ニューヨークだより 第41回:The Williamsburg Hotel

取材:2018年6月   写真/記事:新居潤子

ブルックリン・ウィリアムズバーグ地区の最新トレンドスポット
The Williamsburg Hotel(ザ・ウィリアムズバーグホテル)をご紹介します。



ウィリアムズバーグ地区のウォーターフロントの位置し
かつては、人通りの殆ど無い通りだったWythe Avenue(ワイスアベニュー)

そんな静かなWythe Avenueに、工場跡を再利用し突如ハイセンスな高級ホテルWythe Hotel(ワイスホテル)がオープンしたのが今から6年前。

ニューヨークだより第9回目でご紹介した、フロアタイルが美しいレストランRaynard(レイナード)があるホテルでもあります。

このWythe Hotelの成功をきっかけに、Wythe Avenueはローカルの人から観光客まで多くの人々が訪れるトレンドスポットへと様変わりし、現在もホテルやレジデンスの建設ラッシュとなっています。











今回ご紹介するホテルは、このWythe Hotelのお隣に昨年グランドオープンしたThe Williamsburg Hotel(ザ・ウィリアムズバーグホテル)





未だホテルの一部は建設中で、ルーフトップに見えるウォータータワーは、バーになる予定なのだとか!


1階の入り口を入ってすぐの階段から見下ろすバーラウンジ&レストランフロア。

ビンテージレンガの壁に囲まれた上品且つ居心地の良い空間の中に、アーティストたちによる遊び心あるインテリアが目を引きます。








バーカウンターのフロントパメルの素材は額縁


マルチカラーの糸で作られたシェードの様な装飾





存在感あるレンガのアーチの向こう側がダイニングエリアです。




フロアからテーブルトップにまでタイルが使われています


円状を描くフロアタイル




扇型の波が重なりあうデザインのテーブルトップ





ホテル内のビジター用お手洗いもチェックしてみましょう。

インダストリアルな雰囲気のウッドパネルや扉とは対照的に、高級感ある石材のヘキサゴンタイルがフロアから壁に使われています。とてもユニークなコンビネーションですよね!





このホテルの見所は、客室にも沢山詰まっています。
全5タイプの客室全てに床から天井まである窓が使われており、ブルックリン、そしてイーストリバー越しに見えるマンハッタンが眺められます。


(Image: https://www.thewilliamsburghotel.com)

オーク材のフロアやビスポークの家具など、洗練された中にも温もり溢れるインテリアで纏められています。


(Image: https://www.thewilliamsburghotel.com)

近年のNYホテルの傾向として、ペット・フレンドリーな場所が増えており、こちらのホテルもペット連れで宿泊ができます。


(Image: https://www.thewilliamsburghotel.com)

こんなアットホームな雰囲気が、旅行客のみならずローカルの人々も宿泊のため利用する人気の秘密です。


(Image: https://www.thewilliamsburghotel.com)

バスルームの壁面には鮮やかなターコイズカラーのタイルが使われ、ゴールドのブラスが良く映えます。


(Image: https://www.thewilliamsburghotel.com)

フロアに使われているマーブルタイルの個性的なパターンは最近注目のトレンド柄です。


(Image: https://www.thewilliamsburghotel.com)





先ほどもご紹介したバーラウンジ&レストランでは、金土日の週末の午後限定でアフタヌーン・ティーが楽しめます。



8種類の中から好みのティーをピックアップすると、オーストラリア発紅茶ブランドT2のティーポット&カップのセットで紅茶がサーブされます。



スタンドにのせられて、ブルックリンスタイルのアフタヌーン・ティーが出てきました。
(写真は2名分。2名分からスタンドで出されます。)

ケーキからサンドウィッチまで全て、ブルックリンにあるベーカリーで作られたブルックリン・メイドの拘りアフタヌーン・ティーです。











以前の工業地帯だった雰囲気を残しつつ、日々新しいお店やスポットが生まれ洗練されて行くウィリアムズバーグ。
ザ・ウィリアムズバーグホテルは、そんな新旧が共存するウィリアムズバーグの今を体感できる特別な場所です。





ここが気になる!スタッフのタイルワンポイント

オシャレな街として今大注目のウィリアムズバーグ。タイルパークのスタッフも一度訪れたことがありますが、静かでとても心安らぐ街並みが印象的でした。赤レンガの建物が並ぶストリートは、映画で見たイメージそのもので感動します。

日本に比べて開放感のある建物が多いと感じるのは、やはり天井がとても高いからでしょうか。広い面積に敷き詰められた赤レンガは空間をほんのりと紅潮させたような、そんな温かみを感じさせます。

ウッドパネルと六角形の組み合わせはなかなか斬新ですね。ヘキサゴンタイルは一面に貼るだけでなく、動きをだすのにもピッタリ。空間の上下の色味のバランスを逆転させ、ダイナミックな表情を見せています。



この内装イメージにピッタリのタイルはこちら

★上海レンガ / SRR

古いレンガをスライス。男前なインテリアが実現できるとして、内装で使用するお店や住宅が増えています。


★ロッカ-BB / ROBB-1

ハンドペイントでラフな模様を施したヘキサゴンタイル。床・壁どちらにも使用でき、The Williamsburg Hotelのように動きのある施工も可能です。




====お店情報====
The Williamsburg Hotel
Brooklyn, NY 11249
Williamsburg – North Side

– – – – – – – – – – – – – –
Wythe Hotel
80 Wythe Ave
New York, NY 11211



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