やわらかタイル(試作)

こんにちは、冨田です。

週末に、実家の畑の梅の収穫をしてきました。
我が家はほったらかし畑なんですが、今年は元気いっぱい、木が重たそうなほどなってくれておりました。
なかなかな労働でしたが、柔らかい黄緑とさわやかな香りでなんだか不思議と心地よく癒された時間でした。
今年の夏も梅の力を借りて乗り越えようと思います!

さて、本日のご紹介は試作中のノートから。
イタリア行きのメンバーに一応足をかけているものです。

with 連れ帰った梅

手描きのタイルの派生で生まれたものです。(名前はまだない。)
土の白さとやわらかな印象を活かしたくてつくってみました。

原案としてのイメージは、ベースの素地の印象から『雲』をテーマにしています。絵付けは雲にまつわる、、ということから、天気系のイメージで描いています。
ただ、白さを損ないたくなかったので、無機的に、でもやわらかく、抽象的にというようにしてみました。
自分は結構頭が固いので、基本的に連想ゲームのような感覚でつなげてつなげて頭の中をファンシーにしてつくっています。

この装飾はいっちんという技法で、化粧土をマヨネーズくらいの堅さにして、それを袋から絞りだして描いています。本当はちゃんとした道具もあるんですが、意外とこれでも全然大丈夫。お菓子作りも同じようなことしますしね、

タイルとしての使い方はやはり、アクセントとしてベーシックなタイルの中に点在させるイメージでしょうか。
未熟者故、タイルの壮大さがまだまだつかめなくて、つくっているときは、楽しさとタイルの可能性を潰していないかという不安の間を右往左往しています。もう少し大きな見え方ができるようになるといいな、、

日々悩みつつ、楽しみつつ、試作をしております。
ご意見、ご感想ありましたらぜひ、お聞かせください。