タイルの発注数に関してお問い合わせを頂く際、「少し余るくらいの数量を購入してください」と私たちはおススメしています。
それは何故か。じつは、タイル工事でとくに厄介なのは施工し始めてからタイルが不足してしまうことなんです。
タイルの追加発注がおこると、余計な発送費の発生だけでなく、職人さんの手配のための多大なコストがかかる可能性があります。
タイルの施工には2~3日はかかるのでその日数で職人さんの手配をしていても、もし途中で足りなくなってしまうと、そこから追加発注→タイルパークからの発送→到着待ちと、1~2日は職人さんが待機状態に陥ってしまう危険があるんです。
では、ちゃんと平米数を計算して発注したのにどうして足りなくなるのか。それはずばり、ロスをちゃんと考慮しているかどうかなのです。
たとえば、上の図のような1平米の場所にサブウェイのSUW-150を貼る事になったとします。
製品情報を見ると、「必要枚数 86枚/平米」とあります。
では、実際にこの1平米の上にSUW-150を86枚並べて見ましょう。
いやいや、足りてないじゃない!
と思った方も多いのではないでしょうか。実は、普段はタイルを扱わない人がついつい見落としてしまいがちなことがあるんです。こちらをご覧下さい↓
そう、タイルを施工するとたいていこのようなカットが必要な部分が出てくるんですね。
ここがいわゆる「ロス」の部分。じつは、1平米あたりの必要枚数というのは1平米÷タイル(またはシート)+目地幅の面積を計算したもの。つまりこのカットした分も入れた数量になっているんです。
当然ながら、この図の足りていない場所にカットした残り部分を使うことはできません。タイルのカットが発生すると、ほとんどの場合残った部分はロスとして捨ててしまわなければいけないんですね。
じゃあ、どうしてこのはみ出してる分も見越した必要枚数を掲示しないのか!これは、
現場によって施工場所の形が全然違うためなんです。
では、同じ1平米でもこのような形をしていたらどうでしょうか↓
あるいは、2箇所に分かれているかもしれません↓
もしかしたら、こんな形かも!!↓
施工する場所の形が変わっても、タイルの形を変えることはできません。どのくらいロスが出るのかは、施工する場所によって全然違ってくるんですね。
モザイクタイルだとロスした分を別の場所に貼るなどある程度対処は出来るものの、どこまで工夫してくれるかは職人さんの性格(と引渡しまでの残り時間)にもよってきます。
またカットがうまく行かなかった場合なんかもあるかもしれないので、普段タイル施工をしない内装業者さんだと、タイル職人よりもロスは多くなるかもしれませんね。
普通のタイル販売会社だと、たいていは平米単位や箱単位での購入となるためタイルを余らせるのは容易です。
ただし、使わないのにやたらと余ってしまうのは後の処理も大変ですし無駄な金額がかかっている気もしてなんだかもやもや・・・。
タイルパークの場合は逆に、お客様が本当に必要な数だけを購入いただく事が出来ますので、できればご注文前に施工会社や職人さんに相談して頂き、ロスをどのくらい見越しておけばいいかを確認してから発注数量を決定することをおススメいたします。
※タイルパークではお客様とのトラブル防止のため、
図面からの数量計算は一切お受けすることができません。
必ず発注前にお客様にて数量を算出いただきますようお願い致します。
タイル通販「タイルパーク」
http://tile-park.com