カテゴリー別アーカイブ: タイルあれこれ

悪天候による運送への影響について

いつもタイルパークをご利用いただき、誠にありがとうございます。
1月24日から非常に強い寒気が日本列島に流れ込んだ影響により、各地で幹線道路の通行止めや渋滞が相次いでおります。
これにより、各運送会社での大幅な配送遅延が発生しております。

1月26日時点で運送会社の集荷は再開いたしましたが、依然として指定日配達をお約束できない状況が続いております
ご迷惑をお掛け致しますが何卒ご了承願います。

※出荷後のお荷物の状況については、発送済み連絡メールに記載のお問い合わせ番号で運送会社にご確認ください。

T2plus(仮称)の取り組み

T2×シライナギサ共同開発タイル「刻」

こんにちは、T2の千田です。 今回はT2puls(仮称)の取り組みについて紹介したいと思います。

白井さんの作品である「刻」の現物

現在T2では2/28(火)~3/3(金)の期間に開催される“建築・建材展2023”に向けて急ピッチで準備を進めております。今回の建築・建材展はT2の1年間の活動報告の場として位置付けておりまして、各人の1年間の取り組みが皆さんに上手く伝わるように意識して展示方法などを考えております。

開発途中の「刻」

その1年間の取り組みの中でも、今回はT2puls(仮称)の取り組みについて紹介したいと思います。T2plusとは【”アートタイル”を”プロダクト”へ】をコンセプトにゲストアーティストとタイルの共同開発をする取り組みの事です。現在はシライナギサさん、齋藤まゆさんという二人の陶芸作家さんと共同開発を進めております。と言っても共同開発自体はすでにほぼ終わり今は2023年のカタログ掲載に向けて動いております。こちらの商品については4月以降に正式に皆さんにお披露目できるかと思います。

齋藤さんの作品「fragment」

共同開発と言ってもあまりおおげさなことはしていなくて、いかにしてゲストアーティストの魅力を損なわないように商品として仕上げていくか、を念頭に進めております。今回のシライさん、齋藤さんの二人の事を例に出すとシライさんの場合は現物のタイルを石膏で型取りして金型に起こし、タイル生地をTNの工場で生産できるようにしました。T2の吉野さんの活躍もありそこまでは苦労なく進み、大変だったのは色の表現で現物のタイルの色と質感を再現するのには一苦労あり、どうにか再現できたもののその後の色展開も一筋縄ではいきませんでした。

T2×齋藤まゆ共同開発タイル「繭」 3種

また、もう一人の齊藤さんの場合はもともとのタイルの形や質感を再現するのは現実的ではなかったので、TNの豊富にある形状の中で彼女のテイストに合う形状をチョイスし施釉~焼成したものに彼女の考案した図案を上絵付していただく、というかたちで共同開発を進めました。こちらも当初はTNで使っている釉薬と上絵焼成の相性が悪く難航しましたが、現在は上絵付の仕方を工夫していただき難なく生産できる体制になっております。

T2×齋藤まゆ共同開発タイル「繭」 フィールドタイルとの貼合わせ

このようにしてT2ではタイルの共同開発をしておりまして、この先もT2ではT2plusに参加していただけるアーティストの方を募集しております。「我こそは!」と思う方は是非ご一報下さい。宜しくお願いします。

コラボレーション希望の方はホームページよりお問合せください。

詳しくはこちら

タイルノオサラ発売

明けましておめでとうございます。T2の吉野です。新年一発目のブログ更新ですが、『タイルノオサラ』の話です。新年関係無くてすいません。タイル百年祭でも好評でした『タイルノオサラ』が遂に正式に発売となりました。昨年12月からなので実は既に発売しています。弊社のタイル通販サイト『タイルパーク』でタイル雑貨のコーナーを新設しましたので、其方でご購入出来るようになっております。イメージ写真は弊社近くの美容室とカフェを併設されていらっしゃる『volpe』さんをお借りして撮影させて戴きました。料理やスタイリングも含め大変お世話になりました。ありがとう御座いました。

12月発売という事でXmasカラー2色もご用意させて戴きましたが、Xmas以外でも使えるかと思います。シンプルな北欧風のイメージ?おもちゃ感もあり、かわいいのではないでしょうか?赤い方は新年にも。。。ってお正月に紅白の食器とか使いませんよね。すいません。でも普通にかわいいと思います。

自社通販サイト以外にも、多治見まちづくり会社さんの運営する『喫茶わに』さんでオサラを一部販売して戴ける事になりましたので、準備が出来次第納品させて戴きます。一月中には納めさせて戴く予定です。お取扱い1号店なので勝手にもうアンテナショップだと思っています。わにさんでは喫茶の方でも実際にお料理を盛ってお客様に提供して戴けるようで嬉しく思います。多治見にいらっしゃった際はぜひお立ち寄り下さい。喫茶店と本屋さんを併設されている楽しい場所です。

