住宅洗面台についてのアンケート結果【その1】


5月末から6月上旬にかけておこなった「住宅洗面台についてのアンケート」。短い回答期間にもかかわらずたくさんのご回答をいただき誠にありがとうございました!

今回「住宅建築に携わる業者様向け」と「自宅の新築・リフォーム経験のある方」「自宅の新築・リフォームの計画のある方」の3パターンでアンケートを実施いたしましたが、業者様と施主様での考えの違いなども垣間見え、非常に興味深いアンケート結果となりました。

質問項目が大変多かったため、いくつかの項目をピックアップして集計結果や寄せられたご意見を紹介したいと思います。






Q. 洗面台について



まずは造作洗面台既製品(システム洗面台やユニット洗面台)の採用比率です。こちらはハウスメーカー、地場の工務店、お施主様に分けた集計結果をお伝えします。



洗面台の採用比率(ハウスメーカー)

ハウスメーカー様では既製品の洗面台という回答が圧倒的に多かったですが、標準仕様がしっかりと決まっているという事だと思われますので、注文をする側としてはイレギュラーが起きにくくて安心できますね。



洗面台の採用比率(地場工務店)

回答いただいた地場工務店様では、標準仕様の有無がほぼ半分ずつでした。そのため、造作と既製品の割合もあまり大きな開きはなく、物件ごとで柔軟に変えておられるようです。



洗面台の採用比率(お施主様)

その他の回答に含まれるのは「両方を組み合わせている」というケースや「2ヵ所以上洗面台があり、それぞれで異なる」といったケースのようです。

なお、業者様の中でも建築設計事務所の方などの回答では「造作洗面台」という回答が非常に多かったりと、やはり業種によって特色がでるようですね。






洗面台の採用比率(お施主様)

続いて業者の皆様にお聞きした質問です。



Q. 造作洗面台のメリットはなんだと思いますか?


1位:お客様の満足度が高いこと
2位:素材を自由に選べること
3位:他社との差別化が図れること


やはり造作はオリジナリティが出ますので、満足度アップや自社の色を出せるといったメリットがあるようです。お客様としても造作で作られた洗面台はとくに愛着のある空間になるのかもしれません。

ちなみに、デメリットとして最も多かった意見は「初期費用が嵩むこと」。工務店としてもお客様のことを思えば、初期費用をできるだけ抑える努力は惜しまないでしょうし、そんな中ではやはり既製品よりも費用がかかってしまうことをデメリットと感じる方は多いようです。

その他のデメリットでは下記を回答している方もありました。
・設計やデザインの時間がかかること
・打ち合わせの回数が増えること



Q. 既製品洗面台のメリットはなんだと思いますか?


1位:予算を抑えられること
2位:設計や施工がしやすいこと
3位:メーカーの保証があること


既製品の良い点は、やはり予算が抑えられる(事前に予算の見当がつきやすい)という点が一番のようですね。
なお「設計や施工がしやすい」というメリットについては、一方で「ちょうどいい製品を探すのが大変」というマイナス面のご意見もありました。



洗面台のタイルの割合

Q. 洗面台にタイルを使用していますか?


さて、いよいよ本題です。実際に自宅の新築やリフォームをおこなった方のうち、洗面台にタイルを使用している方はどのような割合だったのでしょうか。


洗面台のタイルの割合

既製品の洗面台の方が採用割合が多かったので、やはりタイルの有無も同じような割合となりました。

ちなみに、タイルを使用しなかった理由としてダントツで多かったのが「予算の都合で選べなかった」という回答。アンケート以外の場所でも、予算を抑えたい時にやはり率先して削減されるのがタイルなどの内装材だという話をよく聞きますので、メーカーとしては何か解決の道を模索したいところです・・・。

その2では、タイルに関する質問を中心にご紹介していきます。
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