フトゥロは、1960年代に生産されていた宇宙船のようなモバイル住宅。
1968年、建築家Matti Suoronnen(マッティ・スーロネン氏:フィンランド)が友人から可動式のスキー小屋を依頼されたのがきっかけで考案。グラスファイバーおよび、当時の新素材ポリエステルをを建材として使用。ラフな地形にも敷設可能。組み立てに36時間しかかからない。
のちに50か国で普及したが、73年のオイル ショックで材料費が高騰し生産が打ち切られた。現存するのは日本、アメリカ、台湾、南アフリカ、オーストラリアなど世界に約50戸といわれている。
円窓を取り付けた16枚のパネルから構成され、直径8m、天井高3.5m、全重量3t、室内の広さ約50㎡、住宅用にはベッドルーム、キッチン、バス・トイレも完備。
2015年にCraig Barnes(クレイグ・バーンズ氏)によってロンドンの芸術大学CENTRAL SAINT MARTINSの屋上に復元された。
南アフリカで見つかった、復元修理前の状態(外装)↓
・・かなりひどい状態
復元修理前の状態(内装)↓
復元修理後の状態↓・・みごとです。
引用元:http://www.futurohouse.co.uk/