現状の売れ筋といたしましては、対面式イベントの際は渋めの窯変の激しい個体差のあるお色の売れ行きが良かったのですが、ネット販売では乳白やピンクの売れ行きが好調です。リムは太い方が売れていますが、飲食店さまのヒアリングでは細リムの方がお料理を盛った時の余白のバランスが取りやすいようです。わにさんで実際に使用して戴けるオサラも細リムのほうです。今後はアイテムのサイズ、色数も順次増やしていく予定です。イベント出店やSNS上でもプレゼント企画、イベント等続けて行って盛り上げていきたいと思います。

ご期待ください。

タイルあるところ、必ず目地あり!

TNコーポレーション社内にて毎月開催されている「タイルの基礎知識 勉強会」。
「タイルの施工」に関して、施工の基本は「下地」「接着剤」「目地材」この3つ、ということを学んできました。前回は張り付けに何を使うかや下地の種類などについて勉強しましたが、今回は「目地材」についてのお話です。

目地なし?いえいえ、それは…

「目地は入れてないです」
なんて会話をたまに聞きますが、へぇー、目地ないんだー、なんて思っていたのですが…
“目地がない”なんていうことはなく、正しくは”目地詰めをしていない”ということだったらしい…。(タイル業界2年目、全然わかっていなかったワタクシ)
「目地」とは → タイルとタイルのすき間
のことを指すのですが、そのすき間がない、という話ではありませんでした。


焼き物でもあるタイルは、寸法誤差がどうしもでてしまいます(焼くと縮みます。収縮率もいろいろなんです)。なので、目地幅を確保(内装で2~3mm、外装で8~10mm程度)しないと残念ながらうまくキレイに収まりません。もちろん施工するときにも、多少なりとも誤差はでてしまいます。

目地なしで施工する「突きつけ目地」またの名を「眠り目地」は、最悪の場合、剥がれて落下する原因にも…。
目地幅をある程度とらないと、下地の膨張・収縮や地震による動きなどを吸収することができず、タイルに直接負荷がかかってしまい、欠けやヒビが入って割れやすくなってしまうのです…。

目地詰めをしない“とは
「目地は入れてないです」というのは”空目地”という方法で施工すること。目地がないわけではなく、目地材を詰めない方法なんですね。ちなみに”空目地”は高性能な弾性接着剤を使います(モルタルは不可です…。この辺のお話は前回のブログへどうぞ)。

目地詰めの際に使用するのは、ゴム鏝(コテ)。柔らかいコテで、タイルのような傷がつきやすい素材のときに使用します。
タイル貼り付け後、ゴム鏝を用いタイル面目地にしっかり目地材が入るように、詰めていきます。 目地材が乾ききらないうちに、 軽く濡らし水を絞ったスポンジなどで、タイル表面の余分な目地材を拭き取ります。その後しっかりと乾かしてから仕上げ拭きしたら完成です。
目地を詰め、しっかり押さえれば防水性があがり強度もでます。また、コテでしっかり押さえることはせずにラフな仕上げにして、全体的にやわらかな印象にすることもできます。

1本目地におすすめなのは表面がデコボコしていたり、ざらつきのあるタイル。表面に目地を残したくない場合や、目地部分を深く (深目地) したいときにも適しています。
1本目地の施工をする際には、目地材と水をよく混ぜて耳たぶ程度の硬さになるまで練り、その後、絞り袋などに練った目地材を詰め、目地の幅に合わせて絞り袋の先端をカット。クリームを絞るようにゆっくりと目地に詰めていく方法です。

▼目地の役割もおさえておきましょう
★タイル一枚一枚の寸法の誤差を調整
★施工時の誤差を調整
★下地(躯体)素材の収縮や膨張する力を吸収し、タイルの割れを防ぐ
★下地への接着力の強化
★外部からの水や埃などが入るのを防止

前置きが随分と長くなりましたが…さて、本題。”目地材”についてでしたね。

外装用
●現場調合
●既成調合

昔はほぼ100%で現場調合でやっていたそうですが、今ではほとんど見なくなったようです。
骨材は粗め、内装用に比べて色は少ないようです。昔は墨汁なんかを入れて色を調整したのだとか。

既成調合の目地モルタルは、メーカーであらかじめセメント、細骨材、保水剤を調合したもので、現場では規定量の水で混練するだけで使用できるもの。防カビ・抗菌目地材、油汚れ防止目地材、弾性目地材など高機能な目地材も開発されているそうです。

既成調合のうち「ブリックモルタル」というものは、骨材が粗めで(砂などが表面に見える感じだそう)、古びたヴィンテージ感のある仕上がりにしたい場合なんかにおすすめ。
目地幅を広くとるタイルや煉瓦などに最適で、タイルパークの商品では「上海レンガ」なんかに使うといいのではないでしょうか。
入れ方も一本目地で、わざとはみ出した状態にして無骨な感じを演出してみるのもよさそうですね!


