いよいよイタリアでの展示会 CERSAIE(チェルサイエ)の開催が近づいてきました。9月22日にイタリアへ出発し、9月25日からの5日間で開催されます。
日本からは当社が唯一参加しています。早いもので、今年で9回目になります。
今回は、今年の目玉商品、和陶シリーズを紹介しましょう。
特徴は表面の模様と釉薬です。釉薬は粉引、天目などの日本の焼き物をイメージし、自社で開発された釉薬を使用しています。
この商品は非常に人気で、既にアメリカやオーストラリアからオファーが入っています。
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開発秘話
この商品は、形状出しに大変苦労しました。タイル製造に携わる方はすぐにわかると思いますが、面状によって反りが出るのです。模様を出すために表面に高低差をつけいていますが、それが悪さして、形状ごとに特徴のある反りが出ます。何度も金型を作り直し、なんとか納得のいく形状まで辿り着きました。
次に粉引風の釉薬です。こちらは、味わいを出すためにわざと荒っぽい表面に仕上げました。その過程で、ピンホールが収まらず。何度も試験を繰り返しました。
このようにして生まれた和陶シリーズ。チェルサイエでの評判が楽しみです。