イタリア展示会時のボローニャホテル事情


Aiebnbで予約したアパートから見たボローニャの街並み




イタリア展示会CERSAIEを訪問される人にとって最大の課題はホテルの価格です。CERSAIEの期間は多くの人が集まり、ボローニャのホテルはその期間だけ通常の3〜4倍の価格になります。なんでもないホテルが1泊4〜5万円くらいになります。1泊か2泊で来る人にとっては「高いなー」で済みますが、バイヤーや出展者のように長期滞在者はたまりません。わたしたちも最初の2年はホテルに滞在しました。仮に3人で7泊すれば、ホテル代だけで80〜100万円になります。また、毎晩イタリア料理のフルコースになります。この費用もバカになりません。そして何よりもきついのは、胃袋です。私にとって毎日朝晩チーズとハムは耐えきれません。3日目くらいから身体中が塩辛さで耐えきれなくなる感じがします。そんな課題を一気に解決したのがAirbnb(エアビーアンドビー)です。今回は2016年から今までの滞在記録を一気に紹介します。





2016年
初めてAirbnb(エアビーアンドビー)に挑戦しました。滞在費は1泊8000円弱、社員の子(イタリア人)が予約してくれて、安さに感激。現地での手続きもその子が対応してくれて問題なし。この年だけ一人で滞在。
ただし、現地でアパートにエレベーターがないのが発覚。私の部屋は6階なので、毎日の上り下りはきつかったです。それでも部屋は綺麗で広く、自炊ができるので、大満足でした。
それでは、部屋を紹介します。





ダイニングは広々としてまるで自宅のようです








初めてのエアビに大満足でした。





2017年
二人で滞在するので、大きめで2ベットルームを予約。到着してびっくり。なんと歴史的建造物でした。この建物に2017年から2019年まで3年間滞在。最高でした。写真でお見せします。
まずは、外観









続いて中庭









そしていよいよ部屋の中を紹介









インテリアの趣味も素晴らしく、驚くばかりです。最初の年に次年度以降も考え、とにかく来た時よりも綺麗にして返そうと決意。植栽の水やりや部屋の清掃も丁寧に行いました。
最後に建物とオーナーの紹介をします。部屋にある書物を見て驚き。この建物の紹介が載っていました。そしてオーナーはソムリエです。冷蔵庫には、フリーワインが入っており、グラスやワインオープナーも完備されていました。
滞在した3年間は、2年間同じ部屋で3年目は「短期で別の人に貸してしまったので友達の部屋を紹介する」とオーナーのはからいがあり、部屋が少しダウンサイジング。その時はオーナーが部屋に招待してくれて、ワインをご馳走してくれました。









素晴らしい滞在経験もコロナでストップ。残念ながら翌年からは貸し出しをしていないようです。
2020年はコロナで展示会自体が中止。翌年からは別の部屋です。





2021年
この部屋には参りました。形だけのキッチンと、低い電圧。電子レンジを使うとブレーカーが落ちてしまいます。部屋の明かりは電気を使わないようにして過ごしました。それでも良かったのは、会場まで歩いて15分の距離です。
厳しかったせいか、外観しか残っていません。





この建物の1階




2022年
スタッフも3人に増えたので、3ベットタイプを予約。会場までは歩いて20分程度と少し離れましたが、通常の生活を送れる安定感のある生活ができました。探してみましたが写真なし。






2023年(今年)
久々のヒットです。部屋はボローニャには珍しい高層マンションの最上階(19階)で、眺めも最高。清潔感のある広い部屋と広々としたベランダ。街並みを一望できるビュー。バスルームも広く快適でした。ますは部屋の紹介です。





リビング




ダイニング




部屋へと繋がる廊下




続いてベッドルームとバスルーム









最後に、ベランダでの快適な空間を紹介します。





ボローニャを一望できるテラスで打ち上げ




今年は少し高く、一人当たり1泊17000円程度でした。しかしホテルに泊まるより安く、食費もかからず、日本から持ってきたお米と味噌汁、そして洗濯もでき、快適な滞在でした。





ボローニャは交通の要所です。フィレンツェまでは近く、ミラノやベネチアまでも日帰りが可能です。いつかは仕事ではなく旅行でボローニャを拠点にいろんな街を回ってみたいと考えています。





今回は、展示会ではなく、私のエアビ体験記となりました。ご質問がある方は、お気軽に問い合わせください。