内装用
●現場調合
●既成調合(モルタル or 樹脂系)

外装用と同じで、基本的に2つに分かれます。
内装用のモルタルは色が豊富で、細かい骨材が使われています。粉を水で溶いて練って使います。
材料のキメが細かいのは、狭い目地でも奥まで埋められるように。そのため幅が広い目地に内装用を使用すると、ヒビ割れたりするので注意が必要です。

床用には樹脂系目地材が使われます。下地の動きに対して追随性が高い目地材として樹脂系目地材が用いられ、エポキシ系、アクリル系、ポリマーセメント系などが市販されているそうです。
たわんでもある程度追随できるので、目地のひび割れ等も抑制することができます。室内の合板下地にも適用、床暖房も対応可です!


なんだか本題の目地材についての内容が薄かったですが…

タイルを語る上で、目地は絶対についてくる、決して外せない項目。例えそれが空目地でも。
意匠に反映されてくるとても重要なものです。よく調べ、考えて、目地を決めていきましょう。

▼ 目地についてのいろいろなお話はこちらのブログもどうぞ!

“貼られてなんぼ” の、タイルです。
…きれいに貼るための、目地割りや割付けなどのお話★

馬、芋…。目地のお話
…目地割りと、その目地におすすめのタイルをご紹介♪

芋目地の魅力
…まっすぐなラインが魅力の芋目地、施工例を交えて解説!

目地で変わるタイルの印象
… 目地材の色で変わってくる仕上がりの違いとは?

さて、次回の勉強会は「施工後の検査」についてです。
品質評価やメンテナンス法などについて教えていただきます。


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下地、接着剤、目地材。施工の基本はこの3つ!

TNコーポレーション社内にて毎月開催されている「タイルの基礎知識 勉強会」も第5回目。半年をかけて全6回予定でいろいろ学んできましたが、そろそろ最終章を迎える…はずだったのですが、好評につき(?)延長回が追加。
ここからはしばらく、まったくの未知の世界…「タイルの施工」について学んでいきます。

今はほぼ接着剤で張ってます!

タイルを施工するにあたって必要となるものは3つ。「下地」「接着剤」「目地材」これらが揃ってはじめてタイルを張ることができます。
まずは内装の壁への施工から―。

内装の壁には、2つの工法
●接着剤張り
●積上げ張り

内装の壁に張る場合は大きく分けてこの2つの工法があるのですが、現在ではほぼ100%が「接着剤」で張っているのだそうです。

かつては「積上げ張り」が主流だったのですが、なにしろ難しいらしく熟練の技が必要とか…。
「積上げ張り」は「だんご張り」とも呼ばれ、モルタルを団子のようにたっぷりとタイルにのせて、施工する壁に押しつけグイグイっと押し込んで張っていく方法。張っていきながら”平面”を自分で出していかなくてはならないということで、とても難しいようです。
技能五輪で「タイル張り」の技術を競い、世界大会もあるみたいですよ。ちょっと見てみたいですね!

ちなみに積み上げ張りは150角ぐらいまでのタイルでやっていて、あまり大きいものだと、たっぷりのせた団子(モルタル)が落ちてしまってダメ、ということでした(笑)
それにくらべると接着剤は作業性がよく、いろいろな下地で使えます。


内装の壁には、2種類の下地
●ボード下地
●モルタル下地
(ブロック・コンクリート造)

大きく分けると基本的にはこの2つ。
内装壁ではほとんどの場合ボード下地のところが多いのですが、施工場所によって使われるボードの種類もいろいろ変わります。

・石膏ボード
・シージング石膏ボード
・耐水合板
・珪酸(けいさん)カルシウム板(ケイカル板)
・デラクリートセメントボード

表は代表的な事例を挙げたもので、実際の水がかりの程度を考慮してボードの選定をします。

水を使わない場所はよくある「石膏ボード」、浴室などには、耐水性・耐久性に優れたデラクリートセメントボード(外壁にも使われる)…というように、実際の水がかりの程度を考慮して、それに対応したボード下地が使われています。

シージング石膏ボードとは
石膏ボードの両面の原紙および芯のせっこうに防水処理を施したもの。 湿度、温度による伸縮、変形が少ないので、「アバレのない下地」としてタイル接着工法をはじめ、各種下地として優れている。 台所、洗面所などの室内の壁、天井の下地材として使用
耐水合板とは
耐水性を持たせた合板のこと。合板の接着強を保証するため、耐水性能によって、JASの基準が設けられている
珪酸カルシウム板とは
水酸化カルシウムと砂を使って成型した板材。主に耐火断熱材として用いられ、鉄骨の耐火被覆としても重要な材料。比重も軽く施工性も高いことから、軒天など様々なところに利用される

