カテゴリー別アーカイブ: ニューヨークだより

ニューヨークだより 第24回:Harold’s Meat+Three

取材:2017年  写真/記事:玲・ジェンザーノ   

アメリカのサザンフードのレストランHarold’s Meat + Threeのご紹介です。

オーナーシェフのHaroldは、ニューヨークのお隣のニュージャージーで育ち20年以上のキャリアを持つ有名シェフ。こちらのレストランではアメリカのサザンフードが楽しめます。
サザンフードというと私たちに聞きなれないのですが、フライドチキンやバーベキュー、コーンブレッドに代表されるアメリカの南部で生まれた料理です。せっかくなので私もフライドチキンをメインで頂きました。ディップもついてきてカリカリで美味しい。

入口のサインには背景としてブラックサブウェイタイルが使われています。ブラックのサブウェイタイルはバーなどでたまに見かけるのですが、こんな風に背景として使ったりのするのは珍しいですね。

お店の中に入るとインパクトのある幾何学模様のタイルが床前面に使われています。

家具や照明のコーディネイトから、北欧デザインとインダストリアルなテイストをミックスしてどこかレトロな感じに仕上がっています。

テーブルセッティングに使われているディッシュウェアもお花柄でかわいい。

こちらのレストランサラダバーが奥に別で設置されているのですが、サラダバーの下の床はグレーの大きめのヘキサゴンタイルが使われています。店内全体に使われている幾何学模様のタイルはこちらまで使われておらず、なんでかな?と気になったのですが、サラダバーの野菜の色を引き立てるためかもしれませんね。

さて、こちらのレストランはほかのレストランやホテルの複合施設内にあるので、外からの入り口の他にも内側からの入り口があります。そちらもウッド素材のエントランスとシンプルでテキスチャーのあるサブウェイタイルが使われていて素敵です。

ちなみにこのテキスチャーのあるサブウェイタイルはお手洗いにも同じ素材で四角のデザインのタイルが張られていました。

通常のツルとしたタイルでなく素材感が感じられる陶器のようで、またイメージが変わって面白いですね。やっぱりニューヨークのレストランのお手洗いは何かしらツイストが効いていたりするので、毎回要チェックです(笑)


ここが気になる!スタッフのタイルワンポイント

ブラックのサブウェイタイルが引き立たてる煌々としたネオンサインが印象的です。このようにサインボードなどのバックにタイルを使う例も多いですよね。無地単色のタイルはそれ自体に強い主張があるわけではなく、またサブウェイタイルなどは近年様々な場所で見かけるようになり空間の一部として溶け込ませるにはもってこいのタイルカテゴリーとなりました。
空間的な立体感は持たせつつも、あくまでサインが主役。クロスと違って厚みのあるタイルだからこそできる演出です。


この内装イメージにピッタリのタイルはこちら

07-DH1
★サブウェイ(アクセントカラー) 07-DH1

美しいブラックの艶が大人の雰囲気を醸しだすのにピッタリです。


====お店情報====

Harold’s Meat+Three
2 Renwick st, New York NY 10013

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ニューヨークだより 第23回:Lion’s milk

取材:2017年  写真/記事:玲・ジェンザーノ   

ブルックリンの小さなカフェLion’s milkのご紹介です。
“人種のるつぼ”と言われるニューヨークですが、もちろん食文化だって文化と同じように色々なものが楽しめるのがニューヨークの楽しいところです。今回ご紹介のLion’s milkはトルコ風のサンドイッチやスウィーツと地元のブルックリンのブランドのコーヒーを取り扱うカフェです。

お店の中はカウンターとちょっとしたシーティングエリアがあります。
メニューがそのまま壁に手書きで書かれているのですが、力が抜けた感じがいいですね。メニューにはトルコの甘いパイのようなお菓子バクラバやイスタンブールなんて名前メニューがあったり。カウンターにはカラフルなタイルが貼られたケースも。
タイルを貼ってあるケース見たのは初めてなのですが、こんな風に使えるならカラフルなインテリア考える時に楽しいですね。

