タイルパークの林です。以前にも紹介しましたが、タイルをアートパネルで楽しむ企画を検討中です。今回は最も簡単な手法としてタイルをパネルに張り、フックを取り付けて壁に飾る方法を紹介します。
横は壁側のフックの水平に注意すれば問題ありませんが、縦長の場合は、傾きが気になります。2箇所で止めるなど工夫が必要なようです。
一枚ずつかけるのも面白いかもしれません。気分によって並び方を変えて楽しむことが出来ます。
裏のフックはこんな感じです。
以前にも紹介しましたが、タイルを壁に貼るのは想像以上にハードルが高いようです。施工の問題や一度貼ったら二度と変更できないリスクなど、いろんな不安がよぎります。そんな時、簡単に設置でき、付替えも簡単なタイルのアートパネルの出番がありそうです。
さて今回はアートパネルチームの悩みを皆さんに打ち明けさせていただきます。この企画は多くの皆さんの声を生かした企画です。しかし一方で、商品として成立するか?他の商材と比べて強みはなにか?そもそもタイルをインテリアに飾りたいと考えるニーズが有るのか?等など・・・。
まず取り掛かったのが、アートパネルの価格帯別商品調査です。絵画、印刷物、ファブリック、アイアン、ウッドなど様々な強豪があります。また、マーケットボリューム。これは想定でしかありませんが。そしてターゲット。色々調べながら、可能性を模索しています。その中で決まり事が出来ました。最大の絞り込み条件として、そもそもタイルを使いたいと考えている人を前提とすることです。
他素材と価格で競争する不毛な戦いは入り込まない。これが前提です。
まだまだ乗り越えるべき道は長いですが、一つずつ市場に近づいて行き、商品化したいと考えています。ご意見の有る方は是非お聞かせ下さい。
タイルパークの林です。今回はタイルパークの新しい利用法を報告させていただきます。なんとそれはタイルパークのカタログ写真を今話題の御朱印帳の表紙に活用する企画です。初めは意味がよくわかりませんでした。展示会で試作を見せていただくと、なんと意外ときれいで面白いものになっていました。
従来の御朱印帳は少し重い雰囲気や歴史的な雰囲気のものが多かったようですが、若い世代を狙ったカジュアルな雰囲気として、あえて従来のイメージを無くしたデザインのようです。早速紹介します。
うまく行けばこの中から6種類採用されるようです。また、その価格は1冊2000円のようです。私にはそれが安いのか高いのかわかりません。そもそも御朱印帳自体を知りませんでした。
でも採用されると面白いです。結果がたのしみです。
タイルパークの林です。久しぶりに海外施工例を紹介させていただきます。
今回は睡蓮LHー50です。シンガポールのセントーサ島にある5つ星ホテルのシャワーブースで使用されました。
これはかなり大きな案件で、この案件を取りたい中国メーカーが数件入札に参加し、この後コピー商品が出回りました。
残念ながら正式に撮影を依頼していないので、ホテルのホームページからの写真を流用させていただきます。
次はアメリカで使用された写真です。アメリカでもやはりシャワーブースです。
この商品はかなり多くの国で使われています。他にはオーストラリア、台湾、マレーシアなどがあります。多くの国で使われている人気の商品です。
久しぶりに投稿させていただきます。タイルパークの林です。今回はT2の新しい取り組みについて紹介します。T2とはTNコーポレーションの新しいタイルの開発に取り組む仕組です。その中で色んなタイルが作られ、それをパネルに張ってお客様に見ていただいています。昨年のインテリアライフスタイル展も同じようにパネルで展示をしていたところ、熱心にアートパネルとしてのタイルの可能性を語っていただける方がありました。
今、私達が開発しているタイルは、水回りの機能性や外壁保護のための建材ではなく、装飾品として使われているものが大半です。考えてみると、装飾品を壁に貼り付けてしまい、一生付き合っていくのは結構勇気がいります。何を隠そう私自身が新しいオフィスの入り口にタイルを貼るに当たり、迷ってしまい、結局タイルを定期的に取り替えられるパネル式にしたのです。
