若干変なタイトルですみません(笑)
TNコーポレーション社内にて先月からはじまった「タイルの基礎知識 勉強会」。第2回目「タイルの製法や材質」のお話、前回のブログでは「製法」と「焼成」のところまで書きましたが、続きの「材質」と「釉薬」についてまとめました。
(前回のブログ「製法」と「焼成」のお話は… >>>こちらから)
現在はほとんどが「Ⅰ類」
まずは材質(吸水率)でのタイルの分類のお話。
「磁器質」「せっ器質」「陶器質」
2008年のJIS改正前までは、このように分けられていたのですが、今はこのような呼び方はしなくなりました。
JIS改正によって測定方法が自然吸水から強制吸水(煮沸法または真空法)へ変更されて、さらには磁器質、せっ器質などの呼び名からⅠ類~Ⅲ類という呼び名に変更されてしまったのです。私なんかは、磁器質といわれてもピンとこないのに、さらにわかりにくくなってしまいました…(; *_*)
Ⅰ類(磁器質)
吸水率:3.0%以下
1230℃以上で焼成され、緻密で強度のある材質
吸水性がほとんど無いため水に濡れる場所での使用にも適しており、
以下の2つに比べて用途も広い
吸水率:10.0%以下
磁器質に比べると若干の吸水性があるため、
プールや浴槽、屋外床面での使用にはやや適していいない
磁器質に比べ暖かみのあるやわらかい発色が特長
【商品例】嵐山、ダンボ、睡蓮、ピカソ、タンブルブリック 等 Ⅲ類(陶器質)
吸水率:50.0%以下
吸水性が高いため屋外での使用は適さない場合が多いが、
低温焼成のため鮮やかな発色を作れるのが特徴
国産タイルには少ない材質
【商品例】サブウェイ、メトロ、モザリア、ブールバード、ゼリージュ 等
タイルパークで取り扱っているタイルは、吸水率が3%以下と極めて低く、用途の広い「Ⅰ類」のものが多いです。
カタログで見ると「BⅠ類(磁器質)」と記載していますが、この「B」は“プレス成形”(乾式製法のタイルということ。詳しくは前回のブログを見てくださいね)で作られているということを表しています。
厳密に言えば、Ⅰ類=磁器質ではないのですが(旧規格で言う、吸水率が1%から3%のせっ器質もⅠ類に入ってしまう)、わかりやすく「BⅠ類(磁器質)」「BⅡ類(せっ器質)」のように表記しています。
勉強会では実際にタイルを棒で叩いてみて、材質による音の違いを聞かせてもらいました。高温で焼かれ、かなり焼締まったⅠ類(磁器質)のタイルは「キンキンッ」というような甲高い音がしました!音の違いを聞いてみたい方は、こちらの動画へどうぞ(勉強会での一コマです)。
↓ ↓ ↓
https://youtu.be/00cDf2q1ztg
(YouTubeにジャンプします)
あと、昔はタイルを舐めて材質を確かめることもあったとか…。磁器質のタイルは舐めても舌がつかないけれど、吸水率が高い陶器質のタイルは、舌をあてるとスッと水分をもってかれるからわかるそうですよ(笑)
多種多様な釉薬、施釉方法。無釉もあります
タイル表面の釉薬(うわぐすり)の有無によって以下のように分類されます。
施釉タイル…表面に釉薬(うわぐすり)を施したタイル
色・色ムラ、模様をつけたり、ツヤや光沢をだしたり、様々な質感を表現する。
コーティングすることで表面からの吸水を防ぎ、割れにくくしたり、汚れを付きにくくするといった防汚効果もある
無釉タイル…釉薬(うわぐすり)を施さず、素地がそのまま表面となるタイル
無釉タイルの色には、粘土自体に含まれている鉄分などの呈色によるもの(土もの)と、白色の素地に顔料(酸化金属やその精製混合顔料)を添加配合して着色するもの(練り込み)がある
タイルパークで取り扱っているタイルの大半は”施釉タイル”。無釉のタイルは、杉綾と大判床タイルの一部のみです。T2 PROTO. LAB(開発チーム)のハンドクラフトタイルにも一部、土本来の素材感をいかした無釉のものがあります。
【主な釉薬の種類と特徴】─────────
● 透明釉
釉薬の基本的なもので、石灰釉、亜鉛釉などの呼び名がある。
無色透明でツヤのある仕上がりに
● マット釉
