マット仕上げのクールなタイル

タイルは表面に「釉薬」という焼き物特有のコーティングがされているものが多いですが、この釉薬にも様々な種類があります。「釉薬学」を専門とする学者がいるくらい奥の深いものです。

タイルでは最もポピュラーに使われるのが、「ブライト」と呼ばれるツヤのある釉薬です。
タイルパークの商品だと、ホワイトシリーズが代表的ですね。

 
水拭きができるので、洗面台なんかにも好んで使われるタイルですね。
 
さて、ここでスタッフがもうひとつおススメしたいのが、ブライトとは逆にツヤを抑えてしっとり仕上げた「マット」の釉薬です。
ニューヨーク-ミニヘキサゴン
たとえばニューヨーク-ミニヘキサゴンなどがそうですね。光の反射が少なく、すべすべした触り心地が特徴です。
 
ツヤっと光るブライトも素敵ですが、マット釉はより質感が滑らかで、表面に小さ~~~~~い凹凸があることで光を乱反射させてピカピカした印象を抑えます。しっとりとして、大人っぽい雰囲気になりますね。

またマット釉の大きな利点は、タイルの焼成の際に色味の大きな失敗が発生しにくく、ブライトよりもイメージ通りに仕上がる点もあげられます。ロットが変わっても雰囲気が違わないというのは、リピートで使うにはとても安心ですよね。
※刷毛模様等が入っているものだと、手作業部分があるためちょっとずつ色味が変わる場合があります
 
今回は、そんなクールでカッコいい、モノトーンのマット釉タイルをご紹介します。
あ、素敵だな!と思ったら、ぜひサンプルで実際の商品もご覧くださいね。あまりの触り心地に、ずっとなでなでしていたくなりますよ(笑)
 


ニューヨーク-ヘキサゴン
ニューヨーク-ヘキサゴン
クールモダンな印象を作るヘキサゴンマットです。ミニヘキサゴンよりもサイズが大きく、大人っぽい仕上がりになります。
 


型紙【かたがみ】
型紙
3種類の模様を施したユニークな装飾タイルです。つやの無い釉薬をわざわざ凹凸のあるタイルにかけるなんて・・・とスタッフも思っていましたが、出来てみればあら不思議!とってもかっこよくて個性的なタイルになりました。リビングや寝室に使うと、コンテンポラリーな絵画が飾ってあるようにも見えますね(☆v☆)
 


ニューヨーク-25
ニューヨーク-25
※写真はニューヨーク-ミニヘキサゴンと併用の様子
ありそうで意外と無い、マット釉で仕上げた超ベーシックな23角の白黒モザイクタイル。写真のように、同じマットのミニヘキサゴンと組み合わせたり、シンプルに単色で壁や床に使ってもクールな雰囲気に仕上がります。フラットな面状にくわえて手触りがとても滑らかで心地よいので、テーブルトップにもおススメです。
 


組絵
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様々なパターンを作る「組絵」シリーズにもマットカラーがあります。特にマットブラック(MB)はゆったり浮き上がるパターンのシルエットがスタイリッシュで、都会的な印象を作るのにぴったりです!
 


釉薬のツヤはタイルの大きな魅力のひとつではありますが、マットにはブライトよりもくだけた現代的な印象があります。ぜひいろいろ見て触ってくださいね!
 
余談ですが、スタッフの金谷は工場で「ニューヨーク‐25」の生産スケジュールがあると聞きつけ、まだ釉薬が塗られていないタイルの生地を試しにいくつか持っていってみました。工場の人に頼んでニューヨーク-25と同じ釉薬をかけてもらい、窯に入れてもらって待つこと1日。こんなカッコいいタイルが焼きあがってきましたよ~(^o^)
ひし形にマット釉
葉っぱ形、ひし形にマット釉
どんな形にも見事にマッチするのも、マット釉のすばらしいところです。
(お試しで作ったものなので、残念ながら商品化は今のところありません(^_^;))