早いもので展示会も3日が過ぎました。既存のお客様との商談も進み、少しづつ新規のお客様とも商談が出来ています。
写真はロシアのお客様との商談風景です。お客様の知り合いで、以前にスペインで一緒に食事をしたことがあり、今回は当社の商品を初めてみて、大変気に入って頂いたようです。
その他いろんな珍しい地域のお客様と話すことができ、少しでも世界が広がることを期待しています。
いよいよ本番が始まりました。期待に胸を膨らませ、いざ会場へ。
入り口は大変な混雑です。目的の商品を手に入れるために、バイヤーの熱気は最高潮です。
一般来場者の会場直後
今年で5回目となるTNコーポレーションはいつも通りゆっくりとした立ちあがりです。
しかし今までと少し違った点があります。
それは・・・
とうとうチェルサイエへの日本企業の出展は当社1社になってしまった事です。お客様からは、「日本のタイルメーカーを初めて見た」とのコメントもよく聞きます。価格が高く小さいサイズのタイルは今の時流からは外れ、ガラパゴス化したような商品群です。商談の件数自体が少ないので、限られたチャンスを生かさなければなりません。それともう一点、当社のコピー品が出回るようになったのも悔しいような有難いような。睡蓮のコピー品は2社から出展されていました。左のほうにかすかに見えます。
気がつけばすでに2日が経過し、既存の取引先との打ち合わせも完了しました。あとは新規顧客を如何に見つけることができるか。残された時間を無駄にしないようにがんばります。
イタリアでの生活もはや6日が過ぎました。イタリアに来るときはいつもスリが多いことが話題になります。そしていろんな人の経験談を活かそうと話すのですが、いざとなると実行していないのが現実です。
そしてその現実が身近なものになって来ました。
今回通訳をお願いした玉川さん。初日の昼食をとるためレストランに出かけたところ、なんと朝バスに乗る前まであった財布がありません。いろんなところを探しましたが、とうとう出て来ませんでした。無一文になった玉川さんの落胆はいうに及びません。キャッシュ、カード、免許証etc、全て取られたようです。幸運なことにパスポートだけは残っていました。なんとか最悪の事態だけは免れた様です。彼女は荷物を背中に背負い、混み合うバスの中で倒れないように必死で手すりにつかまっていたようです。
「リュックは前に」の基本を忘れて。
そして昨日の帰り、会場からのバスは大混雑。私は約束の時間もあり、混み合うバスの入り口からなんとか無理やり乗り込みました。するとその背後に二人のイタリア人が・・・。バスの内部に対して前向き、後ろから乗り込もうとした人には背中を向ける状態でなんとか乗り込むために内部へ進むのに力を集中していたところ、背後に嫌な感触。ズボンのポケットに財布を入れている私のお尻の辺りが何者かにさわられています。気のせいかと思い、まずはカバンを抱きかかえました。しかしどうしても背後が気になります。そしてやがてバスは扉を閉めて出発する時が来ました。なんども手でポケットの財布を確認しながら扉が閉まる瞬間をまちます。その時正面にいたJAMES君が、私のことを手招きして隣に来る様に誘いました。その直後、JAMES君と私の間にいた男と背後にいた男はバスから降りて扉は閉まりました。閉まったドアからその男を見ると違う男を指差し「俺じゃないぞ、こいつだ」そんなジェスチャーをしました。一瞬「やられたっ」そう思い財布を確認したところ間違いなくズボンの中に残っています。そして混み合うバスの中で中身を確認したところ、何も取られていませんでした。
現金とカードは分割して別の財布をアパートにおいて来たとはいうものの、もし取られていたら免許証や保険書、複数のクレジットカード、銀行のキャッシュカードなどがなくなるところでした。今回はかろうじて災難を免れたものの、まだまだ脇の甘い自分に反省しています。今日からは、取られる前提で最悪に備える様にします。
①現金とクレジットカード1枚以外は持ち歩かない
②もちろん財布は分けて保管
③混み合ったバスに乗り込むときは怪しい奴に注意し、背中を向けない様に乗車する
この3点を忠実に守るようにします。
会場の方も最終仕上げが終わり、余った時間でイタリア一美しい街と言われるDOZZAに出かけました。ボローニアから電車で15分。その後シャトルバスに乗り、中世の要塞とアートの街へ。
メインの要塞はハリーポッターのイメージ
各家にはアートが施されています
そして一番うれしかったのは、エノティカでのワインの飲み比べ。エノティカは要塞の地下にありました。
地元エミリアロマーニャのワインにこだわった品揃えと、飲み比べできる仕組みがたまりません。量とぶどうの種類を選びます。
赤8種類、白8種類から
ワインをあまり知らなかったJAMES君も、香りの違いや酸味、甘味、舌触りなどが体験でき、にわかワイン通になったようです。
いよいよ明日から本番です。そろそろ気持ちの切り替えが必要になってきました。