微細な結晶や気泡を生ずるようにした釉薬や、半融状になるよう調合されたツヤ消し釉薬(全くツヤがないわけではなく、半ツヤ)
【商品例】サブウェイーマット、ニューヨークシリーズ
WEBブック「マットタイル特集」は… >>> こちらから
~貫入の美しさ ~
陶磁器における貫入とは釉薬の表面にできたヒビのことですが、焼きものの見どころの一つ。ガラス質の釉薬に入った貫入は、光を受けて様々な表情を見せ、日本や中国では昔から鑑賞上での重要な見どころとなっています。
その美しさに魅せられ、精進されている若い陶芸作家さんもたくさんいるとか…。
● なまこ釉
二重掛けの釉薬で、下釉の上に類似の釉薬を上掛けし、釉薬の流動によって斑紋や流紋があらわれたもの
【商品例】余白
~ 伝統の海鼠(なまこ)釉 ~
斑点やもわっとした模様が特徴、海鼠に似ていたことから付けられたといわれます。
中国、日本で美術陶磁に多く使われていますが、とくに信楽焼などに多くみられます。(「海鼠釉 信楽焼 火鉢」でネット検索すると、きっと見たことのあるキレイな青い火鉢がでてきます)
海鼠釉は温度に対してすごく敏感で、ある一定の温度や条件が揃わないときれいに発色しないそうですよ。
● ラスター釉
光彩を発するようにした釉薬を700℃程度でタイル表面に焼きつけたもの。他にも各種手法あり
【商品例】楽(ガク)-プレーン、絢爛
~ キラキラと輝くラスター釉 ~
一度焼き上げた後、ツヤのあるラスター釉を上から掛けてもう一度焼成するという、大変手間のかかる方法で施します。水たまりの上でオイルが虹色に輝いて見えるのと同じような現象で、七色に変化してみえます。
バブル期(1980年代後半)には数多くの建物の外装にラスター釉のタイルが使われていたそうです。いまでは内装使用がほとんどのようですが、キラキラはポイント使いでも十分に目立ちそうですね。
□ 施釉方法に特徴のあるタイルを過去のブログでもご紹介しています >>> こちらから
今回の勉強会でも意外と知らないことがたくさんあり、とても勉強になりました。
さて、次回の勉強会は「タイルの種類 第2弾(形状や面状について)」です。二丁掛けとか45二丁とかときどき聞くけど、いまいちよくわからない…しっかり聞かないと (^_^;)
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募集期間
7月20日(水)~8月19日(金)
空間の写真にタイルを貼り付けてシミュレーションすることができる新サービス「空間シミュレーション」。皆様が作成したシミュレーション画像を、「#タイルシミュレーション」をつけてインスタグラムで投稿してください!
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募集要項
空間シミュレーションで作成した画像をダウンロードし、#タイルシミュレーション をつけてインスタグラムに投稿してください。
期間:7月20日~8月19日の間に投稿されたものが対象です。
期間中は何回でも投稿可能です。
写真はご自分で用意したもの・予め用意されているサンプル写真のいずれでもOKです。
ご注意
・写真に人物が写り込まないようご注意ください。
・タイルパークのホームページ内で、投稿された写真を紹介させていただく場合がございます。ご自宅以外の空間写真を使用する場合は、必ず保有者に使用可否をご確認ください。
・サンプル写真以外の場合は、シミュレーションが自動で切り抜きをおこないます。微調整はできませんので予めご了承ください。
・非公開設定で投稿いただいた場合は応募の対象外となります。
・「ベストシミュレーション賞」に決定した方には、インスタグラムのDMでご連絡させていただきます。
画像のダウンロード方法
パソコンやスマートフォンにダウンロードしてください。
そのタイル、乾式?湿式?
TNコーポレーション社内にて先月からはじまった「タイルの基礎知識 勉強会」。月1回、約半年間、講師の方をお招きしての講習会です。第2回目の今回は、タイルの製法や材質についての話をお聞きしました。
「湿式還元せっ器質施釉二丁掛ラフ面 t=13」?!
