の場合はヘリンボーンとはなぜか言わないらしいです。
タイルパーク(TNコーポレーション)があるこの地域(モザイクタイル発祥の地、岐阜県多治見市近辺)の多くのタイルメーカーでは、「通し目地」は「すだれ貼り(張り)」、「馬踏み目地」はレンガの積み方から「レンガ貼り」などと呼ぶことが多いそう。”芋”や”馬”より、”すだれ”や”レンガ”の方が想像がつきやすくて覚えやすいですね。
目地割りの種類や、その目地におすすめのタイルなど
こちらのブログにもまとめています。
「馬、芋…。目地のお話 」>>> こちらから
「芋目地の魅力」 >>> こちらから
ちょっとここで少しブイレク…
「貼る」と「張る」
前々から思っていたのですが、タイルを「貼る」と「張る」、両方目にするのですが、どちらが正しいのでしょうか…?私的には、接着剤でペタッと貼るイメージから、「貼る」を使っていたのですが ― 。
張る…伸ばし広げる、一面に覆う、いっぱいにする
貼る…平たいものを糊などで何かにつける
建築業界では、「張る」は”のり”を使わないで施工する場合、「貼る」は”のり”を使って施工する場合、で使い分けているという話も…やはり「貼る」、なのでしょうか。
が、タイルを壁や床にはりつける場合は、タイルを一面に広げるという意味で、「張る」を当てることもあるそうで…。
結局は正式なルールや使いわけはないようでした(笑)
ただ、「貼る」は常用漢字ではないということで、「張る」の方を目にすることが多いのかもしれませんね。
いまでは貴重な存在、タイル役物!
普通のタイルを「平物」(「ヒラ」ということが多い)、平物以外の特別な部位に使用するものを「役物」と呼びます。
出隅やタイルの側面を隠したりしてきれいに納めるための特殊な形状で、元々は外装で建物の角に使う「まがり」や「まぐさ」を指すものでした。

外装では出隅がいっぱいありますし、いろんな人の目に入る外観は、とくにキレイに見せたいですからね。内装もまた然り。よくある出隅部分には、「見切り用ボーダー」を使ったり、途中までタイルであとは壁紙とかの場合は、貼り出し部分には「面取りタイル」も。


昔はお風呂もタイル張りが多かったのですが、すっかりユニットバスにかわってしまって…お風呂でもよく使われていた役物たちは、影を潜めてしまいました。
そんないまでは貴重な存在になりつつある役物ですが、タイルパークでは「サブウェイ」タイルの役物なら、10種類以上取り扱っております。

こちらの都会的で洗練された魅力あふれるバスルーム。サブウェイを使ってこんなにも素敵に仕上げていただきました。役物を使ってすべての角を丁寧にキレイに。
お風呂以外ももちろん、キッチンやトイレ、カウンターなど。サブウェイを使うことをお考えなら、ぜひ役物も検討なさってみてください。
その他、見切り材(仕上げ材同士のつなぎ目部分や端部に設ける部材のことをいう)として「ボーダーC」もご用意しております。タイルパークで人気の高いタイル数種類のみですが、ぜひこちらも。
タイルパーク でも一部のタイルにしか役物がないのですが、おおきな物件では、「接着役物」というものを手配するようなことも多いそうですよ。
見切り材としては、樹脂製のものをはじめ、アルミ製や真鍮製、ステンレス製などの金属のものもいろいろとあるようですので、一度調べて見ると面白いかもしれませんね。
割付を考えるときは、目線を読む!
タイルを張る場合、どうしても「割付け」という作業が必要になってきます。どう「割付け」するか…、決められた面にタイルがうまくおさまるよう「タイル割付図」というものを作成するのですが。。。
タイル割付図を作成するの目的は…
・タイル工事を、建築全体を美しく仕上げるため
・施工効率の向上
・無駄な材料、工費の削減
・開口部の位置やサッシ、ドアの形状・寸法など関係する工事などを検討し、納まりをよくするため
タイルの色や模様も考えますが、中途半端にタイルを切らないで、綺麗に仕上げる工夫をしなくてはいけません。
屋内壁タイルに関しては、タイル寸法・目地幅とも規格寸法がある程度決まっており、寸法精度も高いので基本的に目地による寸法調整は行わずに割り付け、割り切れない場合は切り物(タイルを切断したもの)でおさめるそうです。
重要になってくるのは主視線、よく目線がいく位置で考えていきます。
●水平方向の割付


