ゴールデンウィークに多治見のオリベストリートに新しい名所が誕生しました。 その名も THE GROUND MINO です。AT KILN が運営する施設内ではSHOP &GALLERYやRESTAURANT、ロクロ体験などもあり、いろんな角度から焼き物を楽しむことができます。 そして何よりも、そのセンスの良さは世界に誇れるものだと感じています。
SHOPでは地元で活躍する作家の器がセンスよくならんでいます。 こんな器に囲まれて暮らしたら、心豊かになるような気がします。
別棟には最近話題の鉢植えコーナーもあります。
そして何と言ってもRESTAURANT パスタのお店はお昼は予約のみ。料金は税込3400円。 ランチ過ぎの時間は18時までアラカルトあり。
別のスペースでは、現在準備中の寿司バー。 開店が待ち遠しいです。
焼物の街多治見の自慢がまた増えました。 多治見へ来る機会があれば是非寄って下さい。
TNでは社内のデザイナーが企画するハンドメイドタイルに力を入れています。今回はその中で、生地から手で作り、手書きで仕上げる完全ハンドメイドタイルを紹介します。 3月の建築建材展で紹介させていただきましたが、生産能力やコストに問題があり、広い面積で使いにくいとのご指摘をいただきました。
建築建材展で紹介した手書きタイル
今回は少し広い面積でも使えるように、タイルパークで販売している睡蓮SQ の20番色と組み合わせてみました。
上部分 SU2010=20 下部分 SU1010-20
次の写真は、艶あり、艶なしをミックスしたものです。タイプは違いますが、睡蓮の柔らかな表情と相性が良さそうです。別の組み合わせも面白いです・
これなら壁にも使えそうです。 手書き部分の比率を20%程度にすれば、かなりコストを下げることができます。 まだまだデザインや色調も開発中です。最後の写真は今までが水彩画であるならば、少し油絵に近い仕上げをしたいと考え取り組んだものです。残念ながら、今の所うまくいっていませんが、近いうちにお見せできるものができると考えています。
右の上から2枚へは、あえて厚みを持たせようと釉薬を細子したもの
今年9月のイタリアで開催される展示会では正式にお披露目できるように進めています。完成したら改めてお見せしたいと思います。
タイルパークの林です。今回は外部アーティストとの連携で試作した手書きタイルを紹介します。 手作りの生地に絵を描いたものとプレス成型の記事に絵を描いたものの2種類があります。まずは手作りの生地に絵を描いたものを紹介します。
続いて手作り生地に全体に色をつけたもの。
ここからはプレス成型の生地を使ったものです。少し硬さがありますが、形状は安定しています。色違いの生地に絵をつけたものもあります。
このように新しいタイルに色々挑戦しています。機会があれば違うタイプの手書きタイルを紹介できるかもしれません。
タイルパークの林です。今回は地元多治見でのタイルの施工例を紹介します。
トルテローニ SKMN-4
トルテローニ を店の入り口に使用していただいています。 お店の名前は、多治見のある創作居酒屋 「京町スタンド」 。 オリジナルメニューがいっぱいのすごく魅力てな居酒屋です。
人気のトルテローニシリーズに今年4月から新色が追加されます。今回はこのブログを見た人だけにお見せします。
新しい色は乳白色です。柔らかい曲線と自然な色はどこにでもマッチします。 発売は4月1日ですが、事前に見てみたいと思われる方は遠慮なくサンプル請求をしてください。品番はSKNM-0です。
新商品を作るときに最後に迷うのはネーミングです。コンセプトからイメージしたり、色や形からイメージしたり。 いろんな角度から商品に相性の良いネーミングを考えます。
今年の新商品も同じように何度も変更を繰り返し、決めていきました。 その中で、私の大好きなワインに関連したものがあるので紹介します。 その名前は葡萄の品種から考えました。 青々したフレッシュな緑をイメージしたソーヴィニヨン。 このイメージで名付けたのが写真の商品です。
写真はイメージです
白ワインでは、シャルドネよりどちらかというとすっきりしたソーヴィニヨンブランが私は好きです。 続いてダークブルーと若草色の商品があるシリーズはピノグリ。こちらも大好きな白ワインの品種です。
写真はイメージです
ネーミングはいつも悩み、いつの間にか名前に落ち着きが出てきます。今年の商品も、みなさんが馴染むには少し時間がかかるかもしれません。 そのとき今日のブログを思い出してください。意図がわかれば、頭に入りやすいかもしれません。
これらの商品は4月発刊のカタログと同時に発売されます。そのときは、是非手に取って見てください。
タイルパークの林です。2023年の幕が開けました。今年もタイルの魅力を伝えるために頑張っていきます。今回は組み合わせの面白さをお伝えしたいです。今、タイルパークでは2023年版のカタログを準備している真っ最中です。いろんな写真で皆様に使い方にお魅力をお伝えしたいと考えています。 その中から、今回は新商品の軽量コブ出し風タイルと光沢のあるインテリア系タイルを組み合わせて使う写真を紹介します。
新商品(軽量タイル)とペルラRE-5
まずは黒系の重量感のあるタイルとペルラリーフの組み合わせです。石材調の軽量タイルは今までほとんど外壁に使用されていました。しかしエントランスや店舗の内装にも組み合わせを変えれば充分使用できるのではないでしょうか。 軽量タイルは1m2あたり15キロ程度で加工もしやすく、躯体を選びません。ぜひサンプルと手にして、その質感と重量を体験してみてください。
続いて白い軽量タイルとゼリージュの組み合わせです。地中海の明るさを表現したような組み合わせです。ライムストーン調の石面とモロッコの手作りタイル風ゼリージュは、ギリシャの丘から地中海を眺めている様な気がします。(かなり妄想が広がっているかもしれません)
新商品(軽量タイル)とZELLIGE-WHITE の組み合わせ
最後はブルート白の組み合わせです。イタリアンブルーを表現した帯シリーズの群青(GUNJYO)とスペイン製タイルのシャトーを組み合わせた壁。地中海の明るさを表現したような組み合わせです。私の勝手な想像ですが、シチリア島でキンキンに冷えた白ワインと海鮮料理で、昼間から海を眺めながらほろ酔い気分になっいる、そんなことをイメージさせてくれる様な気がします。
帯(GUNJYO) とシャトーWHITE
タイルを組み合わせるとき、場所や表現したい空間をイメージするとタイル選びが楽しくなります。時には妄想もいいのではないでしょうか?
