タイルパークの林です。今回は今年6月にドバイで開催される INDEX Dubaiという展示会の出展について紹介します。
TNコーポレーションは、全国タイル工業組合に所属しています。組合では需要喚起のために海外展開を支援する輸出委員会があります。その輸出委員会が主催する事業に組合員9社で参加することになりました。
今まで組合ではアメリカで行われるCoverings と台湾で行われる台北建築建材産品展の二つの展示会に出展してきました。アメリカについては15年程度継続してきて、ある程度取引先もできてきたので、新たな出展先を検討した結果、成長著しいドバイへの出展が決まりました。
ドバイには建築関係で有名なBIG5という展示会があります。規模も大きくいろんな建築関係の資材が展示されます。それに対してINDEXはインテリアを主体にした展示会で、規模はBIG5の5分の1程度です。しかし来場者はデザイナーが中心で、建築そのものよりも、できた器の中をどう装飾するか?といった切り口の展示が多いようで日本のタイルに適していると判断しました。
日本のタイルは安くて大量に販売するものではなく、高級な装飾品として使われた方が適しています。しかし一般的には価格は高く、GDPの低い国では受け入れられません。その点ドバイはお金に溢れています。また、ドバイ経済アジェンダ「D33」計画という国を挙げての巨大なプロジェクトもあり、デザイナーがスペックしてくれれば、プロジェクトでの使用は可能だと判断し、INDEXへの出展としました。
今回の出展にあたり、JETROのドバイ事務所からも色んな情報を頂きました。現在完成された建物やこれから計画されている建物を紹介され、驚きの連続でした。中でも日建設計さんのOne Za’abeelはドバイ事務所一押しの案件です。現地に着いたらすぐに行こうと思っています。
これ以外にも多くの驚くようなデザインの建物がひしめき合っています。今まで日本からはほとんどタイルは輸出されていません。これを機会に少しでもこのまちづくりに参加できればいいと思っています。
今回の出展は、テストマーケティングにちかいコンパクトなものです。反応を見て次のステップを決める必要があります。6月には現地からの反応などの報告をさせていただきます。お楽しみにお待ちください。
この記事の執筆者:林(TNコーポレーション代表)
タイルパークを運営する株式会社TNコーポレーション代表取締役 。
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