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価格改定のお知らせ

平素は格別のお引き立て、ご愛顧を賜り厚く御礼申し上げます。

さて長引く世界の情勢不安による原油・原材料費および物流にかかるエネルギー価格の高騰をうけ、弊社でも様々なコストダウンの努力をおこなってまいりましたが、残念ながら現在の価格維持が困難な状況となりました。

そのため誠に心苦しくはございますが、2024 年度より商品価格を改定させて頂きます。お客様にご不便・ご迷惑をお掛け致しますことを心よりお詫び申し上げると共に、この度の価格改定へのご理解を賜りますよう、何卒お願いを申し上げます。

2024年2月 タイルパーク

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<対象商品、改定価格>
こちらからPDF資料をご確認ください。

<改定時期>
2024 年3 月29 日(金)17:00 以降受注分より
※3 月29 日(金)の営業終了時間(17 時)以降の注文は、4 月の受領分として新価格が適用されます。改定前の価格の適用をご希望の方はお早めにご注文ください。

<見積りについてのご注意>
オンラインショップの自動見積り作成機能は、改定実施までは旧価格でしか作成ができません。新価格での見積りをご希望の方は、メールまたはFAX でご依頼ください。
また旧価格で作成されたお見積りについても、正式注文が3 月29 日17:00 以降となった場合は、新価格でのご提供となりますのでご注意ください。


シンプルは最大の魅力!100角タイル

雑誌やTVコマーシャルを見ていると、時々キッチンや洗面台に10センチの正方形タイル、通称「100角タイル」が貼られているのを見かけたことはないでしょうか?


※画像生成AIによるイメージ

100角タイルは極めてシンプルですが、空間テイストや目地の色との取り合わせ次第でとてもオシャレな雰囲気に仕上がります。ただ、よく見かける100角タイルといえば表面に絵が描かれていたり、手作り風の歪みを伴った形状やテクスチャになっていたり、いわゆる「普通の100角タイル」というのは、探してみると意外に見つかりにくいですよね。
今回は、タイルパークで取り扱っているいわゆる「普通の100角タイル」を5つご紹介します。ぜひ気になるものがあればサンプルでご確認ください!


新しいスタンダード「白マット」

白マット

最近タイルパークの100角タイルで最も人気があるのが、真っ白なマットタイル。とくに北欧風のナチュラルインテリアでよく選ばれており、ツヤのないフラットな印象のマットタイルがこだわりのインテリアアイテムを引き立たせてくれます。白目地なら明るく清潔感のある雰囲気に、黒目地ならカジュアルでオシャレなイメージに。

白マット

※サンプルはバラの品番からご請求いただけます
白マット

シックで大人びた雰囲気「黒マット」

黒マット

同じくツヤのない黒のタイルも人気があります。目地色をグレー系にすると目地の悪目立ちもなく、大人っぽいイメージに仕上がります。

黒マット

※サンプルはバラの品番からご請求いただけます
黒マット

定番中の定番「白ブライト」

白ブライト

最も定番的でシンプルな組み合わせ、白×ツヤ。タイルメーカーではツヤの釉薬をよく「ブライト」と呼んでいます。その名の通り光を受けるとキラッとつやめき、昔ながらのタイルらしい印象。黒系目地と合わせるとカジュアルモダンな雰囲気づくりに一役買ってくれます。

ささやかなニュアンスが美しい「トビカンナ」

トビカンナ

一見すると単なる白ブライトのように見えますが、タイルの表面に「トビカンナ」という陶芸技法を駆使してうっすらと模様が施されており、釉薬の濃淡が生まれて奥行きのあるニュアンスが感じられます。また釉薬自体も透明感が高く、表面に水をたたえたような瑞々しさが見てとれます。

トビカンナ
写真協力:株式会社ZUIUN

僅かな変化を求めるなら「ディンプル面」

ディンプル面

形の歪みは付けたくないけど、でも完全なフラットはつまらない。そんな方には「ディンプル面」がおすすめです。「えくぼ」という意味のディンプルは、その名の通り表面にえくぼのような凹凸がつけられており、色ではなく陰影で変化をつけています。

ディンプル面

タイルパークではこれ以外にも様々な100角のバリエーションをご用意しています。100角タイルをお探しの際にはぜひWEBページでご覧くださいませ。

すべての100角タイルを見る > 無地の100角タイルのみを見る >

100角無地

おすすめサービス案内

サンプル請求
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在庫予約サービス
CADデータ提供サービス
カットサービス
よくある質問