これはかなり大掛かりですが、もっと手軽な大きさとか価格帯を準備すれば喜んで頂ける人があるかもしれないと考え、6月に開催されるインテリアライフスタイル展に向けて企画を練っています。一つの例としてIKEAで買ったフォトフレームを活用したアートパネルを紹介します。
楽しみ方はいろいろです。大きさや質感、収まりなど色々検討中です。そして何より商品として魅力があるか、タイルの新しい使い方として認めてもらえるか?色んな角度から検討しています。ご意見のある方は是非コメントをお願いします。
タイルパークの林です。寒さもピークに近づいてきました。火を落としたあとの工場は、まるで冷蔵庫のように冷え切っています。
さて今回は、台湾から届いた大観の施工写真を紹介しましょう。
相変わらず台湾ではこのシリーズが大人気です。チタンを使った柔らかな色を表現できる釉薬を4層かけ合わせ、一つとして同じ色のない自然な色合いが表現されています。さらに表面が凹面になっていて、溶けて混じり合った釉薬が凹部の中心へ流れ込み、不思議な色彩を作り上げます。それはまるでモネの絵画のような落ち着いた明るさです。
別の写真を見てみましょう。
TAI-1をキッチンバックに使用した事例です。こちらはチタンの釉薬を薄いクリーム色と少しブルーがかった色をミックスしたものです。元々自然な色幅があり、2色を混ぜることで自然な色幅を表現しています。
台湾はバスタブがなかったり、キッチンが大きかったりで、アメリカのインテリアと通ずるものがあります。だから少し変わったTNのタイルは大人気です。
2022年、コロナでまだまだ厳しい時期が続くかもしれませんが、今年もTNの商品が世界を駆け巡ることを願っています。
明けましておめでとうございます。タイルパークの林です。コロナとともに駆け抜けた2021年が終わり、希望に満ちた新しい年の幕開けです。
さて、今回は4月に発刊予定の新カタログの中から、T2ブランドの新商品を紹介します。(T2へのリンクはこちら)
新カタログでは手仕事とこだわりの材料をテーマに作られたT2商品を掲載します。中でもこの商品はイチオシのアイテムです。商品名は陰翳(いんえい)。谷崎潤一郎の陰翳礼讃に影響を受けた商品です。地元の原料で黒さにこだわり、朽ちた金色を表現する釉薬も、TNオリジナルです。これらを丁寧に型に合わせてカットして一枚ずつ焼き上げています。すべて注文生産品となり、生産量も限られているので、少し早めの発注をお願いすることになると思います。
この他に3つのパターンがあるので、ここではその一つを紹介します。
他にも2パターンありますが、すべて見せるのは控えさせていただきます。
新しいカタログ配布まで3ヶ月を切りました。いよいよ最終段階に入っています。
2022年のタイルパークの活動に是非注目して下さい。
タイルパークの林です。今回は、イチオシ商品「組絵セレクト」のアメリカでの施工例を紹介します。アメリカでの組絵の販売は、今年から始まりました。
日本ではバラの状態で出荷され、お客様の好みで組合わ絵による模様を楽しんで頂く商品ですが、アメリカではパターンを決めてユニット化し、標準品として販売されています。組絵の面白さはなくなりますが、分かりやすく、タイルそのものの魅力がよく伝わります。今年のカタログからタイルパークでも「組絵セレクト」として発売を開始しました。今回は2枚のインスタグラムに紹介された写真をっ紹介します。
黒マットのしっとりとした肌触りと2本のラインが作り出す幾何学模様が、シンプルでありながらセンスを感じさせる空間を作りあげます。
このようにタイルパークの商品は、多くの国のお客様に愛されています。
