カテゴリー別アーカイブ: ニューヨークだより

ニューヨークだより 第43回:The Standard East Village

取材:2018年7月   写真/記事:新居潤子

前回に引き続き、イースト・ビレッジからポップでお洒落なブティック・ホテルThe Standard East Village(ザ・スタンダード・イースト・ビレッジ)をご紹介します。



場所はイースト・ビレッジと、そのお隣グリニッチビレッジの丁度境界線上にある8th Street-New York University駅(8丁目ニューヨーク大学駅)

数々の政治家やハリウッドスター、映画監督などを輩出してきた名門ニューヨーク大学、通称NYUの最寄駅です。

ニューヨーク地下鉄の駅で描かれているモザイクタイルのアートはその駅やエリアに因んだデザインが多く、8th Street-New York University駅のホームの壁にはニューヨーク大学のキャンパス風景が描かれています。

丸窓型に統一されたモザイクアートは全部で40パターンあります。

こちらはニューヨーク大学のキャンパスの中心となっているワシントン・スクエア公園。


駅から数ブロック歩き、ワシントン・スクエアにやってきました。

大理石の凱旋門で知られ、多くの映画の舞台にもなっており、ニューヨークの街を象徴する公園の1つです。



ニューヨーク大学のキャンパスは、塀や門などで区切られた敷地の一般的な大学キャンパスが無く、校舎がワシントン・スクエア周辺に点在しています。



その代わりに、マンハッタンの街全体がキャンパス=学生たちの学びの場所になっているのがニューヨークならではで素敵ですよね!



ニューヨークは、7月に入り猛暑続き。噴水で水遊びする人たちで一杯です。



ストリートミュージシャンたちが奏でるジャズがワシントン・スクエアの自由な雰囲気にとてもマッチしています。



公園でビキニを着て日焼けをする女性。ニューヨークの公園では至って一般的な光景です。



野生のリスたちが戯れている姿もニューヨークの公園では頻繁に見られますが、日本人にとっては物珍しく、ついつい写真に収めたくなります。



8th Street New York University駅のモザイクアートにも、このリスたちが描かれています。





さてワシントン・スクエアを東側に10分ほど歩いて到着したのが、古い建物が並ぶイースト・ビレッジの中で一際目を引くモダンな建物。

こちらが今回ご紹介するブティック・ホテルThe Standard East Village(ザ・スタンダード・イースト・ビレッジ)

The Standardは現在NY、LAそしてマイアミに、計5箇所あるセレブ御用達のお洒落でポップな系列ホテルとして知られ、The Standard East Villageは2011年に開業しました。

逆さになった“The Standard”の文字がホテルのトレードマークです。

ホテルのエントランスで出迎えてくれる、The Standardと描かれたモザイクタイルも逆さまです。

幾何学模様のタイルに、文字の部分は正方形モザイクタイルが施されています。

このロゴに迎えられるだけで、The Standardホテルが遊び心溢れるユニークで、楽しいホテルなのだと想像が膨らみますね。



ホテル1階ロビーの隣には可愛いお庭があり、宿泊客たちはここでのんびりと仕事をしたり会話を楽しんでいます。



客室は意外とシンプルですが、唇型のクッションが独特でアクセントになっています。


(引用:http://www.standardhotels.com/new-york/properties/east-village)



ホテルに併設されているThe Standard Café。

フロア一面に広がるモザイクタイルには小さなヘキサゴンタイルが使われていて、空間全体が華やかに見えます。







外のテラス席に出てランチを頂くことに。

メニューはカジュアルなアメリカ料理でBLATサンドウィッチとケールサラダを注文しました。



冬が長いニューヨークでは、テラスで食事ができる季節は短く、とても貴重で贅沢なひと時を過ごしました。



今も昔も常にニューヨーク・トレンドの先端を走るイースト・ビレッジ。
ニューヨークを訪れた折には、ニューヨークの今を体感しに必ず訪れたいエリアです。





ここが気になる!スタッフのタイルワンポイント

アメリカではスタンダードに使われているヘキサゴンタイル。正方形タイルよりもパターン作りに柔軟性があるため、使い方によってはとても面白いデザインを生み出すことが出来ます。

タイルパークでは黒と白のみの取り扱いですが、オリジナルパターンの注文も徐々に増えてきたミニヘキサゴン。まだまだ大注目です!



この内装イメージにピッタリのタイルはこちら

★ニューヨーク-ミニヘキサゴン


The Standard Cafeで使用されているものと近い模様がニューヨーク-ミニヘキサゴンで再現できます。
スタッフもシミュレーターで少し作ってみました。

シミュレーターでは2色でしか模様が作れませんが、これだけでも敷き詰めればかなりインパクトがありそうですね!

★自由にパターンを作成できる!デザインシミュレーター★

※スマートフォン・タブレット・携帯電話は対応しておりません。PCサイトからアクセスしてください。




====お店情報====
The Stardard East Village/ The Standard Café
25 Cooper Sq, New York, NY 10003,b/t Bowery & 4th St
East Village



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ニューヨークだより 第42回:John Derian

取材:2018年6月   写真/記事:新居潤子

今も昔もトレンドの最先端を行き、活気溢れる街イースト・ビレッジから素敵なインテリアショップをご紹介します。



マンハッタンの南東部に位置するイースト・ビレッジは、今も昔も変わらず多くの若者やアーティストたちが、ショッピングや食事、そしてナイトライフを楽しむために集まる人気のエリア。





街中がアートに溢れ、いつの時代もヒップで自由奔放な雰囲気が魅力です。





電灯や信号など、80本程のポールに大変ユニークなデザインのモザイクタイルが貼られているのも、ここイースト・ビレッジならでは。





ニューヨークやエリアに因んだものなど、個性的で斬新なデザインが施されたモザイクタイルのポールを見つける度に足を止めてみたくなります。





もともとこのモザイクタイルは、30年以上前から1人のアーティストが勝手に始めたストリートアートでした。

一時はニューヨーク市による落書き禁止条例によりその多くが撤去されたましたが、その後芸術作品として見直されて復元。現在ではイースト・ビレッジの風物詩となっています。