照明もオブジェっぽく使われているのがお店のテイストにぴったり。

飾り棚にも紅茶やコーヒーにもちろんトルコのお菓子それに雑貨も置いてあります。
フロアにはパターンタイルが使われています。比較的シンプルなデザインですが、やっぱりフロアに色が入るとインパクトが出ます。

ゆったりとした雰囲気で、私が写真を撮っている時も犬を連れたカップルや常連さんのようなお客さんがきたりとウィリアムズバーグの地元の人に愛されているカフェです。


ここが気になる!スタッフのタイルワンポイント

ぽかぽかとした日差しが思わず眠気を誘うような、何ともいえないのんびりした空気感のカフェです。
そんな空間をグレイッシュなカラーで適度に引き締めているのが、やはり床に使用されているパターンタイルですね。
写真ではハッキリ分かりませんが、おそらくは「セメントタイル」と呼ばれる種類のものでしょう。近年ヨーロッパで主流となりつつあるプリントタイルとは違い、金型を使って一枚一枚手作業で顔料入りのセメントを流し込んで作るタイルです。プリントでは表現できない穏やかな線と滑らかな質感で、サブウェイタイルとも相性の良い今後注目のタイルです。タイルパークでももしかすると今後取り扱うことがあるかも・・?


この内装イメージにピッタリのタイルはこちら

NY-MBS-1
★ニューヨーク-ミックス NY-MBS-1

明るい店内を適度に引き締めるモノトーンの模様。ツヤをおさえた滑らかな質感と特徴的なパターンで、モダンな場所からちょっとフェミニンな愛らしい空間にまでマッチします。


====お店情報====

Lion’s milk
104 Roebling St. Brooklyn, NY 11211

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ニューヨークだより 第22回:Oxido

取材:2016年  写真/記事:玲・ジェンザーノ   

ニューヨークフラットアイアン地区のエリアにあるモダンなメキシカンレストランOxidoのご紹介です。

この地区の名前にも使われているフラットアイアンビルディングは1902年に完成し、100年以上経った今もこのエリアのランドマークとしてそびえ立っています。有名な建物ですが、華奢なイメージなので毎回歩いているとケーキの細切りのように見えてくるので不思議です。

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*フラットアイアンの写真はお借りしてきました*

レストランはフラットアイアンビルディングから歩いて5分ほどの賑やかな通りに面しています。

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なんとこちら中に入ると細長い店内には斜めのタイルが壁一面に貼られています。天井にも斜めに木材が内装として使われています。タイル自体はシンプルで以前見たことがあるのですが、こんな風に斜めに貼られているのは面白いですね。

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入り口から見た写真

タイルの色は入り口と奥のカウンタースペースではタイルの色の配色が違い、奥は黒が多めに入り口付近は黒を少なくグラデーションにし、テラコッタ・白・ピンクなどの明るい色を使い奥行き感を出しています。

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奥から見た写真
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入り口側の様子

色自体はテラコッタやピンクなどなかなかチャレンジングな色が使われていますが、メキシコのイメージにはぴったりです。例えばモノトーンやブルーなんかに変えて使っても存在感のある内装になりそう!

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中心部分

奥のカウンターエリアには定番のサブウェイタイルが使われています。メニューもお茶目な牛のイラストレーションとカラフルな配色が使われています。ジャンクな感じにならずグラフィックに仕上がっています。

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ちょっと一息つきたかったので簡単にスナックをオーダーしたのですが、バックのデザインも可愛いです。ニューヨークのレストランでは食べきれなかった分の持ち帰りや、テイクアウトがとてもポピュラーなので、お店のデザインに合わせたバックやパンフレットが一緒にデザインされているのが楽しいですね。