モルタル下地もまた、常に水がかかるような場所などに使われます。
タイルの目地から頻繁に水が入ってきてしまうようなところには、先ほどのセメントボードやモルタル下地にします。


ところでモルタルって?
「土間はモルタル仕上げで!」なんて聞くと、セメントを塗って仕上げたコンクリートみたいなあんな感じかな…?って、なんとなくイメージはわきますが、モルタルとコンクリートって、全然違うものらしいです。
ちなみにモルタルもコンクリートも、材料としてセメントを使っているのですが…

モルタル → セメント 1:砂 3
コンクリート → セメント 1:砂 3:砂利 6

が通常の割合だそう(作業内容によって調整要)。
モルタルはセメントと水と砂を混ぜたもので、このモルタルにさらに2~3cmの砂利を混ぜて強度を上げたものが、コンクリートです。
コンクリートは強度が高いので建物の構造材など向け、一方モルタルは柔軟性と装飾性が高く、建物の表面部分に使用されることが多いということでした。

下地の厚さは? タイルの厚さにも注意
施工場所による下地の選定方法をみてきましたが、ボード下地には厚さの基準があるようです。

・石膏ボード → 厚さ9.5mm以上(9.5mm、12.5mm、15mm、21mm、25mm)
・合板 → JISⅠ類以上、厚さ9.5mm以上
・珪酸カルシウム板 → 厚さ6.0mm以上、比重1.0

耐久性に優れたセメントボードに関しては特に使用基準はないのですが、タイルの厚さが15mmを超える場合、基本的に石膏ボード下地は適していません。
“石膏ボードは、23kg/㎡以下の商品を新築に施工する場合に限り可”など、厚みで言ったり重さで言ったりと、メーカーによって推奨基準は様々だったりします。
厚いタイル=重い、大判タイル=重い…というわけで、600×300のような大きくて重量のあるタイルも石膏ボード下地はおすすめできません。

石膏ボードは、石膏を芯材に使用し、両面を石膏ボード用原紙で包んで板状に成型したもので、表面は紙なのです。重たいものがくっつくとその重みで剥がれてきてしまう可能性があります。

300角以上のタイルを壁に施工するときは弾性接着剤を使い、さらに3m以上の高いところでは、金具を併用して施工します。
弾性接着剤で張ることで、構造躯体からくる変形に対する追従性が高くなり、剥離の危険性も低くなると言うことだそうです。

躯体(くたい)とは
建物の骨格部分を指す言葉で、具体的には基礎、柱、梁、壁面、床などが躯体に含まれる

いろいろと書きましたが、タイルパークでは接着剤等は残念ながら取り扱っておりません…。(さきほどの、大判タイルのときは”弾性接着剤を使う”ということや、特殊なもの(ガラスタイルなど)に関してはセメダインさんの商品を 一部 推奨してはおります…)
100角くらいまでのタイルなら、タイル張りの職人さんが自分が扱いやすい接着剤を使っていることが多いそうですよ。


内装の床には、2種類の張り付材料
●有機系接着剤
●樹脂モルタル

今では樹脂モルタル(砂・セメント+樹脂を混ぜて強く固まる)を使うことはほぼなく、接着剤がほとんど。床は踏まれる度にしなるので、しなりを吸収してくれる弾性接着剤がおすすめだそう。

内装の床の場合は、1つ床を底上げしてからその上に下地を、さらにその上にタイルを張ります。

例えば…
コンクリート造の商業施設ビル、コンクリートの上に直接タイルを張ったりはしません。入っている店舗が変わり、タイルを張り替えるときに、直接貼っていたら剥がすときに傷つけてしまい、改装のときに困ってしまいます。なので必ず1つ床を底上げしています。
住宅も、土間より上がった廊下やリビングは、基礎があってその上に根太(ねだ)があって、その上に下地、そしてタイルの順になります。

下地は合板ならば12mm以上。合板が薄いとたわんでタイルや目地が割れてしまいます。強度が確保できる合板の厚さが必要です。下地の精度が仕上がりに直結してくるので要注意。
しっかりとした下地と、接着剤も弾性接着剤が準備できると安心ですね。

そして一番の心配は、やはりタイルが割れてしまうこと…。そこの不安をなくすために準備はとても大事!
接着剤も安いやつを使ってしまうと、水がかかるとふにゃふにゃになってしまったり…。
“エポキシ樹脂系”の接着剤が、強い接着力で、耐水性や耐熱性、耐薬品性にも優れ、耐久性があっていいそうです。
地域によっても、また季節によっても使う接着剤をかえていたとか。夏用、冬用。。。寒くてもそんなに硬くならないものとか…あるみたいです。ちなみに暖炉は直火じゃなければそんなに影響はないそうですよ。