会場の確認が予定より早く終わったので以前から見学したかったヴェネチアのムラーノ島とブラーノ島へ行って来ました。
まずは、ボローニアの駅からヴェネチア・サンタルチアまで電車にのります。予約もなく駅に着くと、特急電車はすでにチケットが完売で、仕方なくローカル電車で2時間かけてヴェネチアに向かいます。
ヴェネチアに到着するとムラーノ島への切符を購入。不慣れなため色々聞きながらなんとか乗り場に並ぶことができました。
船に乗ること15分、ムラーノ島に到着です。
船着き場の正面にあるガラス工房
ムラーノ島はガラス工芸が有名で、街中がガラスショップです。運河を挟んで軒を並べるお店を一軒ずつ見学。少しすると皆同じように見えて来て、多くの店をスルーし、ブラーノ島へ。
船を待つこと約1時間。やっとブラーノ島へ到着。ここは思ったより街が綺麗でいろんな店があり、感激です。
人工的とはいいながら、イタリア人のセンスと思い切りに感動。
簡単に済ます予定が結構時間がかかってしまい、しかも帰りの船を間違えて、ヴェネチア本島に戻ったのは、すでに5時過ぎ。6時20分の電車を予約し、足早にサンマルコ広場を目指します。以前来たことがあったのでJAMES君に案内をしようとしたところ、サンマルコ広場が地図に出ていません。もう一度ゆっくり島の全体地図を見たところ、なんと駅とサンマルコ広場はかなり離れているではありませんか。とても電車の時間までに見てくることができず、本来のベネチアは今回はスルー。でもブラーノ島へ行けたのは、とてもうれしかったです。
忙しい日帰り視察もいよいよ帰路に。ボローニア到着は8時。
お疲れ様でした。
今年もいよいよCERSAIEの時期が来ました。早いもので今年で5回目の出展になります。不慣れだった今までと違い、今年は順調に荷物もブースに到着し、会場確認の時点で、80%は出来上がっていました。
今年も去年と同じアパートを借りることができ、いよいよイタリア生活の始まりです。
アパートの玄関
二階へ上がる階段
なんとここは歴史的建造物PLAZZO BENTIVOGLIOです。時々玄関の前に観光客が来ています。彼らは、その中で生活している我々を見て、とても不思議そうです。
私の寝室
JAMES君の生活
経費節約のため、毎晩自炊をします。
スタートまで少し時間があるので、イタリアの文化探索が出来そうです。
先週の金曜日に日本を出発しシアトルに着ています。今回はLUNADA BAY TILEの社長とアラスカへサーモン釣りに行くために、とりあえずシアトルに滞在し、時差を直してからアラスカを訪問する予定です。
シアトルの空港につくと社長の家のあるベインブリッジに向かいます。
フェリーに乗ること1時間、シアトルから少し離れた小島、ベインブリッジに到着。社長の家はフェリー埠頭から10分の海岸に面した素敵なところにありました。
食事は庭から海を眺めながら、奥様の手料理
向こうに見えるのはシアトル
次の日は社長のボートでセーリング。
私も少し運転させていただきました。
I am saling.
口ずさんでしまいます。
愛犬のAIも一緒です。
アメリカのタイルビジネスはチャンスがあるようです。
日本もあやかりたいです。
今週からタイの視察とマレーシアの視察に出ています。今日はタイのタイルについて報告します。
タイにはあまりショールームがなく、市場の状況はよくわかりませんでしたが、とりあえず1件の建材店を訪ねてみました。
ここはタイルだけでは無く、いろんな建材が置いてあります。
しかしやはりタイルがおもしろいです。タイはタイルの生産国で、特にハンドメイドタイルが気になります。少しご紹介します。
すごく結晶の綺麗なタイルです。陶芸家の作品のような大きな結晶は、日本のタイルメーカーの生産設備では焼成時間と釉薬を塗布する工程が違い、作ることができません。
これは少し珍しい形状のタイル。
その後クリスタル・デザイン・センター(CDC)へ行きましたが、残念ながらタイルのショールームは改装中で見ることができませんでした。しかしいいネタを見つけました。KOHLERの洗面に使用されている色と模様です。
乳白タイプにレリーフを施したものでとても綺麗です。
最後にセメントタイル形の使用例です。
これはタイルパークでは磁器タイプJKC-3と同じです。
宿泊したホテルがリニューアルされ、使用してありました。
いろんなタイルを見ることができ、大変参考になりました。
アトランタに続き、ニューヨークもショールームを視察して来ました。
感動だったのは、アメリカのトップブランドWALKER ZANGERのショールームのメインスペースに平置きしてある睡蓮のパネルです。一番いい場所に手にとって見える様に置いてありました。
WALKER ZANGERニューヨークショールーム入り口
平置きされる3枚のパネル
このうち2点はアメリカ向け特注
真ん中はロングヘキサゴンの特注色と奥は別形状(240X90)
ニューヨークブログ担当の新居さんも感動。
その他4軒ほどのショールームを見て回りました。さすがはニューヨークだけあり、センスのいいショールームが多いです。