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最新情報はオンラインショップで!

2019年版カタログの配布開始は1月15日からの予定です。

今回のカタログでも素敵な写真をたっぷり追加して、まるで写真集をめくるようにワクワクしてもらえることと思います(^^)発刊まで少々お待ちくださいね。


2019年版カタログの制作に伴い、タイルパークでは商品の価格以外にも、使用場所の適正等の見直しを行っております。

ところで、皆様タイルを選ぶ時にこのマークはチェックしていますか??

商品のページに必ずついているこれらのマークは、タイルの材質や面状、機能面から、その場所に使用を推奨しているかどうかをご確認いただくための表示です。〇がついているものは使用に適している商品、×がついているものは使用ができないか、タイルパークで使用を推奨していない商品です。



屋外壁:水濡れの少ない屋内壁部分です。(ex.リビング、キッチン、トイレの壁、洗面化粧台など)

屋内床:水濡れしない室内や、土足で歩行しない屋内の床部分です。(ex.リビングの床、脱衣所の床など)

浴室壁:住宅などの浴室や、非常に水濡れする場所の壁部分です。(ex.シャワールーム、風呂場の壁など)※プールや浴槽など常に水浸かりしている場所の場合はご相談ください

浴室床:住宅などの浴室や、非常に水濡れする場所の床部分です。(ex.シャワールーム、風呂場の床など)※プールや浴槽など常に水浸かりしている場所の場合はご相談ください

屋外壁:住宅やビルの外壁です。(ex.住宅外壁、門塀など)

屋外床:住宅やビルの屋外床部分や、土足で歩行する場所の床部分です。(ex.エクステリア、玄関ポーチなど)
※「屋外床」適正は土足で歩行する場所を想定しております。玄関ポーチなど屋内にあたる場合も屋外床の適性をご確認ください。

耐凍害:耐凍害性機能を有しています。×がついているものやマークの無いものは寒冷地では使用しないでください。


変更が決まった場合、カタログ発刊前でもオンラインショップでは随時変更を行っております。適正表示以外にも、予告なく仕様変更を行う場合がございますので、商品の最新情報は必ずオンランショップでチェックをお願い致します!



タイル通販「タイルパーク」
フリーダイヤル:0120-1223-68(営業 平日 9:00~17:00)
https://tile-park.com

 

ニューヨークだより 第48回:Café Medi

取材:2018年11月   写真/記事:新居潤子

街中アートで溢れ、トレンドに敏感な街・ローワーイーストサイドから、タイルに描かれた壁画アートが映える、アメリカ&地中海料理レストランCafé Medi(カフェ・メディ)をご紹介します。



最寄り駅のデランシーストリードを降りると、駅構内で巨大な魚のモザイクアートが目に飛び込んで来ます。







ニューヨーク地下鉄の駅で良く見かけるモザイクアートは、その駅界隈の文化や歴史に因んで居ることが多く、一見すると地域とは何の関連も無い様に見えるデランシーストリート駅の魚モザイクアートも、実は駅周辺地区であるローワーイーストサイド=Lower East Side(略称LES)の歴史的背景に関連づけられています。


マンハッタン南東に位置するLESは、お洒落なバーやレストラン、ライブハウスだけでなく、多くのアートギャラリーが集まるNYコンテンポラリー・アートの拠点となって居る街。

ストリートにはグラフィティが溢れ返り、歩いているだけでも、新たなアートシーンを生み出すこの街独特のパワーを感じます。







LESがトレンドやアートの発信地として注目されだしたのは最近のことです。19世紀初頭からから20世紀後半までは、アイルランド、イタリア、ポーランドなどからの移民や貧困層が住む、NYのトレンドとは程遠い荒れた地区で、LES=”移民が住み着く街”として定着していました。

そして、この駅に描かれて居るモザイクタイルの魚は、シャッドという北米の海に生息する魚で、春先になると産卵のために川を遡り、淡水に産卵する習性があることから、遥々海を渡りLESに住み着き、アメリカでの新しい生活を切り開いた移民たちを象って居ます。