外装の壁には、3つの工法
●外装有機系接着剤(弾性接着剤)張り
●圧着張り
●モザイクタイル張り

圧倒的に多いのは下の2つ。
「圧着張り」はモルタル下地と、張り付けにもモルタルを使ってタイルを張ります。作業性も良く、そして安い!気候と(寒いと表面凍るとか…)、職人さんの腕にも左右されやすいので要注意(笑)。あとモルタルは目地詰め必須です!入れないとタイルが落ちてきてしまいます。

これよりも安全性を高めた「改良圧着張り」という工法もあります。こちらはタイルの裏面にもモルタルを塗りつけて、張り付け側とタイル側とでダブルモルタルでガッチリ張り付けます。

「モザイクタイル張り」も基本的には同じ。モルタル下地に張り付けモルタル塗って張りますが、ユニット化されているので作業効率がよいです。場合によっては直張りも可能(下地の精度が重要)。

「モザイクタイル張り」の改良版で「マスク張り」というのもあって、目地部分をマスキングしてから張り付けモルタルを塗り、マスクを外し目地部分以外にモルタルがのっている状態で張り付ける方法も。
「モザイクタイル張り」では、張り付けモルタルを塗り付けた後、タイル張りまでの塗り置き時間が長くならないよう管理が大変でしたが、「マスク張り」はその影響による接着力のバラつきを少なくし、良好な接着力が得られる利点があります。

有機系の接着剤張りですが、先述の内装の床でも少し触れましたが、固まってもある程度柔軟性のある弾性接着剤は、下地の収縮や地震の揺れにも強く、追従性に優れています。価格は高いですが、高性能で安全性が高いことから最近ではよく使われるようになりました。

他の工法では、目地を詰めることで強度を出していたのが、その強力な接着性は空目地や深目地なども可能とし、意匠性も広がります。
表面に凹凸があったりして塗り目地ができず、一本目地(絞り袋でクリームを絞るようにゆっくりと目地部分に詰めていく)で仕上げないといけなかった様なものでも、弾性接着剤を使えば「貼るだけでOK」になったのです。

全国タイル工業組合で、外装タイルと有機系接着剤の組合せ品質認定制度「Q-CAT」という仕組みもつくられました。

そんな注目の弾性接着剤ですが、あまり大きなタイルはダメで…、300角以下(JASS19)となっています。
300角より大きなタイルは、弾性接着剤と併用して金具ささえるなど対策が必要です。各メーカーさんで推奨しているものがあるようなので、調べてみてください。(再:タイルパークでは接着剤などの施工関連用品は取り扱っておりません…)


外装の床も、3つの工法
●圧着張り
●セメントペースト張り
●大型床タイル張り

広い面積への施工もしやすく、もっとも一般的なのが「圧着張り」。(先述の外装壁と同じです)

「セメントペースト張り」は敷きモルタル、通称バサバサモルタル(笑)を使います。砂に少し水分が入ったような感じのバサバサしたモルタルを、下地にも、張り付け材としても使用
バサバサモルタルが硬化する前に水分の多いしゃびしゃびのセメントペーストをかけて加工します。締まろうとするバサバサモルタルとセメントを含んだ水分が一緒になってかたまっていきます。

少々長くて疲れましたね… (しかもちょっと難しい)
あと、”目地材”についても少し教えていただいたのですが、また次回にします!


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2023年1月『断片』発売

今年も残すところわずか半月ほどですね。
年内、T2が担当するブログの最後は冨田が担当させていただきます。 よろしくお願いいたします!

4月入社以来、企画開発担当していました『断片』がカタログより少し先行して、2023年1月にタイルパークにて販売を開始いたします。
以前、他の方の書いたブログでちらりと登場していたり、展示会でのお披露目も何度か行っていますが、年明けの発売を控え、商品になるまでの経緯と併せて、今回改めてご紹介させていただこうと思います。

『断片』はアートをタイルに落としこむ試みとしてご紹介しています。
はじまりは、もともとは私の学生時代のデザイン基礎課題のスケッチ(石膏)でした。
形を写し取ることで、モノの意外な一面だったり、造形のおもしろみなどを感じられるということで身の回りの様々なものからテクスチャーを起こしたものたちです。(課題の意図は違ったかもしれません、、、)

まずそれらをなぞるように、多くのものから形を写し取り、石膏のモデルの作成を始めました。押し花みたいに形をそのまま貼り付けるのではなく、少しだけ意図的に、でもそのものらしさを損なわないように、と心がけながらテクスチャーを起こしていきます。パスタからはじまり、文房具、ナッツ、体、カトラリー、、、身の回りの色々なものを道具として使い、多くの面状が並んでいきます。