これはいったい…(笑)
今回のお話はここから始まりました。
これでどんなタイルかを表しています(タイル業界2年目の私にも一応全部わかりました(ホッ))。
●「湿式」 → 製法(乾式製法or湿式製法)
●「還元 」→ 窯での焼成方法(酸化or還元)
●「せっ器質」→ 材質(素地の吸水率)
●「施釉」→ 釉薬(ゆうやく=うわぐすり)の有無(施釉or無釉)
●「二丁掛」→ 形状(150角、45二丁、六角形、ボーダー…など)
●「ラフ面」→ 面状(フラット面、ラダー面、磨き面(鏡面)…など)
●「t=13」→ 厚さ( t は thickness の頭文字)
昔、タイルメーカーの営業をされていた講師の方、開発局に提出する見積りにタイルの名称を実際にこんな風に書いていたそうですよ。
今回は、製法、焼成、材質、施釉のところまで教えていただきました。
タイルパークのタイルは「乾式」がメイン
タイルの製造方法のお話。
製法は大きく分けて2つ、「乾式製法」と「湿式製法」があります。
● 乾式製法
素地の泥しょうを脱水・乾燥させ顆粒状にしたもの(坏土と呼びます)を、金型に充填し、高圧プレス機で押し固めて成形する方法。
プレスして成形する乾式タイルの裏足*は、スタンプ状になっています。
*裏足…タイルの接着がいいように、裏側に付けた凸凹のこと
設備さえあれば低コストで大量生産ができ、元々水分がほとんど無い原料から作られるために、焼成後の寸法精度も高く品質が安定しています。
タイルパークで取り扱っているほとんどが、「乾式」製法のタイルです。
● 湿式製法
原料に、粘土・添加物・顔料などを調合、水を加えながら均一に練り、土のかたまりをつくります。それを真空押出成形機で板状に押し出して成形する方法です。
湿式製法のタイルは、通常2枚のタイルが裏足部分でつながった状態で成形されるため、焼成後分離して1枚のタイルにします。裏足には、筋状のくぼみが見られます。
昔ながらのシンプルな製造方法である湿式製法には、土の持つ魅力が詰まっています。焼き物特有の味わいや、温かみのある表情が魅力です。
タイルパークで販売中の湿式タイル
ブログでもご紹介しています! >>> こちらから
あと、「鋳込み」という成形方法があるそうです(知らなかった…)。立体型な形状でデコボコしていたり部分的に飛び出したりしてるタイル、ときどきインスタで変わった形をしたタイルを見かけるのですが、多分あれ(どれ?!)が鋳込み成形なのかな、と。
石膏型に泥しょうを注入し焼き物を成形する、陶磁器製造の伝統的な成形方法の一つだそうです。
長~い「トンネル窯」での焼成
製造工程順ではないですが、次は「焼き」のお話。
タイルパークの工場にもある「トンネル窯」。トンネル窯での焼成は、乾燥させたタイルを台車に高く積み重ねて、ゆっくりと移動させながら20~40時間かけて焼いています。
世界的には「ローラーハースキルン」という焼成が一般的だそうで…。くるくる回るローラー(物流センターや焼き菓子工場にあるみたいな?)にのせて焼いていく、とか。昔は我がTNの工場にもあったそう。
タイルを重ねずに平置きで焼成するので、30分~2時間で焼き上がり。早い!!
でも…短時間で均一な焼成が可能となった一方で、焼き物ならではの風合いの表現が難しくなった、とも…。
トンネル窯では、台車に積まれ長くじっくりと時間をかけて焼成されたタイルは、台車に置かれた位置(上の方か下の方かとか)でも色の出具合に差が出たりするということ。でも、そこがまた魅力でもあり…。微調整による炎の焼きは、やはり焼きものらしい仕上がりで味があります。
「窯変(ようへん)」という言葉を、タイルパークで扱っているタイルの商品説明の中にも時々使っています。これは窯の中で陶磁器に生じた色の変化のこと。窯の炎による現象であることから、「火変わり」とも呼ばれます。
もともとは予期しない変化のことを言うのですが、窯変のタイルはあえて変化を求めて作為的に行っています。
その色の微妙な変化は、やきものとしてのタイルの色彩をより深く、味わいのあるものにしてくれるのです。
先ほど、”湿式タイルには焼き物特有の深い味わいがある”という話をしましたが、乾式のタイルでも、製造工程でひと手間もふた手間も加えたり、 窯変の魅力を最大限にひき出す技術があれば、焼きものらしさあふれる仕上がりが可能になるのです。
この辺の話は、「釉薬(ゆうやく)」とも深く関係しているのですが…
一旦ここまで。
続きの「釉薬」と「材質」の話は、次のブログでお伝えします。
<(_ _)>
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「とっても Art なタイル」オンライン説明会
タイルは、この世から無くなっても
困らない存在?