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入り口にある電球のような照明もいい味出しています。今年のホームインテリアのトレンドとしてインパクトやちょっとこだわりのある照明が流行しているので、このようなシンプルかつデザイン性のある照明は素敵ですね。

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ここが気になる!スタッフのタイルワンポイント

壁一面に、お行儀よく横一列でピシッと貼るのではなく、色を変えたりナナメにしたりと、まるで絵画のように貼られたレトロなタイル。日本だと昭和ごろに設計された劇場のロビーとかに貼られているイメージがありますよね。色合いも、かつての日本ではよく見られたタイプのカラーですが、近頃はちょっぴり敬遠されがち。でもここではお店のイメージとよく合っててとても効果的に使われています。レポの中で玲さんが書いていますが、空間のイメージに合わせて落ち着いた色を中心にしてみたら、同じ貼り方でもかなり雰囲気が変わって見えそうですね。

ちなみに、アメリカのタイル販売会社の方曰く「日本はなんでも白目地・黒目地で済ませすぎ!もっと空間とタイルを調和させるベストな目地色を選ばなきゃ!」だそう。そういえばこのOxidoでも、よ~く見るとややオレンジよりのブラウン目地を使っていますね。


この内装イメージにピッタリのタイルはこちら

07-CN3
★サブウェイ

通常の白はもちろん、ちょっとレトロなグリーン、ブラック、レッド等、カラーバリエーションも豊富なサブウェイ。組み合わせ方次第では「Oxido」のような動きのある壁面表現も可能に。


====お店情報====

Oxido
18 W 23rd St, New York, NY 10010

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ニューヨークだより 第21回:Sweethaus

取材:2016年  写真/記事:玲・ジェンザーノ   

今回は、ブルックリンにあるレトロなカップケーキカフェSweethausのご紹介です。

有名なアメリカの連続テレビドラマ「Sex and The City」から火がついたともいわれるカップケーキですが、ブームから何年か経った今ではすっかりアメリカのデザートの定番になりました。

そんな大人気のカップケーキやカスタムウェディングケーキを取り扱うSweethaus。元々はバージニアに店舗があり、人気が高じてブルックリンにお店がオープンしました。

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中に入るとカウンターとサブウェイタイルの壁に定番メニューが。

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キャロット&クリームチーズのカップケーキを頂きました。
ニューヨークカップケーキはたまにびっくりするぐらい甘い物もあるのですが、こちらのカップケーキは甘すぎずそして食べやすい大きさです。置いてあるコーヒーシュガーもミントグリーン色!

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店内では実際にカップケーキを作っているところも見られますし、カフェスペースも併設してあります。
壁は全てサブウェイタイルが使われていて天井はグレイネイビーでコントラストがしっかりつけてあります。
円球の照明もレトロで可愛いです。やはりサブウェイタイルは周りのコーディネーションでモダンにもインダストリアルにも雰囲気変えられるので万能選手ですね。

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奥のキャンディーバーの棚にはサブウェイタイルが使われています。シンプルなタイルがカラフルなキャンディーを引き立てています。

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ちなみに床にもミントグリーンのパターンタイルが使われています。こちらのお店はテーマカラーのミントグリーンをしっかり打ち出していますね。
前回のRock&Reilly’Sでもパターンのタイルは使われていますが、あのクールな感じとは異なってこちらではレトロキュートな床を演出するのに使われています。

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カップケーキはもちろんですが、店内がとても素敵なのでカフェとして立ち寄るにもオススメです。

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ここが気になる!スタッフのタイルワンポイント

爽やかなミントグリーンを引き立てる真っ白なサブウェイタイル。清潔感を生み出す上に手軽に拭き掃除もできるとあって、飲食店には特におススメです。
よ~~く見ると、窓際やメニューボードの周囲もサブウェイタイルで囲まれてますね。なんてこと無いようですが、この使い方、結構珍しいです。