こちらが今回ご紹介する、イースト・ビレッジに本店を構えるインテリアショップJohn Derian(ジョン・デリアン)



お店の中に一歩入り、美しいインテリアや雑貨を目にしただけで、どこか遠いヨーロッパの国のアンティークショップに訪れた様な気分になり、ニューヨークの街に居ることを忘れてしまいそうです。



息を呑むほど美しく、そして統一感あるディスプレイに見惚れてしまいます。




ブランドのオリジナルから、オーナー兼デザイナーのジョン・デリアン氏本人が世界中を旅して集めて来たヴィンテージやアンティーク、そして最新の商品まで、どれもワクワクするほど素敵な商品が店内を彩ります。













こちらの食器は、アンティーク調のセラミックで知られるパリのブランドAstier de Villatte(アスティエ・ド・ヴィラット)との
コラボレーションライン。



Astier de Villatteの真っ白いセラミックにJohn Derianのイラストが施されています。




最近の最も売れ筋デザインである”アイボール(目玉)”


紙や布を切り抜き、プレートやトレイ、ペーパーウェートなどのガラスに貼って作られるブランドのオリジナルデコパージュはJohn Derianの代名詞です。





ニューヨークのスタジオで職人たちが手作業で作っており、全てデザインが異なります。世界に1つだけのアートピースです。





特別な友人へのプレゼントや、自分のお気に入りを見つけに訪れたいお店ですね。





歩いているだけでも小さな発見が次々にあり、創造性が掻き立てられるイースト・ビレッジ。ニューヨークの面白さが詰まった宝箱の様な街です。





ここが気になる!スタッフのタイルワンポイント

イースト・ビレッジのモザイクタイルポール、スタッフも記事を読んで気になり調べてみると、ベトナム戦争帰りの男性が治安の悪化する地元を何とかしたいという思いで始めたというエピソードを発見。地元愛というエネルギーに突き動かされた素晴らしいストリートアートです。

さて今回のお店・John Derian。所狭しと雑貨が居並ぶ店内は女性にはたまらない空間ですね。様々なアートピースはそのままタイルにしてみても面白そう・・。例えばタイル張りされた中にアクセントとしてペーパーウェイトなどを落としてみるのもちょっと面白そうですよね。いろんなアイデアが湧いてきてしまう、とてもワクワクするお店です。



この内装イメージにピッタリのタイルはこちら

★メトロ

フレンチアンティークなアイテムが多い店内なら、タイルも落ち着いたトーンがおすすめです。
(写真:株式会社FILE様展示場)




====お店情報====
John Derian
6 E 2nd St
New York, NY 10003
(b/t 1st St & Bond St
East Village)



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ニューヨークだより 第41回:The Williamsburg Hotel

取材:2018年6月   写真/記事:新居潤子

ブルックリン・ウィリアムズバーグ地区の最新トレンドスポット
The Williamsburg Hotel(ザ・ウィリアムズバーグホテル)をご紹介します。



ウィリアムズバーグ地区のウォーターフロントの位置し
かつては、人通りの殆ど無い通りだったWythe Avenue(ワイスアベニュー)

そんな静かなWythe Avenueに、工場跡を再利用し突如ハイセンスな高級ホテルWythe Hotel(ワイスホテル)がオープンしたのが今から6年前。

ニューヨークだより第9回目でご紹介した、フロアタイルが美しいレストランRaynard(レイナード)があるホテルでもあります。

このWythe Hotelの成功をきっかけに、Wythe Avenueはローカルの人から観光客まで多くの人々が訪れるトレンドスポットへと様変わりし、現在もホテルやレジデンスの建設ラッシュとなっています。











今回ご紹介するホテルは、このWythe Hotelのお隣に昨年グランドオープンしたThe Williamsburg Hotel(ザ・ウィリアムズバーグホテル)





未だホテルの一部は建設中で、ルーフトップに見えるウォータータワーは、バーになる予定なのだとか!


1階の入り口を入ってすぐの階段から見下ろすバーラウンジ&レストランフロア。

ビンテージレンガの壁に囲まれた上品且つ居心地の良い空間の中に、アーティストたちによる遊び心あるインテリアが目を引きます。








バーカウンターのフロントパメルの素材は額縁


マルチカラーの糸で作られたシェードの様な装飾





存在感あるレンガのアーチの向こう側がダイニングエリアです。




フロアからテーブルトップにまでタイルが使われています


円状を描くフロアタイル




扇型の波が重なりあうデザインのテーブルトップ





ホテル内のビジター用お手洗いもチェックしてみましょう。

インダストリアルな雰囲気のウッドパネルや扉とは対照的に、高級感ある石材のヘキサゴンタイルがフロアから壁に使われています。とてもユニークなコンビネーションですよね!





このホテルの見所は、客室にも沢山詰まっています。
全5タイプの客室全てに床から天井まである窓が使われており、ブルックリン、そしてイーストリバー越しに見えるマンハッタンが眺められます。


(Image: https://www.thewilliamsburghotel.com)

オーク材のフロアやビスポークの家具など、洗練された中にも温もり溢れるインテリアで纏められています。


(Image: https://www.thewilliamsburghotel.com)

近年のNYホテルの傾向として、ペット・フレンドリーな場所が増えており、こちらのホテルもペット連れで宿泊ができます。


(Image: https://www.thewilliamsburghotel.com)

こんなアットホームな雰囲気が、旅行客のみならずローカルの人々も宿泊のため利用する人気の秘密です。


(Image: https://www.thewilliamsburghotel.com)

バスルームの壁面には鮮やかなターコイズカラーのタイルが使われ、ゴールドのブラスが良く映えます。


(Image: https://www.thewilliamsburghotel.com)