デランシーストリート駅から1ブロックのところにあるのが、今回ご紹介するアメリカ&地中海料理レストランCafé Medi

2年前のオープン以来、斬新な内装が話題を呼び
ニューヨークで最もインスタ映えするレストランの1つと言われています。

入り口は地中海スタイルのリゾート感溢れるテラス席。



フロアーには、デコラティブな柄がエンボス加工された大判ヘキサゴンタイルが使われています。




バーのフロントパネルには深みのあるグリーンの格子柄タイルが施されています。



柱部分にはCafé Mediのコンセプトカラーであるターコイズブルーのタイルが施され、リゾート風の爽やかでお洒落な空間に。





ラウンジスペースを通り抜け奥に進むと、吹き抜けの天井で開放感たっぷりのメインダイニングが広がります。





光が差し込む天窓と、ミラー効果を使ったダイニングホールで食事をしていると、ニューヨークの街中に居ることを忘れてしまいそう!

床から天井まで6メートルを超える壁には、一面を贅沢に使った色鮮やかなタイル壁画。圧巻のスケールで、このレストランがニューヨークの「インスタ映えスポット」として注目されるのが納得です。



スペインのアーティストがインカ神話をモチーフに描いたハンドペイントのタイルアート。



地中海のヴァイブを感じさせる鮮やかなブルーのインカの神様たちが、Café Mediのアイコンとなっています。


実は、レストランのエントランスからメインダイニング、サーバーカウンターのある小さな一角まで、店舗空間一杯にタイル壁画が連なっています。
ここまで贅沢にタイルが施されたレストランは、ニューヨークではCafé Mediだけでは無いでしょうか。





こちらはサーバーカウンターのフロントパネルに施された、凹凸感の風合いあるタイル。



お店を訪れたのは週末のブランチタイムで、メインダイニングは満席。

テーブル席に着き、メニューを選びながら、他のテーブルで何を注文して居るのか覗いてみると…



どのテーブル席にもオレンジ色のドリンクが置かれています。

ウェイターに尋ねると、底なしという意味の”ボトムレス”=飲み放題21ドルのミモザで、このお店のシグネチャーメニューなのだとか。

今回はそのボトムレスのミモザと、ホームメイドのグラノーラがたっぷりのったギリシャヨーグルトに、ストロベリーバターミルクパンケーキを注文。





天窓から差し込む光をふんだんに浴びながら、昼間からミモザを頂いていると
まるでギリシャのリゾート地を訪れている様な錯覚に陥りました。



タイル壁画が印象的で、1度訪れたら忘れることのできないCafé Mediは、タイル好きの方に、是非オススメしたいNYスポットです。





ここが気になる!スタッフのタイルワンポイント

吹き抜けの高い壁をまるまる使った豪華なタイルアート。ここでは手書きのペインティングがされていますが、タイルそのものを見立てた壁画を作っても面白そうですね。
イラストの方に目が行きがちですが、よくよく考えると内装なのにものすごいタイル面積を誇っています。装飾用の内装タイルは高級なのであまり大胆に使うと予算が追いつけないという話もよく耳にしますが、このくらい思い切ったタイルアートをしつらえれば「フォトジェニックなスポット」として話題を呼ぶかもしれませんね。



この内装イメージにピッタリのタイルはこちら


★ピカソ


アーティスティックなタイルならこちら!種類も豊富なので、ランダムミックスで使用してもカッコいいですね。




★フェザー


見たこともないような大胆な壁面を作るなら、ガラスタイルとセラミックタイルなど異素材を組み合わせるのもおススメです!ちなみにこの写真では下記の商品を組み合わせて使っています。
Feather-Mineral-Pearl
RE-2
LIN-2
Fin-Moonlit-Pearl



====お店情報====
Café Medi
107 Rivington St
New York, NY 10002

b/t Essex St & Ludlow St
Lower East Side



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商品価格改定についてのお知らせ

平素は格別のご高配を賜り誠にありがとうございます。
タイルパークでは自社工場をはじめ国内のタイル製造現場における原料の高騰、ならびに海外での産出量減少や価格高騰などの影響を受けまして、誠に心苦しくはございますが、一部製品の値上げを行うこととなりました。ご検討中のお客様におかれましては誠にご迷惑をお掛け致しますが、何卒ご理解とご了承を賜りますようお願い申し上げます。


