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毎日をもっと楽しくするキッチン

新築・リフォーム・リノベーション。住む家を新しくするとき、気になるのがやっぱりキッチンですよね。

毎日の食事を作る、ひいては日々の生活の糧を生み出す場所・キッチン。
「男子厨房に入らず」という言葉ははるか昔、最近ではキッチンに立つ男性も増え、夫婦でアイデアを持ち寄って選ぶことも多いでしょう。

毎日立つ場所だからこそ、心が躍るような素敵なデザインにしたい。
今回は、これからキッチンづくりをする方の参考になるような、お客様からの素敵な施工例をご紹介します。



木調が白の空間に映える木漏れ日のキッチン

窓から差し込む日差しがとても明るいキッチンです。作り付けの収納や床、キッチン前面の木調が、白い空間のなかでとても映えますね。壁には部分的にサブウェイタイルを貼り、黒の目地でカジュアルに仕上げてあります。肩ひじ張らない生活空間で、とても居心地がよさそうです。

使用しているタイル:

サブウェイ / SUW-150

参考㎡価格(税込/送料別) : 5,201円
写真協力:有限会社ナビデザイン


厨房に立つ人だけが見られる眺め

こちらは同じキッチンでも調理場側にタイルを使用しています。リビングダイニングにいる人からはタイルは見えません。お料理をしている人だけが見られる、タイルとその向こうの景色。しっとりとした穏やかな色のガラスタイルと一緒に見える、家族だんらんの風景は一体どんなものでしょうね。

使用しているタイル:

アガット-ブリック / AGT-BK-Verona

参考㎡価格(税込/送料別) : 32,180円
写真協力:ジョイフルホーム


個性を忘れない海外の住宅キッチン

こちらは台湾の一般住宅でのキッチン事例です。日本のキッチンではあまり使われない、立体的なタイルを使用していますね。見切り部分も残してわざとタイルの厚みを見せるような使い方で、メリハリがきいてとてもユニークに仕上がっています。見切りをどうしても隠したくなる日本人の性格から考えると抵抗があるかもしれませんが、やっぱり海外の方はいい意味で大らかです。

使用しているタイル:

ペルラ-クレスト / CRE-3

参考㎡価格(税込/送料別) : 14,040円


DIYerのあなどれない力量に感服!

収納扉と同じ赤色のタイルで統一させた、ちょっとキッチュな個性あふれるキッチン。なんとこちら、住んでいる方がご自身でDIYしながらプチリフォームしたキッチンなのだそう!マリメッコの柄が貼られた手前の小さい収納棚もおそらく手作りでしょうか。とても大胆で、住む人の「好き!」が詰まった空間になっています。
タイル施工の技術を持つ人が以前よりも少なくなっていると危惧される昨今、施工道具がインターネットで気軽に購入できるようになったこともあり、DIY愛好家の方たちの進化は目を見張るものがありますね。

使用しているタイル:

サブウェイ / 07-EK1

参考㎡価格(税込/送料別) : 7,430円



今回はハイエンドな印象よりも、実際に日々の生活を営む空間を意識した堅実なイメージの写真をチョイスしてみました。
タイルパークはインターネットを通じて、様々なタイプのお客様に幅広くタイルを提供できるようつとめています。ぜひ自分自身の日々の暮らしをイメージしながら、ピッタリのタイルを探してみてくださいね。



タイル通販「タイルパーク」
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ニューヨークだより 第30回:Cafe Lalo

取材:2017年10月  写真/記事:新居潤子   

古いフランス映画の世界をそのまま再現した様なチャーミングなカフェ、Cafe Lalo(カフェ・ラロ)をご紹介します。



場所はセントラルパークの西側に位置するアッパー・ウエスト・サイド
セントラルパーク沿いのウエスト72丁目にはジョン・レノンが住んでいたダコタ・ハウスがあり、その正面に広がるセントラルパークは10月末から11月初旬まで紅葉が見頃です。





ダコタ・ハウスのあるウエスト72丁目からセントラルパークに入ってすぐの所には、ジョン・レノンの記念碑”ストロベリー・フィールズ”があります。
ビートルズの代表曲IMAGINEの文字が白黒のモザイクストーンで描かれています。

現在も多くの人々がこの記念碑を訪れ、花や色づいた落ち葉を手向けています。



マンハッタンに居ながら自然に囲まれ、とても恵まれた環境のアッパー・ウエスト・サイドで、地元の人に長く愛されている老舗カフェがCafe Lalo。

床から天井まで全面のフランス窓の外観にはタイルアートも使われています。



オープン直後の朝9時に訪れた店内は太陽光が差し込み眩しいほどです。




Cafe Laloのアイコンとなって居るのが、パリのポスター画家レオネット・カピエロの作品。
カピエロの作品がペイントされたタイルが壁に飾られ、カピエロが活躍した19世紀末から20世紀初めのフランス、パリのカフェを彷彿とさせるレトロな雰囲気です。



そしてフロア一面にはマットな白モザイクタイルが使用されています。

ハートの背もたれがついたチェアーも可愛くて、とてもロマンチック。


元々地元の人たちに親しまれていたこのCafe Laloを一躍有名にしたのが、1998年公開、トム・ハンクス、メグ・ライアン主演のロマンチック・コメディー”ユー・ガット・メール”

この映画のターニングポイントになるシーンで登場するのがCafe Laloです。

映画が上映されて以来、地元の人のみならず世界中の人たちが訪れる観光名所となりました。



ショーウィンドウには常時100種類以上のケーキやパイ、タルトなどのスイーツが並びます。




目移りして一つに絞るのが大変!