フロアに使われているマーブルタイルの個性的なパターンは最近注目のトレンド柄です。


(Image: https://www.thewilliamsburghotel.com)





先ほどもご紹介したバーラウンジ&レストランでは、金土日の週末の午後限定でアフタヌーン・ティーが楽しめます。



8種類の中から好みのティーをピックアップすると、オーストラリア発紅茶ブランドT2のティーポット&カップのセットで紅茶がサーブされます。



スタンドにのせられて、ブルックリンスタイルのアフタヌーン・ティーが出てきました。
(写真は2名分。2名分からスタンドで出されます。)

ケーキからサンドウィッチまで全て、ブルックリンにあるベーカリーで作られたブルックリン・メイドの拘りアフタヌーン・ティーです。











以前の工業地帯だった雰囲気を残しつつ、日々新しいお店やスポットが生まれ洗練されて行くウィリアムズバーグ。
ザ・ウィリアムズバーグホテルは、そんな新旧が共存するウィリアムズバーグの今を体感できる特別な場所です。





ここが気になる!スタッフのタイルワンポイント

オシャレな街として今大注目のウィリアムズバーグ。タイルパークのスタッフも一度訪れたことがありますが、静かでとても心安らぐ街並みが印象的でした。赤レンガの建物が並ぶストリートは、映画で見たイメージそのもので感動します。

日本に比べて開放感のある建物が多いと感じるのは、やはり天井がとても高いからでしょうか。広い面積に敷き詰められた赤レンガは空間をほんのりと紅潮させたような、そんな温かみを感じさせます。

ウッドパネルと六角形の組み合わせはなかなか斬新ですね。ヘキサゴンタイルは一面に貼るだけでなく、動きをだすのにもピッタリ。空間の上下の色味のバランスを逆転させ、ダイナミックな表情を見せています。



この内装イメージにピッタリのタイルはこちら

★上海レンガ / SRR

古いレンガをスライス。男前なインテリアが実現できるとして、内装で使用するお店や住宅が増えています。


★ロッカ-BB / ROBB-1

ハンドペイントでラフな模様を施したヘキサゴンタイル。床・壁どちらにも使用でき、The Williamsburg Hotelのように動きのある施工も可能です。




====お店情報====
The Williamsburg Hotel
Brooklyn, NY 11249
Williamsburg – North Side

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Wythe Hotel
80 Wythe Ave
New York, NY 11211



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ニューヨークだより 第40回:Brooklyn Farmacy & Soda Fountain

取材:2018年5月   写真/記事:新居潤子

ブルックリンの閑静な住宅街Cobble Hill (コブルヒル)にある地元の人たちに愛されるスイーツカフェを2箇所ご紹介します。



マンハッタンから地下鉄でブルックリンにはいってから2つ目の駅Borough Hall(ボロー・ホール)。

100年前に建設された駅で、駅名は歴史を感じる趣あるカラフルなモザイクタイルで描かれています。


Borough Hall 駅の南に位置するCobble Hillは、オールドブルックリンの象徴である19世紀ごろに建設されたブラウンストーンの古い建物が並ぶ高級住宅街です。

若者や観光客に大人気のウィリアムズバーグやダンボなど他のブルックリンのエリアとは異なり、Cobble Hillは多くのファミリー層が住み、観光客が足を踏み入れることのない、温もりあるローカル感が漂う街。
ストリートでは子供達の笑い声が聞こえ、とても安全で、家族で住むには最適の環境です。


大通りに並ぶショップは、ヴィンテージ風のデザインの中にちゃんとトレンドをキャッチしていてお洒落。



このどこか懐かしく、それでいて洗練されているのがCobble Hillスタイル。



13年前、ブルックリンに住む夫婦がオープンした小さなカフェOne Girl Cookies (ワン・ガール・クッキーズ)

白を基調に、アクアブルーをアクセントにした可愛い内装の店内。

グレイ目地のホワイトサブウィエイタイルと、正方形モザイクタイルが施されたカウンターが、アットホームなお店の雰囲気にとてもマッチしています。



ショーケースにはクッキー、そしてカウンターにはカップケーキなどの可愛いスイーツが並びます。



お店人気ナンバー1スイーツのウーピーパイを注文。とっても甘くて、アメリカのママの味がしました。



次にご紹介するスイーツカフェはBrooklyn Farmacy & Soda Fountain (ブルックリン・ファーマシー・アンド・ソーダ・ファウンテン)

ポップな外観とは違い、オールドブルックリンを彷彿とさせる重厚な雰囲気。
レトロなティンシーリングの天井や、アンティークのインテリアを見ていると、ここが長い間地元に根差した老舗ダイナーの様にも見えますが、実は2010年のオープン。



店名に使われている”ソーダ・ファウンテン”は、日本ではあまり馴染みのない言葉。
もともとアメリカのレストランやファストフード店などのカウンターに置かれている、飲料水を供給するための装置のことです。
アメリカでは19世紀後半から20世紀中頃まで、この装置が置かれている様な小さな食堂やダイナーを「ソーダ・ファウンテン」と呼び、アメリカ人にとっては、お爺ちゃん・お婆ちゃんの時代を象徴する、昔懐かしの場所です。


100年前から薬局として長年営業していましたが廃業し、30年以上放置されていました。
そこに、古き良き時代のブルックリンを再現するというコンセプトのもと作られたのがBrooklyn Farmacy & Soda Fountain。





こちらは薬屋だった頃の店内写真。


(写真:http://www.brooklynfarmacyandsodafountain.comより)


ちなみに店名に使われているFarmacy (Farm + Pharmacyを合わせた造語)は、「食事やダイエットも薬と考える」という新しい概念的なことを指すことが多い様ですが、解釈は様々あるようです。


フロアのモザイクタイルは、100年前の薬屋時代のまま残されています。

モザイクタイルで描かれた“LONCO’S PHARMACY”とは当時の薬屋の名前。
アメリカでペニータイルと呼ばれる小さな円形モザイクと、正方形モザイクの2パターンのタイルが使われています。