水平方向の割付を考えるときは、よく目線が行く方向が、正面なのか、もしくはコーナーの部分なのかで決めていきます。
正面なら、中心から左右対称に割っていく「心割り」、よく目につく片方の端から割り始める「片割り」で考えます。

●垂直方向の割付

天井まで張り上げる場合は切り物を床にのみこませて、切り口が見えないようにします。
腰張りのときは、上端に片面取りのタイルなど役物を使うようにして、こちらも床に切り物を割付けるようにします。
内幅木を使って仕上げるときには、切り物がでないようにしたいものですが、切り物が出る場合は天端で処理します。
切り物切り物と言っていますが、現場で切り物がたくさん必要なときなんかはとても大変のようで…朝から準備して午前中はずっと切っていて、午後からやっと貼る、なんてこともあると聞きました。
タイル加工屋さんもたくさんあるようですが、タイルパークでも「半マスタイル作成」や「プレカットサービス」をご用意しております。切り物を用意する予定がありましたら、ご注文と同時に受付しておりますので、ぜひご利用ください。
あとは、切り物がでないように、目地幅で少しづつ少しづつ調整してぴったりおさめることも!
縦の目地幅は1.9mm、横は2.2mmとか変えて調節したり、モザイクタイルなんかは、シートなっているものを、端に使う最後の1枚だけシートをわざわざバラして調節したり?!(大変…最終的には職人さん任せだったり?!)
割付をきちんと計画し、正確な割付図を用意、役物や切り物も準備して、効率よく、そして美しく仕上げていただけると、タイルメーカーでもあるタイルパークとしては本望でございます _( . . )_
さて、次回の勉強会は「タイルの施工」についてです。難しそう…
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タイルカタログに関するアンケート

カタログのご利用状況
アンケート実施中!
回答者には、先月のキャンペーンにて大変多くの応募が寄せられたフリーペーパー「タイルイメージブック LIVING」のWEB版URLを配布いたします!
前回先着応募に漏れてしまった方、WEBでも見てみたいという方はもちろん、「タイルカタログに対する不満や要望がある!」といった皆様も、是非アンケートへご回答ください。
アンケートへは下記のボタンから
お入りください。
回答送信後の画面にWEB版URLが表示されます。
(メールでは届きませんのでご注意ください)
回答締切:10月14日(金)

タイルノオサラ ‐ 試作
はじめまして。商品開発担当の吉野です。 TNコーポレーションでは入社以来、試作を担当して今年度で10年目になります。 この度、新しい取組みとしてタイル製造の機械を使ってお皿を作ってみました。