天候不良による運送への影響について

いつもタイルパークをご利用いただきまして、誠にありがとうございます。

現在、天候などによる交通事情により、日本海側や九州地方などにおいてお荷物の配送遅延が発生している地域が ございます。
お客様にはご不便・ご迷惑をお掛け致しますが、何とぞご了承いただきますよう お願い申し上げます。

出荷済みのお荷物の配送状況については、発送完了時にお送りしているメールに記載のお問い合わせ番号で各運送会社の追跡サービスからご確認ください。

▼西濃運輸
https://track.seino.co.jp/kamotsu/GempyoNoShokai.do

▼日本郵便
https://trackings.post.japanpost.jp/services/srv/search/input

特集 内装タイル【エルサ】

エルサ

【 エルサ 】

穏やかで凛とした佇まい
組み合わせを楽しむ内装タイル

タイルパークの人気内装タイル「エルサ」シリーズをご紹介します。
釉薬の凛とした表情と、色むらが紡ぎ出す温かさが同居する、他のタイルには見られない独特の佇まい。複数の形状を組み合わせるデザイン選択の楽しさもご提供します。
発売以降、とくに住宅のキッチン・洗面台で圧倒的な人気を博し、「水まわりだけはこだわりたい!」という新築オーナー様の夢を叶えるお手伝いをしています。

3つのサイズ、4つの面状

「エルサ」には150x75mm、150x150mm、240x40mmの3種類のサイズがございます。単独でも使いやすく、ミックス貼りでも検討しやすいサイズ感が特徴です。
また150x75mmはフラット面に加えて、3種類のレリーフ面もご用意。ランダム張りで動きを出したり、アクセントラインとしての使用もおすすめです。

3形状と4面状
単独使用のイメージ_ELSA-3F
単独使用のイメージ(ELSA-3F
単独使用のイメージ_ELSA-3F
ミックス使用のイメージ(ELSA-2FELSA240-3ELSA150-3
単独使用のイメージ_ELSA-3F
アクセントライン使用のイメージ(ELSA-2F+2A+2B+2C)

凛とした釉薬の表情

「エルサ」で使用している釉薬は「貫入(かんにゅう)釉」と呼ばれる、表面のガラス質に細かな亀裂が生じる釉薬です。貫入内への汚れの浸透を危惧して、一般的にタイルでは敬遠されがちな釉薬ですが、他のタイルではなかなか見られない繊細さをたたえています。
(※予めくるみ油を塗布するなどして貫入を埋めておくと浸透防止に繋がります)

手作業による模様づくりの様子

透明感のある釉薬のため、ガラスモザイクタイルとも相性が良く、少量落とし込んでみても魅力的になります。

製品一覧

■B1類(磁器質)・施釉
■Made by TN(自社工場生産タイル) <150×75> ■価格(税抜): F:123円/枚 (10,580円/㎡)、A~C:240円/枚 <150×150> ■価格(税抜):413円/枚 (18,170円/㎡) <240×40> ■価格(税抜):150円/枚 (14,700円/㎡) オススメの使い方:
住宅の洗面台やキッチン、カップボードなど、スペースは小さくともお施主様が拘りたい場所でご提案いただくことが多いシリーズです。色遣いやミックス貼り、レリーフ面の配置など、お施主様と一緒に考える楽しみもご提供します。

【限定在庫のご案内】
1番色(ELSA-1F、1A~1C、ELSA150-1、ELSA240-1)はメーカー廃番のため限定在庫として販売しております。
こちらからご確認ください。


CADデータ・参考割付図配布中

この商品は割付けの際に便利な「製品CADデータ(DXF)」と「参考割付図(PDF)」を無料提供しています。
詳しくはバナーをクリック!