■価格変更日
2019年1月15日(火)(※新カタログの配布開始と同時に変更いたします)


■価格変更商品および変更内容(※すべて税別価格

<輸入品>

  • スプリットボーダー(BU-SGのみ) 7,700円/箱→8,650円/箱
  • スプリットロックス(SPR-CW) 6,850円/箱→7,050円/箱
  • スプリットロックス(SPR-RBK、RG) 3,800円/箱→4,200円/箱
  • スプリットロックス(SPR-SG) 3,800円/箱→6,160円/箱
  • ラスティグレイ 852円/シート→991円/シート
  • ランス 350円/枚→400円/枚

<国内生産品>

  • レジーア-100角(ディンプル面) 75円/枚→83円/枚
  • レジーア-100角(スクラッチ面) 95円/枚→105円/枚
  • レジーア-25角 887円/シート→1,148円/シート
  • サブウェイモザイク 800円/シート→852円/シート
  • マーロン 1,235円/シート→1,357円/シート
  • バルーンストーン2(BSR-300) 315円/枚→346円/枚
  • バルーンストーン2(BSR-200) 207円/枚→227円/枚
  • バルーンストーン2(BSR-100) 105円/枚→115円/枚
  • 絢爛[けんらん] 783円/シート→861円/シート
  • ブラックベースモザイク(BBF-201~208) 1,070円/シート→1,174円/シート
  • ブラックベースモザイク(BBH-501~508) 965円/シート→1,062円/シート
  • アルターナ(TN25/AT-1~AT-4) 1,126円/シート→1,235円/シート
  • モロッカン 90円/枚→98円/枚
  • ニューヨーク-ヘキサゴン 662円/シート→730円/シート



また、下記商品においては製品形状の変更により販売単価のみ変更となります(平米あたりの価格は変わりません)

  • タンブルボーダー 7,091円/箱(約0.9m2入)→5,455円/箱(約0.7m2入)



なお2019年版カタログより使用場所適正の表示見直しを行っております。いくつかの商品で使用推奨場所の記載等が変更となりますので、ご検討の際には必ず2019年版カタログおよびオンラインショップで最新の情報をご確認願います。

最新カタログは2019年1月15日より配布を開始予定です。
 

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年内発売予定!「ヘキサデコール」「キール」

何だか冬の気配を感じられないまま、あっという間に師走に突入してしまいました。
タイルパークでは1月15日に配布開始を予定している新カタログに合わせて、新商品発売に向けた準備を進めています。本日はその中から年内中の発売開始を予定している新商品「ヘキサデコール」と「キール」をご紹介いたします。




ヘキサデコール
人気のミニヘキサゴンモザイクをパターンシートにしました。シートを並べると簡単にデザインパターンを施工することができます。カラーはグレートーンでシックな印象。バスルームやパウダールームなど、清潔感を求める空間にぜひご検討ください。








●B1類(磁器質)・施釉 ●タイル寸法:26×23mm ●裏ネット張りユニット
●参考価格:12,800円/㎡(税別)

パウダールームやシャワー室にいかがでしょうか。




キール
ユニークな形状が特徴の内装用装飾タイルです。カラーは現在発売中の「ブイ」と同じ10色展開。インパクトのあるシルエットで、個性を求める店舗の内装におすすめです。








●B1類(磁器質)・施釉 ●タイル寸法:241×40mm ●表紙張りユニット
●参考価格
 01S、03SB、04RR:18,000円/㎡(税別)
 上記を除く色:36,200円/㎡(税別)



いずれの商品も年内にはWEBにて発売を開始予定です。
なおキールにつきましては一部カラーで在庫が少ない状態からの受注開始となる可能性がございます。ご注文後に生産対応は可能ですが、生産にはお時間がかかる可能性があるため、発売後に各商品ページで在庫状況をお確かめください。