試作してみたところ、問題無く製作出来そうなので商品として販売するにあたってコンセプトもしっかり3つ考えてみました。
【タイルの製造技術を用いて作られるうつわ】 タイルの製造技術には大きく分けて2種類あります。 湿式製法と乾式製法。 湿式製法は陶芸のように粘土を使った製法。 乾式製法は顆粒状にした粘土を、プレス機を用いて圧力をかけて成型する製法 。 弊社では乾式製法を採用しております。 乾式製法が得意なのは綺麗なフラットな形状です。 そんな得意分野の中で、今まで積み上げてきた乾式製法のノウハウを活かし作られた『うつわ』です 。
南瓜のスイーツサラダ 豚タンのネギ塩炒め
【タイルと暮らしのトータルコーディネート】 この『オサラ』は弊社のタイルと全く同じ釉薬と粘土を使用しています。 成型に使われるプレス機の型枠も同じものです。 ですから同じ質感、同じ大きさ。 必然的にタイル、空間とのコーディネートがしやすい『オサラ』になります。 飲食店でのトータルコーディネートなど素敵ではないでしょうか。 もちろんご家庭でも。 また、東農の小売店で販売させて戴いた場合、観光にいらした方へのタイル製造業のアピールにも繋がります。
イメージ イメージ
【見立てのうつわ】 骨董の世界では『見立て』という文化があります。 花器ではないものを花器に見立てたり、陶片を箸置きや小皿に見立てたり、、、 酒器などがもっとも分かりやすい例でしょうか。 数寄者にかかれば、小皿でも小さな壺でも盃になります。 また、17世紀や18世紀の古い真っ白なデルフトタイルを、おつまみを載せる小皿に見立てて楽しむ方もいらっしゃいます。 本来の用途とはかけ離れつつも、各々の楽しみ方で各々に楽しむ日本の文化。 タイルもうつわと同じ陶磁器で出来ています。 料理を盛って楽しんでみても面白いのではないか、という想いで作られた『オサラ』です。
焼売 秋刀魚のお刺身
以上、コンセプトです。私はあくまで『タイルメーカーが作ったお皿』というのが面白いのでは?と思うのですが、社内ではそれでは苦しいという意見も上がっています。 しかし、一枚の普通の平皿として売ってしまっては他の食器メーカーさんとの勝負は厳しいかと思います。 店頭でも他のメーカーさんの食器に紛れてしまうかもしれません。 苦肉の策かもしれませんが、一枚売り以外にもお皿三枚と木製トレイで一セットの、パーティーや食べ比べセットに使えそうなセット売りなど色々考えてはいます。元はタイルなのですから、何枚か並べられた方が魅力的に見えてくる気もします。

悩みつつの試作の日々です。貴重なご意見、ご感想御座いましたらお気軽にコメント戴けると嬉しいです。宜しくお願い致します。
その100角タイル、ホントに100mmですか?!
(第1回「タイルの歴史」、第2回その1「タイルの種類(製法、焼成)」、その2「タイルの種類(材質、施釉)」はこちらからどうぞ)

形状は、実際の寸法に注意!
まずはよくあるサイズから。
正方形、長方形タイル(主に内装、壁面用)
● 100角
(例:クラフティ、レジーア100角、ホワイトシリーズ)
● 100角二丁
(例:睡蓮-SQ)
● 150角
(紬、エルサ、陶香、魁、オリジン)
● 200角
(ピカソ、ハロン湾)
タイルパークで取り扱っている四角形のタイルでは、100角タイルは少なく、150×150mmの150角というものが主流となっています。最近では200角も人気があり、昔と比べると大きなサイズが増えてきました。
「100角二丁」の”二丁”とは、2倍ということだそうで、だいたい192×92mmくらいのタイルのことを言うのだそう。
タイルパークでは唯一、「睡蓮-SQ」の長方形のものが197×97mmで、これに当てはまりますが、かなりレアなサイズとなっています。
もうお気付きでしょうか…。そう、タイルのサイズ、かなり曖昧(笑)
100角タイルと言っても、そのままタイルの大きさが100×100mmになっている訳ではないのです。「100角タイル」でネット検索すると、およそ100×100mm前後のいろんなサイズのタイルが出てきます。実寸法で、95×95mm~107×107mm程度のタイルを指すようです。
(…なんてわかりにくい!!(小声))
それはアイツ…そう、「目地」のせいでした。切っても切っても切り離せない関係「タイル」と「目地」…。
カタログ上でタイルの大きさを表記していく際には、目地の幅も含めたサイズで表すことが一般的なようで。「目地共寸法」や「目地込み寸法」と言います。