この内装イメージにピッタリのタイルはこちら

★サブウェイ
サブウェイ/SUW-150

壁一面に貼っても圧迫感を与えないサブウェイタイルなら、シンプルな要素で統一感のある空間が作れます。

★ニューヨークスタイルにおススメのタイルを集めました↓
ニューヨークだより


====お店情報====

Sweethaus
135 Metropolitan Ave (b/w Berry & Wythe) Brooklyn, NY 11249

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ニューヨークだより 第20回:Rock&Reilly’s

取材:2016年  写真/記事:玲・ジェンザーノ   

ガーメントディストリクトのルーフトップバーRock&Reilly’sのご紹介です。
マンハッタンのタイムズスクエアを少し下がるとガーメントディストリクトと呼ばれるエリアがあります。ここに古くは縫製工場があり、現在でもたくさんのファッションカンパニーがあります。

今回ご紹介のバーは新しく出来たルネッサンスホテルの上層階にあります。

Rock&Rolly's

入り口はラスティックなイメージがいっぱいのギャラリーウォールになっています。額縁を使ったギャラリーウォールのデコレーションは、最近店舗やホームでも流行しているようでよく見かけます。

Rock&Rolly's

中に入ると、早速タイルのフロアです。お店のイメージに合わせたパターンになっていますね。

Rock&Rolly's

このタイルはバーからバルコニーエリアのカウンターにも使われています。

Rock&Rolly's

アイリッシュバーなので、カクテルとアペタイザーを頂きました。どちらかというとみんなでシェア出来るアパタイザーや大皿メニューが充実しています。

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仕事帰りのニューヨーカーでバーは賑わっています。

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久々のお手洗い探訪、ここのお手洗いも大変凝っていました。入るとまず花柄のタイルがシンクの後ろまで敷き詰められています。びっくりしたのがこの左上蛇口!回すとお水が出るようになっています。こだわり感じますね。

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白いサブウェイタイルがサイドに使われているのですが、貼り方が通常とは違ってまたアクセントになっています。サブウェイタイルは組み方を変えるとこういう風にも使えるんですね。

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壁紙もタイルにマッチしてスタイリッシュです。

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タイムズスクウェア周辺はどうしても混雑しているので、少し歩いてこのバーに来てみるのもいいかもしれません。


ここが気になる!スタッフのタイルワンポイント

サブウェイタイルをヘリンボーンのように貼ると、よくあるカジュアルなイメージとはまた違った雰囲気になりますね。
白もいいですし、場所によっては黒や紺色なんかでヘリンボーンにしても可愛いかもしれません!

床から壁にかけて使われている花柄のタイルはマット調でしょうか。最近はプリント技術が発達して、床に使用しても平気な絵柄タイルも多いですね。タイルパークではプリントタイルはほとんど扱っていませんが、世界のトレンドを鑑みると今後こういったタイルも輸入することになっていくのかもしれません。


この内装イメージにピッタリのタイルはこちら

★サブウェイ SUW-150
SUW-150

レンガのように貼るだけでなく、ヘリンボーン(やはず貼り)やバスケット、通し目地など様々な貼り方を想定できます。

★ニューヨークスタイルにおススメのタイルを集めました↓


====お店情報====
   
Rock&Reilly’s
Rooftop, 218 W. 35th St, New York, NY 10001

     
         

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ニューヨークだより 第19回:Union fare

取材:2016年  写真/記事:玲・ジェンザーノ   


新しいフードコートUnion fareのご紹介です。最近ニューヨークではフードコートが人気のようで、以前ご紹介したグランドセントラルのGreat Northern Food Hallのようなオシャレなフードコートが増えています。こちらのUnion fareはイーストビレッジ近くの公園のUnion Squareのすぐそばにあります。こちらの公園は週末にはファーマーズマーケットが開かれたり、これからの季節はクリスマスマーケットも開かれるニューヨーカーの憩いの場になっている公園です。