スイーツの他にも、朝食、ランチ、ブランチ、そしてディナーメニューまで何百ものメニューが充実しています。

平日9時のオープン直後に訪れたので目覚ましに注文したマシュマロ入りのホットチョコレートを注文。


カップにもカピエロのイラストが入り持ち帰りたくなるほど可愛いです!



Cafe Laloは夜のディナーやバータイムも人気。

週に3〜4日はジャズの生演奏が行われ、地元のお洒落な人たちが沢山訪れ人間観察するのもとても楽しい。



日〜木は午前2時、金土は午前4時まで営業し、周りの店舗やレストランが閉まりエリアが静まり返る時間帯になっても、Cafe Laloの前にはクリスマスの様なイルミネーションが灯され、次々とお客さんが訪れます。



いつの時間帯に訪れても温かく出迎えてくれる、人々の心の拠り所の様なCafe Lalo。
アッパー・ウエスト・サイドを訪れた際は必ず訪れたい素敵なお店です。




ここが気になる!スタッフのタイルワンポイント

印象派全盛期のパリを思わせるレトロな内装。すぐ隣のテーブルで画家たちが熱い芸術トークを繰り広げていそうな、タイムスリップをしたような感覚に陥るのは、やはり内装やインテリアのひとつひとつがイメージにピッタリくるアイテムで揃えられているからでしょう。こういった建築や内装イメージの統一感は、ニューヨークはじめ欧米の国々は本当に見事だなといつも感動してしまいます。

アンティークな壁のレンガはもちろんですが、床にごくごくシンプルな白のモザイクタイルを使用している点も見逃せません。昔ながらのアンティークな雰囲気を表現するには、やっぱり昔ながらの王道アイテムが一番ですよね。グレー目地を使うことで、土足による多少の汚れも使い込まれた味わいとして受け止められる垢抜けた大人カジュアルを演出しています。


この内装イメージにピッタリのタイルはこちら

★ニューヨーク-25/NY-F201

シンプル・イズ・ベストな白のモザイクタイル。マット仕上げは光の反射が少なく広い面積でも眩しくないので、店舗の床でも安心して使用できます。
価格 745円/シート(税込)~




====お店情報====
Cafe Lalo
201 W 83rd St, New York, NY 10024 (b/t Amsterdam Ave & Broadway Upper West Side)


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新商品速報!

来年1月に発刊予定の新カタログ。新たに加わる商品を一部前のめりでご紹介いたします!

(※商品名はカタログ発刊時に変更となる可能性がございます)
(※品番や価格などの詳細はカタログ発刊またはオンラインショップでの販売開始までしばらくお待ちください)


SHELLY
シェリー
深みのある青色が特徴の、来期カタログの目玉商品です!
立体感のある壁面が迫力満点、ドラマティックな空間作りにぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか。
 


TAIKAN
タイカン
一言では言い表せないような、繊細で趣のある色味が最大の魅力です。
先述のシェリーとは逆に緩やかな凹面になっており、釉薬の結晶がカラーを大きく左右。高級店舗の内装に新しい可能性を提案します。


MARMO
マルモ
新たに登場する床用の輸入タイルは、タイルパークではほとんど扱っていなかった磨き仕上げの大判タイルです。
大理石を模した白(Calacatta、写真)と、地層のようなグレー(NodicGray)の2色展開で、形状も600角からモザイクタイルまで様々ございます。


PERLA-PAPER
ペルラ-ペーパー
人気シリーズ「ペルラ」の新形状が追加されます(カラーが共通)。
この「ペーパー」はその名の通り紙を型取りしたとてもユニークな面状で、社内のデザイナーが様々な実験を経てデザインを起こしました。
一見カジュアルな雰囲気ですが色味に高級感があるのでゴージャスな店舗内でも見劣りしません。


PERLA-TENE
ペルラ-テント
新形状二つ目は、生産可能なギリギリの高さまで起伏をつけた迫力満点の立体タイルです。
上部に当たる光と、下部に落ちる影。タイルだけではなく、光の要素もたっぷり取り入れることができます。内装はもちろん、建物の屋外や門などにアクセントとして1列取り入れるなどの使い方もできます。