しかし、それでも
今回お伝えしたい
タイルの存在価値、それは、
「心を豊かにしてくれる存在」
ということです。
新規入荷のタイルを中心に、
装飾的要素の強いタイルを
「とってもArtなタイル」
として、
オンラインでの説明会にて
楽しく、わかりやすく紹介いたします。
【主な内容】
「絵画的な装飾がArtなタイル」
「形状の面白さがArtなタイル」
「焼き物の魅力がArtなタイル」
【開催日程】
2022年7月26日(火)16:00〜16:30(終了)
2022年7月28日(木)16:00〜16:30(終了)
※終了時間は
前後する場合がございます。
(Zoomを使用いたします。)
オンライン説明会に、
ぜひ!ご参加下さい。
【会場】
Zoom(オンライン会議アプリ)
【対象】
・高級ホテルや店舗の企画に関わる、設計士、デザイナー、インテリアコーディネーター、オーナー企業様
・空間価値を高めた提案をしたい⼯務店など建設業の皆様
【説明会内容】
「とってもArtなタイル」:タイル活用法のご提案
【お申し込み方法】
ご希望の方は開催日別の参加ボタンよりお申し込みください。
お申し込み後、Zoomより入場用のURLが届きますので当日までメールの保管をお願い致します。
開催当⽇は、開始5分前よりご入室いただけます。
【ご注意事項】
・「Zoom」を使⽤いたします。詳しい動作環境については Zoomヘルプセンターをご確認ください。
・視聴リンク(URL)はご本人限りのご利用にてお願い致します。
・視聴に使用される端末の回線によっては、再生遅延や途中停止が起こる場合がございますが、予めご了承ください。
・説明会の録⾳・録画はご遠慮くださいますよう、お願い致します。
担当:TNコーポレーション 渡辺
【開催日程】
2022年7月26日(火)16:00〜16:30(終了)
2022年7月28日(木)16:00〜16:30(終了)
※終了時間は
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(Zoomを使用いたします。)
あなたのご参加、
心からお待ちしております。
新商品「クリマ」
イタリアからやってきた新商品「クリマ」。新型コロナウイルスの余波や国際情勢の影響から、日本への入荷が大幅に遅れておりましたこれらの装飾タイルが、7月はじめにようやく入荷!その魅力をご紹介致します。
KLIMA -クリマ-
リアルな木材風のフロアタイルが新登場。
point/01
ナチュラルな木目調
僅かになだらかな凹凸を持つ木目調のフロアタイル。1200mm幅の大判で存在感もたっぷり。
point/02
滑らかな触り心地
カットサンプル
クリマは室内使用を想定しているため、タイル表面はすべすべとした質感です。といっても木目に似せたデザインのため、見た目は温かな雰囲気。大理石風の磨き仕上げのツルっとしたタイルとは違ったタイルの質感を、ぜひサンプルを触ってお確かめください。
裏足には「MADE IN ITALY」
製品案内
実寸法:1200x200mm
厚さ:10mm
必要枚数:4.2枚/m2
価格:7,650円/m2(税別)
WEBリーフレットを見る
【サンプルのご案内】
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新商品「ファビオラ」「オリジン」
イタリアからやってきた新商品「ファビオラ」と「オリジン」。新型コロナウイルスの余波や国際情勢の影響から、日本への入荷が大幅に遅れておりましたこれらの装飾タイルが、7月はじめにようやく入荷!その魅力をご紹介致します。
FABIOLA -ファビオラ-
装飾性に特化したデザインタイルが新登場です。
point/01
ランダムな絵柄
「ファビオラ」は4種類の品番がございますが、いずれも絵柄が数十種類あり、ランダムで遊び心のある仕上りに。
(※絵柄を指定することはできませんのでご了承ください)
point/02
異なる4つのテイスト
FOGは水彩絵の具のようなテクスチャで絵柄が施された、有機的でナチュラルなデザイン。グレイッシュカラーベースで、絵柄は多種多様でも静かで穏やかな雰囲気に仕上がります。
CIELOはオランダのデルフトタイルを想起させるブルーのデザイン。ヨーロッパライクの懐かしい雰囲気は心落ち着く住宅のアクセントに。
BANDW(Black&White)は幾何学模様が施されたアフリカンテイストの手描き風デザイン。絵柄はプリミティブな印象ながら、モノトーンでキリっとまとめられたデザインはモダン空間にも馴染む。
FLORENCEは美術館に飾られる油彩画を思わせる華やかな絵柄。描かれた花の芳香まで感じられそうな、気品を感じさせるデザイン。
point/03
溢れる華やかさ
空間を彩り豊かに仕上げる、アートのようなタイルです。
製品案内
実寸法:150x150mm
厚さ:8.5mm
必要枚数:44枚/m2
価格:8,800円/m2(税別)
WEBリーフレットを見る
ORIGIN -オリジン-
プリミティブな幾何学模様の装飾タイル
point/01
プリミティブなデザイン
手描き風の絵柄が施されたオリジンは、素朴で原始的魅力が特徴。空間に温かみが生まれます。
point/02
縦にも、横にも
すべて同じ向きで揃えるのはもちろん、縦と横を交互に並べて動きを出すのもオススメです。
製品案内
実寸法:150x150mm
厚さ:8.5mm
必要枚数:44枚/m2
価格:8,800円/m2(税別)
WEBリーフレットを見る
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身近にあるタイルアート!