Union fare

まず入り口に大きめのヘキサゴンタイルが!青色タイルのポイントも可愛く、さらに、大きめのヘキサゴンは通常サイズより花柄が大きく見えて雰囲気も違って見えます。とっても気に入り、自宅のキッチンに使いたいぐらいです。

Union fare
白と青のコントラストで青色があざやかに見えますね。

フードコートなので、ブースごとでタコスやサラダ、ピザなど好きなものをオーダー出来ます。カウンターも下には幾何学模様のタイルそして壁は全面、定番のサブウェイタイルも使われています。

Union fare
インダストリアルな統一感のある内装です。

Union fare

Union fare
天井が高いのでシンプルなサブウェイタイルを全体に貼るとクリーンな印象になりますね。

食事は、簡単につまめる物が良かったので、こちらも今ニューヨークではやっているポケのサラダにしてみました。「ポケ」は、私もあまり馴染みがなかったのですが、ハワイのマグロを使った料理で、ニューヨークでは進化系?としてサラダに乗せたり寿司ブリトー(!?)にしたりと、最近では色々なバージョンが登場しています。マグロサラダのアメリカ風と言えばいいでしょうか。マグロの上にパリパリのヌードルも乗っていました。

Union fare

他にもフードコート内には入り口からのディバイダー(区切り)として、モノトーンの定番ヘキサゴンタイル、トリミングのボーダーのダイヤモンドとのコンビネーションがカッコ良さを演出していますね。
union fare

今年の5月にオープンしたばかりで、そこまで混み合っておらず簡単なランチやブランチにオススメの新スポットです。
union fare

Union fare


ここが気になる!スタッフのタイルワンポイント

ヘキサゴンタイルにも力を入れているタイルパークですが、そんなタイルパーク商品の中にも今だないフラットな青一色のヘキサゴンがとても印象的ですね。単体で見ると【単なるフラットなタイル】ぐらいに思われる方も時々いますが、模様にして貼るととても装飾効果の高いタイルであることがわかります。
また壁に目を向けると天井まで一面にサブウェイタイルが貼られていますが、圧迫感を感じさせずに見事な統一感を生み出していますね。アメリカはタイルの使い方がとても大胆ですが、不思議と空間の中で浮くことがないのは、やはりデザイナーも扱いなれた建材ということなのでしょうね。


この内装イメージにピッタリのタイルはこちら

★ニューヨーク
NY-ROK-1-tile

やっぱりニューヨークの店舗フロアはヘキサゴンタイルが主流。つやを抑えたマット仕上げがポイントです。

★サブウェイ
サブウェイ/SUW-150

真っ白なサブウェイを壁面いっぱいに埋めて、クリーンで開放感ある空間に。

ニューヨーク風のインテリアにピッタリのタイルを集めた特集ページもぜひご覧下さい
憧れのニューヨークスタイル


====お店情報====
   
Union Fare Gastrohall
7east 17th street, New York, NY 10003

     
         

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ニューヨークだより 第18回:Bread

取材:2016年  写真/記事:玲・ジェンザーノ   

カジュアルなイタリアンレストランBreadのご紹介です。

こちらのレストランはNolitaというマンハッタンでは比較的新しく名前をつけられたエリアにあります。

North of Iittle italyの略でNolitaと呼ばれており、Sohoの東側にある元住宅街のエリアで小さめのデザイナーズのお店やレストランなどがひしめいています。週末には地元デザイナーたちのマーケットが開かれたりと、この辺りを歩くと何かしら可愛らしいお店を発見します。

今回ご紹介のBreadも散策中に発見したレストランで、外のシーティングエリアからストライプのパラソルが迎えてくれます。

Bread

中に入ると店内はモノトーンで合わせ、それにアクセントカラーとしてチェアなどの小物に赤や緑を合わせています。入り口にはコンクリートとパターンタイルを発見!

