T2の吉野です。 弊社もSDGs 「持続可能な世界」 の目標に向け、 商品開発にこの考え方を取り入れていこうと色々試案しています。 その中のひとつが『テラゾー』です。『テラゾー』とは、簡単に言えば人造大理石。左官の技術です。石などの骨材をセメントに混ぜ込んで硬化後に表面を磨き上げたものですね。弊社の製造ラインでどうしても出てしまう廃棄タイルや釉薬の残留物。これらを骨材として使ってテストしてみました。
廃棄タイルとレンガの端材は細かく粉砕して使用。釉薬は乾燥させたものを細かく粉砕後に少し低い温度で焼成することで、まるで本物の砂利のようになります。
下記が実際にテラゾーに加工したものです(骨材として普通の砂利も加えています)写真だと少しわかりずらいですが、業社さんに鏡面磨きして戴いたものは凄くスベスベしています。荒磨きは私が加工したもの。洗い出し風加工も業者さんに磨いて戴いたものです。
このように色々試しています。商品化するときはタイルのようにユニット化?になるのでしょうか。それとも材料として提供する形になるのでしょうか。釉薬の残留物を焼成したものをテラゾーの骨材や、お庭に使う砂利の代わりとして販売するのも悪くないかもしれません。『コスト』と『商品としての魅力』のバランスの問題ですね。まだまだテストと話し合いが必要です。