先月の勉強会で、全国に先駆けて施釉モザイクタイルをつくり発展させたのは、この地方(→美濃焼の産地、わがTNコーポレーションのある地域。詳しくは岐阜県多治見市笠原)だということを知ったワタクシ…
ということで(?)、多治見市笠原町の公園へモザイクタイルを使ってデザインされた壁、モザイクタイルアート(トイレですが(笑))を見に行ってきました。
岐阜県は多治見市笠原町にある「かさはら潮見の森」という公園(ちょっと山の上の方にあります。森林浴がてら行ってきました)。こちらの駐車場のトイレの壁面に、地元笠原産の10ミリ角のモザイクタイルを使用したモザイクタイルアートが今年初めに完成しました!
公園の四季の風景を彩ったモザイクアートの壁画
トイレの壁面は4面ありますが、2面は地元のタイル業者さんが作成(潮見の森の春と夏の景色)、あとの2枚(秋と冬の景色)は、ワークショップを開催し、地元笠原町の小中学生とそのご家族を中心に延べ176人の方が参加し、2日間かけて作ったそうです。2.1m×2.1mの大きな壁画、知っていたら私も参加したかった!!
地場産業であるタイルを用いた新たな名所ができました。
近くにお越しの際には、このモザイクタイルアート壁画をぜひご覧いただきたいです。多治見モザイクアートミュージアムも近いですよ(車なら…)。
☆ 美濃焼のイベントもありますよ~ ☆
岐阜県多治見(暑さと、焼き物の町!)にて「真夏の陶器まつり」が開催されます。大人気の美濃焼GO(陶器を買うと割引券がもらえる♪)も使用できますので、お得に美濃焼がゲットできます!
美濃焼廉売市、美濃焼タイルマーケット&体験、若手作家ブース、キッチンカーなど出店…などなど
タイル関連のブースも設置されるそう。楽しみです!
日時:7月30日(土)・31日(日)9:00~17:00
場所:岐阜県多治見市 本町オリベストリート付近
●多治見「本町オリベストリート」とは…
明治初期から昭和初期にかけて建てられた商家や蔵が残る、美濃焼の文化に培われた多治見市の歴史を色濃く残している長さ約400mのエリア
空間シミュレーションからのサンプルご請求方法
タイル空間をイメージするのに便利な空間シミュレーションですが、質感や色味はどうしても再現が出来ないため、タイルの使用を検討する場合は必ず実物サンプルのご請求をお願いしております。
空間シミュレーションからサンプル請求までの流れをご案内いたします。
①会員登録
サンプルのご請求は事前の会員登録が必須です!