Bread

全面にパターンタイルを敷くと、空間が華やかになりますね。

Bread

タイルも色味はモノクロですが、合わせてある柄がとても可愛い!タイルのパターンがしっかりしていても色が統一されるとモダンに仕上がります。

Bread

シーティングエリアはグレイを基調に居心地の良い空間になっていました。

Bread
Bread

メニューのデザインもお茶目。店内に合わせたアクセントカラーの赤が使われています。

Bread

Breadというからには、やっぱりここはパンですよね(笑)と思いヘルシーなアボガドサンドウィッチ頂きました。野菜たっぷりでヘルシー!

Bread

モノトーンに赤だとありがちな配色ではあるのですが、こんな風にお店全体で配色を統一してタイルや布地で素材感が違うものを合わせるとまたモダンにアップデートされて素敵ですね。


ここが気になる!スタッフのタイルワンポイント

ニューヨークタイムズ紙でも広げてみたくなるような、シュッとしたシンプルな空間です。そんなスマートな空間にあえてクラシカルだったり手描き感のあるタイルを敷き詰めるところがとてもユーモアがあって面白いですね。
ニューヨークでは床にタイルを使うカフェが本当に多いです。日本だとあまり目立つ床タイルを見かけなくなるのは、やっぱり汚れを気にする方や清掃のしやすさを気にする方が多いからでしょうか。。
タイルの清掃のしやすさは表面の釉薬の種類などで変わります。簡単にお手入れのできるタイルをしっかり選定して、ぜひ積極的に取り入れてみてくださいね。このお店のように、ドアを開けた途端大胆なフロアデザインが目に飛び込んでくると素敵ですよね。


この内装イメージにピッタリのタイルはこちら

★ニューヨーク-25角

モノトーンでまとめたいなら「ニューヨーク」シリーズがおすすめ!もちろん床にも使用できます。

ニューヨーク風のインテリアにピッタリのタイルを集めた特集ページもぜひご覧下さい
憧れのニューヨークスタイル


====お店情報====
   
Bread
40 Kenmare St, New York, NY 10012

     
         

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ニューヨークだより 第17回:Great Northern Food Hall

取材:2016年  写真/記事:玲・ジェンザーノ   

今回はニューヨークの玄関口、マンハッタンにあるグランドセントラル駅に今年6月に新しくできたフードコートGreat Northern Food Hallのご紹介です。

great northern food hall

グランドセントラルターミナルといえば、東京で言うところの東京駅のようなところでしょうか。ニューヨーク郊外やお隣のコネチカット州などにも繋がる長距離電車のターミナルになっており、毎日マンハッタンへ通勤する人達で忙しいターミナルです。

こちらのターミナル、建築物としては歴史も古く、なんと1903年に建てられたもの!駅舎は100年以上を超えてニューヨークの観光地としても有名なスポットとなっています。

great northern food hall

さて、今回御紹介のGreat Northen Food Hallは42ストリートに面したスペースに新しくできた北欧料理がテーマのフードコートです。

ターミナルには地下にもフードコートがあるのですが、そちらと比べると今回のフードコートは出入り口に面していることや北欧料理ということで、サーモンやデニッシュなど、さっとつまめそうな感じのラインナップが多いです。

通常のフードコートだとお店の内装やイメージが店舗ごとに違うと思うのですが、こちらはサブウェイタイルやモザイクタイルがお店ごとに一体感を持ちながら使われています。フードホールの見取り図で6店舗がお店を並べています。

great northern food hall
great northern food hall

写真見て頂くとわかりやすいと思うのですが、スクエアタイルの色は白・青・赤のシンプルなセレクション。スクエアタイルのパターンを変えて、それにサブウェイタイルをマッチさせてシンプルでもお洒落にデザインされています。

 great northern food hall
great northern food hall
great northern food hall
great northern food hall

お店の作りは基本的に同じなのですが、タイルの模様が変わると個性が出て素敵。タイルが内装のアクセントになっています。

great northern food hall
great northern food hall

そしてサイドの2つのバースペースも全面タイルで可愛い!

