カテゴリー別アーカイブ: タイルあれこれ

伊・中・日 国際料理対決!

TNコーポレーション(製造部門のTNプロダクト含む)はだんだんタイルの出荷先として海外が増えるのはもちろん、従業員にも外国籍の人が増えてきました。

いつもながら、突発的な社長の思いつきにより、急遽「イタリア」・「中国」・「日本」の3国対抗による国際料理対決が行われました。

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審査員による、厳正で中立な審査中。

ただし、極度のネコ舌という審査員としては問題のある人も・・・

優勝は・・・

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イタリアチームでした!

勝因は手造りのティラミス。本来のイタリアのティラミスは日本のものよりもっとシンプルで、家庭料理的なもののようです。

受けとっている女の子は、今年入社のイタリア人と日本人のハーフの子。

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楽しい会となりました。

■ニューヨークレポ~MOSAIC HOUSE

CANCOSを出た後、JAC ELANのショールームへと移動。

Jac Elan

…したのですが、まさかの臨時休業!今回はご縁がありませんでした。

JAC ELAN
http://jacelan.com/
30W.22ndSt NY


というわけで、気を取り直して今度は「MOSAIC HOUSE」にやって来ました。

MOSAIC HOUSE

この会社はその名の通りモザイクタイル専門、とくにモロッコタイルを取り扱っているちょっと他とは違った雰囲気の会社です。アメリカはいろいろありますね~

MOSAIC HOUSE

こちらはシャワーブースの実例展示です。自宅のお風呂場がこんな感じだったらカッコいいですよね~。

MOSAIC HOUSE
MOSAIC HOUSE

目がチカチカ~

エキゾチックな雰囲気で見る人をどきどきさせてくれるモロッコタイルですが、残念ながら日本の気候にはちょっと合わない部分が多いです。
かなり低温での焼成なので色の発色はとても綺麗なのですが(基本的にやきものは高い温度で焼くほど、色が不安定になります)、その分、素地(粘土)が焼き固まっていないため吸水率が高いんですね。
なので、乾燥地帯のモロッコ等では問題ありませんが湿気の多い日本では毛嫌いされます(涙)

MOSAIC HOUSE

日本の窯ではこんなに鮮やかな色はなかなか作るのが難しいです。なので、鮮やかな色が欲しいときには一度高めの温度で焼いた顔料を使って色をつけたりします。そうすることで、いざ本焼成をした時に高い温度に耐えることができ、色とびがしにくくなります。
(でも日本の陶芸家の中には、顔料の使用をあまり良しとしない人も多いです(^^;) 私は好きなんですけどね~…)

MOSAIC HOUSE

モロッコタイルと言われて思い浮かぶのは星型とかダイヤ方とかですが、こんなアールデコ調の模様もありました。

MOSAIC HOUSE

青だけではありません。むしろ白1色で、模様の意匠性だけで勝負しているタイルも。

MOSAIC HOUSE

ひとくちに「モロッコタイル」といっても、いろんなデザインがあることを知りました。
ショールームでは一つ一つのデザインが結構強調されていますが、HPで実際住宅に使われている例を見ると、案外馴染むものなのかな?という気もします。


ちなみに、以前スタッフブログでも紹介しましたがモロッコタイルの製造工程が見られる面白い動画があります。リンクを掲載しますね。

今でもほとんどの工程を手作業で行っているようです。それだけタイル職人さんがたくさんいるというのがちょっと羨ましいですね。


MOSAIC HOUSE
http://mosaichse.com/
32W.22ndSt. 10:00-18:00(Sat.11:00-17:00)


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モザイクタイルミュージアム ついにオープン!

TNコーポレーション、タイルデザイン室の渡辺です。

先日、モザイクタイルミュージアムがオープン。(岐阜県多治見市)

当社もモザイクタイルを中心とした製造メーカー。

さっそく、行ってみましたのでご紹介します。

 

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不思議な建築・・

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・・・入口が異様に小さい・・・

 

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中にはいくつものメーカーのモザイクタイルが展示されています。

バリエーションが豊富で見ていて楽しいです。

(ここは現代のモザイクタイルのコーナー)

 

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怪しい階段を上がると・・・・

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モザイクタイルの歴史や製造方法の説明コーナー

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タイル業界のベテラン(ボランティアスタッフ)による、わかりやすい説明。