PERLA-ZEN
ペルラ-禅
ペルラシリーズ最後は、これまでの2つとは逆に凛とした涼やかな佇まいの3丁掛けタイル。
ゆったりとした幅広のタイルに入る筋模様が、禅の庭のように心落ち着く静かな空気を演出します。


新商品はこれ以外にもたくさん発売を予定しています。また、すでに販売中のシリーズにも新色が若干加わります。
一部は年内にウェブで先行販売を予定しておりますので、詳細などは今しばらくお待ちください。
 
また、新しいカタログは来年1月中旬頃に発刊予定です。過去にお問合せやご注文をいただいた一部のお客様へは完成し次第送付を行う予定ですが、ご希望のお客様は予めご連絡をいただけば発送のお手配をさせていただきます。
必ず「来期カタログの発送希望」とご連絡ください。カタログ希望のみの記載の場合は、現行版が送付されてしまいますのでご注意願います)
 


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ニューヨークだより 第29回:Parker & Quinn

取材:2017年10月  写真/記事:新居潤子   

クラシックなニューヨークの雰囲気漂うレストラン&バーParker & Quinn (パーカー・アンド・クイン)をご紹介します。

Parker&Quinn


最寄り駅はタイムズスクエア駅。

Times Square
タイムズスクエア駅

マンハッタンの中心地、”世界の交差点”と言われるタイムズスクエアがあり、連日多くの観光客が訪れるNYで最も利用客数の多い駅です。

タイムズスクエア


カラフルなモザイクタイル画が駅の構内全体に散らばります。








タイムズスクエア駅は、沢山の人通りを狙って多くのストリートパフォーマーやミュージシャンたちが集まってくる場所としても知られ、いつ行っても賑やかでNYらしいパワーで溢れています。



モザイクタイルのバックグラウンドがパフォーマーたちを引き立たせるのに一役買っていますね!



このタイムズスクエア駅から10分ほど歩いて到着したのがRefinery Hotel(リファイナリー・ホテル)

数々のニューヨークの名所から近く観光客に人気のデザイナーズホテルです。


このホテルのルーフトップにあるのが、ホテルの代名詞にもなっているルーフトップラウンジ Refinery Rooftop

雰囲気のあるレンガ壁に囲まれた空間に開閉式のガラスの天井で開放感抜群です。

ニューヨークのベスト・ルーフトップと言えば必ず名前が上がるニューヨークを代表するルーフトップです。



その人気の理由の一つが、テラスから見えるエンパイア・ステート・ビルの景色です。
この場所に立つだけでニューヨーク気分が満喫できます。



そしてこのホテルでもう一つ人気の場所が、ホテル1階にあるアメリカ料理のレストラン・バーParker & Quinn




黒を基調にした重厚感溢れる落ち着いた店内。




ゴールドのアクセントが効いたウォールペーパーや白黒写真のフォトフレーム

Parker&Quinn
空間のキーカラーにもなっている赤のスツール


アンティークミラー


ワインセラー

1900年代のニューヨークのスタイルを再現したノスタルジックな雰囲気が漂います。


そしてエントランスからバーを通って奥のレストランまでフロア一面に、ミツバチの巣の様な形のミニヘキサゴンタイルが使われています。








花柄のパターンがさり気無くオシャレです。


バーやオープンキッチンには店内のベースカラーである黒のサブウェイタイルが使われています。




このお店の魅力は内装のみならずお料理も美味しいと評判!
メニューは前菜、サラダ、メインのお肉やパスタ。その他、バーガー&サンドウィッチなど。
今回はマルゲリータのピザにマッシュルームとシシトウをサイドメニューからオーダーしました。



こちらでシシトウはShishito=日本語で呼ばれています。
このシシトウに、味噌味のランチソースを付けて食べると日本人の口にとても合って美味い!


お店を訪れたのは午後4時のアイドルタイム。遅めのランチを食べたり、早めのバーに来ているローカルのお客さんがパラパラといる程度でとても静かでした。

Parker & Quinnは趣ある1900年代の古き良きニューヨークを感じる特別な空間した。




ここが気になる!スタッフのタイルワンポイント

まるでクラシック映画に出てきそうな、華やかな空間。禁酒法が施行されていた20世紀前半を彷彿とさせますね(お酒は大量に並んでいますが・・・)

黒を基調にした店内らしく、黒ベースのヘキサゴンモザイクが敷かれているのがちょっと珍しくて素敵です。ヘキサゴンタイルで模様を作る際は「白はベースカラー」というイメージにとらわれがちですが、逆転させてみると一気に雰囲気が変わって面白くなることがあります。

サブウェイタイルも白をイメージしがちですが、黒いサブウェイに白目地を入れても案外かっこいいですよ!