great northern food hall
great northern food hall

全体的にナチュラルなウッド素材をミックスしているのも素敵。

great northern food hall

通勤に忙しいニューヨーカーに人気の新スポットです。

great northren food hall



☆☆ココが気になる!スタッフのタイルワンポイント☆☆

最近は「ニューヨーク風」として、黒やグレーの目地で引き締めた使い方が多いサブウェイタイル。それを北欧風の取り入れ方で覆したのが当のニューヨークのど真ん中というのが何だか面白いですね(笑)
白目地でサブウェイタイルを使うときは、このフードコートのようにカラフルなモザイクタイルをアクセントで入れるのがおススメです。無地しか表現できないサブウェイタイルに模様や色をプラスし、より華やかで個性ある壁面を作ることができます。
モザイクタイルをどんな模様にするか、考える楽しみも生まれますよね。

 


この内装イメージにピッタリのタイルはこちら

★サブウェイ SUW-150
SUW-150
最近グレー目地が流行になってきたサブウェイタイルですが、白目地ではより清潔なイメージになり飲食店の内装にはピッタリです。

★モザイクアートファクトリー
モザイクアートファクトリー
オリジナルパターンのモザイクシートがデザインできる「モザイクアートファクトリー」でサブウェイにピッタリのアクセントシートを作ってみませんか!?
スタッフもGreat Northern Food Hallの模様を真似て、試しに作ってみました(全く同じとは行きませんが(^^;))
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ちなみに縦横に並べてみるとこうなります


====お店情報====

Great Northern Food Hall
Grand Central Terminal, 89 Vanderbilt Ave, New York, NY 10017

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ニューヨークだより 第16回:Once Upon A Tart

取材:2016年  写真/記事:玲・ジェンザーノ

今回はソーホー散策中に発見したヨーロピアンの雰囲気漂うOnce Upon A Tartのご紹介です。

Once Upon a Tart

いつでも人で溢れるソーホーは道を一本入ると思いがけない素敵なお店が出迎えてくれることが多いのですが、こちらもそんな小道で見つけた可愛らしいカフェ。
こちらお隣にはレストランがあり、カフェとレストランは別々の店構えなのですが同じオーナーさんだそうです。地元のニューヨーク州の農家から仕入れたサステイナブルでフレッシュな素材を使用している為、毎週日替わりでその時々に合わせたメニューが提供されています。

お店の中はヴィンテージ感があり、昔訪れたことのあるベルギーのお店の雰囲気を思い出します。

Once Upon A Tart
Once Upon A Tart
Once Upon A Tart

そして今回、空間をとても可愛く演出しているのがタイルのフロアです。お店の壁の色味がタイルとリンクしてあるので、細かいパターンも空間にマッチしています。

Once Upon A Tart
Once Upon A Tart

よく見るとヘキサゴンタイルではなく丸いタイルを使ってパターンを作り出していて、ちょっとモザイク画風に仕上がっています。

Once Upon A Tart
Once Upon A Tart
Once Upon A Tart

エメラルドグリーンの外装も目をひきます。

まだまだ暑くなるニューヨークの夏にちょっと立ち寄れるおしゃれなカフェです。

Once Upon A Tart


ここが気になる!スタッフのタイルワンポイント

お店のエントランスからカウンターに向けて、床に個性的なモザイクタイルが貼られています。よくタイルパークでもお問い合わせいただく中に「モザイクタイルは滑りませんか?」というものがあるのですが、実は材質以外にタイルでスリップする要因の一つは、足のサイズよりタイルのサイズが大きいこと。タイルに足がすっぽり乗ってしまうと、つるっと滑りやすくなってしまいます。タイルの目地は滑り止めの役割も果たすんです!なので、このように外から土足のまま入店するお店では床にモザイクタイルを敷くことで雨の日も安心でき、目地を伝って水も早く捌けるのでおすすめですよ!