学生時代のモデル
TNにて再製作

行き当たる壁はこれらをどのようにタイルにするかというところ。多くの面状を一つの商品とする事はあまりに現実的ではない。しかしこの中からいくつか、形を選んでしまっては魅力が損なわれてしまうのではないか。どうしたらこの魅力が伝えられるだろうか、そもそも『断片』の魅力って何だろう、、、多くの議論が交わされました。

そうして行きついたのが、過程をアートとし、それをタイルに落とし込むというかたち。これらの最も魅力的なところはタイルになるまでの過程なのではないかという結論です。
ならば、そのタイルになるまでの過程、アートの部分をまず好きになってもらうことがポイントなのではないか、ということで二次創作物の作成をしました。
まずはテクスチャーひとつひとつに名前と詩(ポエム)をつけました。これは出来上がったものをまた改めて見て、感じたこと思ったことなどを自分と重ねたりしながらひとりごとのようなものを綴ったものです。
そして、面状や素材、名前・詩を記したノートをまとめなおしたもの(わたしは早見表と呼んでいます)を作成しました。
これらは手記のような形として、イラストをつけたりしながら手書きでまとめています。

先日行われたジャパンホームショーでは1日目(2日目にも少々、、)に配布していました、リーフレットに挿まれていたクラフト紙がこのノートに当たります。
今後これらの二次創作物が表向きに出ていくかどうかはまだ曖昧ですが、一応バックグラウンドとしてはそんな感じでひとつひとつに名前と意味みたいなものがついています。

ちなみに、まだ公開されていませんが実は色にも名前がついていたりします。
テクスチャーの名前や色の名前、断片にまつわる言葉たちは、タイルの作り方と同様に身の回りのものからヒントをもらいながら、連想的につけております。

以上のような過程を経て、『断片』 は作り手の思い、過程と併せて魅せる、アートをタイルに落とし込んだ商品となりました。 半年ほどかけて外部のデザイナーさん、社長・先輩方にご助力いただきながらようやく仕上がりました。とても感謝しております。
わたし自身、かねてより、厳かで触れられないようなものよりも、触って感じられる身近なものをつくりたいという思いがあったので、私欲も満たされつつ燃え尽きたような感じが若干あります笑
リアクション次第では今後も展開を広げていけると思うので、頭の傍らで思考を遊ばせながら思案したいと思います。
ひとまずは、手元を離れて行くので、誰かの感情をくすぐるものでありますようにと願いながら送り出します。

わたしたちが目指すのは、匠と感性の力で豊かな空間づくりに貢献すること。
「誰かに話したくなるような空間、日常を非日常にしてくれる空間」をお届けすることです。
今までにないものをとは思いません。現代を生きるものとして、今の価値を、自分で感じられることを形にしていけたらと思います。

商品ページは断片発売に合わせて修正中ではありますが、もしお時間ありましたらぜひ一度覗いてみてください。
またご意見ご感想等、お聞かせいただければうれしく思います。

T2ホームページ https://t2protolab.com/
『断片』 https://t2protolab.com/work/danpen/

年末年始のご案内

いつもタイルパークをご利用頂き、誠にありがとうございます。
年末年始の営業についてご案内いたします。

休業期間について

誠に勝手ながら、下記の期間は休業致します。
休業日:12月28日(水)~ 1月4日(水)
※上記期間中は電話・メール・FAX でのお問合せのご対応、プロ会員登録の審査がおこなえません。
※注文・サンプル注文・お問合せフォームは期間中もオンラインショップで常時受付をおこなっていますが、ご対応は1月5日以降となります。

年内の出荷について

年内出荷の締め切りは23日(金)正午12:00までのご注文分となります。以降のご注文分は最短1月5日出荷となりますのでご了承ください。

23日12時までのご注文分は最短23日に出荷します。以降のご注文分は1月5日出荷となります。

※銀行振込でご注文の場合は、23日12:00までにご入金が確認できた注文までが年内出荷の対象となります。
※即日出荷に対応できない商品もございます。年内出荷希望の方は可能な限りお早めのご注文をお願いいたします。
※年明けの営業再開直後はご注文が大変集中致します。やむを得ず出荷の遅延が生じる可能性がございますこと、予めご理解・ご了承下さいますようお願い申し上げます。
※12月26日・27日はご注文確認・サンプルの受注出荷・お問合せの対応のみとさせて頂きます。

年内配達の目安について

地域によって年内配達の出荷締め切りが異なります。下記の表をご参照ください。

なおこれらの日付はあくまで目安となります。
現場への納入希望の方は、確実にお受け取り頂けるよう注文の際お問合せ欄に配達希望日をご記入願います。
※年末年始は遅延が発生しやすいため、お急ぎの方は可能な限り前倒しでのご注文・お受け取りにご協力をお願い致します。

