デザイン室の渡辺です。
左官職人として現在注目を集めている挟土秀平氏のシンポジウム「土の息、空間の粋。」に参加してきました。
店舗デザイナーとして活躍されている神谷デザインの神谷利徳氏との対談の形にて2/16に行なわれました。
正直、頑固な職人の人かな・・と思っていました。
しかし、もちろん職人としての高いプライドを持ちつつも、非常に柔軟な思考とクライアントを第一に考える、すばらしい方だということを知りました。
神谷氏:「この壁はこう仕上げるべき・・みたいな自分のこだわりとクライアントの希望が対立した時はどうしますか?」
挟土氏:「こだわりよりも、クライアントの希望を優先します。」
「土は出会い」・・・普段からさまざまな土を探して集めておられます。
NHK「真田丸」のタイトルの作成風景・・
その他、挟土氏の印象に残った言葉
・ぜったいどうにかする。
・仕事があれば限界までやる。
・いつもアンテナを張っている。
・仕事とアートの違い。
・きれいな感じより、命がある感じ。
・この職人は時間経過後の姿がわかっている。(150年前の左官職人の仕事ぶりを見てのコメント)
・朽ちていくのは美しい。朽ちるのがいやな人にはセメントを薦める。
・装飾的になりすぎるのを抑えるため、ドライな自分も必要。引き算。
・・・とても学ぶことが多かったことと、刺激になりました。