    

この内装イメージにピッタリのタイルはこちら

★モザイクアートファクトリー
モザイクアートファクトリー

自分で色を選んで、自由にデザインパターンを作る事ができます。あなただけのイメージを形にしてみてください。

★上海レンガ
上海レンガ SRR

少し朽ちたようなアンティークな風合いを出すなら、やはり使用感を残したアンティーク素材がおすすめ!

  


==お店情報==
   
Once Upon A Tart
135 Sullivan Street, New York, NY 10012

 
        

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ニューヨークだより 第15回:Lafayette

取材:2016年  写真/記事:玲・ジェンザーノ

レンチレストランのLafayetteのご紹介です。
今まで何度かご紹介しているエリアのSoho、そのすぐ隣にNohoと呼ばれるエリアがあるのをご存知でしょうか。

NOHO位置

実はNohoとはNorth of Houston street (ハウストンストリートの北側)の略で、Sohoのsouth side of Houston street(ハウストンストリートの南側)と対になっている隣のエリアになっています。
そして今回ご紹介のLafayetteはそのNohoにある、ベーカリーを併設したレストランです。ニューヨークの夏は湿気が少ないので、こんな風に外で食事を楽しめるエリアがあると、夕方の格安でアルコールが飲める時間帯のハッピーアワーもとても楽しいです。

Lafayette

さて、入り口付近はタイル貼りのフロアが素敵なベーカリーになっていて、レストランエリアは落ち着いたミッドセンチュリー風の内装になっています。フレンチベーカリーなのでマカロンやクロワッサンの取りそろえもあります。

Lafayette
Lafayette

ベーカリーのエリアのタイルは2色の幾何学模様が素敵。パッとお店のエントランス部分を明るく見せてくれています。

Lafayette

ディスプレイに使われている鏡も細部までこだわりがみられます。

Lafayette

中のレストランエリアはミッドセンチュリー風の色合いで統一されています。また柱に貼られているタイルが落ち着いた雰囲気をプラスしてくれています。

Lafayette
Lafayette

Lafayette

ブラウン基調の店内にタイルや照明でアクセントを入れているので、レトロになりすぎずバランスがとれていますね。茶色と白で統一された店内、落ち着いた雰囲気で楽しく過ごせました。



☆☆ここが気になる!スタッフのタイルワンポイント☆☆
レトロな組み合わせがらもクールな印象を残す、ブラウン・イエロー・ブルーの3色のタイル。
アクセントの効いた組み合わせなので、ともすれば全体イメージを偏らせてしまう恐れがありますが、それを和らげ控えめに存在感を残しているポイントがズバリ釉薬(うわぐすり)でしょう。黄色いタイルが最も分かりやすいですが、端の方と真ん中あたりで釉薬の色が違っているのがわかります。こうした色の違いは、釉薬の成分、土の成分との相性、釉薬のかかり具合、焼成時の窯の中での位置など、様々な条件が場所ごとに影響してじわっとできあがってきます。
もしここでペンキのようにペタっとした仕上がりになる釉薬やつや消しのマット釉を使っていたら、イメージを強め空間のなかで主張しすぎてしまいそうですね。適度な抜け感があるため、イメージが偏りすぎることなくあくまで空間の引き立て役としてのタイルの良さが発揮されています。


====お店情報====
   

Lafayette

380 Lafayette Street corner of Great Jones Street New York, NY 10003

     
     


====この内装イメージにピッタリのタイルはこちら====

★アネール
AN-6

ビビッドカラーも取り揃えるアクセントボーダー。クラシカルになりすぎず、モダンな雰囲気の室内にもよく合います

★フェーミナ
FM-7

こちらもアネールと同じくアクセントで使えるボーダータイルです。カラーによっては甘すぎずカジュアルな雰囲気作りにも◎。

               

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