CERSAIE(最終日)

あっという間に最終日を迎えることとなりました。今まで行けなかった離れたブースを回り自社の商品に近いものの価格やトレンドを調査してきました。気になるサイズはサブゥェーと同じ150×75mmと25mm、50mm、100mmあたりです。ゆっくり見るとすごい商品が多くあります。100%手造りで3㎡から受注。生産は注文後なので出荷までに最低40日程度という商品がありました。実にかっこよくものすごい種類の色と形状を持っているので値段を確認すると日本に仕入れて設計上代を設定すると4~5万円程度となりさすがに取り扱える商品ではないなと思いました。また同じように手作りでメタリック調に仕上げた150×75mmも気になる商品でした。

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しかしとても価格的に対応できる商品ではなく見るだけにとどめておきました。さて、自社に戻るとイタリアのお客様から手厳しい指摘がありました。ヨーロッパに売りに来るならヨーロッパ向けの商品を当てて来い。今年流行のプリントでスペインと戦える価格が必要だとのことでした。スタッフの一人は大変感心し、私にお客様の声を伝えてくれました。最初に紹介した手作りの会社はスタイルを変えず長年同じものを作り続け大変広い商品構成と少量で対応できる生産システムを作り上げたのです。しかしトレンドには全く対応していません。一方で当社は日本製ブランドにもたれ完全な手作り商品よりは安いが中国スペインと比べると高い。最新技術は取り入れてないが何か見たことのないような商品がある。こんな位置付です。来年までにポジションをもう少しはっきりさせて商品を整えたいと思っています。しかし自分の考えではイタリアのお客様の提言である他社がやっている商品をそのまま自社に取り入れて商品を作ることだけはやめようとしています。なぜなら価格、販売拠点等のインフラ等後追いではまったく対応できないものが多いからです。あくまで自社のポジションをはっきりさせたうえで体系を整理していく手法で行きたいと思います。
長々と書きましたがいよいよCERSAIEの最終の時間を迎えることとなりました。
スタッフ一同お互いの健闘をたたえ乾杯をし最後の時間を迎えることができました。

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皆さんご苦労様でした。そしてありがとうございました。
それではこれでCERSAIEからの報告を終了したいと思います。