アップサイクル第2弾 テラゾー


タイルの端材と上海レンガの端材を使ったテラゾー




タイルパークの林です。今回はテラゾー製作の報告です。
社内ではいろんな素材の廃材が出ます。タイルはもちろん、レンガを切断するときに出る不良とか縁かかし処理を行なったタイルの廃材もあります。今回は組絵とアルターナキュート、上海レンガをミックスしてみました。レンガは柔らかくすぐ削れますが、研磨の時に少し赤色が周りに染まってしまうことがありました。
施釉タイルは釉薬部分が削れると生地部分が表れます。原料の色が汚いと、そのままテラゾーの表面が汚くなってしまいます。それに比べ組絵は白い原料が使用されており、釉薬部分がなくなっても生地の白い部分が表れ、微妙に綺麗です。この試験はシリコンの型で流し込んで作っています。それに対し、プレス成形で作ったものが下の写真です。





岩面の金型を使いプレス成型したのテラゾー




岩面の金型を使ったので、エッジ部分がガタガタしており、自然な雰囲気が出ています。また、岩面の低い部分にセメントが入り込み、まるでトラバーチンのような感じが出ます。





白ばかりでは面白くないので灰色も作ってみました。ポイントは青いタイルです。グレーの中にダークブルーが散りばめられる予定でした。本当はもっと細かい青が出るはずでしたが、残念なことに中に入り込んでしまい、研磨した部分では表れませんでした。





灰色にAiri の端材を混ぜたもの




それでもまずまずの出来上がりです。青い塊はAiri、白い部分は組絵の廃材、ダークグレーはレジーアモザイクの廃材です。(ゴールドが出る予定でしたが、これもいまいち)
それでもで自分では気に入っています。





このように楽しみながら試験を続けていますが、量産にはいろんな弊害があります。少しずつ試験を続けていくつもりです。





追伸





前回作ったアートパネルが仕上がりました。黒色の方がしまって見えるみたいです。フック部分はキーをかけるためのものです。
今玄関にかけるように妻に交渉中です。









これからも、いろんなプロダクトに挑戦していきます。