カウンターには、落ち着いた印象の色むらあるモスグリーンのテーパー付きタイル。
良く見ると異なる2タイプのテーパータイルが使われていますね。



薬屋時代のまま残された棚には、ソーダ・ファウンテンが全盛期だった50〜100年ほど前の時代に活躍した黒電話やタイプライダーがディスプレイされています。





子供が乗っているこちらの器具はアンティークの体重計。


今もちゃんと動いています。

メニューには子供の頃に喜んで食べていたクリームソーダやサンデーなどが並びます。
このお店に来れば、大人だって甘いデザートを頬張って童心に帰ることができる特別な空間です。


ブルックリン発祥のドリンクとして知られるエッグクリーム。


(写真:http://www.brooklynfarmacyandsodafountain.comより)

ミルクとチョコレートシロップをソーダで割った不思議なドリンクです。


ピーナッツバターの塊がたっぷりとのったピーナッツバターカップサンデー。



日本人にとっては食べたことのない程の甘さの中に、素朴でどこか懐かしさを感じさせてくれるBrooklyn Farmacy & Soda Fountainのスイーツでした。



マンハッタンの中心地から地下鉄で揺られること、たった20分ほどでノスタルジックな世界へと誘ってくれるCobble Hill。
観光客には秘密にしておきたいとっておきのニューヨークが集まった場所です。





ここが気になる!スタッフのタイルワンポイント

新居さんから送られてきたレポを見て、「なんだか見覚えのあるペニータイル・・・」と思ったら、以前レポを担当していた玲・ジェンザーノさんの第16回記事「Once Upon a Tart」でも同じパターンのペニータイルが使われていましたね!
向こうでは人気のパターンなのでしょうか・・・?

カウンターに貼られているタイルも、重厚さを感じさせる素敵なグリーン。釉だまりのグラデーションが繊細で、日本の織部焼にもちょっと通ずるところがありますね。



この内装イメージにピッタリのタイルはこちら

★ニューヨーク-ミニヘキサゴン


形状や色に違いはありますが、ペニータイルのパターンに近い模様がニューヨーク-ミニヘキサゴンで再現できます。
スタッフもシミュレーターで少し作ってみました。

・・・なかなか根気がいるパターンです(^^;)

★自由にパターンを作成できる!デザインシミュレーター★

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====お店情報====
One Girls Cookies
68 Dean St
Brooklyn, NY 11201

– – – – – – – – – – – – – –
Brooklyn Farmacy & Soda Fountain
513 Henry St
Brooklyn, NY 11231



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ニューヨークだより 第39回:Javelina

取材:2018年5月   写真/記事:新居潤子

昨年マンハッタンに開通した地下鉄Qライン沿線にオープンしたばかりのメキシコ料理店Javelina(ジャベリーナ)をご紹介します。


新しい路線であるQライン72nd Streetの駅からすぐのところに今年オープンしたばかりの人気メキシコ料理店Javelina。
壁全面に貼られた、色鮮やかで特徴的な柄のセメントタイルが際立つ外観です。


セメントタイルは入り口からバー、テーブル席の壁にまで続き、このタイルがお店のイメージそのものになっています。








お店のマスコットはイノシシ。
実はお店の名前であるJavelinaはイノシシという意味です。


バーエリアの床にもこれまた独創的な形と柄のフロアタイルが貼られ、同じタイルがテーブルトップにも使われ統一感が出ています。




六角形にラインが入った幾何学模様



今回注文したのはメキシコ料理の定番ナチョス。

トルティーヤチップスに、鶏肉、チーズ、ハラペーニョ、ワカモレ、サワークリームがたっぷりでボリューム満点。
これだけでお腹一杯になりました。



真新しい地下鉄Qラインに乗ってお出かけの際、立ち寄ってみたい新スポットです。





ここが気になる!スタッフのタイルワンポイント

出来立ての地下鉄沿線にオープンしたレストラン。Qラインの駅には素晴らしいタイルアートもあって、ニューヨークを訪問したら一度は行ってみたいスポットです。(Qラインについては番外編でご紹介しています!)

タイルパークでも昨年から取り扱いを始めたセメントタイル。柔らかく吸水性があったり重かったりでなかなか日本では壁面や屋外に使用するイメージはありませんが、そんなことは気にせず必要ならばどんどん採用するところにニューヨークという街の寛容さを感じさせます。

六角形のタイルは、白い部分は象嵌(ぞうがん。異なる色の素地を埋め込む技法)でしょうか・・。現在タイルパークではセメントタイル以外に象嵌を施したタイルはありませんが、焼きあがったタイルの上からでもこういった模様を施すことができれば、さらにタイルデザインの幅が広がりそうですね。



この内装イメージにピッタリのタイルはこちら

★ハロン湾


幾何学模様が美しいセメント製のタイルシリーズ。欧米では昔からよく使われていますが、日本でもここ数年ブームが起ころうとしています。
※吸水性が無くセメント製よりも厚みも少ない磁器製もございます。




====お店情報====
Javelina
– – – – – – – – – – – – – –
75 9th Ave
1395 2nd Ave, New York, NY 10021
at 72nd and 73rd
Upper East Side

 



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ニューヨークだより 番外編:地下鉄路線Qライン

取材:2018年5月   写真/記事:新居潤子

今回は番外編として、昨年マンハッタンに開通した地下鉄路線Qラインの駅に描かれた真新しいタイルアートをご紹介いたします。



アッパー・イースト・サイド地区の2番街周辺はマンハッタンの雑踏から抜け、閑静な住宅街が広がっています。

100年ほど前から地下鉄開通の計画があったにも関わらず工事延期が続き、やっとのこと昨年1月に、待ちに待った新路線Qラインが開通しました。

現在は4駅だけの短い路線ですが、路線の延長、そして追加3駅の建設が計画されています。


(https://www.nytimes.com/2016/12/19/nyregion/second-avenue-subway-opening.html)