この内装イメージにピッタリのタイルはこちら

★ニューヨーク-ミニヘキサゴン

愛らしい六角形のモザイクタイルシリーズ。黒と白をどう組わせるかで、お施主様やデザイナー様の個性を発揮することができます。
価格 522円/シート(税込)~

★サブウェイ/07-DH1

大人っぽい雰囲気を作るなら黒のタイルがおススメ。白目地をいれると固くなりすぎず、セミフォーマルな雰囲気に。
価格 86円/枚(税込)~




====お店情報====
Parker & Quinn
64 W 39th St, New York, NY 10018(Refinery Hotel/Refinery Rooftop b/t 5th Ave & Avenue Of The Americas Midtown West )


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ハッとときめく施行例

近隣の現場なら直接現場へ足を運んでお写真を撮らせていただくこともありますが、基本的にはお客様から施工写真を送っていただく場合が多いタイルパーク。
ネット販売の弱い部分とも言えるかもしれません(-_-;)

しかし、実際の現場が見られなくとも「おお!これは素敵!」と、見た瞬間にハッと心がときめく施工例写真が沢山あります。いつもありがとうございます!

久しぶりにスタッフブログで、最近の施工例をご紹介していこうと思います。


NY-MKZ-1 TRUNK COFFEE
★ニューヨーク-ミックス
名古屋にあるコーヒーとクラフトビールのお店「TRUNK COFFEE」の2号店で使っていただいた様子です。パブのような立ち飲みスペースでは、赤の装飾とシックなモノトーンがベストマッチ。大人っぽさがたまらなくかっこいいです!

NY-MKZ-1
NY-MKZ-1


「ニューヨーク-ミックス」の商品一覧はこちら

店舗情報:TRUNK COFFEE & CRAFT BEER(http://www.trunkcoffee.com/index.html



BM-SW
★バルーンモザイク
この夏オープンしたカフェのソファ席。その向こうの壁に目をやると、真っ白な岩肌のバルーンモザイクが見えます。深みのあるブルーのソファとのコントラスト、そしてバルーンモザイクの見切りに貼られたゴールドの装飾でぐんと倍増した高級感が素敵ですね。

BM-SW
BM-SW


「バルーンモザイク」の商品一覧はこちら

店舗情報:MOON&ME CAFE(http://moon-me.com/



SUW-300
★サブウェイ
こちらも同じカフェで使っていただいた「サブウェイ」の300mmサイズです。メニューの壁に貼られていますね。タイルがちょっと見づらいかもしれませんが、実際のところタイルというのはあくまでインテリアの一部なので、こういった写真も空間のリアリティを感じられて良いですよね。

SUW-300
SUW-300


「サブウェイ」の商品一覧はこちら



HLCO416
★メトロ
住宅で使用していただいた、「メトロ」の402×100mmサイズ。この大きさのヘリンボーンはスタッフも初めて見ました。洗い場の水はね部分というわずかなスペースですが、ゆったりとしたサイズのタイルを使用することでとてもゆとりのあるスペースに見えるから不思議です。

HLCO416
HLCO416


「メトロ」の商品一覧はこちら



SUW-150
★サブウェイ
最後にサブウェイの施工例写真をもう一つ。こちらは一番メジャーな150×75mmを店舗で使用していただいています。このお店はいま全国に店舗数を増やしているベビーファッションの専門店で、とにかく明るく綺麗で清潔な雰囲気という赤ちゃん用品店のイメージを変える、アンティークなセンスと遊び心の融合したとても見ごたえのある内装をしていますね。後ろに少しだけ映っているお洋服もすごくかわいいです(*v*)

SUW-150
SUW-150

店舗情報:MARLMARL(http://www.marlmarl.com/



タイルパークではお客様からの施工例写真を大募集しています!あなたの自慢のインテリアを、ぜひタイルパークで紹介させてください。
写真の応募は専用の応募フォームで受付中です!
(※タイルパークでご購入いただいた商品の写真に限ります)
(※お送りいただいた写真はHPや印刷物で使用させていただく場合がありますので、予めお施主様にご了承を頂きますようお願い致します)


タイル通販「タイルパーク」
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ニューヨークだより 第28回:VYNL

取材:2017年9月  写真/記事:新居潤子   

タイルのテーマパークの様な、遊び心が一杯詰まったアメリカ料理レストランVYNL(ヴィンル)をご紹介します。

VYNL



50th street駅

最寄り駅50th Streetは、普通電車しか止まらない小さな駅ながらニューヨーク地下鉄のタイルアートの中でも特に人気の高い作品が見られる穴場スポットです。

地下鉄構内

その作品がこちら!

50th street

“不思議の国アリス”をモチーフにしたモザイクタイル。
メトロポリタン美術館やMoMAなどにも作品が飾られているコンテンポラリー・アーティスト、リリアナ・ポーターが手掛けた作品です。

リリアナ・ポーターの作品

著名アーティストの作品が、日常の景観に溶け込んでいるのもニューヨークの魅力の一つですね!