またこれらの商品についてお問い合わせの際は、下記メールアドレスまでご連絡願います。
shop@tile-park.com



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★年末・年始の営業について★
タイルパークは12月28日(金)17:00をもって年内の営業を終了いたします。
年内の最終出荷は27日(木)午前中の受注分のうち、即納が可能なご注文までとなります。
なお年末・年始は運送会社の配達がストップするため、年内中の配達をご希望の方は25日頃までにご注文頂きますようお願い申し上げます。
(在庫不足の場合は年内中の出荷ができない可能性がございます)

次年度カタログに向けて!撮影快調

1年はあっという間。来年1月の新カタログ発刊に向け、てんやわんや中のスタッフです。

じつはタイルパークのカタログ、デザイン会社さんには依頼せず全て自前で製作しています。商品をよく知るスタッフが製作するからこそ、「紙面を通してタイルの魅力を皆様に伝えたい!」という思いを直接反映したカタログが作れます。ところが、通販が主体のタイルパークでは、施工事例を集めるのは簡単ではありません。そこで、カメラマンさんに協力してもらい、創意工夫を凝らしながら社内でイメージカットを撮影しています。今回はそんな思いの詰まった新商品写真と共に、今年~来年はじめに発売予定の新商品をいくつかご紹介いたします。
(※現在はまだオンラインショップに掲載されておりません。商品についてお問い合わせの際はshop@tile-park.comまでどうぞ)


キール
キール
アーモンドのようなシルエットに、山型の面状。個性を詰め込んだユニークな装飾タイル「キール」。カラーは現在好評発売中の「ブイ」と同じ10色をご用意。店舗デザインに新しい風を吹き込みます。
参考価格:18,000円/㎡~、36,200円/㎡~予定(※色によって価格に幅があります)
 


ヘキサデコール
ヘキサデコール
デザインパターンに貼り上げられたミニヘキサゴンモザイクです。黒と白だけでなく、ご要望の多かったグレーも含まれます。(※単色での販売はありません) バスルームやパウダールームなど、清潔感を求める空間にぜひどうぞ。
参考価格:12,800円/㎡~予定
 


サブウェイマット
サブウェイ-マット
お待たせしました!人気の150×75mmタイルにマットホワイトが新登場します。以前からお客様のご要望も多かった、サブウェイタイルのマット仕上げ。ツヤありタイルとは趣の異なる、上質な空気感を作ります。フラット面、ラダー面、凹面の3種類がございます。
参考価格:4,816円/㎡~予定


ベベル
ベベル
ラダー面に透明釉がかぶさり、ドラマチックな濃淡を作ります。カラーもやや低彩度で大人っぽい雰囲気。内装タイルでは価格もお手頃のため、リフォームなどでのイメージチェンジにいかがでしょうか。
参考価格:5,700円/㎡~予定
 


ハミングバード
ハミングバード
ユニークなシルエットでおなじみ「ラムダ」の形状がモノクロのマット仕上げに!ポップでアーティスティックなイメージは、広い面積よりも玄関やトイレのフロアなどピンポイントな場所に使用することで印象付けに。
参考価格:22,500円/㎡~予定
 


オクタゴン
オクタゴン
マット仕上げの8角形+アクセント。昔ながらの定番的な組み合わせですが、近年使用事例やお問い合わせも多く、人気が高まっています。
参考価格:10,350円/㎡~予定
 


オンラインショップで順次発売を開始してまいりますので、ぜひこまめにチェックしてくださいね。
なお、各商品の価格等は変更となる場合がございます。


またお電話での商品に関するお問い合わせは承っておりません。恐れ入りますが下記アドレスよりメールでお願いいたします。
shop@tile-park.com



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ニューヨークだより 第47回:Stumptown Coffee Roasters

取材:2018年10月   写真/記事:新居潤子

ローカル感漂う閑静な住宅街ブルックリンCobble Hill(コブルヒル)から、以前は消防署だった建物を再利用し、今年7月にオープンしたばかりのコーヒーショップSumptown Coffee Roasters(スタンプタウン・コーヒー・ロースターズ)をご紹介します。