ニューヨークの地下鉄の駅の多くが100年以上前の設計で大変年季が入っているのとは対照的に、Qライン沿いの新しい駅は、21世紀にふさわしいモダンなデザインです。



サブウェイタイルで覆われた壁面や、モザイクタイルの駅名サインなど、ニューヨーク地下鉄の象徴として知られるタイル。
これら定番の地下鉄タイルとは対照的に、Qラインのタイルはポップでモダンなデザインへと生まれ変わり、新鮮味に溢れています。






Qライン86th Street駅では、写真の様にリアルに描くフォトリアリズムの巨匠、アメリカ人画家・写真家のチャック・クロースのタイルアート12点が見られます。





それぞれ特徴的なタイル使いが施された作品。






大変細やかなモザイク貼りは一見の価値があります。







こちらの赤ちゃんやクロース氏本人のポートレートは、カラフルで超現実主義的な作品で、駅利用客の目を楽しませてくれます。






中には、モザイクではなくセラミックタイルを使った作品もあり、クロース氏らしいフォトリアリズムを見事に表現しています。







お次のQライン72th Street駅では、ブラジル出身のアーティスト ヴィック・ムニーズの作品が見られます。

ニューヨーカーを描いた色とりどりのモザイクタイルアート約40点です。



それぞれ異なる人種、職業、ファッション、ライフスタイルのニューヨーカーの特徴を良く捉えていて、面白いものが沢山あります。




ニューヨークヤンキースのキャップを被っていますね


右手に子供、左手にベビーカーの母親


ストリートミュージシャン


日本では許されない行為ですが、アイスを食べながら勤務する警察官


こちらも日本では見かけませんが、制服のままストリートを歩く医師


お隣には、仲良く手を繋いで歩く男性カップル


スニーカーで歩くパンツスーツの女性


その両脇には、インド系、そしてユダヤ系の男性


地球儀を持つユダヤ系の男性


スマフォを片手に歩く民族衣装サリーを纏った女性



いずれもニューヨークでは日常的に見かける光景です。

沢山のアートに触れることができるQラインの駅は街中にある小さな近代美術館の様ですね。

ニューヨークだより 第38回:Chelsea Market & La Sirena

取材:2018年4月   写真/記事:新居潤子

ニューヨークを代表するお洒落スポット チェルシー地区にあるChelsea Market (チェルシー・マーケット)と、特徴的なタイルがトレードマークのレストラン「La Sirena(ラ・シレーナ)」をご紹介します。



4月に入り、やっと春めいてきたニューヨーク。

チェルシー地区では、使わなくなった鉄道の線路跡を再利用し出来たハイラインと呼ばれる空中庭園が、これからの暖かい季節は多くの観光客で賑わいます。






ハイラインと並び、チェルシー地区の人気観光スポットがチェルシー・マーケット







数々のニューヨーク人気店が出店し、ローカルグルメを楽しんだりお土産選びの場所としてもオススメです。





チェルシー・マーケットから道路を挟んで反対側にはgoogleのニューヨーク本社ビルがあります。

実は今年3月、このgoogleが約2,400億円を投じてチェルシー・マーケットを購入したことがニュースになったばかりです。


チェルシー・マーケットになる以前はナビスコ工場だった建物。
ここでオレオが開発、製造されていた歴史があり、オレオにまつわるデザインが所々に隠れています。





ナビスコ工場跡地を再利用して今から20年前にオープンしたチェルシー・マーケットですが、現在では60店舗近くが出店し、今も売り場面積を拡大、店舗数を増やし続けています。






工場跡の名残を残すレンガ壁や配管がむき出しのまま再利用され、真似したくてもできないヴィンテージ感がとてもカッコ良い!












各々の店舗で使われている個性豊かなタイルも見所の一つです。










こちらは大人の女性に人気のライフスタイル・ブランドのAnthropologie(アンソロポロジー)



フロアから壁、天井に至るまでデザインタイルが施され、女性好みの素敵な空間になっています。







ジョニー・デップやレオナルド・ディカプリオなどのファンを持ち、創業103年のニューヨーク発老舗眼鏡ブランドMOSCOT(モスコット)

昨年、チェルシー・マーケットにオープンしたばかりの新店舗では、フロアにチャコールグレーのヘキサゴンタイルが貼られています。





地下にある広々としたお手洗いにも、ふんだんに使われているタイルがレトロな雰囲気を演出しています。






壁にはグレー目地で仕上げたサブウェイタイル


床にはミニヘキサゴンタイル



そして天井には、最近ニューヨークで良く使われているラウンド型のミニモザイクタイル。



チェルシー・マーケットの工場跡空間にタイルが組み合わさることで、ヴィンテージの趣が一層増して本当に素敵ですね!




次にご紹介するのは、チェルシー・マーケットの斜め向かいにあるイタリア料理レストランLa Sirena

La Sirenaを象徴するのが、塀に貼られた特徴的な模様のモザイクタイルです。



ポルトガルで特注したお店オリジナルのタイルで、1階の塀からレストランのある2階のテラス全面に広がっています。



そして、レストラン内フロア一面にまで贅沢に使われていてお見事な統一感です。



沢山の太陽光が差し込むガラス張りの広々とした空間の中に特徴的なタイルが存在感抜群。

サーブされたパンの下に敷かれた紙ナフキンにまでタイルの模様がプリントされているこだわりぶりです!