(参考)

タイルをご購入いただいた皆様へ

施工例大募集

タイルパークではお客様からの施工事例写真を募集しております!ホームページやSNSで紹介させていただける場合は、ぜひ下記の応募ページより写真をお送りください。


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2023年のタイルパークランキング

新年あけましておめでとうございます!今年もタイルパークを宜しくお願いいたします。

今回は2023年1月~12月の人気ランキングを発表したいと思います!カテゴリー別や総売上からみる昨年1年間の人気タイルの傾向に是非ご注目ください。

【壁タイル部門】
キッチンや洗面台などの住宅内装から、店舗内装まで、幅広いインテリアの壁で使用されるタイルの人気ランキングです。 第一位は、やっぱりまだまだ強かった「サブウェイ」!在庫が安定して沢山ありますので、新築・改装のホテルなど、大きな物件でも多く採用されました。また惜しくもランク外とはなりましたが、マット仕上げの「サブウェイ-マット」も昨年はかなり売り上げを伸ばしました。

「サブウェイ」商品一覧へ >
「メトロ」商品一覧へ >
「プランク」商品一覧へ >

【床タイル部門】
建物の内外を問わず、主に床使用を想定した300角以上のタイルのランキングです。
第一位は、今年に入ってから急激に勢いを伸ばした「ブルー&ホワイト」。内装用、外装用で使い分けができる2種類の面状に加え、どんな場所でも違和感なく馴染むスマートな柄が人気の秘密のようです。
また今年は磨きタイルのお問い合わせも数多くいただきました。現在は「カラカッタ」のような白の大理石模様のみですが、4月からはラインナップ増を予定しておりますのでどうぞお楽しみに。

「ブルー&ホワイト」商品一覧へ >
「レギャン」商品一覧へ >
「カラカッタ」商品一覧へ >

【モザイクタイル部門】
壁使用・床使用の区別なく、モザイクタイルのみを集計したランキングです。
第1位は、こちらも安定の人気を誇る「ニューヨーク-ミニヘキサゴン」。3位の「ニューヨーク-25」ともに、オリジナルデザインを検討する方も多くおられました。また意外な健闘を見せたのが2位の「カノーザ」。洗面台など小さなスペースがほとんどですが、インテリアの高級指向が高まっているのかもしれません。

「ニューヨーク-ミニヘキサゴン」商品一覧へ >
「カノーザ」商品一覧へ >
「ニューヨーク-25」商品一覧へ >

【2023年新商品売上】
23年度カタログから仲間入りしたタイルも、順調に売り上げを伸ばしてくれました。なお何点かの新商品はカタログよりも少しフライングで発売しているため、4月1日以降の売上だけを元に集計しています。
1位に輝いた「プラハ」は複数形状を組み合わせて使用できるところが大きな個性ですが、4月からはさらに3形状を追加予定!住宅内装や店舗だけでなく、柱やレセプション背面などの大きな壁をドラマティックに演出します。

「プラハ」商品一覧へ >
「ポスト」商品一覧へ >
「断片」商品一覧へ >

【年間総合売上】
最後は、タイルパークの年間総売上から見る人気商品を発表!
1位はもはや殿堂入りと言ってもいい人気が続く「サブウェイ」。2位は今年1年大健闘を見せた「ブルー&ホワイト」。そして3位は年末ぎりぎりに「レギャン」が急浮上いたしました!とくにブルー&ホワイトとレギャンは10月頃から在庫を積極的に増やし、「いつでも納められる」を実現できるよう強化を図っていますので、2024年も大いに期待しています。

「サブウェイ」商品一覧へ >
「ブルー&ホワイト」商品一覧へ >
「レギャン」商品一覧へ >

2023年の人気ランキング、いかがだったでしょうか。
タイルパークは4月に新カタログの発刊を予定しています。新カタログからは新しい商品を10シリーズほど追加!国産タイルではやきものの温かみが特徴的な窯変のタイルやマットタイル、海外からの輸入品は壁でも床でも人気の高い600×300サイズの磨き仕上げタイルや、最高級の内装を実現するガラスタイルなど、今回もユニークなラインナップを予定しておりますので、ぜひお待ちください。


今回ランクインした「サブウェイ」「ブルー&ホワイト」「レギャン」が10%OFFで購入できるお得なクーポンを配布中!
クーポンキャンペーンのページへ >

自動見積り作成サービスのご案内

御堂見積り作成サービス

タイルパークで会員にご登録いただくと、24時間いつでもオンラインショップで見積が作成できる「自動見積り作成サービス」がご利用いただけます。
●お客様ご自身で見積りの作成(※1)・保存・PDF出力が可能
●保存した見積もりはマイページからいつでも発注可能(※2)
●現場名や見積書名も登録OK