19世紀ごろに建てられた、ブラウンストーンのタウンハウスが並ぶコブルヒル

アメリカ国内やヨーロッパからの富裕層が古いタウンハウスを購入し、外観はそのままで内装を自分たち好みのモダンなデザインにリノベーションして住んでおり、落ち着きの中に洗練されたハイセンスな街並みが見られます。





住宅の再利用=Recycle(リサイクル)が進むコブルヒルらしい近年のトレンドが、古い建物をよりお洒落に、そして元々の目的とは違った形で再利用するRepurpose(リパーパス)。リサイクルが同じ目的で再利用するのに対し、リパーパスは”他の目的”というのがポイント。


以前ニューヨークだよりでご紹介したコブルヒルのBrooklyn Farmacy & Soda Fountain (ブルックリン・ファーマシー・アンド・ソーダ・ファウンテン)は、昔の薬局をスイーツカフェにリパーパスしていました。






こちらは、工場跡をモダン&インダストリアルデザインの立体駐車場へと再利用された建物。

駐車場ですらセンスに拘るところがコブルヒルらしさなのかもしれません。


以前は銀行だった巨大な石造りの建物。

こちらをリパーパスして出来たのが、超人気グルメ&オーガニック・スーパーマーケット「Trader Joe’s (トレダー・ジョーズ)」コブルヒル店。

日本未上陸ながら、”トレジョ”という名称が定着するほど、日本にもファンの多い米国巨大スーパーマーケットチェーンです。





吹き抜けの天井に広々とした空間。



リーズナブルな価格帯の食料日用品を販売するスーパーにしては贅沢すぎる空間の様に思えますが、本来は庶民的な場所であるはずのスーパーですら洗練さを求めるのが、コブルヒルの魅力のひとつなのかもしれません。



今回ご紹介するのは、米国オレゴン州ポートランド発祥で“サード・ウェーブ”と呼ばれる世界的コーヒーブームのきっかけを作ったブランドとして知られるStumptown Coffee Roasters
こちらがStumptownニューヨーク3店舗となるコブルヒル店。

19世紀には消防署、最近では室内アーチェリー練習場として使われていた、築150年の建物を再利用し、今年7月にオープン。ユニークなリパーパス方法とお洒落なインテリアで大きな話題を呼んでいます。

入り口を入ってすぐのエントランスは真っ白にペイントされたレンガ壁の空間。








さりげなく置かれた置物が可愛い。

床には扇状に敷かれたタイルが使われています。





エントランスを通り抜け、次の部屋へ。

カフェカウンターのあるメインルーム。







重厚感あるアンティーク棚には、デザイン性の高さで定評のあるStumptownオリジナルの商品が並びます。






白いレンガ壁とマルーンカラーのウッドに、建物が建てられた19世紀を彷彿とさせるレトロな真鍮細工がアクセントになっています。



その中で、Stumptownが生まれたポートランドと、地元ニューヨークのアーティストたちのアートワークが所々に見られます。

カウンターで一際目を引くイタリア製のエスプレッソマシーンは、ポートランドで活躍する壁紙専門アーティストがハンドペイントしたカスタム。

ルーン文字の様なパターンがエンボス加工された天井タイルも、ポートランドのアーティストがこの店舗用に製作した作品です。




メインルームを通り抜け、奥に進むとアーチ状天井の細い廊下があります。

ニューヨーク地下鉄の駅がモチーフと言う空間は、エージングの掛かった白いタイルにグレイ目地が入れられ、とてもニューヨークらしい仕上がりに。





フリーのウォーターサーバーからは、Still Water (炭酸抜き)とSparkling Water(炭酸入り)の2種類が選べます。さり気ないサービスが嬉しいですね。



店内一番奥の部屋に進むと、天井の大きな鉛枠ガラスを通して光が差し込むシーティングスペース。
ソファーシートに座り、静かにゆったりと仕事や勉強に集中できます。





ここまでもインテリアの見所が沢山でしたが、このお店を訪れたら絶対に見逃せないのがバスルーム。


(写真 https://sprudge.com/first-look-inside-the-new-brooklyn-stumptown-coffee-roasters-135134.html)