タイルパークの100角タイルは、実寸法で97×97mmのものがほとんど。3mm程度の目地幅をとって貼ることで、「目地共寸法」でちょうど100mmとなります。
が、しかし、150角タイルの商品はほぼ実寸法も150×150mm…。
海外のタイルは目地を含めない、ぴったりサイズが主流のようで…、タイルパークの自社工場「TNプロダクト」製のタイルは海外でも人気で、たくさん輸出しています。そのため、このようなぴったりサイズも多く存在するのです。
違うメーカーのものを混ぜて使ったりしたときに、施工場所にうまく収まらなかったり、反対に大きくあいてしまったり…知らずに貼ってしまうと後で大きな問題に。
専門の施工業者の方などはともかく、インテリアコーディネーターさんや、個人でDIYされる方などはとくに、目地をどの程度とって配置するか、しっかりと「タイルの割付」を計画・確認のうえ、ご注文・施工をお願いいたします _ (. .)_
モザイクタイル(主に内装)
● 10mm角
(例:リベルタ)
※タイルパークで最小サイズ!実寸法=8mmです
● 15mm角
(例:ラヴェンナモザイク、アリウス、フェアリー)
● 20mm角
(例:アイシクル)
● 25mm角
(例:楽-プレーン、ブラックベースモザイク、錆)
● 50mm角
(例:ホワイトシリーズ、絢爛、プラチナ)
※ 実寸50mmではなく 、45角や47角が多い
● 45二丁
(例:長良、馬瀬、ミッドセンチュリー)
※外装にも多く使用されるサイズ
● 丸モザイク
(例:ブイ)
● 六角形
(例:山水、ニューヨーク-ヘキサゴン、ぺルラ-キャンブリック)
● 変形
(例:カーミット、アイシクル、万華鏡、フェザー)
モザイクタイルは、タイル1枚の表面積が50平方センチメートル以下のタイルを指します。 およそ1辺のサイズが50mm以下ものが多いです。

上に挙げた中で、20mm角、25mm角、50mm角あたり、1枚1枚のサイズで分けるとかなり曖昧な感じになっておりますが…。モザイクタイルは、あらかじめユニット化したシート状になっているので、ユニット寸法を確認していただければ大丈夫ですね。
タイルパークのカタログでは、モザイクタイル程の大きさでも、「Normal」カテゴリーに載っているものもあるので、微妙なサイズ感をお求めの方は、前の方のページ「Normal」もチェックしてくださいね。もちろん、「Glass」にもガラスモザイクがたくさん載っていますので、こちらも是非。(Normal、Large、Mosaic、Glassの順でカテゴリーに分けて、掲載しております)
屋外壁タイル(主に外装。内装もアリ)
● 小口平 108×60mm
● 二丁掛け 227×60mm
● 三丁掛け 227×90mm
● 四丁掛け 227×120mm
● ボーダー 227×30mm
これらの主に外装で使われるタイルのサイズは、もともとはレンガのサイズが基本になっているのだそうです。レンガ(長手面227×小口面108×厚さ60mm)をスライスしたときに出てくる面の大きさが、外装タイルのサイズになっています。

タイルパークで扱っているのは、基本的に内装タイル(屋外で使えるものもあります)なのですが、サイズ的には二丁掛け、三丁掛けに近いものも結構たくさんあります。
ボーダーは、上の図ではサイズ「227×30mm」となっていますが、40mmでも、見た目が長細い感じですと、”ボーダータイル”と呼んだりします。大き目で細めのボーダーは、スタイリッシュに仕上がるので近年人気の高い形状です。
240×60mm(こちらは海外で主流のサイズ)ですと、リネン、フィンセント、モット、甚、藍里…などなど。
もう少し細長い感じがお好みなら、240×40mmの、帯、エルサ、プランク。
広いリビングや店舗装飾におすすめの、もう少し大き目サイズ、モザリア、ブールバード、メトロ。
と、もともとは屋外で用いられていたサイズも、近年では内装用として幅広く使われるようになりました。
ツルっとした表面=タイル ではない
私がこのタイル業界に入るまでは、タイルといえば平らでツルツルとした表面を想像していたのですが…、実はとてもたくさんの面状があることを知りました。
● フラット面…単味(砂、シャモットなどの添加物を加えていない)原料から成形されたフラットな面状
● 布面…主には、麻の布目模様を表面に施した面状
(例:リネン)
● 柄面…柄のついた面状
(例:エルサ、遊彩、コーン)
● 波面…緩やかな波のような面状
(例: モザリア 、 ブールバード )
● ディンプル面…波面より凹凸の激しい面状
(例:レジーア100角)
● ラダー面…四辺にテーパーがついている
(例:サブウェイの一部、キネティック)
● すじ面…すじ状の柄を型で成形した面状
(例:大波、ペルラキャンブリック)
● ラフ面…湿式押出成形時に素地の表面を一皮剥いだもの
(例:祇園、ダンボ)
● 割肌面(テッセラ面)…乾燥した素地を2つに割って焼成したもの
● スクラッチ面…湿式押出成形時に素地の表面を釘状のもので引っ掻いたもの
● 磨き面(鏡面)…焼成後、表面を研磨して鏡面状にしたもの
(例:カラカッタ、ラヴェンナモザイク)
● ハツリ面…乾燥素地の表面をノミなどで荒くはつったもの
● ブラスト面…焼成後、表面に鋼球や砂などを吹き付けて荒らしたもの
● 石面…凸凹した石のような面状(緩やか)
● 岩面・ロック面…石面をさらに激しい面状したもの
● 砂岩面…天然の砂岩や玄昌石やスレートの面状を模して作られたもの