駅を出てブロードウェイの劇場が集まるシアター・ディストリクトを通り抜けて…

ブロードウェイ

ブロードウェイ

歩いて5分ほどで到着するのがアメリカ料理レストランVYNL(ヴィンル)。

VYNL

20年以上前からこのエリアでお店を構え、ローカルの人々や、場所柄、ブロードウェイ関係者など多くのファンを持つ人気レストランです。

VYNL

ガラスタイルが外壁全面に貼られていて照明でキラキラと輝き、このエリアで一際目を引きます。

VYNL

中に入ると壁面一杯に懐かしいアナログ時代のレコード盤が飾られています。

VYNL

VYNL

お店の名前になっているVYNLとは英語でアナログ時代のレコード盤を意味し、壁に飾られているレコード盤は全て本物です!

VYNL

店内はロック&ポップなBGMとミュージックビデオが流れて、音楽好きにはたまらない空間です。



VYNL

テーブルに案内され、あまりのクオリティの高さに驚かされるのが有名ミュージシャンたちをモチーフにしたクラッシュモザイクタイルのテーブルトップ。

VYNL

テーブル其々、全て異なったデザインが施されています。



elvis
ちょっとお茶目なエルビス・プレスリー

ボブ・マーリー
レゲエ界のレジェンド ボブ・マーリー
こちらは本人にそっくり!


フランク・シナトラ
「My Way」や「New York, New York」などのヒット曲を飛ばした
アメリカを代表するシンガー フランク・シナトラ

ザ・ビートルズ
イエロー・サブマリンのザ・ビートルズ



テーブルを見ているだけで様々なミュージックシーンを辿ることができて楽しいです!



メニューの方もヴィンテージレコードのカバーが使われるという拘りぶりです。

マドンナ

カクテルメニューもとてもユニークで、ミュージシャンの名前がもじられたスペシャルドリンクが並んでいます。

カクテルメニュー


私はジャスティン・ティンバーレイクならぬジャスティン・”キューカンバー”レイクというきゅうりのカクテルを注文。

こちらが、キューカンバーレイク!

ジャスティン・”キューカンバー”・レイク

お味の方は…しっかりキューカンバーでしたw

そしてフードはVNYLで一番人気のフライドチキン・サンドウィッチを注文しました。

フライドチキン・サンドウィッチ

ポテト。テーブルには「ピンク・フロイド」の文字が。
よく見るとテーブルにはピンク・フロイドの名前も!


VYNLの見所は、これだけではありません!
一番のサプライズが、実はお手洗いに隠されていました。

ビヨンセ、マイケルと書かれたお手洗いの扉。

ビヨンセの扉

マイケルの扉

まずはビヨンセの扉から覗いてみると…






ビヨンセ

なんとビヨンセを描いたモザイクタイルがお出迎え!




VYNL

壁面も全体にガラスモザイクタイルが使われていて、光沢感があるタイルが照明に反射してお手洗いにしておくには勿体ないほど華やかな空間です。

VYNL

VYNL

そしてもう一つの扉の向こうには、やはりこの方!
ミュージック界のレジェンド マイケル・ジャクソンが登場!
このお店に来て、このマイケルとビヨンセに会わずして帰るなんて勿体ない! このタイルアートは一見の価値ありです。

VYNL


VYNLは、外観からインテリア、フード&ドリンク、そしてお手洗いまで見所一杯で、テーマパークを訪れた様な楽しい気分になりました。

VYNL




ここが気になる!スタッフのタイルワンポイント

遊び心にあふれた店内は、どこを見てもわくわくさせる仕掛けがいっぱい!ここまでやりこんだお店は珍しいのではないでしょうか(*v*)お客様を喜ばせたいという店主の思いがひしひし伝わってきます!

モザイクタイルで作るアートは、すべてがオリジナルのため他ではなかなかお目にかかれないインパクトが生まれます。取り入れるには勇気も要りますが他のお店との大きな差別化にもなり、このVYNLのようにコンセプト重視のお店であればチャレンジしてみるのも面白いと思います!お店の個性をそのまま体現してしまえるので、お客様も飽きさせませんね。


この内装イメージにピッタリのタイルはこちら

★モザイクアートファクトリー

ブラウザ上でオリジナルのモザイクタイルデザインを作成・注文できるサービスです。


画像をアップロードすれば自動でモザイクタイルに変換し、シート貼りをおこないます。納期は数量や使用カラーで変わってまいりますのでご注意ください。


★万華鏡

三角形のガラスタイルをランダムに並べ、万華鏡のように目まぐるしく変化をもたらす超個性的でポップなモザイクタイルシリーズです。派手さを追求したい時におススメです!
価格 1,543円/シート(税込)




====お店情報====
VYNL
756 9th Ave, New York, NY 10019 (b/t 51st St & 50th St, Hell’s Kitchen)


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新商品情報!

