プロトビの玉川さんが企画するワークショップのテーマが決まりました。
動物の型を使って自分の好きな色に仕上げる、
動物タイルを作ってみよう
です。
とりあえず猫の試作はこんな感じです。
10種類ぐらいの躍動感のある動物の型を使い、いろんなタイルを作っていただこうと思っています。
11月に行われるワークショップ、さてどんなことになりますやら。
動物の使い方はいろいろです。
壁やドアに貼ってみました。
先日お客様から、サブウェイのLAD-150を馬貼りで使用したいが、コーナー部分を役物のボーダー、SUB-Cで収められるか?との質問がありました。
LAD-・・は表面に段差があるのでボーダーのコバ部分が見えるのではないか、それはいいのかといって質問です。
実際に目地を入れずに見てみると、少し不安です。確かに低い部分のところとSUB-Cとの間に隙間ができ、ボーダーのオレンジ色の部分が見えてしまいます。
多くのお客様がこの二つの商品をセットで購入しているが、特に問題はなさそうですと答えたものの、いまいち不安なので、一度目地入れをした写真を送りますと回答しました。翌日早速小さなボードにタイルを貼り付け目地入れをしてみました。
この写真を送ったところ、お客様も納得。「これなら問題ないですね」との回答でした。
私自身も、完璧とは言えないまでも、これ以外のいい方法はないと改めて実感しました。
マレーシアの展示会終了後、海外担当のJAMES君がシンガポールを訪問し、TNのプールタイル納入現場を訪問しています。
TNコーポレーションはシンガポールが輸入する日本製モザイクタイルの約30%のシェアーを占めています。
シンガポールでは多くのマンションが建設されており、それらにはほとんどプールとジムが付いています。
シンガポールは大変不動産価格が高く、標準的なマンションでも2億円ぐらいします。
戸建て住宅は3億円程度、高級住宅では30億を超える物件も珍しくはありません。
ここでシンガポールのプールタイルの現場写真をお見せします。
ほとんどがブルーのタイルの組み合わせですが、メインプール、子供用プール、ジャグジーなどにより仕様が異なります。
ランドスケープアーキテクターの腕の見せ所のようです。
TNではプールタイルとして90色のカラーを準備し、自由に組み合わせることができるシステムを準備しています。
いろんな組み合わせが建物を引き立てているようです。
そんな現場を回り、ニーズや問題点を確認しています。
今年もまたチェルサイエに出展します。今回は3回目になるので、いろいろ工夫を凝らし、コストダウンに挑戦しています。
今までたった1コマですが、およそ400万円程度の費用がかかっていました。それに対し今回は150万円のコストダウンに挑戦しています。
まずは装飾費。日本の業者から現地装飾業者に変更しました。続いて輸送費ですが、会場内への搬入をやめて装飾業者への搬入に切り替えたため、会場内の搬送費が抑えられます。
そして何と言っても気になる滞在費。チェルサイエの期間はボローニア市内のホテルは全て通常の3から5倍の価格に跳ね上がります。1泊1万円のホテルが4万円程度となってしまいます。1週間2名で滞在すると50万円はかかります。それを今回は2ベットルームのアパートに滞在するので何と6万円程度に抑えられます。そしてキッチン付きなので毎晩外食をしなくてすみ、健康的でコスト削減となります。
最後に今年からイタリア人のTAMAMIさんが入社したので通訳費用も削減でき、何とか目標に近いコストダウンが実現できそうです。
さて肝心の展示商品ですが、70%程度は新商品を展示することとしています。参考までに1点展示予定の商品をお見せします。
長方形のヘキサゴンで色はターコイズを表現したいです。まだ色と表面状態を調整中ですが、今回のメイン商品として展示する予定のものです。
チェルサイエが終わり次第、タイルパークでの発売も予定しています。ご期待ください。
先日タイのタイルを調査に行ってきました。タイはサラブリという町のあたりに多くのタイルメーカーがあります。今回はその中で25角モザイクタイルでは世界一の生産量だと思われるCOTTOの工場を訪問しました。(潜入したと言った方が正しいかもしれません)日本とほぼ同じ設備を使用していましたが、あちらは低賃金で24時間稼働。その上大量単品生産なので、かなりコストはやすそうです。残念ながら工場内は撮影不可のため、写真がありません。
タイにはその他多くの工場があります。有名なタイルはランパンタイルです。
収縮の少ない黄味の土の上にガラス質の釉薬をのせて焼いたタイルで大変綺麗な色を表現することができます。
暖かい地域のプールの内壁に使用する場合が多いです。
問題は、釉薬と原料の収縮が合わず、時々釉薬部分が剥がれ落ちてしまうことです。
それとコストはかなり高いです。
そんなランパンタイルのショールームで面白いものを見つけました。
1.表面に凹凸をつけて色の濃淡をつけたタイル
色の濃い部分は釉薬が流れ込み、その場所だけ色素が多くなるために色が濃くなります。
2.ガラスが解けることを利用して別で作ったものをくっつけるタイル
ガラスは低い温度で溶け、固まると接着剤の役目をします。水飴のようなものです。その特性を利用して、タイルの表面に別工程で作ったものを載せて一緒に焼き、くっつけたものがこれです。この場合は花びらを別で製作し、四角いタイルの上にカラスうゆうと一緒に置いて焼き上げたものと考えれれます。
手がかかりますが、面白いものができそうです。タイならではのタイルです。
花の位置が微妙にずれているところがそのポイントです。
世界にはいろんなタイルがあり、いろんな原料でいろんな作り方をしています。
本当にタイルは楽しいです。