 

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センスを感じるおみやげコーナー↓

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多治見市モザイクタイルミュージアム公式ページ

→ http://www.mosaictile-museum.jp/

 

先日は当社の工場見学と、このモザイクタイルミュージアムの見学に来られたお客様がありました。

モザイクタイルミュージアムの見学に合わせて、工場見学など弊社への来社を希望される方は

お問い合わせhttps://tile-park.com/contact/index.php)からご連絡ください。

※工場の生産の都合等により、ご希望の日程に合わせられない場合もあります。ご了承ください。

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■ニューヨークレポ~CANCOS TILE

さて、次はスタッフも全くのノーチェックのまま訪れた「CANCOS TILE」。
事前に調べていたときは全然気が付いていなかったのですが、現地でスマホのマップ頼りに歩いていると突然ヒットしました(笑)

CANCOS tile&stone 看板

あまり目立つショールームではありませんでしたが、日本の家庭でも馴染みそうなポピュラーな実例や、定番タイルで作る組み合わせ例がたくさんありました。目新しさこそ無いものの私は一番好感のもてるショールームでした。

CANCOS 使用実例
CANCOS 手洗い場使用実例

ボーダーやサブウェイタイルにモザイクタイルをアクセントとしてライン状に入れ込むという、定番といえば定番な組み合わせ例が多いです。
それでもサブウェイはヘリンボーンにしてみたり、縦長のモザイクタイルを使ってみたり、境界のボーダータイルに丸みのあるものを選んでみたりと、あまりタイルを使ったことの無い人でも実践できる一工夫がされています。

CANCOS 石調タイル使用実例

一口に「石」といっても、形状が違えば見え方は様々。並べて使ってみるっていうのも案外面白いですね。和風建築にも合いそうです。

CANCOS 手洗い場使用実例

2種類以上組み合わせるのって、ハードルが高いと感じるかもしれないですけどそれほど難しく考えなくても同系色を使うだけで結構かっこよくなります。

CANCOS モザイクタイルのサンプルたち

大量のモザイクタイルサンプル。シートのまま展示されてるショールームは少なかったです(笑)

CANCOS ちょっと変わったタイル

中にはこんな面白い模様のタイルもありましたよ!

CANCOS 鰐皮・・・のタイル

これはちなみにショールームの隅っこにおいてあったタイルなのですが、どう見ても本物の鰐皮です。すごい!


CANCOS TILE
CANCOS
http://cancos.com/
22 West 21st Street New York, NY 10010


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■ニューヨークレポ~ARTISTIC TILE

ニューヨークのタイルショールーム巡り2日目。本日は「ARTISTIC TILE」からスタートします。

ARTISTIC TILE入り口

入り口のモザイクロゴが素敵なARTISTIC TILE。
ショールーム玄関脇のウィンドウにはタイルの編みこまれた洋服を着たマネキンが!

ARTISTIC TILE ショーディスプレイ

ぱっと見タイルだなんて分かりません!


さて、こちらのARTISTIC TILEですが残念ながらショールーム内は写真撮影禁止とのこと。なので、スタッフなりの紹介で失礼します・・

まず、様々な高級タイルを揃えるARTISTIC TILEですが最もスタッフ3人の興味をそそったのは、Pratt&Larson Tileというメーカーの商品。
実はARTISTIC TILEで取り扱っていると知る以前から、TNコーポレーションのデザイン室ではちょっと注目していた会社なのです。

「Pratt&Larson Tile」

ザ・マニュファクチュア(工場制手工業)といった感じで、ファクトリーツアーの動画がとっても興味深いのでぜひご覧下さい。


さて、ARTISTIC TILEに戻りましょう。
ニューヨークショールームの代わりに、シカゴのショールームを訪れた際に撮らせていただいた写真をいくつかご紹介します。

Artistic tile ショールーム内の様子
Artistic tile ショールームの様子

シカゴのショールームは実例もありますが、ニューヨークのショールームと違って小さなサンプルボードが所狭しと置いてありこれはこれで見ごたえがありました。

Artistic tile ショールームの実例
Artistic tile ショールームの実例
Artistic tile ショールーム入り口のモザイクタイル
入り口のモザイクはこちらでも。