ようやく暑い日々が過ぎ、秋らしい天候になってきましたね。

10月よりタイルパークに新商品が加わりました!
また11月頃にはさらに数アイテム追加予定です。一つずつご紹介してまいります。


ハロン湾(セメントタイル)
ハロン湾
金型作りからプレス成形まで、一つ一つ手作業で作られたベトナム製のセメントタイルです。およそ大量生産とはかけ離れたその製法は、ベトナムの穏やかな時間の流れのようにゆったりと柔らかな風合いを生み出しています。
 

 
近年日本で少しずつ話題に上りだした(?)ためご存知の方も多いと思いますが、ハッキリ申し上げますととても気を使うタイルです。

まず磁器質の床タイルとは違い、セメントを固めてあるだけで焼き絞めてはいないため、吸水性もあり脆いです。角が丸くなったり欠けたりは正直言って避けられません。
さらに汚れも吸着しやすいため、使っているうちになんとも味わいのある使用感が出てきます。・・・素敵な表現をしてみましたが、つまりはこまめにメンテナンスをしていただかないとどんどん汚れていきます。

こういった理由から、汚れない・劣化しない・使用感ゼロに価値を置きがちな日本では長らく敬遠されてきたタイルです。
しかし、使い込まれたものほど価値がある欧米諸国では昔からとても愛されてきました。模様の繊細さと素材の柔らかさが同居したその様は、磁器のタイルでは絶対に再現できない良さがあるのです。

こちらのタイルを検討される場合は、革製品と同じように「使用感こそが最大の魅力」であることと、定期的なメンテナンスの必要性をしっかりお施主様にご理解いただいてからお願いをいたします!逆にアンティークがお好きな方にはとてもおススメですよ(*^ ^*)
 
「ハロン湾」商品一覧へ
 


ダンボ(湿式施釉タイル)

ダンボ

湿式成形で作られた赤土のタイルに釉薬を乗せて焼き上げました。釉薬からうっすらと感じる下地の赤が温かみを感じさせる、のんびりとした味わいのタイルです。

タイルパークのタイルはほとんどが乾式とよばれる、水分を抜いた顆粒の原料を押し固めて作られていますが、このダンボは陶芸と同じように水分を含んだ粘土を真空で練り、金型から絞り出して成形しています。そのため、乾式プレスにはない粘土の切れ目や原料の石粒が作るスジなど、よりクラフト感のある仕上がりになるのが大きな特徴です。

「ダンボ」商品一覧へ
 


レッドフック(スライスレンガ)

レッドフック

古レンガを薄くスライスし、再梱包しました。すでにある「上海レンガ」と同じようなゆかりの商品ですが、こちらはスライスする方向を変えてよりレンガらしさが残っています。また4辺を擦って調整してあるため、縦横のムラが少なく比較的割り付けがしやすくなっています。(厚みは5ミリ程度の範囲内でバラつきをつけてあります)
 
「レッドフック」商品詳細へ



上記3シリーズはすでに販売を開始しており、サンプルの受け付けも行っております。
なお、ハロン湾のサンプルはプロ会員にご登録のお客様のみ承っております。詳しくは商品ページでご確認ください。



さて、この秋冬は来期のカタログに向けて新商品がぞくぞくとウェブに登場予定のタイルパーク。今後販売を予定している商品もちらっとご紹介いたします!
 
ペルラシリーズ(3丁掛け)
人気の「ペルラ」シリーズに新形状が登場いたします。もちろん今までのペルラとの組み合わせもおススメ!
カラーも今までのペルラと同じ5色展開となっており、デザインの幅をさらに広げます。
 

ペルラ―禅
ゆったりとした3丁掛けタイルの表面にスジ模様を施し、まさに「禅の庭」のように静かで穏やかな空間美を作ります。
 
ペルラ-テント
ペルラ-テント
3丁掛けの中心を山形に隆起させたユニークな形状。六角形を山形にした「ペルラ-クレスト」の派生といえます。立体感のあるインパクト抜群の壁面を提供いたします。
 


マルモ(床用磨きタイル)

こちらはあらたに追加予定の輸入床タイルです。詳細はもう少しお待ちくださいね!
 


1月完成予定のカタログに向けて、多数の新商品が控えています。このブログで少しずつ紹介してまいりますので、どうぞ楽しみにしていてくださいね!


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ニューヨークだより 第27回:ROSEMARY’S

取材:2017年9月  写真/記事:新居潤子   

お店のルーフトップガーデンで収穫される新鮮な食材を料理し提供する人気イタリアン・レストランROSEMARY’Sをご紹介します。

ROSEMARY'S

場所は、昔ながらの街並みを残しながらお洒落で美味しいダイニングスポットがひしめく
レストラン激戦区、ウエスト・ビレッジ。

ウェスト・ビレッジ

ウェスト・ビレッジ

ウェスト・ビレッジ

そんなウエスト・ビレッジの中心、グリニッジ・アヴェニューに“タイルズ・フォー・アメリカ(Tiles for America)”と名付けられた、9.11同時多発テロのモニュメントがあります。