「スクラッチ面」なんかはとても伝統があり日本建築に馴染み深いものだそうで、「スダレ煉瓦」といわれる旧帝国ホテルで使われた”スクラッチタイル”が有名です。これは表面にスクラッチ加工を施した黄色いレンガで、煉瓦の表面を引っ掻いたスクラッチ模様のことをスダレと呼んでいます。
帝国ホテルに使われたスダレ煉瓦は人気を呼び、その後の建築でスクラッチ面のタイルが流行したそうです。
フランク・ロイド・ライトによって設計された旧帝国ホテル、この中央玄関部は現在、愛知県犬山市にある博物館明治村に移築されています(TNコーポレーションのある岐阜県可児市のお隣のまちにあります)。
↓こちらも是非どうぞ
「フランクロイドライトの帝国ホテル」NO.10 レンガの詳細
実に様々な面状がありますが、現在では模様を付けた金型プレスで成形したり、プリントでいろいろな柄や面状を表現しているものがほとんど。
TNプロダクトの工場で作るタイルは乾式製法(→乾式タイルについてはこちら)なので、上記の面状種類で挙げた例の中で、リネンの布模様などはプリントで表現しています。
金型の形状や成型後の二次的な加工で生み出される面状は様々で、デザインのバリエーションも広がり、また精度も安定しているので、全体的に均一ですっきりとした印象に仕上がります。
外装用だったら気にして欲しい「裏足」
タイルの裏面の形状で気になるのが「裏足」。
タイルが接着しやすくなるように、タイルの裏側に付けた筋や凹凸のことを言います。施工後に剥がれにくくするためや、製造段階での効率面でその形状が変わってきます。
外装モルタル施工用の裏足は、独特なカタチで「あり足」と呼ばれます。

外壁で使われる場合には頑丈さが求められるので、接着面が多くなるように、溝の断面は内側に切れ込んだ形になっています。モルタルが裏足のすみずみまで行き渡るよう、しっかりと圧着、落ちないようにくっつけるためだそうです。
接着剤で貼り付ける内装用の場合は、裏足の凹凸が深いと接着剤がいっぱいいるようになってしまうので、裏足の必要性はあまりなく、浅いほうがいいそうです。
さて、次回の勉強会は「タイルの貼り方」についてです。
“目地割り”などを教えていただきます。タイルで空間を素敵に仕上げる為には不可欠な要素。タイルを生かすも殺すも目地割り次第! しっかりと学んでこなければ…(汗)
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T2ブログ参戦
今週から隔週でT2メンバーが交代でブログに参戦させていただくことになりました。
記念すべき第一回は4月よりT2のメンバーに加わりました、冨田が担当します。よろしくお願いします!