フロアから壁、天井までエージングの掛かった白いタイルが施され、アクセントの真鍮細工のディテールがお洒落。







実は、このバスルームのどこかに小さなのぞき穴の仕掛けが隠されていて、そこを覗くと、ブルックリンベースのジオラマアーティストが手掛けたミニチュアが見られます。


(写真 https://sprudge.com/first-look-inside-the-new-brooklyn-stumptown-coffee-roasters-135134.html)

こんなお洒落で、遊び心溢れるトイレなら、ついつい長居したくなりますよね!



カウンターのあるメインルームに戻り、壁に掛けられたアートや写真を眺めながら、カフェラテとドーナツを頂きました。

そこで見つけた消防署時代のモノクロ写真。



150年間リパーパスを繰り返してきたこの建物も、外観だけは、当時の名残が大切に残されていました。





ここが気になる!スタッフのタイルワンポイント

古い建物を再利用し、全く新しい目的で使用する「リパーパス」。言葉は耳慣れないですが、日本でも横浜の赤レンガ倉庫を筆頭に、明治頃のレンガの建物(倉庫や産業工場など)をそのまま利用した施設や飲食店が増えていますよね。
ニューヨークの街並みが、世界一の大都会でありながら落ち着いたクラシカルな面持ちを保っているのは、リサイクルやリパーパスによって、古い建築物の街並みがそのまま残っているからなのでしょうね。木造建築が多い日本の建物はアメリカに比べると保存や再利用が難しいかもしれませんが、最近は「古民家再生」などのプロジェクトも多く見るようになりました。良い建築物や時代を映す建築物は、ぜひこれからも積極的に活用していってほしいですね。



ところで、今回新居さんが訪れたStumptown Coffee Roasters。実はスタッフも2年前の取材旅行で立ち寄ったことがありました(今回のコブルヒル店とは別の店舗です)。その時の記事もブログに上がっていますので、ぜひご覧くださいませ↓↓

■ニューヨークレポ寄り道編その1



この内装イメージにピッタリのタイルはこちら

上海レンガにペイント
★上海レンガ


レンガの上からペンキで塗装をすると、アンティークな雰囲気と爽やかな明るさを同居させることができます。こちらの写真もカフェでの使用例。このようにお店のロゴやメニューをペイントしても素敵ですね。



====お店情報====
Stumptown Coffee Roasters in Cobble Hill
212B Pacific St
Brooklyn, NY 11201

b/t Boerum Pl & Court St
Cobble Hill



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モザイクタイル「ブイ」のご案内

モザイクタイル「ブイ」
ブイ
TNコーポレーションがアメリカのタイル会社と共同開発を行った新商品のうちの一つ、モザイクタイル「ブイ」がタイルパークで販売開始となりました!
どこまでも抜ける夏空の青や、明るく陽気なサンゴ礁を思わせるオレンジ、夕暮れ時のオーシャンビューの濃紺など、海からインスピレーションを受け作られた全10色の豊富なカラーバリエーション。47mm角というしっかりとした存在感のあるサイズ。インパクト抜群のタイルで、思わず目を引くとびきりのインテリアを提案してみませんか?


 
★商品一覧★
海外輸出品のため、各カラーには英名が入ります。
お問い合わせの際はシリーズ名+カラー名、または()内の商品コードをお知らせください。


BY-01S(Sail)
Sail
(BY-01S)
販売価格: 891円(税込)


BY-02NL(NightLuster)
NightLuster
(BY-02NL)
販売価格: 1,264円(税込)


BY-03SB(Sandbar)
Sandbar
(BY-03SB)
販売価格: 891円(税込)


BY-04RR(RiverRock)
RiverRock
(BY-04RR)
販売価格: 891円(税込)


BY-05SS(SummerSky)
SummerSky
(BY-05SS)
販売価格: 1,264円(税込)


BY-06CB(CruiseBlue)
CruiseBlue
(BY-06CB)
販売価格: 1,264円(税込)