各地域の年内配達の出荷締め切り目安です。
上記を過ぎますと、運送会社の状況によっては
配達が1月5日(水)以降となる可能性がございます。

配達休止期間について

30日から1月4日の間は配達がございません。

サンプル注文について

サンプルのご注文は、12月27日(火)正午12時までの受付分については、可能な限り年内に出荷を行います。

※入れ違いでサンプルが欠品中の場合や、発送点数が多いご注文については、1月5日以降の出荷とさせて頂く可能性がございます。
※年明けの営業再開直後はご注文が大変集中致します。やむを得ず出荷の遅延が生じる可能性がございますこと、予めご理解・ご了承下さいますようお願い申し上げます。
※休業により荷物のお受け取りが難しい場合は、注文の問合せ欄に希望お届け日を明記願います。不在持ち戻り後の郵便局保管期限は1週間程度です。保管期限を過ぎたお荷物はキャンセル扱いとなり、再出荷希望の際は再度ご注文手続きが必要となります)


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陰翳セレクト

T2の千田です。今日は現在力を入れて取り組んでいる陰翳セレクトの取り組みについて紹介したいと思います。まず「 陰翳セレクトとは? 」ですが、陰翳の4つある形状の中で“格子”と“石畳”をセレクトし、この2形状に関して施工性を高めるの為にユニット化したもののことです。また作業効率を上げるため作業の一部に機械を導入することもしております。このユニット化にいたるまでの取り組みを今回は紹介したいと思います。

陰翳セレクト“格子”と“石畳”

ユニット化するためにまず取り組んだのが目地板の手配です。陰翳セレクトは機械でユニットにしていくのではなく、職人さんに手作業でユニットにしてもらうので写真の様な手貼り用の板を特注で作ってもらいました。この板にバラタイルをはめ込んでいきネットとタイルを特殊なボンドで接着し、シート状します。シートサイズを決め(石畳についてはけっこう悩みました)目地は2mmになるように貼板を作ってもらいました。しかし、ここで問題発生です。陰翳はほとんどの工程が手作業のためピースによっては大き過ぎてはまらないものが出てきてしまい、この問題を解決しなければいけなくなりました。

陰翳セレクト用の貼板

ピース誤差がでる最大の原因は小刀を使いひとつひとつ手で切り出している事です。そこで工場の片隅にあるタイル生地をカットする時に使っている丸のこに目を付け、陰翳の生地のカットを試みました。試行錯誤の結果、陰翳の雰囲気を損なう事なく仕上げる事が出来、この技術を採用。手作業ではできないような0.5mm単位でのカットも出来るようになりました。

ユニット化するための最大の難所は機械を使うことで乗り越え現在ユニット化の取り組みは順調に進んでおります。今後としては土を練るための土練機を新たに配備する予定です。 土練機 を上手く使いこなせば質と量の更なる向上が見込めることと、端材の再利用がより容易になります。陰翳の生産に伴う原料ロスはもともとゼロですがより回転させやすくなるので、 大口注文が来たとしても持続可能な生産の体制は維持することが出来ます。配備されるのはまだしばらく先になると思いますが納品された時にはまたブログで紹介したいと思います。お楽しみに。

現在は手練りで作っております

アークマテリアに陰翳について紹介いただいております。下記URLからアクセスして記事をご覧下さい!

日本の伝統美で空間を美しく演出。手仕事仕上げの陶壁タイル「陰翳(いんえい)」 (arch-materia.com)

秘蔵タイルいっぱい「タイル百年祭」へ!

先日、岐阜県多治見のセラミックパークMINOで開催された第2回セラミックバレー展「タイル百年祭」。タイル名称統一100周年を記念した、普段はなかなか目にすることのない秘蔵品タイルが盛りだくさんのイベントへ行って参りました。

タイルパークTNコーポレーション)からも、開発チーム「T2.PROTO.LAB」の「タイルノオサラ」とアクセサリー「Hers」を出品・販売。2日間たくさんの方にお立ち寄りいただき、ありがとうございました。

「タイルノオサラ」については >>> こちらのブログも!

アクセサリー「Hers」については >>> こちらのブログも☆ご覧ください!


では、少しずつですが、ご紹介していきます。

「95年前の見本室タイル再現展示」
かつて杉江製陶所さんで生産されていた約100年前のタイル、歴史を感じるタイルがズラリ。圧巻でした!


「昭和レトロのモザイク展」
多治見市モザイクタイルミュージアムの地下に眠る、歴史あるタイルの見本台紙など、レトロでかわいらしいタイル、秘蔵品の数々が!