(※1)見積作成時にショッピングカートと同機能を利用します。在庫不足の商品はカートに入れることができないため見積りが作成できない場合がございます。
(※2)発注時に在庫が不足している場合は、受注生産可能品を除きご注文いただけません。

自動見積り作成サービスは会員限定サービスです。
新規会員登録はこちらからどうぞ  

自動見積り作成サービス ご利用方法

※画像はすべてPC画面から操作いただいた場合のものです。

<見積もりの作成>

1.見積りを作成したい商品のページで数量を入力し、「見積りを作成する」ボタンを押す。
(平ものは平米数を入力すると最低必要数を自動計算することが可能です) 見積り作成_1
▼ 2.見積もりカートへ進む。 見積り作成_2
▼ 3.内容を確認して見積作成へ進む。 見積り作成_3
▼ 4.見積り書名を入力して「見積書作成・保存」ボタンを押す。 見積り作成_4

<保存した見積もり内容の確認・発注>

1.マイページの「見積り履歴」画面へ入り、確認や発注をしたい見積りの「詳細を見る」を押す。 見積りからの発注_1

2.この内容で発注手続きへ進む場合は「この内容で注文する」を押す。 見積りからの発注_2

3.ショッピングカートに見積りした商品と数量が自動的に入るので、レジへ進んでご注文ください。
(※在庫が不足していて、かつ受注生産がおこなえない商品は注文できません。予め在庫状況をご確認ください) 見積りからの発注_3

<ダウンロードできる見積書イメージ>

見積書にはお客様名・お届け先・商品明細・金額のほか、弊社(TNコーポレーション)の適格請求書発行事業者番号が記載されます。

見積りからの発注_4

<よくある質問>

Q.
在庫数が足りないため見積りが作成できない場合はどうすればよいですか?
A.
こちらから必要情報をお送りください。弊社で見積書を作成いたします。
 【必要情報】
①お客様情報…お名前、ご住所、連絡先
②品番、数量…ロスを含む枚数・シート数でご指示ください
③お届け先住所…現場入れの場合は送料が変わるため、その旨必ずお知らせください
※以下は任意となりますが、正確なご案内のため可能な限りご記入ください。
④物件名
⑤施工時期

Q.
商品が途中で値上げした場合、見積書の金額と値上げ後の金額どちらが適用されますか?
A.
値上げ後の金額が適用されます。ショッピングカートへ商品が入ると価格が自動で修正されるため、必ずご確認ください。 (値上げの告知は2か月程度前からオンラインショップのトップページでおこないます。「自動見積作成サービス」は作成時点の価格での見積りとなるため、購入時期が値上げよりも後になる場合はタイルパークへ見積作成をご依頼ください。(発注予定時期を必ずお知らせ願います)

Q.
見積もりの価格は「一般会員」と「プロ会員」で異なりますか?
A.
異なります。一般会員は設計上代(定価)ですが、プロ会員には業者向けの掛率が適用されます。

Paid決済のインボイス帳票出力について

Paid決済でお支払いのご注文について、Paid決済のお客様マイページからインボイス帳票(適格請求書)がダウンロードできるようになりました。

【Paidのインボイス帳票について】
・詳しい確認・ダウンロード方法はこちらをご参照ください。
・インボイスには弊社(TNコーポレーション)の登録番号が記載され、Paidが代理発行するかたちとなります。
・ 月締めの請求書とは別で発行となります。ダウンロードしたインボイスに対しお振込みをされないようご注意ください。
・端数の計算の都合により、記載される消費税額がタイルパークから発行する明細と異なる可能性がございます。(タイルパークでは商品ごとに消費税額が積み上げとなりますが、Paid側はお支払い合計金額から消費税額が導き出されています)
・2024年12月22日以前にご注文いただいた分につきましては、インボイス帳票の出力ができません。恐れ入りますが、タイルパークから発行の納品書をインボイスとしてご利用ください。

天候不良による運送への影響について

強い寒波の影響により、地域によっては運送の遅延や窓口休止が発生しております。
また上記の影響に限らず、年末年始は運送の減便や休止により配達の遅れが発生する可能性がございます。

商品出荷後のお荷物状況につきましては、出荷完了後にお送りするメールに記載のお問い合わせ番号から各運送会社様へご確認下さいますようお願い申し上げます。

画像生成AI -『テキスト効果』『生成再配色』-

こんにちは、試作室の冨田です。
今回も、AdobeのFireflyを使用した画像生成AIについてお試し体験&ご紹介していきます。

AdobeのFireflyが無料で提供している機能は下記の4つ。
①テキストからの画像生成
②生成塗りつぶし
③テキスト効果
④生成再配色

ここまで、二回に分けて①と②について順にご紹介してきました。
今回は、ちょっと実務と遠いかも、、ということでコンパクトに、③テキスト効果、④生成再配色についてまとめてお試しをしてみようと思います。
よろしくお願いします!