意匠性の高さが特徴の、ずばりその名の通りな[ARTISTIC TILE]でした。


ARTISTIC TILE
http://www.artistictile.com/

Artistic Tile, New York City
38 West 21st St NewYork, New York, 10010

ちなみにシカゴのショールームはMerchandise Martというビルのなかにあります。
タイル以外にもいろんなショールームが入っているビルで、時々イベントもやっているみたいです。

Merchandise mart

Artistic Tile, Chicago
222 Merchandise Mart Plaza, Suite 105a Chicago, Illinois 60654


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■ニューヨークレポ~daltile

初日最後の視察はdaltileです。

daltile
daltile


Daltileはアメリカでは有名なタイルメーカーで、こんな風に大きなショールームを抱えていますが、ホームセンターでも商品が売られていたり結構身近な存在のタイル屋さんのようです。

daltile

パネルはもちろんですが、ショールームのあちこちに10センチ角程度のモザイクタイルのカットサンプルが置いてあり、気に入ったものを持ちながら他のタイルと並べて組み合わせを考えているお客さんもいました。

daltile
小さなカットサンプルがたくさん置いてある

daltile
コンテンポラリーアートみたいに飾られた床タイル

全体的にカジュアルでとっつきやすい雰囲気の商品が並んでいます。

daltile

こちらはガラスモザイクのコーナー。透明なアクリル板にサンプルが貼ってあるのでよりガラスの綺麗さが伝わります。

daltile
daltile
透明なガラスの後ろに模様を描いたシートが付いているようです。素敵!

daltile

もちろん実例も紹介していますが、清潔感は保ちつつ金額とデザインのハードルを下げた感じです。
NEMOと同じく、「これなら自分の家によさそう!」と親近感を覚えます。

daltile

3色のサブウェイタイルをヘリンボーンにして、こんな模様をつくってみたり。
タイルそのものはよくあるタイプだけに、考えるのが楽しくなりそうですね。

daltile

こちらはちょっと高級感のあるモザイクタイルたちです。
メタル、ガラス、シェル・・・いろんな素材がありますが、とくに植物の絵になっているパネルたちはよくよく見るとタイルの形はほとんど同じなんですね。
使い方次第、創意工夫がタイルの魅力を引き出すポイントです。

daltile

あれ、これは「ニューヨークだより」の取材写真に写っていたような・・?
実際の様子は来月掲載予定の「ニューヨークだより Reynard」をご覧下さいね!


ちなみに・・・

daltile

こちらの写真はアメリカの大きなホームセンター「THE HOME DEPOT」で撮影したもの。
ホームセンターでもdaltileの商品はたくさん売られていました。
アメリカの人たちにとっては最も馴染みのあるタイル会社なのでしょうね。


Daltile
http://www.daltile.com/
49 E. 21st St. , New York, NY 10010


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■ショールーム乱立エリアについて
■COMPLETE TILE COLLECTION
■COUNTRY FLOORS~ANN SACKS
■NEMO
■寄り道レポ:STUMPTOWN COFFEE ROASTERS

 

サブウェイにはさんでみる

スタッフのやってみたシリーズ(?)

サブウェイにいろんなモザイクタイルを挟んでみる。

・・・なお、画像を切り貼りしてみただけですので目地色が違っていたり光の当たりがおかしい箇所がたくさんあります(^^;)
でも、こうやっていろいろ切り貼りしてイメージを膨らませるのもタイルを考える楽しさのひとつです!

TWH-0002
■ルーチェ/TWH-0002
ナチュラルテイストで明るく。

GT-1
■グランツ/GT-1
単体だとあまり主張しないシリーズも意外といいアクセントになります。

GT-4
■グランツ/GT-4
おなじシリーズでも、カラーが変わると印象も大分違います。

FZS09
■ファンタジー/FZS09
ガラスの透き通った奥行きがどう見えるかは、実際に施工してみてのお楽しみです(汗)

AGT-BK-Bassano
■アガット‐ブリック/AGT-BK-Bassano
レンガ貼り×レンガ貼りの組み合わせ。意外と面白いかもしれません。

AGT-MB-Portofino
■アガット‐ミニブリック/AGT-MB-Portofino
地中海を思わせるポルトフィーノの青色でぐっと引き締めます。

・・・いかがですか?こうして画面上だけでもいろいろ試すと発見がありますよね(^^)
サブウェイタイルを検討する際、ぜひアクセントも併せてご検討くださいませ!