BY-07HB(HarborBlue)
HarborBlue
(BY-07HB)
販売価格: 1,264円(税込)


BY-08RS(RedSea)
RedSea
(BY-08RS)
販売価格: 1,264円(税込)


BY-09CR(CoralReef)
CoralReef
(BY-09CR)
販売価格: 1,264円(税込)


BY-10SK(SeaKelp)
SeaKelp
(BY-10SeaKelp)
販売価格: 1,264円(税込)



★商品情報★

●実寸法 47×47mm ●厚さ 8mm
●目地共寸法 294×257mm(表紙張りユニット)
●必要数量 13.5シート/㎡
●入数 5シート/ケース
●参考㎡価格(税別設計上代) BY-01S、03SB、04RR:11,138円/㎡、それ以外:15,795円/㎡
 
サンプルは予め会員登録をお済ませの上、各商品ページよりご請求ください。
(※現在サンプル請求多数のため、ご用意に若干お時間がかかる場合がございます)
 


▼こちらもおススメ

同じくアメリカと共同で開発されたタイルシリーズ「ペルラ」。高級感のある光沢が空間の雰囲気を一新します。



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新商品チラ見せ!

次年度カタログから発売予定の新商品。あらたに数点が決まりましたのでフライングでちょっとだけご紹介しますね!



サブウェイ-マット
お待たせしました!大人気の150×75mmサブウェイタイルにいよいよ艶消し(マット仕上げ)が加わります!
お問い合わせも大変多かったマット。これまで150×75はツヤのあるタイプしかございませんでしたが、これでさらに選択肢のバリエーションが増えます。
ちなみに形状は3つ。上記のフラット面に加えて、ラダー面と凹面が入ります。



ベベル
大人っぽい色合いの、240×70サイズの内装用タイルです。上品なカラーで部屋のレベルを一気にアップ!リノベーションなどにもおすすめです。


これらの商品は今年中に発売を開始予定です。詳細はホームページでご案内しますのでしばらくお待ちくださいませ。



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驚きのリノベーション


岐阜のファイブセンス株式会社様で、リノベーション物件にタイルパークの「レッドフック」と「ペルラ-リーフ」をご採用頂きました!
 

男性の一人暮らしをイメージしたコンセプト物件。築46年の2DKマンションでしたが、和室とダイニングキッチンの間仕切りを無くして広々としたリビングダイニングに大変身!
 

LDKの4つ角には、スライスレンガ「レッドフック」を貼って、ヴィンテージ感満載の洒落た空間に。目地入れの必要が無いレッドフックはスピーディな施工でがらりとイメージを変えるため、リフォームやリノベーションには最適のアイテムです。
 

レンジフードの奥には、ぬらりと鈍いツヤを放つ「ペルラ-リーフ」。キッチンバックの収納棚と併せて、赤みの多い室内空間をぐっと引き締める役目を果たしています。
 
ファイブセンス株式会社のホームページでは、「ドアがひとつの家」をより詳しく説明しているほか、物件映像もご覧いただけます。リノベ前の写真と見比べたビフォーアフターは驚きの一言!
また11月上旬ころまで内覧も行っているとのことです。
ファイブセンス株式会社HP http://www.five-sense.com/
(「リノベーション」→「リノベーション施工事例」でご覧いただけます)



レッドフック/HZ7175-01

販売価格(税込):143 円/枚


ペルラ-リーフ/RSM-5

販売価格(税込):130 円/枚



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ニューヨークだより 第46回:Qi

取材:2018年5月/9月   写真/記事:新居潤子

マンハッタンの中心地でありながら、今もなお下町の風情が残るHell’s Kitchen(ヘルズ・キッチン)。
今回はヘルズ・キッチンからニューヨークだよりに相応しい、タイル尽くしのタイ料理店Qi(キ)をご紹介します。



タイムズ・スクエアやブロードウェイ・ミュージカルのシアターが集中する、シアター・ディストリクトのすぐ西側に位置するヘルズ・キッチン



ヘルズキッチン=”地獄の台所”と言うユニークなネーミングは、19世紀中頃〜20世紀後半までギャング団が棲みつき、殺人や誘拐の多発する、アメリカ大陸で最も危険なエリアと言われていたことからこの様な名前が付いたという説があります。