今回はブランチタイムに伺い、前菜にブッラータと呼ばれるイタリアのフレッシュチーズを注文。

そしてメインには、クリスピーなベーコンがサンドされたチーズバーガを美味しく頂きました。





長かった寒い季節が終わり、これから良い季節を迎えるニューヨーク。
お洒落な見所一杯のチェルシー地区はとっておきのお散歩コースとしてオススメです。





ここが気になる!スタッフのタイルワンポイント

元工場というだけあって、ヴィンテージ感がたまらなくカッコいいチェルシー・マーケット。内装はそこかしこに遊び心を取り入れ、右を見ても左を見ても楽しそう!ヴィンテージな雰囲気を出すならレンガ・・・というイメージももちろんなのですが、ミニヘキサゴンを使った内装もレトロ感が出て素敵ですし、おそらく一般的な四角いタイルを使っても「あえての」表面塗装などで使い込んだ雰囲気を作れそうですね。
 
またLa Sirenaの方はアイコン的デザインを決めてからタイルに起こしているのが特徴的です。あまり複雑でない模様なら、ミニヘキサゴンのパターンシミュレーションでも同じ試みができるかもしれませんね。



この内装イメージにピッタリのタイルはこちら

★上海レンガ


ヴィンテージテイストを作るならやっぱりレンガがおすすめ!施工した上からペンキで塗装をしてもかっこいいですよ♪

★ニューヨーク-ミニヘキサゴン


レトロ感のある定番タイルは使用場所を選ばない汎用性の高さも魅力。長く愛されてきたタイルならではの安心感があります。


■ニューヨーク-ミニヘキサゴンでオリジナルパターンを作ってみませんか?
タイルパークではミニヘキサゴンを使ったオリジナルデザインシミュレーターをご用意。ブラウザ上で作成し、発注までおこなえる優れものです。まずは一度お試しください♪


スマートフォン・タブレット・携帯電話からはご利用いただけません。




====お店情報====
Chelsea Market
– – – – – – – – – – – – – –
75 9th Ave
New York, NY 10011

Chelsea

 


Le Sirena Ristorante
– – – – – – – – – – – – – –
88 9th Ave
New York, NY 10011

Chelsea



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ニューヨークだより 第37回:TEMPLE COURT at THE BEEKMAN HOTEL

取材:2018年3月   写真/記事:新居潤子

19世紀に建てられたヴィクトリア様式の建物を改装しオープンしたTHE BEEKMAN HOTEL(ザ ビークマン ホテル)
そして、ホテルに併設するフレンチレストランTEMPLE COURT(テンプル コート)をご紹介します。



マンハッタンの南側に位置するファイナンシャル・ディストリクト。

ニューヨーク市庁舎側に2年前にオープンし、今ニューヨークで最も完成度の高いホテルの一つとして注目されるのがこちらのTHE BEEKMAN HOTEL


1883年、ブルックリン橋が完成した同じ年に竣工した9階建てビルは竣工当時、マンハッタンで最も高いビルとして知られ摩天楼の先駆けとなりました。



長い間弁護士事務所が入るオフィスビルとして使用された後、10年以上廃墟となり放置されていましたが、約2年の歳月を掛けてリノベーションし、2016年にラグジュアリーホテルとして生まれ変わりました。



ホテルのエントランスでは、ヴィンテージのペルシャ絨毯で覆われたレトロでユニークなフロントデスクが出迎えてくれます。


フロア全面に敷き詰められた大理石のヘキサゴンタイル。



大理石のヘキサゴンタイルは地下のパーティースペース、お手洗にまで続きます。




お手洗の壁にはニューヨークならでは白く輝くサブウェイタイルが縦使いで貼られています。



こちらのホテルの見どころは、何といっても9階吹き抜けのアトリウム。


メインフロアから最上階の天窓を見上げた光景は圧巻です。


アトリウムの下のノスタルジックな雰囲気漂うラウンジとバー。






バーカウンターの足元まで、デコラティブなヴィクトリア時代風のディテールが施された拘りのインテリア。





ラウンジのグリーンを基調にしたソファーと、大きく存在感ある本棚。

壁には絵画や写真など、豊富なアートコレクションが飾られていて、2年前にオープンしたばかりのホテルとは信じ難い歴史の重みを感じる独特の空間です。



階段を使ってホテル上階へ。




建設当時のヴィクトリア様式のまま残された鉄格子や手すり。

この空間に居ると1世紀以上前にタイムスリップした様な錯覚に陥ります。


最上階を覆うピラミッド型の天窓。

上階からラウンジを見下ろしてみると、柔らかなグリーンとブラウンを基調に、重ねて敷かれた絨毯のオリエンタル柄やテーブルの天板の柄が絶妙に馴染んでいて、ホテルのデザイン性の高さに改めて気付かされます。





客室に面する廊下には幾何学模様の絨毯が敷かれ、その下からリノベーション前のままの石床が覗いています。







客室はヴィンテージとビスポークの家具がミックスされたクラシック&コンテンポラリーなインテリア。


バスルームには、大理石の産地イタリア・カッラーラ産のマーブル・タイルが贅沢に使われています。




(※客室写真 https://www.thebeekman.comより引用)




メインフロアには、ラウンジを挟んで2つのレストランがあります。

1つは、以前こちらの”ニューヨークだより”でご紹介したフレンチビストロAUGUSTINE(オーガスティン)






(※レストラン写真 http://www.augustineny.comより)



そして今回初めてご紹介するのが、ラウンジを挟んで反対側にあるフレンチレストランTEMPLE COURT(テンプル・コート)です。

ステンドグラスにヴィンテージレンガの壁。エージングされた天井に囲まれたオールドニューヨーク風のインテリア。








ランチコースは、前菜とメインで32ドル。
前菜にはタルタルステーキ、ポテトフライ付き。


メインはサーモンと、穀物の一種をビーツで色付けされたもの。

どちらのお皿も、完成度が高いホテルの内装に負けない美味しいお料理でした。


The Beekman Hotelは、建物から醸し出される歴史のオーラと、現代インテリアとアートが絶妙に折衷したニューヨークホテルシーンのマスターピースです。





ここが気になる!スタッフのタイルワンポイント

重厚さと豊かな意匠性を放つクラシックホテル。都会のイメージが強いニューヨークですが、実はこうしたクラシックスタイルがとても多く、そしてとても馴染む街ですよね。
 
ヘキサゴンモザイクタイルもまた、モダン、クラシカル、フェミニンと、いろんな場所に使えてしっくり馴染むモザイクタイル。時にはこんな荘厳な建物においても、意匠の手助けをすることができます。パターンを考えるのが楽しくなりますね(^^)