「数字でみるセラミックバレー展」
クリエイティブ・ディレクター 佐藤卓氏がディレクションされた「セラミックバレー」。
やきもの産業の文化が息づく美濃(岐阜県東美濃地域)の地を「セラミックバレー 世界は美濃に憧れる」と名付け、そこには、この地域を世界一の市場にするという、美濃のやきものに関わる全ての人の想いが込められたプロジェクト…。
器やタイルなど幅広い美濃焼が生産され、作家や窯元、関連企業が集まる世界有数の焼き物の一大生産地であるこの地と、タイルの歴史などを年号などの数字とともに紹介。とてもわかりやすく展示してありました。


「タイルシンクの施工実演」
あのかわいいタイルシンクで有名な「作善堂」さんが、美濃焼タイルを使ってタイルの紙張りや目地入れの実演と、体験も。子供たちや大人もみんな興味津々、体を前に乗り出して見入っていました!(私も目地入れやってみたかったな…)
この実演ではあの「タイルマン」こと、株式会社マイトの佐々木さん(写真下)も登場!(ステキなタイルであふれたInstagram毎日拝見しております)

こちらのかっこいい「タイルマン」を制作されたのもこの方。タイル愛を感じますね。。。


「モザイクの小屋」
京都のモザイク作家、外村まゆみさんが企画された作品。
小・中学生のボランティアでつくられたという高さ2.7mもあるこちらの作品!(こちらも人がいっぱいで、うまく写真撮れず…)中に入ってみると、これまた素敵な世界が広がっていました。


「タイルベンチ」
タイルメーカーさんが作られたものや、アーティストとのコラボ作品まで。いろんなデザイン、 形もいろいろ。タイルのベンチやテーブルがずらりと並ぶコーナーもあり、みなさんベンチに座って食事や会話を楽しまれていました。(そこも人が多すぎて、写真撮れず…)

こんなかわいいのもいました!しかしスゴイ…どうやって作ったんだろう…


「TILE DISCO」
夜には会場がタイルディスコに?! タイルでできたミラーボールとDJブース。


「TILE×WORKSHOP」
当日は、実際にタイルに触れ、タイルに親しむことのできるワークショップがたくさん!

「釉薬で絵を描こう」
釉薬を使ってタイルに絵を描くワークショップもあり、我が子も体験してきました。後日、実際に窯で焼いていただいたものを送っていただきました。自分だけの記念のタイルができました。ありがとうございます!


他にも、会場内には魅惑のタイル、タイル、タイル…のお祭りでした!

我が社も出店するということで撮影がてら伺ったのですが、まだまだ知らないたくさんのタイルを見ることができたのはもちろん、純粋に楽しめるイベントでした。ワークショップの参考にもなりました。(ときどきタイルパークでも「タイルマルシェ」というイベントをやっていますので、こちらもよろしくお願いします)

想像以上の人気で多くの方に買っていただいた「タイルノオサラ」。
近いうちに、タイルパークでも販売を予定しております。ただいま準備を進めておりますので、もうしばらくお待ちください…。InstagramTwitterでもお知らせしますので、チェックしていてくださいね!

こちらの渋い色、釉薬の出具合が激しめのものが人気だったそうですよ。個体差がかなりあるので、そこがまた魅力で面白いですよね。ぜひお楽しみに!


タイル通販「タイルパーク」
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SDGsに対する取り組み

T2の吉野です。 弊社もSDGs 「持続可能な世界」 の目標に向け、 商品開発にこの考え方を取り入れていこうと色々試案しています。 その中のひとつが『テラゾー』です。『テラゾー』とは、簡単に言えば人造大理石。左官の技術です。石などの骨材をセメントに混ぜ込んで硬化後に表面を磨き上げたものですね。弊社の製造ラインでどうしても出てしまう廃棄タイルや釉薬の残留物。これらを骨材として使ってテストしてみました。

廃棄タイル
レンガ商品の端材
釉薬の残留物

廃棄タイルとレンガの端材は細かく粉砕して使用。釉薬は乾燥させたものを細かく粉砕後に少し低い温度で焼成することで、まるで本物の砂利のようになります。

廃棄タイルを砕いたもの
釉薬の残留物(焼成後)

下記が実際にテラゾーに加工したものです(骨材として普通の砂利も加えています)写真だと少しわかりずらいですが、業社さんに鏡面磨きして戴いたものは凄くスベスベしています。荒磨きは私が加工したもの。洗い出し風加工も業者さんに磨いて戴いたものです。

鏡面磨き
荒磨き
洗い出し風加工

このように色々試しています。商品化するときはタイルのようにユニット化?になるのでしょうか。それとも材料として提供する形になるのでしょうか。釉薬の残留物を焼成したものをテラゾーの骨材や、お庭に使う砂利の代わりとして販売するのも悪くないかもしれません。『コスト』と『商品としての魅力』のバランスの問題ですね。まだまだテストと話し合いが必要です。