近年発展が著しいこのエリアでは、NYの象徴的な非常階段が外付けされた古い建物が壊され、跡地に出来たタワーマンションに富裕層が引っ越してきて、安全な高級住宅街へと姿を変えようとしています。



下町の趣ある古い建物から近代的な高層ビルまで、様々な表情を見せるヘルズキッチンのもう1つの顔が、多国籍のお店が集まる人気のレストラン街。
人種のサラダボールと言われるNYだからこそ多種多様なレストランが軒を並べます。



家賃高騰により個人経営のお店が姿を消し、洗練された大手レストランチェーンが増えるマンハッタンですが、このヘルズ・キッチンのレストランの多くは今も根強く独立経営を続けています。

奇抜なほどに個性豊かなお店が並び、他のエリアでは見られない独特で自由な雰囲気で溢れています。



様々なタイル使いのレストランも多く見られ、店内の様子を覗いて見るだけでもワクワクした気分に。







そしてこちらが今回ご紹介するタイ料理レストランQi





シンプルな白のサブウィエイタイルの外観が目を引きます。

エントランスから、中のダイニングホール全面を埋め尽くす
中判なポルトガル装飾タイルはお見事。









白と深みのある青を基調とした統一感あるカラーリングの内装に、エキゾチックな装飾物が美しく馴染んでいます。





レセプションデスクやサービングカウンターには、プルシアンブルーのポルトガル装飾タイルが施され、デコレーションで使われている中国磁器の柄と美しくマッチしています。






入り口から奥に見えるバーカウンター。

カウンターパネルには、艶やかなブルーにゴールドがアクセントなったテラブルータイルが使われています。





テラブルータイルとは日本で何十年も前に流行したタイルですが、現在もアメリカでは、主にプールやバス・シャワールーム用タイルとして人気で、その多くが日本製。
こちら、お店のバスルームにも貼られて居ました。



さて今回は、前菜にタイ風春巻きとイカリング・・・。

そしてメインに、タイ料理の中でアメリカ人に最も人気のあるメニュー、パッタイを注文しました。



一昔前まで、危険で足を踏み入れることすら躊躇したヘルズキッチン。現在は魅力溢れる街へと変貌していることを知る人はまだまだ少数派です。
今のうちに、自分だけのお気にいりスポットを探しにお出かけされては如何でしょうか。





ここが気になる!スタッフのタイルワンポイント

深海のような色むら(窯変)が特徴的なブルーのタイル。日本でも以前はよく見られましたが、現在では販売している所はほとんどありません。古いお店に行くとたまに貼られていますが、ノスタルジックでとても素敵ですよね。
ただ!ノスタルジーを感じているのは恐らく流行が過ぎた日本だけで、海外では今でも現役のタイル。実際、TNの工場でも海外販売専用として、よく似た雰囲気のブルーのモザイクタイルを作っています。

海外輸出用のモザイクタイル「Pooltile」
「窯変(ようへん)」とはやきものの表現の一つで、窯の中で焼成中に起こる色や形の予期せぬ変化の事。現在では技術の進歩である程度コントロールすることも可能になりましたが、それでも窯変は時間をかけて焼かないと出すことができないため、効率重視で短時間焼成が当たり前の海外タイルメーカーにはなかなか作ることができないのだとか。

日本のタイルは世界的にみるとかなり高級品なのですが、それでも人気が高いのはやはり他にはない伝統技術をしっかり守っているからなのですね。
※上記の「Pooltile」は国内販売は行っておりません。


この内装イメージにピッタリのタイルはこちら

★ピカソ


異国感を出すなら何と言っても「ピカソ」がおススメ!Qiのフロアデザインのように、複数の模様をミックスして貼るのも素敵です。



====お店情報====
Qi
698 9th Ave
New York, NY 10036

b/t 47th St & 48th St
Midtown West, Hell’s Kitchen, Theater District



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