初参戦ということで、ご存じの方もみえると思うのですが、我が部署について少しご紹介させてください。
T2こと、T2PROTO.LABとは昨年2021年より始動した試作開発室です。
由来は初期メンバー千田徹さん、吉野徹さんのお二人の名前が同じ「徹」だったことからTOURU2→T2となったそうです。
そういうわけでT2は名前にTがないと入れない条件なのですが、私はTOMITAで2T持っていたためなんとか無事加入が認められました!(これは冗談です、、)
主な取り組みは、陶芸の技術を修得したメンバーたちが量産の技術、時には器づくりの技術を用いて試作実験開発を行うこと。
試作のアイデアはさまざまで、自然物から日常、製造技法から使用シーンなどあらゆるものから着想を得たり、角度を変えたり、他の物と置き換えてみたりと、型にとらわれずに常に挑戦的に試作開発を行っていくのがT2のもの作りです。
そんなT2がタイルのディープな面をこれから発信してまいります。知識豊富な先輩方には及びませんが、私も現場から今までとは違った角度でタイル、やきもの、ものづくりの魅力をお伝えできればと思っております!
さて、さっくりと活動内容はお話しいたしました。多角的発想と技術は不可欠でありますが、社長も綴られているように、我々の活動は基本的に日々の積み重ねです。今回は現在行っている釉薬実験についてご紹介します。
私は現在、今年力を入れているマット釉薬のカラーバリエーションをコツコツ増やしております。
下に灰みのある色が並んでおります。
実はこちらは、ベースの釉薬が違うだけでヘリテイジの調合と同じものなんです。


我々の行う調合は
ベースの釉薬 + 色素分
(透明、乳白、マット、貫入、結晶など) (顔料や酸化金属)
基本的にこれを合わせることでカラーバリエーションを増やしていきます。
(原料からベースの釉薬を作ることもありますが、ここでは割愛します。)
ヘリテイジのベースは貫入(ひびの入った表情)の釉薬、対してこちらマットな釉薬。色みはやや変わっていますが、ヘリテイジで既に整えられた調合なのでカラーバランスは安定したままですね。マットのグレイッシュなカラー、トーンは揃っている印象、落ち着きのあるいい色味。

同じ色素分を混ぜ合わせてもベースが違うと結構違った色みになるものもありますね。釉薬は化学です。焼成前と焼成後で色は変わり、単に目で見た色から混色の割合を考えるのは困難です。思った色をぱっと作るのにはそれなりの経験を要します。

余談ですが、これらの調合実験は100ccと少量で行っていきます。その時の原料の重さは小数点第二まで使用するわりとシビアな作業なのです、、、
やきものは焼いてみないとどうなるかわからない、それは魅力でもあり大変なところでもあり、、それらを多色多トーンで揃えたヘリテイジの作業量を思うと、、、先輩方の苦労をひしひし感じます。
マットの落ち着いた色合いも素敵ですが、ヘリテイジの発色はやはり目を引きますね。

ヘリテイジの魅力は個人のニーズにより応えられるシステムもさることながら、安定したトーンつくり、そしてなんと言っても美しいことですね。
ヘリテイジの目の覚めるような美しいカラー(&先輩の努力の結晶、、)ぜひともお試しください!!
サンプル、ご相談等お待ちしております。
マットに関しては、お目見えする日まで積み重ねてまいります。乞うご期待くださいませ。
セミオーダーメイド(特注)タイル「ヘリテイジ」
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「空間の帯」タイル活用法 オンライン説明会


ベースのタイルの間に、
アクセントとして別のタイルを
ライン状に挟み込むことで、
タイル単品の個性に頼ることなく
インテリアに様々な変化を生み出すー。
タイルパークでは
このようなタイルの使い方を
「空間の帯」と呼び、提案しています。
オンラインでの説明会にて
楽しく、わかりやすく説明いたします。
【主な内容】
「空間の帯」とは?
「空間の帯」 ・・3つのメリット
こんなイメージはいかがでしょう?
え!こんな貼り方もあり??
・・更に発展させた場合・・
タイルの段差問題、解決法
お役に立つ「webブック」のご紹介
【開催日程】
2022年9月27日(火)16:00〜16:30(終了)
2022年9月29日(木)16:00〜16:30(終了)
※終了時間は
前後する場合がございます。
(Zoomを使用いたします。)