Tiles For America

Tiles For America

テロ被害者への追悼、そして平和への思いが添えられたメッセージボードにはタイルが使われています。

被害者へのメッセージが込められたタイル

被害者へのメッセージがこめられたタイル

メッセージを読んでいると、風化させてはならない当時の出来事が思い出されます。


このタイルズ・フォー・アメリカと同じ通りにあるのが、ウエスト・ビレッジを代表する人気イタリアン・レストランROSEMARY’S。

ROSEMARY’S

2012年にオープン以来、朝のブレックファーストから、ランチ、週末のブランチ、そして夜のディナータイムまでお客さんが途切れることが無く、セレブの出没スポットとしても有名です。
暖かい季節は、路面のガラス扉が開かれ店中の活気がストリートまで伝わってきます。

ROSEMARY'S

お店の名前が描かれたモザイクタイルのエントランスを通り、中に入ると、高い天井のため開放的な空間。

ROSEMARYS

味わいあるレンガ壁や、ウッドフロア、木製テーブルや籐の椅子などラスティックなインテリアで統一され、NYの街中に居ながらイタリアン・カントリーの魅力溢れる雰囲気です。

ROSEMARYS

広々としたダイニングホールを抜けるとカウンターがあり、奥の壁にはデザインタイルが使われています。

カウンター席

フロアーにはテラコッタスタイルのヘキサゴンタイル。

ヘキサゴンタイル

お店の一角には、定番のサブウェイタイルが使われています。
グレイのサブウェイタイルはヘンリボーンで、お隣の木目のヘリンボーンでできたカウンターとマッチしています。

サブウェイタイル


こちらの階段を上って行くと…

ルーフトップへ続く階段

2階はルーフトップガーデンになっています!

ROSEMARY’Sは、NYレストラン業界トレンドの一つ
ファーム トゥ テーブル(Farm To Table)=地元で採れた季節感溢れる食材を提供するレストランとしても人気。

ルーフトップガーデン

ルーフトップガーデン

勿論、お店の食材全てをこのルーフトップガーデンから提供はできませんが、バジルやトマト、人参、えんどう豆など一部の食材はこのルーフトップガーデンの土壌から、当日採れたてものがサーブされます。


こちらは昼間の様子。

賑やかな昼の様子

夜になると・・・・

夜の様子

天井に使われている照明が良い雰囲気を演出します。




今回注文したのは人気のモッツァレラ・チーズ&バジル&トマト

モッツァレラ・チーズ&バジル&トマト

そして、こちらもまたモッツァレラののったフォカッチャ

モッツァレラののったフォカッチャ

モッツァレラが本当にフレッシュで美味しいです。


夜も深まってきてお店を出る頃には、お店の前は待つお客さん達が沢山!

大行列

8人以上からでないと予約を取らないことでも有名で、同時にお店の人気が伺えますますね。

こちらのROSEMARY’S 。実は昨年、東京・新宿に日本1号店となるROSEMARY’S TOKYOをオープンさせたばかり。
機会があれば、ニューヨーク・イタリアンな雰囲気とファーム トゥ テーブルの食事を堪能しに行かれてみては如何でしょうか。




ここが気になる!スタッフのタイルワンポイント

様々な内装材を駆使したインテリアデザイン。まるで往年のイタリア映画にそのまま出てきそうな雰囲気で、感性鋭い街・ニューヨークらしい徹底した内装になっていますね。予約が8人からということもあってか、グループで食事をする人たちが多いようでお客さんがやたら自由に歩き回っている様子も印象的です(笑)お店の賑やかな雰囲気を、内装デザインと同じくらいお客様自身が作っていますね。

スタッフが個人的に気に入ったのは、レンガと下からの照明。比較的店全体が明るい場合は別ですが、ぼんやりとしたレンガ壁に下から照明を当てると、レンガの凹凸がつくる影が上方により濃くなって天井の高さを強調し、まるで舞台芸術のようにドラマティックな演出になっています。夜の食事をよりオシャレに楽しめそうですね。東京のROSEMARY’Sも機会があればぜひ行ってみたいです!


この内装イメージにピッタリのタイルはこちら

★上海レンガ/SRR

壁面をユニークに仕上げるスライスレンガ。独特の凹凸を楽しんでください
価格 171円/枚(税込)


★メトロ/HLPU36

ヘリンボーンにすればフェミニンで優しい雰囲気に。グリーンインテリアとも相性抜群です。
価格 85円/枚(税込)




====お店情報====
ROSEMARY’S
18 Greenwich Ave New York, NY 10011


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秋冬は展示会が目白押し!

10月から12月にかけては、国内外で展示会の出展が目白押しのTNコーポレーションです。
開催順にご案内いたします!


