次は「COUNTRY FLOORS」です。
こちらも非常に大きなショールームで、ガラス張りの大きな入り口から見える様々な展示品が興味をそそられますが、残念ながら写真撮影はNG。
装飾性の高いタイルが多く、またオランダ焼のようなコバルトの絵付けタイルなどもたくさん展示された高級感溢れるショールームだったのですが、ご紹介だけにとどめます。
COUNTRY FLOORS
http://www.countryfloors.com/
15 East 16th Street New York, NY 10003
そして、次は「ANN SACKS」へ
弊社社長も一押しの、アメリカでもかなり感性の高いタイル会社です。
アメリカの各地にショールームがありニューヨークだけでも2~3件あるようですが、今回は18thストリートにあるショールームへ。周りにはオシャレなアパレル店が立ち並ぶ場所です。
ショールームは2階建てで、開放的な吹き抜けとなっておりとにかく広い!こんな一等地にこんな大きなショールームを構えるなんて、やっぱりアメリカのタイル文化はすごいなぁと息を呑みます。
まず目に飛び込んでくるのがこちら。ガラスのクラッシュタイルをつかって桜の木を描いています。
自宅のパウダールームにはちょっとインパクトが強すぎるかもしれませんが、ちょっと立ち寄った飲食店のトイレにこんな素敵なモザイク画があったら、思わず通ってしまいますよね!(スタッフ主観)
ANN SACKSという会社は、もともと1人の女性がハンドクラフトでタイルを作ったことから始まった製造会社です。
今では商社としての顔の方が強いですが、様々なデザイナーと共作している「MADE BY ANN SACKS」のシリーズには昔からのクラフトマンシップがしっかりと息づいています。
ANN SACKSのショールームではコーラー社製の水周り品(蛇口やハンドルなど)も展示しており、洗面台やバスタブもオシャレでかっこいいです。
石とガラスの組み合わせたり、モザイクで絵を描く施工実例などが多かったです。
(加工の手間と職人の手間、両方がかかっていそうですね・・)
すこしずつ段差や凹凸をつけて、とてもユニークな模様が描かれたタイル。
なかにはタイルに彫った溝に目地を塗りこんで模様を浮き立たせるような面白いものもありました。
引っかきキズの絵柄がついた100角タイル。実際はタイルの表面に模様がプリントされています。
こうして見ると、ベーシックなタイルも組み合わせ方次第なんだなぁと感じます。
アメリカでタイルを見ていて強く感じたことのひとつに、「タイル自体のオリジナリティだけでなく、それをどんなデザインで施工するか」を非常に大切にしているなという点がありました。
全体的にかなり高級感のある装飾性の強い事例ばかりで(特にほとんどの家庭にシャワーブースがない日本には)馴染み無い雰囲気と感じる方もいるかもしれませんが、日本の住宅もこのくらい思い切ってみてもいいのかなという気にさせます。
自宅がこんなホテルみたいな空間だったら、毎日の生活が素敵になりそうですね。
ANN SACKS
http://www.annsacks.com/
37 East 18th Street New York NY 10003
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