この内装イメージにピッタリのタイルはこちら

★ニューヨーク-ミニヘキサゴン


マット仕上げのヘキサゴンモザイクタイルは汎用性の高さと意匠性を兼ね備えたまさに万能モザイクタイル!浴室にも使えて、クラシックホテルさながらの雰囲気を作り出すことも可能です。

■ニューヨーク-ミニヘキサゴンでオリジナルパターンを作ってみませんか?
タイルパークではミニヘキサゴンを使ったオリジナルデザインシミュレーターをご用意。ブラウザ上で作成し、発注までおこなえる優れものです。まずは一度お試しください♪


スマートフォン・タブレット・携帯電話からはご利用いただけません。





====お店情報====
Temple Court at The Beekman Hotel
– – – – – – – – – – – – – –
5 Beekman St, New York, NY 10038
b/t Nassau St & Theatre Aly
Financial District



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ニューヨークだより 第36回:12 CHAIRS CAFE

取材:2018年3月   写真/記事:新居潤子

ストリートアートに溢れるブルックリン・ウィリアムスバーグから、イスラエル料理のカフェレストラン 12 CHAIRS CAFE (12 チェアーズ・カフェ)をご紹介します。



近年のブルックリンブームの先駆け的存在であるウィリアムズバーグ。古いものと新しいものが共存し、新しいトレンドを生み出しています。



もともと移民が多く住む工業地帯でしたが、1990年代後半から若手アーティストたちが家賃の高騰するマンハッタンを抜け出し、ウィリアムズバーグへ移り住んだことをきっかけに、個性豊かなバーやレストラン、古着屋などが続々とオープンし、この20年ほどでトレンドセッターとして人気の街へと変貌を遂げました。







目的なく歩いても次々と奇抜なストリートアートに遭遇し、アーティストたちの拠点がここウィリアムズバーグにあることを実感します。









マンハッタンの中心地から地下鉄で30分足らずで行けるという便利な立地条件も人気の秘密。
週末は、ローカルの人々に加え、マンハッタンなど他の地区から人々が押し寄せてごった返すウィリアムズバーグですが、平日は静かで穏やかな時間が流れます。







この街には、マンハッタンには無い新しい発想で生まれた創造性溢れるデザインのカフェやレストランが沢山あります。

こちらは前回のニューヨークだよりでご紹介した、マンハッタン・ノリータ地区の卵料理専門店EGG SHOPのウィリアムズバーグ店。昨年オープンしたばかりの新店舗です。



ノリータ店がコンパクトサイズだったのに比べて、こちらは吹き抜けで広々とした店内。


白とミントグリーンが基調のすっきりとした店内






1階のバーエリア




カウンターとフロアにラウンド型モザイクタイルが貼られ、とてもキュートな雰囲気です。

ポイントで使われている黄色のタイルは、卵料理専門店だけに卵の黄身をイメージしているのでしょうか!?




2階のカフェスペースでは遊び心あるデザインが隠されています。




エッグ型のソルト&ペッパーの容れ物


テーブルも、さりげなくエッグがモチーフ




白いベーシックタイルには、ポイントにウォールペーパーと同じ柄がペイントされているのが面白いですね。




今回ご紹介するもう一軒は中東・イスラエル料理のカフェレストラン12 CHAIRS CAFÉ








12チェアーズと聞いてとっても小さなカフェを想像していたのですが、店内は広くて、優に12席以上あります。





今から20年前、マンハッタン・ソーホー地区にオープンした1号店が12席しかない小さなカフェだったことから12チェアーズと名付けられました。(現在も同じ場所で営業中です)




イスラエルの母の味を届けることがコンセプトである12チェアーズのメニューには、イスラエルの定番料理であるシャクシューカやフムスなどがあり、イスラエル料理に欠かせないピタパンやピクルス、タヒーニなどはイスラエルから直送されています。








白塗りレンガの壁



床には幾何学模様のデザインタイルが使われています。



テーブルとカウンターには白のベーシックタイルにグレイ目地が使われて居てニューヨークらしいですね。





今回はブリンチェスというイスラエルのクレープの様なデザートを注文してみました。

プレートをタイルのテーブルに置いて撮影するだけでついついインスタグラムでシェアしたくなる
素敵な仕上がりになって、タイル効果に驚かされます。

次々に新しいスポットが生まれるウィリアムズバーグは、現在もマンハッタンを凌ぐ勢いで洗練された街へと変わり続けていてます。
訪れる度、新たな表情を見せてくれるのが楽しみな街です。





ここが気になる!スタッフのタイルワンポイント

今回も遊び心溢れる内装デザインや、ブルックリンらしい洒落たインテリアが見られました。
特にスタッフが面白い!と思ったのは、やはりEGG SHOPのタイルアクセントの使い方!

ちょっとした事なんですけど、お店のコンセプトを見事に体現した非常にユニークな使い方ですよね。

タイルのアクセントは個性の見せ所!白の正方形が敷かれたテーブルタイルも、たとえば2色を組み合わせてみるなど色々なデザインが考えられます。
皆様もぜひ色んなタイルを見ながら、オリジナリティに溢れた使い方を見つけてくださいね(^^)



この内装イメージにピッタリのタイルはこちら

★ホワイトシリーズ


アクセントで魅せるにはベースタイルが何より重要。23角モザイクから97角まで取り揃えた「白」のシリーズをぜひご検討ください(^^)
☆アクセントにおすすめのタイル
【23角】
グランツ
ニューヨーク-25(黒)
【47角】
クリスタ
【97角】
組絵(平)
クラフティ

※グランツ、ニューヨーク-25はシート販売です。アクセントとしてご使用の場合は納品後にシートから剥がしてお使い下さい。
※シリーズ毎に厚み等が若干異なるため、施工の際に調整が必要です



