■ニューヨークレポ~COMPLETE TILE COLLECTION

いよいよタイルショールームを視察します。まず1軒目は15thストリートにある「COMPLETE TILE COLLECTION」です。

COMPLETE TILE COLLECTION
COMPLETE TILE COLLECTION

受付けの方に写真撮影の許可をいただき、中を見てまわりました。
COMPLETE TILE COLLECTIONでは他のショールームのような実例展示は少なかったのですが、20cm~50cm程度の小さな見本パネルが広いショールーム内を埋め尽くすほど飾られており1軒目からかなり見ごたえのあるショールームとなっていました。

壁じゅうのタイルサンプル

ショールームで展示されているのはモザイクタイルが中心で、セラミックはもちろん石(マーブル)やガラスも相当な種類を誇っています。

ガラスモザイクタイル
マーブルのサンプル
壁一面の100角サンプル
100角タイルのパネル。クラフト感が素敵です。
セラミックタイル
定番の形状から、ちょっと変わった形状のものまで様々。

とくにセラミックタイルに共通するのは「手作りっぽさ」を重視しているという点です。
日本のタイルのように、機械的な全く同じ形・色のタイルより、ちょっとした色むらに感じる温かさを求めているのかもしれませんね
(機械的なタイルがショールームに映えないからあまり前面に押し出していないという理由もあるでしょうが・・)

サブロクのタイル
サブウェイタイルの寸法で作られたクラフト風タイル
メタリック調のタイル
ちょっとメタリックな仕上がりのタイルたち。レリーフに迫力があります。
床タイルのサンプル
床材もカラーバリエーションが豊富です。
COM_10
赤土にパステルカラーがよく似合ってます。
デコラティブなタイル
こんなデコラティブなタイルも。
天井までびっしりのサンプル
天井までびっしり。

セールのプライスカード

面白かったのが、在庫処分品のプライスカードが時々置いてあること。しっかり商売していますね(笑)

COMPLETE TILE COLLECTIONはとにかく種類が豊富で、丁寧に見ているとかなり時間がかかってしまうショールームでした。
ほとんど内装の壁タイルだけでこんなにも種類が集められるということに脱帽です。
ぜひまた見に行ってみたいです。


COMPLETE TILE COLLECTION
COMPLETETILE COLLECTION
http://www.completetile.com/
(HPでもショールームの様子を紹介しています)
42 WEST 15TH STREET, NEW YORK, NY 10011

 

■ニューヨークレポ ~タイルショールーム乱立エリア

 

2016年4月にシカゴで開催されたタイルの展示会「Coverings」視察後、現地を訪れていたタイルパークスタッフはニューヨークへ移動しました。
目的は、タイルのショールームめぐりです。

ニューヨークのショールームマップ
マンハッタンのタイルショールーム検索結果

タイル文化の根強いアメリカ。上の地図はgoogleマップでタイルショールームを検索した結果なのですが、マンハッタンのユニオンスクエア~23rdストリートまでの小さな区画に、なんと10余のタイル会社がショールームを構えています。

昨年は社長と渡辺が視察とレポをしてくれましたが、今回はニューヨーク初訪問のスタッフ金谷がそれぞれのショールームやアメリカで感じたタイルの文化についてレポートしていきたいと思います。

書きたい事がたくさんあってシリーズものになってしまいそうなので、ぜひ更新をチェックして下さいね(^^;)

まず、今回スタッフが練り歩いたエリアの様子からご紹介します。

今回訪れたエリアはマンハッタンの6番街~ユニオンスクエアのある通り。地下鉄14thストリート駅を出発して23rdストリート駅までの数ブロックを歩き回りました。徒歩でも十分まわれるほどの区画内に、ANN SACKSやdaltileといったアメリカでも有名なタイル会社がショールームを構えています。

中の通り
一本中の通りに入ると、とても静かで穏やかな雰囲気

6番街などの表通りは朝から人通りも多く賑やかですが、一本中に入ると一気に閑静な通りに。
街路樹が多く木漏れ日の差し込んだ柔らかな空気が漂っています。

古いアパートと近代的な建物
対照的な建物

古い石造りの建物が多いエリアですが、あちこちで工事も行っています。近代的な建物もちらほら見かける事ができ、クラシカルな建物との対比がなんだか面白いですね。

 

人の多い場所も
ブロードウェイと17thストリートの交差点

斜めに走るブロードウェイは若い人がたくさんいて活気があります。ショッピングができるオシャレなお店も多く並んでいました。

オープンテラス
この日は一部が歩行者天国になっており、テラス席でお茶をする人たちも

 

エクササイズ?
外でエクササイズをしている人たちも

地元の人たちが多く集まるエリアは見ていてとても面白いです。
それにしても、インテリアショップやブティックが並ぶこんなオシャレな通りに、それと並立してタイルのショールームが並んでいるなんてすごいですね。日本ではまずありません。それだけ、アメリカの人たちにとってのタイルが住宅ファッションに不可欠だということがうかがい知れます。

さて、次回はいよいよショールームに入ってみます。まずは14thストリート駅に一番近い「COMPLETE TILE」からご紹介していきます。

COMPLETE TILE

シカゴで開催!Coverings’16に行ってきました!

先月になってしまいましたが、毎年アメリカで開催されているタイル・石材の大展示会「Coverings’16」を視察するため、タイルパークスタッフ3名がシカゴへ行ってまいりました!
 
Coverings'16
  
世界にはどんなタイルがあるのか・・そして、どんなタイルが取引されているのか・・
 
まだまだタイルの市場規模が小さい日本では味わえないようなタイル体験をしてきました。
  
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タイルパークでもすっかりお馴染みとなった「AGATE」シリーズのメーカー・LunadaBayTileも出展しています。かなり大きいブースです(++)

Lunada Bay TIle
 
この写真に写っている商品、じつはタイルパークでも販売しているペルラ-クレストアガット-マルティーニなんです!
 
アメリカでは、売られているモザイクシートをどう貼るかも非常に重要。
時にはシートをばらして、オリジナリティ溢れる組み合わせ方を考えます。施工する職人さんは大変でしょうが、それも職人の腕が確かな証拠ですね。
 
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こちらはペルラ‐リーフとの組み合わせですね。ただレンガのように積み上げるのと違って、とても躍動感があります。

LunadaBayTileの社長さんはタイルの色へのこだわりがとっても強い方。タイルに対する美意識と確かなセンスが、タイルの商品価値を何倍にも高めています。
LunadaBayTileのホームページはこちらをごらんください。
※アガットシリーズの中にはタイルパークで取り扱っていないカラーもございます
  
  
世界にはたくさんのタイルメーカーや商社が存在しているのだと実感した今回のCoverings。広い会場の中には何百ものブースが集まってそれぞれの個性を発揮し、活気ある商談の場となっていました。会場で気になったタイルたちをいくつかご紹介いたします。
  
タイル
サブウェイによく似た形状ですが、ちょっとクラフトっぽさがあります。
 
歯車のようなタイル
歯車のようなガラスタイルです
 
ぶたちゃん
こちらはハンドメイドなのだそう!かわいい(^^)
 
デザイン
セメント系の会社でしたが、デザインが美しかったので思わず。
 
立体感のあるタイル
波打った立体感のあるタイル。掛かっている釉薬もちょっとレトロですね
 
ライブ施工
 
ライブ施工2
会場ではライブ施工を行っているブースもありました。職人の仕事を間近でみるチャンスです!
  
  
○○おまけ○○
 
 
チャップリン!?
チャップリンと写真が撮れるユニークなブースも(笑)もちろんスタッフもパシャリ(^^)