アップサイクル インテリアパネル

陰翳生産時の端材

今日は最近取り組んでいるインテリアパネルをご紹介します。
テーマはアップサイクルです。
いろんな端材を使いデザインパネルを作ることを考えています。まずは、今年グッドデザイン賞をいただいた陰影を生産するときに出る端材です。通常はもう一度原料に戻すのですが、原料に戻すより価値が上がれば、素材も生き返ると思い取り組んでいます。
写真のような端材を丁寧に揃え、釉薬をかけて色をつけます。そして厚みやサイズなどを揃え、準備したパネルに入れ込みます。写真は枠に中に入れた状態です。

陰影の端材を使ったインテリアパネル

少し隙間の大きいところが出るので、次回からは細かい調整用の部材を準備しようと考えています。
周りを黒のステインで仕上げ、下の部分にフックをつければ、完成です。

次は、残った原料を練り直して、タタラを作り直し、枝状にカットしたものを使うタイプです。この場合あらかじめ枠の大きさを考えて作りますので、思ったようなデザインができます。
仕上がりで少し気に入らないのは、整然としているところです。ここには工夫がいるような気がします。トライアンドエラーで完成度の高いものに仕上げていきたいと思います。

タタラをカットした後の状態
タタラから作ったインテリアボード
縦に並べても面白い

「廃棄する」をなくし、新たな価値に仕上げるアップサイクル。
当社ではエシカルチームを作り、いろんな展開を考えています。
何かアドバイスがありましたら是非お聞かせください。
メーカーならではの楽しみ、積極的に進めていきたいと考えています。