====お店情報====
12 CHAIRS CAFE
– – – – – – – – – – – – – –
342 Wythe Ave New York, NY 11249
(Williamsburg – South Side)




EGG SHOP
– – – – – – – – – – – – – –
138 N 8th St Brooklyn, NY 11249
(Williamsburg – North Side)



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ニューヨークだより 第35回:LE LABO &  EGG SHOP

取材:2018年2月   写真/記事:新居潤子

マンハッタン・ノリータ地区にあるフレグランスブランドLE LABO(ルラボ)
そして、卵がコンセプトのレストランEGG SHOP (エッグ・ショップ)をご紹介します。



場所は、マンハッタンの街中に居ながら、静かでローカルの人々に愛される隠れたトレンド発信基地ノリータ地区

ノリータとはNorth of Little Italyの略で名前の通り、リトルイタリーの北側に位置するエリアです。

すぐ西隣りのソーホー地区では、有名高級ブランドが立ち並び華やかな観光スポットとなっているのとは対照的に、ノリータは小さなブティックや個性的なカフェが並び、趣あるこじんまりした雰囲気が魅力です。







ノリータの中心地であるエリザベス・ストリート沿いを歩きながら、お洒落な壁紙やタイル使いのお店を発見するのも楽しみの1つです 。






ゼブラ柄のウォールペーパーと
ミニヘキサゴンタイルが可愛いジュエリーショップ。







昔懐かしいクラシックスタイルの散髪屋さんの
床に使われている異形モザイクタイル。




個性的なお店が並ぶノリータの中でもタイル使いで際立つのが、NY発の高級フレグナンスブランドLE LABO

11年前にオープンしたこの店舗が、現在日本を含め世界23ヶ国に進出するグローバルブランドに成長したLE LABOの第1号店になります。




週末になるとお客さんで一杯になる店内。

店頭で香りを選んだ後に目の前で香料、アルコール、水を合わせて最終調合を行うので、最もフレッシュな状態で利用者の手に渡るというのがLE LABOの人気の秘密。





そんなイノベーティブな販売方法に、インダストリアルな内装とタイル使いがとてもマッチしている様に見えます。







ヴィンテージ風に仕上げられたサブウェイタイルが無骨に剥がれたまま放置されている演出は
なかなか真似できるものではなく、思い切りの良さに圧倒されます。



エンボス柄の壁にヴィンテージ感溢れる家具がアクセントとして使われているのもが、お洒落でカッコ良い!









昨年11月には、1号店の隣に、LE LABO世界初となるボディー・ヘアー・ハンド専門店がオープン。







1号店と同じインダストリアルをコンセプトとした内装。



こちらは床にも同様のテクニックが施されていたり、ウォールペーパーが剥がされたままの壁が独特の空間を作り出しています。







このノリータ地区は、ユニークで美味しいカフェ・レストランが多くローカルの人々が週末ブランチしにくるエリアとしても人気。
ノリータを代表するブランチスポットの1つが、こちらのEGG SHOP

アメリカで卵料理と言えば、オムレツやスクランブルエッグなど朝食のイメージが強いのですが、EGG SHOPは営業時間の朝8時〜夜10時まで常に卵料理をメインとしていて、特に週末の朝から昼にかけてのブランチタイムが人気で2時間以上待たされることも良くあるのだとか。

冬の間、店の入り口には寒さ避けのカバーが設置されるため分かりづらいのですが、外壁にはロマンチックな模様のデザインタイルが使われています。



店内は明るく開放的な雰囲気で、ニューヨークというよりもお洒落なカリフォルニアのカフェを訪れたかのような雰囲気。



壁やカウンターにはスタンダートなホワイトのサブウェイタイルに白目地で、すっきりと清潔感あふれる空間。

フレームや雑貨に使われているミントグリーンのアクセントカラーが映えます。



壁のサブウェイタイルはバスケットのような施工がされています。





卵&チーズサンドウィッチを、3種類の卵料理、4種類のチーズ、6種類のパンなどからカスタムできるのが人気メニュー。



今回はスクランブルエッグとグリュイエールチーズ、パンは人気のバターミルクビスケットを選び、トッピングにアボカドを追加しました。

卵専門店だけに、バターミルクビスケットに挟まったスクランブルエッグが特別美味しい!
週末ブランチ2時間まちの理由が良く分かります。



観光客で溢れかえるマンハッタンの雑踏を抜けて、ローカルの人たちに混じってノリータ地区を探索するなんて、お洒落で贅沢なニューヨークでの時間の過ごし方ですね!





ここが気になる!スタッフのタイルワンポイント

タイルは整然と貼ってこそ美しい・・・そんな概念を根本から覆すような、大胆な内装イメージを実現してみせたLE LABO。朽ちたような演出は、開店からまだ11年にも関わらず何百年という歴史を感じさせる不思議な魅力に溢れ、フレグランスという歴史ある商材のイメージをゆるぎないものにしています。そのセンスと勇気には脱帽ですね。

またEGG SHOPでバスケットのように貼られたサブウェイタイル。その名もまさしく「バスケット貼り」といいますが、元々は屋外の床にレンガを敷くときなどによく使われるデザインのようです。ここでは斜めに張られていますが、単純に縦・縦・横・横でも可愛いですね。
おそらくヘリンボーンよりは圧倒的に貼りやすいこのデザイン。ぜひ皆様も参考になさってくださいね(^^)



この内装イメージにピッタリのタイルはこちら

★サブウェイ/SUW-150
サブウェイ/SUW-150

安価で使いやすいスタンダードタイル。飲食店におススメです!ヘリンボーンやバスケットなど様々な施工方法を楽しめます。



====お店情報====
LE LABO
– – – – – – – – – – – – – –
New York, NY 10012 (b/t Houston St & Prince St, Nolita)




EGG SHOP
– – – – – – – – – – – – – –
151 Elizabeth St, New York, NY 10012
b/t Kenmare St & Broome St, Little Italy, Nolita



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