LIVING & DESIGN 2017
LIVING&DESGIN
大阪で開催される、住空間の国際見本市「LIVING&DESIGN」。今回TNコーポレーションとして初出展をいたします。

会期 平成29年10月11日(水)~10月13日(金)3日間
会場 大阪南港ATCホール(大阪市住之江区南港北 2-1-10)
小間番号 24

→「LIVING&DESIGN」 HPへ

↓昨年の会場風景↓


ジャパンホームショー
Japan Home & Building Show 2017
弊社は例年通り「全国タイル工業組合」からパネル出展をおこないます。

会期 平成29年11月15日(水)〜11月17日(金)3日間
会場 東京ビッグサイト(有明・東京国際展示場) 東展示場

→「ジャパンホームショー」 HPへ

・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

Asia Furnishing Fair 2017
こちらは出展ではございませんが、上記の「ジャパンホームショー」と合同開催の家具見本市に出展する株式会社オーツーさんのブースにてタイルパークのタイルをいくつか使用していただく予定です。またジャパンホームショーの方はパネル展示がメインにつき、当日のアテンドスタッフは主にこちらのブースにスタンバイすることになります。会場は同じ東館のお隣どうしのため、ホームショーにお越しの際はぜひアジア・ファニッシング・フェアへも足をお運び下さい。

会期 平成29年11月15日(水)〜11月17日(金)3日間
会場 東京ビッグサイト 東3ホール

小間番号 3-Q17


IFFT / Interior Lifestyle Living

最新のインテリアやキッチンを集めた国際見本市「インテリアライフスタイル リビング」。新しい商品を携えて出展予定です!

会期 平成29年11月20日(月)~ 22日(水)
会場 東京ビッグサイト(東京国際展示場) 西ホール

→「IFFT / Interior Lifestyle Living」 HPへ


Taipei Building Show(台北国際建築材及び産品展)
台湾で毎年開催される国際見本市。今年もTNコーポレーションの海外担当チームが工場で作った最新作のタイルで出展して参ります。

会期 2017年12月14日~17日
会場 台北世界貿易センター南港ホール

→「台北国際建築材及び産品展」 HPへ


展示会は弊社の新商品タイルをいち早くご覧いただけたり、スタッフから直接商品についてご説明できる貴重なチャンス。
皆様のお越しを心よりお待ちしております!
 


【お知らせ】
「ジャパンホームショー」とその同時開催の全ての展示会にご入場いただける招待状を数枚ご用意しております。
ご希望の方は問い合わせフォームよりご連絡ください!
(枚数に限りがございます)


タイル通販「タイルパーク」
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魅惑のセメントタイル

今年3月にTNコーポレーションとして出展をした建築・建材展で、マーケティングのために参考としてベトナムのセメントタイルを展示しておりましたが、この秋よりタイルパークで本格的に販売を開始することになりました!


繊細な模様が特徴。真っ白なサブウェイタイルと併用するととてもかっこいいです!


セメントタイルは19世紀に生まれ、Garret&Rivet社によりパリ万国博覧会にて展示され広く知られました。当時はとても高価のため、主にフランスをはじめヨーロッパの国々の貴族の邸宅などに用いられていました。
19世紀の後半にはフランスが植民地にしたベトナムやモロッコでセメントタイルが生産されるようになり、現在でも両国の文化の象徴として盛んに作られています。


ベトナムのセメントタイル工場の風景です。

セメントタイルはその名のとおりセメントで作られており、普通の磁器タイルと違って焼き固められていません。オールハンドメイドとなるその作り方は至極単純で、色の境界に板を立てて、それぞれの場所に顔料で色付けしたセメントを流し込みます(七宝焼きと同じような方法ですね)。さらにその上からセメントの粉を流しいれて、プレスでぎゅっと押し固めて乾燥したら出来上がりです。

もちろんこの模様を作るための金型もすべて手作り。

海外サイトより引用。https://vn1185314751xtql.m.trustpass.alibaba.com/company_profile.html?spm=a2706.8301167.topnav.3.7f5274d8F6eUKf

模様の部分は層が分かれているため、横から見るとこんな感じです。柔らかいため角が欠けやすいです。

およそ大量生産とはかけ離れたその製法は、ベトナムの穏やかな時間の流れのようにゆったりと柔らかな風合いを生み出しています。

セメントタイルは使うほどに汚れが付着しやすく、手をかけなければ劣化してしまうため、施工後も半年から1年周期でメンテナンスが必要になります。
そのため、時間とともに汚れるものはダメ!という方には、きっぱりと「おススメできない」と申し上げることになります。
手間隙をかけてじっくり使い続けることで、革製品のように味わいを増し、愛着を湧き立たせる魅力を秘めているのです。


このセメントタイル【ハロン湾】は1枚税込702円で、近日中に受注を開始予定です。
争うように進化を続ける現代社会。時代に変えられることのない手工芸の温もりは、暮らしの中でほっと心やすらげる空間を提供することでしょう。

商品の詳しい情報は随時ホームページでお知らせしてまいりますので、しばらくお待ちくださいね。


住宅デザインのプラットフォーム「houzz」で、セメントタイルを使っている海外の施工事例を一気にご覧いただけるアイデアブックを作成しました!ぜひ参考にご覧下さい。

→アイデアブックを見る(※外部サイトへ移動します)


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