ニューヨーク便り 第62回:Turnstyle Underground Market


取材:2020年1月 写真/記事:佐京佑夏







コロンバスサークルはマンハッタンのミッドタウン西側に位置し、クリストファー・コロンブスの像などがありランドマークの一つになっています。
ショッピングモールの”Shops at Columbus Circle” ショップ・アット・コロンバスサークルやセントラルパークの入り口にもなっているので賑やかなエリアです。




今回はこちらの59丁目コロンバスサークル駅の地下鉄に新しくできた、地下の駅ナカショッピングとグルメスポット”Turnstyle Underground Market”(ターンスタイル・アンダーグラウンド・マーケット)をご紹介します。












こちらのターンスタイルは、2016年の春に8番街の57丁目と58丁目を繋いでいる地下通路にオープン。地下街なので地下鉄のメトロカードがなくても入ることができます。








日本では東京や大都市の駅ナカには地下街があるのは普通のことですが、ニューヨークでは今まで日本のような地下街を見たことがありませんでした。
ターンスタイルは日本の駅ナカにとても似ていて、気軽に食事や買い物ができる新しいマンハッタンの人気スポットになっています。








58丁目の駅のエスカレーターを降りると、ターンスタイルの入り口に入ります。




駅に直結しているので通勤や通学の人には大変便利です。











入ってすぐ右にあるのが、人気キャンディーショップのDylan’s Candy Bar
(ディランズキャンディーバー)
、左にはスターバックスから始まり沢山の人気ショップが並んでいます。







真ん中にはこちらも有名マカロン店の“WHOOPS!”(ウーップス)のポップアップストアです。
ターンスタイルを計画したデベロッパーはかなりのこだわりがあり、テナントに入るレストランや店を決めるのに450件以上の店を見て回って、最終的に39店舗まで絞ったようです。
店を見ていると、かなりのバラエティーとユニークさがそれぞれの店にあることがよく分かります。そしてそれぞれの店舗デザインも凝っています。







ターンスタイルの真ん中は、店で買ったものを座って食べることができるダイニングテーブルと椅子が設置されていて、お客さんがくつろげるようになっています。








ターンスタイルフロア全体は長方形のダークグレイタイルが使われていますが、真ん中のダイニングエリアはカラフルなスクエアタイルが貼られています。



黄色やオレンジ、青などポップな色が使われているので、とても目立つし可愛いです。







こちらのタイルは、細長いダイニングテーブルのトップにもクリエイティブに使われています。











学生に人気の一口サイズのドーナツ屋さん、“Doughnuttery”(ドーナッテリー)








可愛いミニサイズのドーナツです。こちらはシナモンシュガーのドーナツがお勧めです!











日本人が経営している床屋さんも入っていました。
20ドルでヘアカットができるので、マンハッタンでは破格値ですよね!











真ん中にくると、ダイニングテーブルのスタイルが変わります。
グループで座るのに良いレイアウトになっているので、家族連れや若者グループの集まりで賑わっていました。















ベネズエランファーストフードの“Arepas Factory”(アレパスファクトリー)。アンティーク風のスクエアタイルがカウンターパネルに使われています。
















ターンスタイルには沢山のお店が入っていて全部は紹介しきれないのですが、この中でも去年新しくオープンした店、”Merchant’s Gate”(マーチャントゲート)に注目してみました。








Merchant’s Gateはこのターンスタイルの中でも存在感のある、珍しいオールドスタイルのバー。
私はターンスタイルの存在を駅の乗り換えで知ったのですが、このバーを見たときに、まずニューヨークの地下鉄にバーがあること自体が不思議だったことに加えて、この何とも言えないクラッシックなバーの雰囲気に、思わず立ち止まって見惚れてしまいました。








バレンタインデーということもあり装飾も店の雰囲気以上に目立ちましたが、よく見るとバーのバッググラウンドが、白いサブウェイタイルの真ん中に店の名前が駅の名前のように貼られています。
下にもちゃんと”Columbus Circle”(コロンバスサークル)と書かれているのも、地下鉄のイメージを大切にしているのが分かります。








店自体は小ぢんまりしていて、カウンターも一つ。真ん中にいくつかテーブルがあり、外にもテーブルが少し並んでいます。




バーのカウンタートップと周りのテーブルトップは、カッパーの緑青仕上げで統一しています。
こちらのバーは緑色がシグニチャーカラーのようで、メニューやアクセントになっているサブウェイタイルも濃い緑色が入っています。












こちらのハッピーアワーのドラフトビールを友達と一杯ずつ頼みました。








私はアルコール弱目のMERMAID(ピルズナー/左)で、友達はWRENCH(ヘイジーIPA/右)を頼みました。
WRENCHの方が強いですが、飲みやすい気がしました。





ニューヨークのミッドタウンウェストに来られたときには、是非ニューヨークの駅ナカも体験して見てください!















ここが気になる!スタッフのタイルワンポイント


ニューヨークは地下街もタイルがいっぱい!歩いているだけでワクワクしてしまいますね。
私も以前アメリカに行った際、テーブルの天板にタイルを使っている飲食店をよく見かけましたが(しかも結構大胆に剥がれていたりする(^^;))、日本ではあまり見る事がないので珍しく感じますね。やはりお皿やコップがガタガタしちゃいそうなので避けるのでしょうか・・。










この内装イメージにピッタリのタイルはこちら!



プランク(PLK-06CB)
青緑系のタイルで今タイルパーク一番人気がこちら。Merchant’s Gateの壁のように、をときどきアクセントに入れてもカッコいいですね!










==お店情報==



TURNSTYLE Underground Market

1000 S 8th Ave, New York, NY 10019












タイル通販「タイルパーク」
https://tile-park.com










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