前回までのお試しはこちらでご確認できます。

▼第一回:Fireflyについて、テキストからの画像生成
https://tile-park.com/blog/detail/27103


▼第二回:生成塗りつぶし(合成)
https://tile-park.com/blog/detail/27322

【テキスト効果】

こちらはプロンプト(入力欄)に素材やテクスチャを入力すると、それらを使って文字を装飾してくれるというものです。
使い方は他の機能と同じような仕様です。テキスト項目に『装飾したい文字』を入れ、プロンプトに『素材』を入力するのみ。あとは他の生成と同様に好みのデザインになるまで、更新ボタンかプロンプトの再入力などを行って調整していきます。

生き物はやはり骨格な破綻が見られるので難易度が高そうな感じがしました。かわいいところもあるのだけれど、、惜しいですね。
ただ、どのプロンプトでも、モチーフのアクセントや特徴をとらえて、それらを活かそうとしているように感じられました。(クリスマスのチャームの置き方とか、タヌキの尻尾で文字の形を表現するところとか、、)

ちなみに、右下の生成のみ、別日に行ったのですが、少し仕様が変わっていました。Fireflyも日々アップデートをされているようです。

【 生成再配色 】

そして最後のご紹介は『生成再配色』。
こちらはベクター画像の色を、テキストによる指示からAIがイメージを調整し、再配色を行ってくれる、というものです。
残念ながらベクター画像を作れる環境がなかったので、今回はFireflyにあがっているサンプルから生成を行っていこうと思います。
まあるいねこちゃんを選んで、プロンプトに『真っ赤なスイカ』、と入力しましたが、、、

真っ赤とは、、、イメージよりもだいぶソフトめなトーンの画像が並べられました。
サンプルの所に(画像右側のスクロール部分)、抽象的な色の指示のものがあったのでイメージからも配色構成ができると思ったのですが、、。
この後、『赤と緑』という直接的な指示を出したのですが、同じような色味のものができあがってしまいました。
何度か繰り返しましたがあまり結果に変化が見られないので、色味に制限があるのかもしれない、、と、ふと思いました。
操作できるものとして、右側のバーをスクロールしてみるとハーモニーというそれらしい項目がありました。選択欄に、補色、類似色、トライアド、、これのせいかな、、?
これを選択し直せば真っ赤なねこちゃん(背中のゴマ柄は種)スイカがつくれるかもしれない。(ちなみに最初はデフォルトで生成していました。)
リトライです。

だめでした、、。全パターンを試しましたが惨敗。

サンプルプロンプトでもあるように、イメージから配色を生成することもできましたが、個人的には思った通りの色は出てこなかった印象です。
もしかしたら、ベースの印象が崩れないようにトーンが変化し過ぎないようになっているかもしれませんね。
また、配色バランスは整っていると感じたので、色合わせの参考にはなると思います。

全三回にわたってご紹介してきました。画像生成AI、いかがだったでしょうか。
改めて調べてみると、自分が触り出した頃からまた、目まぐるしいほど変わっているように思います。
また時間があれば、タイルの使用シーンなど作成してご紹介してみたいと思います。

なにかのご参考になれば幸いです。

タイルづくりの現場から 成形【番外編】タタラ成形

わたしたちがつくるタイル、そのつくっている現場の日常を、写真、動画を交えながら、工程を追って順にご紹介しております。

前回の「成形編」では、大型プレス機によって様々な形や面状のタイルが、たくさんつくられていく様子をご覧いただきましたが…
今回は、その「成形」工程の番外編。一枚一枚、人の手で、タイルの形をつくる、そんな場面をちょっとだけご紹介したいと思います。

陶芸の技法 “タタラ成形”

