ヘリテイジ コンセプト
「日本で一番美しい色のタイルを作りたい。」
(TNコーポレーション 代表取締役 林 敦司)
釉薬と関わって70年
私の父は十代半ばから祖父の営む釉薬の工場を手伝っていました。そして私の弟はその会社で20年間、釉薬の色出しを研究してきました。
このように、TN には70年以上の釉薬作りの経験があります。そんな背景を持つTN だから綺麗なタイルを開発することができます。
(釉薬…やきものの表面をコーティングするガラス)
綺麗な色にこだわる
釉薬だけでは綺麗な色を出し切ることはできません。
綺麗な釉薬の力を最大に発揮させるには、以下の3つが必要です。
綺麗な釉薬の力を最大に発揮させるには、以下の3つが必要です。
普通のタイルで使われない白いボディー(生地)を使います。釉薬をかけると隠れてしまうため、価格が外装原料の2倍以上する白い原料は、通常白い無釉タイルにしか使いません。綺麗にこだわるために、ほとんど隠れてしまうボディーにこだわります。
釉薬自体は、金属化合物とガラスでできており、大変綺麗なものです。しかしその層が薄いと、ボディーの色に負けて、綺麗な色を出し切ることができません。通常の生産ラインでは乾燥が不十分で、ボディーの上に乗せられる量に限界があります。従って、なかなかポッタリした綺麗な釉薬の層を作ることができません。私たちはタイルの生地を乾燥させることにより、それを可能にします。
分業化が進む日本のタイルは、釉薬部門も同じです。釉薬メーカーは開発コストがかかり、回収できない商品にコストを投入することができません。もしあなたが釉薬メーカーの社長なら、ビルの壁一面に使う大量の釉薬とこだわった壁に一部使う釉薬に同じ労力をかける時、どちらのビジネスを選ぶでしょう。考えるまでもありません。そんな背景から、こだわった綺麗な釉薬は開発されにくいのです。
私たちは工場で時々宝石のようなタイルを見かけます。そして商売を度外視して綺麗なタイルに見入ります。
私たちは、綺麗なタイルが好きなのです。
私たちは工場で時々宝石のようなタイルを見かけます。そして商売を度外視して綺麗なタイルに見入ります。
私たちは、綺麗なタイルが好きなのです。
TN だからできること
タイルメーカーには二つのタイプがあります。タイルそのものよりもオペレーションや投資効率が得意で、タイルはそれを実現するための素材と考えるタイプと、そもそも焼き物が好きで、こだわった物づくりに入り込んでしまうタイプ。
私達は後者です。器用貧乏と言われる部類です。
その結果、多くの金型と小ロット生産を実現できる生産ラインに投資をしてきました。そんなTN だからこそセミオーダーシステムが実現できると考えています。
経営者にはいろんな夢を描く人がいます。自分の生きた証に銅像を作る人、立派な事務所を作る人など。そして私は「綺麗なタイルを世界に供給できるような仕組み」を遺産として残したいと考えています。それがオーダーサービス「HERITAGE(遺産)」です。
これは、TN の使命だと考えています。