オンライン説明会に、
ぜひ!ご参加下さい。
【会場】
Zoom(オンライン会議アプリ)
【対象】
・高級ホテルや店舗の企画に関わる、設計士、デザイナー、インテリアコーディネーター、オーナー企業様
・空間価値を高めた提案をしたい⼯務店など建設業の皆様
【説明会内容】
「空間の帯」:タイル活用法のご提案
【お申し込み方法】
ご希望の方は開催日別の参加ボタンよりお申し込みください。
お申し込み後、Zoomより入場用のURLが届きますので当日までメールの保管をお願い致します。
開催当⽇は、開始5分前よりご入室いただけます。
【ご注意事項】
・「Zoom」を使⽤いたします。詳しい動作環境については Zoomヘルプセンターをご確認ください。
・視聴リンク(URL)はご本人限りのご利用にてお願い致します。
・視聴に使用される端末の回線によっては、再生遅延や途中停止が起こる場合がございますが、予めご了承ください。
・説明会の録⾳・録画はご遠慮くださいますよう、お願い致します。
担当:TNコーポレーション 渡辺
【開催日程】
2022年9月27日(火)16:00〜16:30(終了)
2022年9月29日(木)16:00〜16:30(終了)
※終了時間は
前後する場合がございます。
(Zoomを使用いたします。)
あなたのご参加、
心からお待ちしております。
海外施工例 台湾編

タイルパークの林です。今回は台湾で施工されたタイルパークの商品を紹介します。台湾は日本製にとって3番目の輸出国です。そのほとんどは外装タイルですが、TNのように内装系のタイルも輸出されています。台湾にはタイルパークの代理店があり、定期的に商品が輸出されています。今回は現地代理店が撮影してくれた写真を紹介します。
まずは余白です。この商品は現地代理店からの依頼で作った商品です。金型代も代理店が負担してくれています。ご承知の方も多いと思いますが、台湾では中国製タイルの輸入が禁止されています。従って定番の「中国製より高い」との言葉はありません。この手のタイルは台湾のメーカーとの競争になりますが、競合はほとんどなく、気に入ってもらえれば、価格は通る状況です。
次にレジーアです。メタリック系の釉薬も台湾ではほとんどなく、これ以外にも時々使用されています

最後に紹介するのはコーンです。バーカウンターの後ろに使用されており、ボーン系の色がボトルの黒とすごくマッチしています。

このようにタイルパークの商品が海外で使われている画像を見るとすごく嬉しくなります。
9月26日からはイタリアで展示会(SERSAIE)が開催されます。TNでは今、最後の準備に追われています。今年もまた、新しい海外のお客様との出会いを楽しみにしています。そして今まで紹介していない国の施工事例が紹介できることを期待しています。次の私のブログでは現地から生の情報を伝える予定です。是非ご期待ください。
キャンペーンのお知らせ

TILE IMAGE BOOKS
プレゼントキャンペーン
人気タイルの施工例やスタジオ撮影のプロモーション写真、CGを掲載したフリーペーパー「TILE IMAGE BOOKS」を、住宅イメージ集と店舗・施設イメージ集の2冊セットでプレゼントいたします。
送付希望者は下記のいずれかの方法にてご依頼ください。
※数に限りがございます。無くなり次第配布を終了致します。
①イメージブックのみの送付を希望する方
下記の「応募フォームへ」からご応募ください。
※お届けまでに最大で2週間程度お時間を頂戴します。
※上限数に達し次第配布終了となります。(発送可否のご案内は個別におこないませんので、イメージブックの発送をもって替えさせていただきます)
②サンプル請求への同封を希望する方
サンプルカートからのご依頼の際、お届け先等の選択画面にあるお問合せ欄に「イメージブック希望」を書いて注文完了へお進みください。

①サンプルカートから「サンプル注文へ進む」。
▼
②お問合せ欄に「イメージブック希望」を書いて注文完了へ。
※依頼による出荷所要日数に影響はございません。
※上限数に達し次第配布終了となります。(発送可否のご案内は個別におこないませんので、イメージブックの発送をもって替えさせていただきます)
ヘリテイジ 施工例紹介③

住む人を迎え入れる美しいエントランス。
今回は、共同住宅のエントランス~エレベーターホールに採用されたヘリテイジをご紹介いたします。

目を惹きつける
深みのあるグリーン

新緑のように深みのあるグリーンのタイルが芋目地で施工されたエントランス部分。外から中にかけてつながる華やかな緑が見る人の目を惹きつけ、内部へと誘います。


時間によって変化する
豊かなタイルの表情

昼間は外部からの光を受けて、周囲の景色が写り込むほどの輝きを放ち、夜やエントランスの奥では、対面に施工されたブラックのタイル「ZSM-5」の重厚さと溶け込む深みを表現。