業者の方の登録区分「プロ会員」は申請から承認完了までにお時間をいただくため、お早めにお申し込みをお済ませください。
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③製品ページへ移動する
「全ての選択した製品を見る」を押すと、現在シミュレーションしている商品の情報が表示されます。「詳細を見る」でタイルパークの該当商品ページへ移動します。
④サンプルカートへ商品を入れる
商品ページに「サンプル請求」のボタンが表示されていれば、現在実物サンプルのお取り寄せが可能です(※欠品等によりサンプルをお出しできない商品も一部ございます)。
予め登録した会員にログインしている状態でボタンを押すと、サンプルカートに商品が入ります。ログインしていない場合はログイン画面へ遷移しますので、ログイン後に再度ボタンを押してください。
⑤手続き完了へ
サンプルカートから注文手続きへお進み頂き、お届け先と必須項目を選択して注文完了してください。なおサンプルは送料含め無料でご注文いただけます。 point! お急ぎの場合は備考欄へ最短希望の旨をお書きください。発送時に指定可能な最短の到着日指定をお付けいたします。
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まだまだ知らないタイルの世界
TNコーポレーション社内にて今月から、「タイルの基礎知識 勉強会」がはじまりました。主に新人教育の一環として(かく言うワタクシもまだまだ知らないことばかりの2年目…)、タイルへの知識を深め日々の業務に役立てよう!というわけです。月1回、6ヶ月かけて、講師をお招きしての勉強会です。
初回はタイルの歴史から
現存する世界最古のタイルとされるのは、今から4600年以上も前、紀元前2700年頃のエジプト王朝時代、ピラミッドの地下通路の壁に使われた青色(ステキ!!)のタイルなのだそう(ぜひネットで検索してみてください。キレイな色のタイルです☆)。
7世紀頃にはイスラーム教が興り、タイルは寺院(モスク)の内外の装飾に多く用いられ、その勢力が拡大するとともにスペインからヨーロッパ各地に伝播。やがて中国・日本やヨーロッパ大陸内で互いに影響を及ぼしていったそうです(世界史で習った世界4大文明を思い出しました…苦手(笑))。
時系列を追って内容をお伝えしていこうとすると全然まとまらないので、ここからは気になった内容をピックアップ…(汗)。
ラスター彩
タイルパークのタイルでも使っている「ラスター釉」というものは聞いたことがあったのですが、「ラスター彩」は初耳。(ちなみにラスターは、英語で「きらめき」とか「輝き」などの意味)
「ラスター彩」はイスラームで9世紀頃に出てきた陶芸の技法の1つで、一度焼いた白釉の表面に、酸化物(銀or銅)を含んだ顔料で絵付けをし、二度目に今度は低温で還元焼成したものだそうです。酸化金属が還元されることで、金属光沢をもつ 美しい 文様の陶器がつくられていました。
マジョリカタイル
頭に浮かぶのは「レトロな可愛い絵柄のタイル!」…。なんとなくは想像できますが。
15世紀末から16世紀にかけてイタリアで発達した陶器で、錫釉(すずゆう)を施し、色釉で絵付けしたもの。このもとになる陶器がスペインのマジョルカ(マヨルカ)島を経て、19世紀半ばには広くヨーロッパに伝わりました。
はじめに「マジョリカタイル」と呼んだのは、イギリスの陶磁器メーカーだそうです。
日本でも、独自のデザインなどを加えて大正初期から昭和初期にかけて多く生産され、「和製マジョリカタイル」と呼ばれています。
ちなみにタイルパークでは”マジョリカ風”のタイル「魁」がありますので、チェックしてみてください。
日本の最初のタイルは「敷瓦」
さきほど「和製マジョリカタイル」の話をしましたが…、日本での最初のタイルは奈良時代(8世紀)。寺院建築で使われた瓦素地でつくった正方形の陶板が原型で、床や地面に敷く瓦「敷瓦」がはじまりだそうです。
江戸時代には茶の湯文化とともに施釉のものが多くつくられるようになりました。
その後、絵付けのプリント法や大量生産技術を取り入れたイギリスの「ヴィクトリアンタイル」(ヴィクトリアンタイルのなかでも装飾性の高いものが先述のマジョリカタイル)が、幕末から明治にかけて多く取り入れられ、それを模倣し国産化されたものが「和製マジョリカタイル」となります。
イギリス製タイルへの憧れから生まれた「和製マジョリカタイル」ですが、やがてはその安価でありながら高品質、独特の美しさがうけ、逆に世界各地へと輸出されたそうです。
全く知らなかったことばかりで、他にも気になったこともたくさんあったのですが(例えば…全国に先駆けて施釉モザイクタイルをつくり発展させたのは、この地方(→美濃焼の産地、わがTNコーポレーションのある地域。詳しくは岐阜県多治見市笠原)だということとか!) …
長くなりすぎたので、このあたりで失礼します…。
次回の勉強会は「タイルの種類」だそうです。どのくらい知っていることがあるかな…
参考文献:
「タイル手帖」一般社団法人 全国タイル業協会
https://www.tile-net.com/publication/notebook.html
参考:
LIXIL文化活動 – LIVING CULTURE「タイル・れんがの豆知識」
https://livingculture.lixil.com/ilm/museum/fun/ 2022.06.17
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