ラスター釉がまぶしい!ガク(楽)-プレーン

タイルパーク内にある自社生産商品の中でも、ダントツの人気を誇るガク(楽)-プレーン

2種類の岩面とフラット面の3形状を生産して焼き上げた後、ラスター釉と呼ばれるツヤのある釉薬をかけてもう一度焼成するという、大変手間のかかった商品ですが、手間を惜しまないだけあってその輝きは他のタイルとは比べようもありません。
GA/P-2
GA/P-3
GA/P-4
GA/P-5

このタイルは磁器質なので、基本的には床面以外ならどんな場所でも使用ができます。

たとえば、住宅の洗面台にちょっとしたアクセントとして・・・

GA/P-4
GA/P-4 (写真:コージーホーム様より)

はたまた、店舗の内装に使用してみたり・・・

GA/P-2、3
GA/P-2、P-3 (写真:福田一級建築士事務所様より)

掛川市のお店「新中華 金柑

こんな変わった使い方も!

ガク
(写真:ユージーホーム様より)

裏ネット貼りユニットなので、施工前にはさみでカットして模様にすることも。

岩面のぼこぼこした所に目地が入りやすいので、歯ブラシなんかでしっかり落としてくださいね(^^)

ガク(楽)-プレーンは特に女性の方に気に入ってもらえる事が多く、以前「新築中の自宅に使うタイルを探している」と、ご近所のため弊社まで直接見に来られた主婦の方も
とってもきれい!こんなタイルがあったなんて!
ととても興奮しておられました(笑)

ガク(楽)-プレーンは先日も再生産がありましたので、現在在庫にかなり余裕がございます。

タイルパークは残念ながらショールームがございませんので、興味をお持ち頂けたらぜひサンプルで実物をご覧くださいませ!
(サンプルは各商品ページからご注文いただけます(会員限定サービスのため、事前に会員登録をお済ませの上ご注文ください)

■ニューヨークレポ寄り道編その1

ショールームレポの途中ですが、ちょっと余談をはさんで・・・

事前の調査の中でスタッフが気になっていた、ユニオンスクエアとSOHOの丁度あいだあたりのコーヒー屋さんに足を運んでみました。
STUMPTOWN COFFEE ROASTERS」というお店です。

STUMPTOWN COFFEE LOASTERS
STUMPTOWN COFFEE ROASTERS

99年頃にポートランドでスタートしたコーヒーショップで、コーヒー豆の品質にこだわる姿勢はコーヒー大好きなニューヨーカーにも人気の様子。
調べてみて初めて知ったんですが、ニューヨークって本当にコーヒーショップが多いです。スターバックスが多いのは言わずもがなですが、それ以外にもカウンターで注文して持ち帰りが出来る店って相当あるようです。

さて、スタッフがなぜこのお店を訪れたかったかというと、ずばりHPがものすごくオシャレだったこと、そしてHPで見たコーヒー豆のパッケージがなんだか可愛かったから(^^;)

スタンプタウンのコーヒー豆
HPから画像をお借りしてます。スタッフも購入した「HOUSE BLEND」

なんてことの無い茶色のペーパーバッグに入っていますが、このシンプルな袋に入っているのがかえって新鮮で・・(笑)
日本のお店で買うと、頑丈なビニールのバッグで真空されてますけど、この茶色い袋、なんだか「昔ながら!」っていう感じがしますよね。

というわけで、去年コーヒー器具一式を手に入れた私はぜひこの店のコーヒー豆を買って帰りたかったのでした。普段飲んでいるコーヒーよりちょっと酸味があり私はミルクで飲んでいますが、挽きたての香りがとても心地良かったです。

店内の様子

店内は結構混み合っており、座れる場所はほんの数席しかないので皆さん持って歩くか店の外で飲んでるかでした。大きな通りには面していないので、結構思い思いにコーヒーを楽しんでいる人たちが。

コーヒー
スタッフも休憩がてら。ブレンドを頼みましたがまろやかで飲みやすかったです。

店内の床タイル

あとこのお店、よくよく見ると床に貼ってあるタイルがすごく可愛かったんです!
コーヒーの色を意識しているのか、ブラウンをベースに挿し色の白(ミルク?)を挟んだモザイクタイルがすごくオシャレでした。


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STUMPTOWN COFFEE ROASTERS
http://www.stumptowncoffee.com/


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