今回デザインを担当したのは、戸建住宅から店舗までの設計監理をおこなう、株式会社ヒロ・デザイン・オフィス。 マンションの顔となるエントランス部分は、華やかさを取り入れたかったというご担当者。オーダータイルをインターネットで検索していたところ、いくつかの候補の中にヘリテイジを見つけたとの事です。

他社の特注タイルとも比較検討を重ねる中、ヘリテイジを採用することに。決定打となったのは、ヘリテイジの大きな特徴である「カラーバリエーションの多さ」と「少量からも発注できる生産体制」でした。

完成後の様子については、タイルのツヤと輝きが背景の色に映えて、美しい仕上がりになったとのお声をいただきました。
タイル選定の際は「タイルライブラリー」で実際のカラーサンプルに触れ、様々なアイデアが湧いたとの事。
人が視覚的に注目しやすい場所に向いていると感じる、色合いが魅力のヘリテイジ。こちらをご覧の皆様も機会があればぜひご検討ください。
写真協力:株式会社ヒロ・デザイン・オフィス(撮影:生熊友博)

数百通りの中から色と形が選べる、
インテリアタイルのオーダーサービス。
小さなタイル工場ならではの技術とこだわりで、
何年経っても色あせないオンリーワンタイルをご提供。
ガラスタイル施工のコツ その3
その1ではガラスタイルの失敗あるあると、持っておきたい道具の紹介を。その2では実際のカットの流れと、道具の使い方のポイントをご紹介しました。今回は、ガラス施工で押さえてほしいポイントをご紹介します。
接着剤について

ガラスタイルは透過しているため、セラミックタイルのように接着剤や下地が完全には隠れない場合があります。下記のルールを必ず守って施工しましょう!
POINT! 白の接着剤で平滑に

グレーなどの色付きの接着剤や硬化後に色が変わる接着剤を使用すると、ガラスタイルごしに色が透け、折角のガラスタイルの色が汚く見えてしまうことがあります。色付きの接着剤は避けて、白いものを使用してください。(例:セメダイン「タイルエースPro(白)」など)
また接着剤を塗り広げる時はクシ目ごてを使って3~5mm程度クシ目を立てますが、そのままタイルを貼り付けると、クシ目の縞々がガラスの側面などから見えてしまって残念なことに・・。それを回避するため、クシ目ごてで塗り広げた後は必ず表面を均してからタイルを貼り付けてください!
破断面について
POINT! 施工前にヤスリ掛け

切りっぱなしの鋭利なまま貼ると欠ける原因になりやすく、見た目も美しく仕上がりません。もちろん取扱いも危険になるので、必ず角を面取りしましょう。
また断面をヤスリがけするとすりガラスのようになり、ガラス越しに下地やクシ目や見切り材が見えるのを防ぐこともできます。手間はかかりますが、これだけで仕上りがかなり良くなるので是非おこなってほしい工程だそうです。
POINT! 箔の剥げには修正液

タイルの裏に箔が貼ってある商品は、カットの衝撃で箔が剥げることが多く、そのまま貼ると所々下地が見えたり見えなかったりしてしまいます。文具用の修正液をちょんちょんと付けておくと、施工したあとで剥げた部分が目立たなくなります。
ちなみに「なぜ修正液が良いのか」と質問してみたところ、「施工後に最も目立ちにくい」のだそう。白のマジックでは箔との光の透過具合が違い過ぎて、逆に修正個所が目立ってしまうのだとか・・。
さて、3回に渡ってご紹介してきた「ガラスタイル施工のコツ」はお役に立てましたでしょうか。
もちろんベテラン職人さんからコツを伝授してもらえばすぐにうまく行くというものではありません。一番重要なのは施工の前にある程度練習をしてみることです(※タイルパークのスタッフがチャレンジしたその2も是非ご覧ください)。

タイルパークはタイル販売のみで施工はおこなっていないこともあり、実際のところ納材後は施工する職人の皆さんが頼りです。
住宅のお施主様から絶大な人気があり、今後ますます採用が増えるであろうガラスタイル。施工の不安を少しでも解消することができれば幸いです。