商品開発を受け持つ二人の若き開発担当者が運営するT2。T2の由来は二人の名前です。陶芸家を目指して同じ年に多治見市意匠研究所に入所した二人の名前は偶然にも徹でした。二人が展開する新しい商品プロジェクトのネーミングを検討する時、はじめは徹2(トオルツー)を二人に提案しましたが、あまりにもベタなので徹の頭文字TをとってT2とすることにしました。
一年ほど前に立ち上がったT2プロトラボ。はじめは曖昧なスタートでした。 経営側の意図は試作室を公開する事が一番の目的でした。商品化されるまでには多くのボツネタがあります。そもそも魅力のない商品はしょうがないですが、魅力があってもその殆どはボツとして日の目を浴びないのです。そんな商品を紹介し、場合によっては手作りの希少性のある商品としてお客様に提供する。それと開発途中の試作室を見てもらうことでお客様との距離を近づける。それが経営側の意図でした。
その後T2のホームページやパンフレット、そして商品のタイルパークサイトでの公開、更には展示会出展を重ねるうちに制作側の二人から強く意見が出るようになりました。それは「T2らしくない、試作を販売するのは未完成品を世に出しているようで落ち着かない、T2はブランドではないですか?」そんな言葉でした。 経営側と作家、そして販売企画との見解がずれ始めたのです。何度も話あいました。答えはまだ出ていません。それでも私の頭の中にぼんやりとその構想はまとまりつつあります。 T2とはこだわりの原料と技法を活用し、手仕事にこだわったハイブランド商品。そしてプロトラボの部分はWEBや工場見学などを通じて試作室を公開し、欲しい人にはどんな少量でも作って販売する。 この2つの内容を軸に展開することにしました。
今でもすべて解決できたわけではありません。
T2の二人はアーティストなのか職人なのか。ディレクターなのかモデラーなのか。その問題は今も続いています。それでも確実に前へ進んでいます。
2022年のカタログではT2ブランドとして10ページ程度を割いて手仕事とこだわりの技法を活かしたT2商品を紹介します。
いいものを追求し意見をぶつけ合うことは重要だと思います。そしてこれからもT2の苦悩は続くと思います。しかしそれは幸せなことです。その結果多くの人に喜んでもらえる商品ができれば幸いです。
少しT2の最近の商品を紹介します。
タイルパークの林です。今回はアメリカで販売されているプルームの動画をユーチューブで紹介します。
タイルパークで販売しているプルームはアメリカでLunadabay Tileが販売されています。今回はそのプロモーション用のユーチューブを紹介します。
アートディレクターのフラースさんが紹介しています。彼は天才的な感性をもっているタイルディレクターです。TNで見つけたタイルをとても魅力ある商品に生まれ変わらせることができます。そんな彼の商品説明ビデオ、ぜひ一度ご覧になって下さい。もちろん英語なので、細かいことは抜きにして、雰囲気だけ見ていただければと思います。 プルームの商品ページはこちら
タイルパークの林です。今回はT2の吉野くんが手掛ける新しいタイルを紹介します。
吉野くんの手仕事は本当にすごいです。
丁寧で、妥協を許しません。今彼が手掛けているのは、きれいな原料に丸の落とし込みを作り、きれいな釉薬をその部分に手で塗布するタイルです。
明後日のミーティングまでにいろんな色のサンプルを準備しなければなりません。背中に緊張が走ります。
彼の緊張感は、手仕事の難しさから来ていました。丸い模様に定量の釉薬を盛る必要がありますが、それがなかなかうまく行きません。本日の窯入れがリミットなのに、まだまだ色んな色を作る必要があります。しかし急ぐと円の縁にはみだしてしまいます。
準備された釉薬を丁寧に円の中にもり、縁にこぼれたものは拭き取ります。
出来上がりのイメージはこんな感じです。
あさっての朝には焼き上がります。どんなふうに仕上がるでしょうか。今回のブログで紹介できないのが残念です。焼き上がったものは次の機会に紹介します。
T2の商品はこちら
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