タイルパークの林です。今回は久しぶりに海外施工例です。アメリカでつかわれている凹凸のあるタイルを3種類紹介します。 これらのタイルは一般的に商業施設向けが多いですが、写真のように住宅に使うのも新アイデアです。 1点目はキール 。まずは暖炉の周りにたて貼りされたキール。
キール KL−01S使用例
続いてキッチンに貼られたキール。
キール KL−01S使用例
次はペルラクレスト 。 同じようにキッチンに使用されています。 海外ではよく使用されていますが、日本ではこのような使われ方はあまりされておらず、新鮮に感じます。
最後に紹介するのは、ペルラテント 。この写真はペットの足洗い場のようです。我が家のお風呂より広いかも・・・。そしてここにこんなにお金をかけるのか?流石にアメリカ、スケールがでかいですね。
TE-2
このように使い方次第で住宅でも引き立つレリーフタイル。是非新しいアイデアにご活用ください。
タイルの端材と上海レンガの端材を使ったテラゾー
タイルパークの林です。今回はテラゾー製作の報告です。 社内ではいろんな素材の廃材が出ます。タイルはもちろん、レンガを切断するときに出る不良とか縁かかし処理を行なったタイルの廃材もあります。今回は組絵とアルターナキュート、上海レンガをミックスしてみました。レンガは柔らかくすぐ削れますが、研磨の時に少し赤色が周りに染まってしまうことがありました。 施釉タイルは釉薬部分が削れると生地部分が表れます。原料の色が汚いと、そのままテラゾーの表面が汚くなってしまいます。それに比べ組絵は白い原料が使用されており、釉薬部分がなくなっても生地の白い部分が表れ、微妙に綺麗です。この試験はシリコンの型で流し込んで作っています。それに対し、プレス成形で作ったものが下の写真です。
岩面の金型を使いプレス成型したのテラゾー
岩面の金型を使ったので、エッジ部分がガタガタしており、自然な雰囲気が出ています。また、岩面の低い部分にセメントが入り込み、まるでトラバーチンのような感じが出ます。
白ばかりでは面白くないので灰色も作ってみました。ポイントは青いタイルです。グレーの中にダークブルーが散りばめられる予定でした。本当はもっと細かい青が出るはずでしたが、残念なことに中に入り込んでしまい、研磨した部分では表れませんでした。
灰色にAiri の端材を混ぜたもの
それでもまずまずの出来上がりです。青い塊はAiri、白い部分は組絵の廃材、ダークグレーはレジーアモザイクの廃材です。(ゴールドが出る予定でしたが、これもいまいち) それでもで自分では気に入っています。
このように楽しみながら試験を続けていますが、量産にはいろんな弊害があります。少しずつ試験を続けていくつもりです。
追伸
前回作ったアートパネルが仕上がりました。黒色の方がしまって見えるみたいです。フック部分はキーをかけるためのものです。 今玄関にかけるように妻に交渉中です。
これからも、いろんなプロダクトに挑戦していきます。
陰翳生産時の端材
今日は最近取り組んでいるインテリアパネルをご紹介します。 テーマはアップサイクルです。 いろんな端材を使いデザインパネルを作ることを考えています。まずは、今年グッドデザイン賞をいただいた陰影を生産するときに出る端材です。通常はもう一度原料に戻すのですが、原料に戻すより価値が上がれば、素材も生き返ると思い取り組んでいます。 写真のような端材を丁寧に揃え、釉薬をかけて色をつけます。そして厚みやサイズなどを揃え、準備したパネルに入れ込みます。写真は枠に中に入れた状態です。
陰影の端材を使ったインテリアパネル
少し隙間の大きいところが出るので、次回からは細かい調整用の部材を準備しようと考えています。 周りを黒のステインで仕上げ、下の部分にフックをつければ、完成です。
次は、残った原料を練り直して、タタラを作り直し、枝状にカットしたものを使うタイプです。この場合あらかじめ枠の大きさを考えて作りますので、思ったようなデザインができます。 仕上がりで少し気に入らないのは、整然としているところです。ここには工夫がいるような気がします。トライアンドエラーで完成度の高いものに仕上げていきたいと思います。
タタラをカットした後の状態
タタラから作ったインテリアボード
縦に並べても面白い
「廃棄する」をなくし、新たな価値に仕上げるアップサイクル。 当社ではエシカルチームを作り、いろんな展開を考えています。 何かアドバイスがありましたら是非お聞かせください。 メーカーならではの楽しみ、積極的に進めていきたいと考えています。
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