さて、いきなりですが問題です。

このたくさんの棒たち、いったいどのように使うものでしょうか。

陶芸には、基本的には大きくわけて4つの成形技法があります。
● ろくろ
● 手びねり
● 鋳込み
● タタラ


わたしたちの工場では、このうちのひとつ ”タタラ成形” という方法を用いて、タイルをつくることがあります。
企画開発チームで、陶芸の技術をもったデザイナーが、土を練るところから、一枚一枚を手作業で ― 。

さきほどの板はこのようにして使います

“タタラ成形” とは、土を板状にして成形する技法です。
そこで、さきほどの写真の棒のようなもの =「タタラ」の板、が登場します。
タタラ板は、土を一定の厚さに切り揃えるために使う「板」のこと。
土の塊の両側に同じ厚さのタタラ板を並べ、切り糸(棒付きのワイヤー。※クイズにした写真の右の方にもあります)で粘土をスライス。タタラ板と同じ厚さの、粘土の板のできあがり!これがタイルの素地となります。

実際に土の塊を切って、板状のタイルができる様子の動画もあとでご紹介しますが、その前に… まずは土を「練る」、という大切な作業があります。

「荒練り」

…粘土全体の水分量、柔らかさを均一に整える作業。
水分量がまばらだと、成形時に硬い部分でヒビ割れが起き、また逆に練りすぎても、土がボソボソに…

「菊練り」

…粘土を練り、中に含まれる空気を抜き粘土の粒子を整えること。
練った粘土が菊の花びらが連なったような形になることから、菊練りと呼ばれる

荒練りは、よく土が混ざるよう両手に体重をかけ、土を押し出すように練っていきます。この作業をよくやっておかないと、菊練りのときにうまくいかないようです。

菊の花びらのような模様が

菊練りでは、土を回転させながら練り込み、土に含まれる空気の気泡を押しつぶしていきます。
空気が中に残っていると、焼いた時に割れてしまうそうです。どんなに小さな空気でも熱で膨張しようとするため、内部から割れてしまいます。なので、この菊練りはとても大切な作業なのです。

「菊練り三年、ろくろ十年。」
なんていう言葉もあるようで。
習得するには少し時間がかかる、鍛錬を必要とする技法のようです。しかも、たいへん力のいる仕事でもあります。

この大切で、大変な作業をやってくれる、”土練機(どれんき)” と呼ばれる機械があるそうです。
近々、わたしたちの工場にも導入される予定です。そのあたりの話も、また、今後のブログで紹介していきます。

こちらは、ひとしきり練られ、コロンとした丸い形にまとめられた土。
菊練りが上達しても、この最後のまとめ方が悪いと、逆に多くの空気が入ってしまうそうなので、注意が必要です。

良く練ってまとめた土を、伸ばしていきます。
落として、回して、落として、回して、叩いて、叩いて、整えて。
作るタイルの大きさにあわせ、用意しておいた型紙で大きさをみながら、しっかり叩いて四角く伸ばしていきます。

大きさを測る、型紙など

小さすぎると寸法通りの形が取れず、大きすぎるとロスが大きくなってしまいます。また、焼き上がりは縮むので、一回り大きなサイズに。

そしてやっと、タタラ板の出番。

両側にタタラ板を同じ枚数置き、切り糸(ワイヤー)を両手の小指に引っ掛けて、手前に引っ張ります。
両手の親指の腹でワイヤーとタタラ板を押えて、均等な力加減でワイヤーを引くと粘土はきれいに切れます。

スライスが終わったら、少し乾燥させるために板にのせ、丸一日ほどおきます。

程よく水分が抜けたら、型紙に合わせてカットしていきます。

やっとベースとなる”タイル素地”、の完成です!


今回は、手作業の ” 成形 ” の部分だけに注目してみてきました。
これだけでも、こんなに大変な作業なのですが、それを素敵なタイルにする作業は、ここからが本番。

なんだか、いろいろな小道具や形がいっぱい並んでいますが…
今回はここまで。

その辺のことはまた後日、お伝えしていこうと思います。


▼ 過去のブログはこちらから

第1回「原料編」
https://tile-park.com/blog/detail/26799

第2回「成形編」
https://tile-park.com/blog/detail/27124

Tile Manufacturing Factory by TN Corporation (タイル工場 ダイジェスト)