サブウェイタイルの施工例集35
ニュースレター vol.46
メトロタイル
サブウェイタイルの施工例集34
CERSAIE(最終日)
あっという間に最終日を迎えることとなりました。今まで行けなかった離れたブースを回り自社の商品に近いものの価格やトレンドを調査してきました。気になるサイズはサブゥェーと同じ150×75mmと25mm、50mm、100mmあたりです。ゆっくり見るとすごい商品が多くあります。100%手造りで3㎡から受注。生産は注文後なので出荷までに最低40日程度という商品がありました。実にかっこよくものすごい種類の色と形状を持っているので値段を確認すると日本に仕入れて設計上代を設定すると4~5万円程度となりさすがに取り扱える商品ではないなと思いました。また同じように手作りでメタリック調に仕上げた150×75mmも気になる商品でした。
しかしとても価格的に対応できる商品ではなく見るだけにとどめておきました。さて、自社に戻るとイタリアのお客様から手厳しい指摘がありました。ヨーロッパに売りに来るならヨーロッパ向けの商品を当てて来い。今年流行のプリントでスペインと戦える価格が必要だとのことでした。スタッフの一人は大変感心し、私にお客様の声を伝えてくれました。最初に紹介した手作りの会社はスタイルを変えず長年同じものを作り続け大変広い商品構成と少量で対応できる生産システムを作り上げたのです。しかしトレンドには全く対応していません。一方で当社は日本製ブランドにもたれ完全な手作り商品よりは安いが中国スペインと比べると高い。最新技術は取り入れてないが何か見たことのないような商品がある。こんな位置付です。来年までにポジションをもう少しはっきりさせて商品を整えたいと思っています。しかし自分の考えではイタリアのお客様の提言である他社がやっている商品をそのまま自社に取り入れて商品を作ることだけはやめようとしています。なぜなら価格、販売拠点等のインフラ等後追いではまったく対応できないものが多いからです。あくまで自社のポジションをはっきりさせたうえで体系を整理していく手法で行きたいと思います。
長々と書きましたがいよいよCERSAIEの最終の時間を迎えることとなりました。
スタッフ一同お互いの健闘をたたえ乾杯をし最後の時間を迎えることができました。
CERSAIE(4日目)
4日目ともなると少し慣れてきて少し他のブースも視察に回ることができるようになりました。チェルサイエの特徴は毎年同じ場所に同じ会社が出ていることです。そのため一見変化がわかりにくく同じものが出ているように思います。しかし少しずつ変化しています。展示物を見ながら感じたことはテクノロジーの戦いから組み合わせの戦いへ変化したことです。今までのように木目が流行ったりコンクリート調ばかりだったり、超大型化タイルの出現や20mm圧の床タイルの出現など一斉に各社が同じものを出す傾向がありましたが今回は大型タイルに模様をプリントした小型タイル(150mm角程度)の組み合わせが多かったように感じました。これもプリント技術が進み小さなものにプリントが簡単にできるようになったのかっもしれません。
ニュースレター vol.45
CERSAIE(チェルサイエ)3日目
お客様のピークは1,2日目のようです。1日目はなじみのお客様が訪問する日のようです。TNは初めてなのでお客様は少なかったようです。2日目は新しい商品を探す日。TNのブースはにぎわいました。3日目、バイヤーから地元の建築家等にお客様の層が移ったようです。1,2日目で打ち合わせを行ったお客様と再確認の日でもありました。さてあと二日、どんな人が訪問していただけますか。
3日目は少し時間があったので他社のブースを少し訪問しました。まだまだ続くヘキサゴン(6角形)ブーム
意外に新鮮なレンガ調
ところで昨夜は大変おいしいイタリア料理をいただくことができました。
海外担当のジェームス君がイタリア料理に飽き、カップヌードルが食べたいと力説していましたが、通訳の風子ちゃんが却下。ホテルに近い住宅街のレストランへ訪れたところ大変goodだったのです。URLを紹介しますのでボローニアへ行ったら一度訪れてみてください。
通訳の風子ちゃんもごきげんです。
CERSAIE(チェルサイエ)2日目
今日は昨日と違い多くのお客様とお話をすることができました。
インド、アメリカ、ロシア、イタリア、フランス、スペイン、そして多かったのはアジア勢のシンガポール、香港、台湾、韓国です。
アジアのお客様
アメリカのお客様
今回出展して気が付いたことは、商品によって国々の嗜好が異なることです。全体的に見ると日本のタイルは世界のタイルの中で異質なものです。そもそも作り方が世界と異なります。世界標準は短時間焼成(ローターハースキルン)ですが日本は長時間焼成(トンネルキルン)です。20倍もの時間をかけてゆっくり焼き上げる日本の商品は釉薬の変化や面白さを現すことができます。今回はそこを生かして商品提案をしています。また形も世界標準とは異なります。世界は大型化しているのに対し日本は小型のタイルが主流です。そうです日本は外装に走っているうちに世界に取り残されガラパゴス化したのです。そして価格はとても高いです。これらの条件を合わせたタイルは売れる地域が限られますがツボにはまると評価を得ることができます。特に今回当社が出展した中ではアメリカとアジアに人気があったようです。価格が高く苦戦は予想されますが、少しでもTNの名前を世界に広めることができたらとできるだけ多くの客様と話をしました。